生活防衛: ずくなしの冷や水

2016年06月25日

ブロッコリーの漬物

先日水稲を栽培し、味噌も自分で作っているという女性読者がおられることを知りました。東から西に転居して始めたようです。コメ作り前からご存知だったんでしょうか。農機具で怪我をしないよう気をつけてください。

発酵食品は難しいですが、うまくいくととてもありがたみがあります。私は、キムチに挑戦しましたが、結果的に市販のキムチの味は添加物を入れなければ出ないことを知りました。今は、キビ砂糖と塩とわずかなクリームチーズで培養液を維持しています。

白菜がなくなったので、最近は、ブロッコリーのキムチ風漬物を食べています。

ネットでブロッコリーの漬物の作り方を調べたら、茎の漬物はありましたが、花の部分の漬物はないようです。

なんと 本邦初!!

作り方は超簡単。ブロッコリーを軽くゆでて冷えたら適宜切り分けてキムチ作りに使った箱の中に入れておくだけ。1晩でも2晩でも1週間でも大丈夫。取り出してすぐ食べられます。

漬物がおいしいかどうかは、キムチ作りに使った培養液の味次第。

浅く広めの箱に培養液が2cm弱残っているでしょうか。漬けたときに培養液が全体にかかるよう箸で転がします。たまに砂糖若干と塩少々。これは培養液を活性化するため。他の添加物はいっさいなし。アンチョビーも入れていません。とうがらしも追加していません。

漬物でも塩気はほとんど感じません。キムチもそうですね。ほんのり甘くてわずかな酸味、少しうまみがあります。

これをやり始めたのは、キムチ作りに使った箱に残っていた白菜が1ヶ月経っても悪くならなかったことから、保存効果があることに気付いたのです。もともと、キムチの酵素を培養した(と自分で思い込んでいる)原液の中に漬けたブロッコリーやインゲンは半年以上経っても原形をとどめています。トマトの切れ端は崩れてしまいました。

キムチ作りに挑戦したとき、ちょうどくみんちゅさんがキムチの作り方を公開しておられました。広口のびんに詰めて蓋をして確か秋でしたから室温において置くというものではなかったかと記憶します。

私のは、そうやって作ったキムチの漬け汁を増やして、平たい箱の中でハクサイでない野菜を漬けていることになります。

汁は野菜が半分隠れる程度で可。1日に1回程度様子を見ます。味を確かめて腐敗したりしていないか見ます。

ブロッコリーを茹でて冷蔵庫に入れて置くとすぐにヌルヌルしますが、この容器に入れておけばそういうことはありません。おそらくホウレンソウなども日持ちするでしょう。

私の培養原液は、多くの人に気持ち悪いと言われました。中から炭酸ガスが上がってくるので黄色い泡が集まって汚らしいのです。でもこれが正常な発酵の姿です。気持ち悪いなどと言う人は、自家製醤油製造の現場を見たら嘔吐を催すでしょう。自宅で納豆を作る方さえおられるのに。

半年超食べていますが、別に不都合はありません。効用も特に感じません。漬物というか、くず野菜の保存法ですね。

まずはキムチを作ってみる、うまくいったらその汁を培養するところから始めてください。汁を少し舐めてみておかしくなければ雑菌が繁殖しているわけではないと分かります。

冷蔵庫に入れておくことを忘れないように。これは他の菌の繁殖を抑えるためです。

勇気あるりえぴんさんだけに画像をお見せします。

漬物容器の中の様子。容器の縁について乾いたものはあえて拭き取っていません。酵母がここで保存されていて他の菌を抑制する働きがあると思うので。

昨日、一昨日漬けたものを皿に取りました。ブロッコリーは黄色くなっています。甘くないハネジューメロンを昨晩一切れ入れてありました。食べました。食べられましたの方が正確かな。

キムチ用のトウガラシがないと保存効果が落ちるのかどうかは分かりません。子供向けにはパプリカパウダーで色をつけたほうが良いと思いますが。

培養原液は、ドレッシングに使っています。酢と油、塩、コショウ、ニンニク、タマネギなどを加えていかような味にも変えられます。

市販のキムチと自家製のキムチを比較して、もともとは市販のもののように濃い味はしないのだろうと思っています。野菜の保存が主目的だったのではないかと思うようになりました。

・・・・・

外国産食材でサラダを作りました。メキシコ産アスパラ、メキシコ産かぼちゃ、モーリタニア産タコ、沖縄産ゴーヤ、フィリッピン産オクラ、北海道産ルバーブ、青森産カブ。青森産は基本的に避けていますが、今回はもらい物です。タコ以外は軽く茹でてあります。レモンがあったのでこれを絞り油を少しかけたサラダ。ゴーヤが切れていません。アハハ



友人はあまりおいしいと思わなかったらしく、残りましたのでキムチ漬物箱へ。3日後に食べました。こっちのほうがよほどうまい。食べながらいつもこれは何の味だろうかと思うのですが、カブを食べて気付きました。千枚漬けですね。

ほんのり甘くて少しうまみがある。私のものはそこに少し酸味があります。昆布なしでもいけますから立派なものです。


2016年05月01日 ずくなしのトリチウム対策
2016年01月24日 外国産食品にも危険がある キムチの乳酸菌培養中の私
2015年12月10日 キムチの味からほど遠い自家製キムチ
posted by ZUKUNASHI at 14:31| Comment(4) | 生活防衛

2015年02月18日

現代ちまきで電気代節約

前にも書きましたが、炊飯は、電気代節約のため炊飯器の容量いっぱい米を入れています。その日、その時に食べる分と翌日以降のご飯を炊くのです。

最初は、地震等の災害に備えて始めたものです。電子レンジを使わないようにしてから温め直しに手間がかかって挫折しそうになりましたが、それも克服しました。

独身の方には、きっと便利だと思います。ポイントを書きますので電気代節約と災害への備えに活用してください。

@ 米は普通に炊きます。釜の能力いっぱいの分量の米をよく研ぎます。すぐに食べる場合よりも一回程度念入りに研いだほうが、臭いが出ないように感じます。

A 炊き上がったら、赤子が泣いていても、手づかみで食べたいほど腹ペコであっても、しゃもじと茶碗とラップを取り出し、現代ちまきを作ります。ここで時間を置くと、温め直した際の食味、風味が悪くなります。

B 現代ちまきは、次の画像のとおりです。私は、ポリラップで包み、使いかけの小麦粉などの袋を留める留め具で絞っています。



C 茶碗に一膳分なりのご飯を取り、そこにポリラップをかぶせて逆さまにし、留め具で止めるだけです。このとき、空気が中に残らないように絞り込みます。ご飯は炊き立てで100度近い温度がありますから火傷しないように気をつけてください。

D 包装用のフィルムは、宇部フィルムの食品包装用のラップフィルムが使いやすいように思いますが、他のフィルムでもかまいません。特に、蒸し器を使うようにしてからフィルムの材質差は問題なくなりました。


E このまま食卓の上などに放置し、冷めたら冷蔵庫に入れます。現代ちまきの内部に空気が入ると黄色く変色したりします。要するに、水分を逃がさない、空気と触れないようにする、長く保存する場合は冷蔵庫に入れる、がポイントです。

F 食べるときは、できれば、小さな蒸し器を使います。下の段に水を入れ、上の段にちまきを置きます。


蒸し器がなければ、コンパクトな鍋に水を入れ、そこに現代ちまきを肩まで入れます。腰までしかお湯に浸からないとなかなか温まりませんし、鍋の脇の部分とフィルムが触れるとフィルムが溶けることがあります。

G 蒸し器を使う場合は、下の段のお湯で野菜をゆでることができます。ブロッコリーはいくつかに切り、ホウレンソウは泥の付いた根に近い部分を切り落とします。お湯からあげるとぐちゃぐちゃにからまっていますが、自分で食べる分には支障ありません。

下の段で味噌汁やスープを作ることもできます。

お湯の中に入れて温める場合は、ぐつぐつ煮る必要はありません。じっくりと熱が伝わるのを待ちます。それでもお湯の中から取り出すときは、80度とか70度になっていますから火傷に気をつけてください。

H 現代ちまきがうまく保管できていれば、少し水っぽい感じがするでしょう。握り飯状で家人から苦情が出るようなら、箸で解して供します。臭いが出たら、空気が混入していたことが原因です。現代ちまきを作る際に、手早く、空気を入れないように工夫してください。

これで炊飯に使う電気代が半分から3分の1になりますし、電子レンジによる調理のリスクと電気代を省くことが出来ます。

大事なことを書き忘れていました。この現代ちまきが冷蔵庫にあれば、お湯を沸かさずともフライパンに油をひき、卵の殻を割って投げ入れ、ちまきをラップのまま手でほぐしながら入れて炒めれは、5分で飯が出来ます。災害時は、卓上コンロを使えばよいのです。

えっ? そんな粗末な食事は口に合わない? でも腹が空けば、砂糖、塩と胡椒の味付けで十分おいしく食べられるんですけどね。

私の家ではこの方式が完全に定着しました。電子レンジは1年以上使っていません。

2013年11月09日 単身者こそ自炊で生活防衛、健康防衛

読者のコメントから
先日の記事でお見かけしたおにぎりですが、 お皿にラップ→梅干しorふりかけ→アツアツご飯→包む にすると、より保存が効くかもしれません。 と、言うのも、昔、車で遊園地から帰ったときに、残ったおにぎりを車に忘れたことがあるのですが、   塩むすび→腐る   梅むすび→がんばれば食べられる   ふりかけ→まったくOK でした。ふりかけに保存料が入っていたのでしょうね。 蒸し器でしたら、冷凍しても、前日に冷蔵へ移しておけば、おいしいと思います。 冷凍ならサランラップで。 停電用に2,3個は、冷凍でもよいかも...です。

(初出 2013/8/7 2015/2/18、2/27 追記)
posted by ZUKUNASHI at 11:07| Comment(9) | 生活防衛

2013年07月10日

危うい相場 アベノミクスはどうなる 2

2013/6/20は、アジアオセアニア市場に続いて、欧州市場も大幅下落。米国市場1%前後の下落で始まったが、結局2%を超える大幅下落となった。

米連邦準備制度理事会による量的緩和で株式をはじめ金融資産が一方的な上昇を続けてきており、新興国などにも資金が流入して相場を押し上げていたのだから、追加的な資金供給が細れば当然、相場に影響が出る。

多くのリスク資産がバブル水準に達したとの見方もあり、FRBはバブルの破裂による混乱を恐れてまずは警告を発したところだろうが、この薬の効き目は強かった。

為替は、前日からのドル高が進んだが、NY市場終盤には調整反転している。日本株先物は、円安進行で6/20の相場が引けてからも強含んでいたが、6/21はどうなるか。

6/21の日本株は、下落後に反転上昇。日経平均は215円の上昇。米国株価先物が回復基調にあったが、ドル円は横ばいなのにこんなに上げるのは、先物ないしインデックス買いが入っているということだ。欧州時間はギリシャの連立政権が崩壊の危機と伝えられユーロが下落、欧州株式も下落しているが、米国株式は上昇で引けている。そしてシカゴ日経平均先物も夕刻の下落を回復している。

政府は、年金資金の株式への運用配分を増やすよう強い影響力を行使しているようだ。本当にハイパーインフレーションが来るかもしれないと迫られれば、年金運用責任者も拒絶しきれないだろう。今は、日銀がいろいろな手を使って下支えしているが、それでは下落を食い止めるのが精一杯。別の買い主体がいなければ相場は上がらない。新興国市場から資金流出が続いており、円のキャリートレードが増えるとも思えない。

参議院選を控えて、政府日銀は踏ん張るのだろうが、欧州危機の再燃に中国など新興国の経済減速もあり、環境は良くない。

次は2013/5/23前の5日間と直近5日間の業種別平均価格変化率。全市場だ。下落率の大きいほうから証券・商品先物取引業、その他金融業、不動産業、銀行業、医薬品、保険業、輸送用機器、情報・通信業となっており、市場は金利上昇を見込んでいる。バイオのバブルは終わり、情報・通信も粉飾決算摘発事例も出てリスクが高くなっている。



2013/6/24の日本株は高く始まったが下落、前引けはほぼ前日並み。国債先物が下落、ドル円は円安推移。上海株が日本の正午現在で2.6%の下落となっている。ここ1週間下落の勢いが増している。上海株価指数は5.3%の下落だ。これは厳しい。

欧州株式はフランスが1.71%の下落など大幅下落。米国株式は中盤に少し戻したが1%前後の下落となった。為替は方向性が定まらず上下動が激しかった。実需が錯綜しているのではなかろうか。不思議なことに欧米の株価が大幅下落しても日経平均先物はあまり下落しない。6/25は中国市場が落ち着くのか。6/25、午前に3.8%下落していた上海指数は午後の開始直後に4.27%の下落を記録している。これはきつい。為替は動きが取れないようだ。

上海指数は後場の中盤に持ち直し、日経平均の下げ幅は100円を切って引けた。参議院選挙までは日銀の露骨な市場価格支持が続くのだろうか。

中国は、6/24、人民銀行がウェブサイトに「現在、中国金融システムの流動性は合理的なレベル」との声明を掲載し、流動性の供給に動かない意向を明らかにしたが、株価指数が5.3%下落、6/25も午後の早い時点で4%超の下落となり、中国人民銀行上海支店次長が上海で会見し、同行が市場金利を「妥当な範囲」に誘導すると修正、流動性ひっ迫の事態を終息させる可能性を示したことにより株価指数は戻した。中国金融当局の慌てぶりが分かる。

だが、中国の不動産などのバブルは明白、短期金利が落ち着くまで資金を供給すればバブルの抑制はできない。構造問題の解決には時間がかかる。中国の金融危機は、この後も続くだろう。

6/26の朝になって為替が動意を見せ、ドル円が少し上昇。ユーロドルは動きが少ない。投機筋は何かが動き出すのを警戒して様子を見ていたが、こわごわ動き出したというところだろうか。

6/25の米国市場が上げ、円安傾向と来て日本株は上がるのか、それとも中国リスクを警戒して小動きか。・・・小高く始まったが米国株式先物が弱含み、中国株式も不安定な動きを示して前引けは100円強の下落。為替は円高、ユーロ安傾向。中国の金融問題は深刻なようだ。

日本株は引けにかけて円高進行で安値圏に落ち、前日比135円の下落。新興市場の下落が大きく、マザーズ指数は11.6%、JASDAQ市場はJQ-TOP20が17%の下落。上海株価指数は1.35%の下落。ピーク時の半値まで落ちた銘柄も多くなっている。

6/27の日本株は、前日の欧米株式が上昇したため日経平均はは下落を免れているが、新興市場、特にマザーズは大幅下落し、一時指数が5%以上の下落。創薬ベンチャーなどは上げ相場開始前の水準まで下げたものが多い。新興市場の相場回復は難しいのではないか。値動きのよさにつられて参戦した個人投資家のダメージは大きいだろう。さて、今日の中国市場はどうだろう。

6/27の上海株式は、前日並みで引けた。米国株式は続伸だったから中国発の金融危機連鎖は当面ないと言うことのようだ。

6/28の日本株は、前日に続いて新興製薬ベンチャーなどが崩れている。JASDAQの緑内障の薬を開発している会社はピーク時株価3千7百円程度が700円を切ってしまった。円安進行、日経平均大幅上昇。中国株式はどうなるだろう。

・・・・・

2013年7月10日1時19分朝日新聞
国際通貨基金のブランシャール調査局長は2013/7/9、安倍政権の「アベノミクス」が世界経済の「新たなリスクだ」と指摘した。一方、IMFは同日、最新の世界経済見通しで、日本の2013年の実質成長率予想を前年比2・0%増に上方修正した。ブランシャール氏は同日の会見で、世界経済の新たな懸念材料として「中国の金融システム不安や成長の鈍化」「アベノミクス」「米国の量的緩和の縮小による世界金融の不安定化」の順で、言及した。IMFはこれまでアベノミクスを支持してきた。リスクだと指摘するのは初めてだ。
posted by ZUKUNASHI at 08:51| Comment(0) | 生活防衛

2013年06月21日

危うい相場 アベノミクスはどうなる 1

株価が急上昇を続けていた5月の半ば、知り合いの婦人がレンコンのてんぷらをくれた。亭主が毎日、百万円のオーダーで儲けているので慰労のため亭主の好物であるてんぷらを揚げたのだそうだ。

分厚いレンコンのてんぷらで、躊躇したが縁起物だと自分に言い聞かせて食べた。確か、証券会社やバイオ薬品企業の株を買っていたはずだが、もう利益確定しただろうか。最近会っていないが、会いたくない気もする。

日経平均は、2013/5/23の前場に急騰を演じたが、後場に暴落し、その後下落が続いている。もともと政府主導の一部投資家と通じたインチキ臭い危うい相場だったが、海外の投資家は、5/23とその後の数日の間に利益を確定しているのではなかろうか。海外の投資家だって、ファンダメンタルズに見合わない無理な相場だということは百も承知だろう。しっかり稼いで、はい、さようならだ。

今は、逆にショート戦略で利益を上げているかもしれない。高いところで先物を売って、現物なり信用のロングポジションを処分していけば、相場が崩れれば崩れるほど儲けだ。

相場の先高感はまだ継続している、6月初めの下落は健全な調整と言い張る向きもあるがどうだろう。

6/7の米国株式は持ち直し、ドルも強くなって円高はとりあえず底を打ったように見えるが、まだまだ分からない。海外で日本の円安誘導策に対する批判が強まっていることもあり、アベノミクス効果に疑いの目を向ける人も多くなっている。アベノミクス陣営の次の手はなんだろう。

国債買い付けで円安再開を仕掛ければ、株もまた上がるという算段だろうか。日本の経済は、震災、特に福島第一原発事故の影響で低迷が続くと思う。悪性のハイパーインフレに備えて株をという向きがあるが、へたな株をつかむと現金だけでなく、こちらも紙くずになりかねないので、注意が必要だ。

5/30以降、エレベーター相場が続いている。日経平均は、-737、+186、-513、+272、そして6/5は -519円、-110円、6/7は -26円。相場を力づくで作ってきた外国人は、買い進めた株を処分でないでいるとの見方がある。となると、5/23の暴落は、抜け駆けしたものがいるということだ。相場を壊しやがってと怒り心頭に発している向きもあるだろう。

日本人は売り手に回っていて新規資金が雪崩を打って流入する状況にはない。この先も乱高下が続くだろう。

CNBCPublished: Wednesday, 5 Jun 2013 | 1:06 AM ET
UBS Warns of 'Abegeddon' Risk in Japan
Japan risks facing stagflation - where accelerating inflation is not met by higher growth rates - if "Abenomics" fails to restore momentum in the world's third largest economy, warned Alex Friedman, global chief investment officer at UBS Wealth Management.

"It's possible we could see a stagflation scenario, where you see inflation in asset prices but no real growth. The ultimate story is you need a hand off to real growth - in Japan there's a real question of whether that's possible," Friedman told CNBC Asia's "Squawk Box" on Wednesday.

Weak Data, Abenomics Crash Are Hitting U.S. Stocks

2013/6/6ころから、新興株市場が大きく崩れ、底が見えない。6/6の1部市場以外の約1650銘柄の前日比騰落の平均は-4.7%ほど。個人投資家には手痛い打撃だったろう。2013/6/7は、前夜に円高が進み、輸出関連が大幅下落かと思われたが、新興市場の大幅下落が継続。バイオ医療関連でストップ安続だ。「政府・与党は、再生医療製品の審査手続きを簡素化し、早期実用化を可能にする再生医療新法案の今国会の成立を断念する方針を固めた」と報じられたという。総理が会見で発表したこの再生医療推進策を受けてバイオ関連が高騰していたのだから、その挫折で関連株価は夢が一瞬にして消失。これらの銘柄を仕込んでいた個人投資家には悪夢となった。

アベノミクスは、米国で株価下落の元凶に数えられたりしている。アベ総理は、浪費家だと国際的には評価が定着しているようだ。放射能による健康被害に加えて、経済政策の失敗で経済混乱に突入する恐れが大きい。どうやって自衛するか、模索中だが、答えは見つかりそうにない。

6/7は為替が午後1時過ぎ95円台まで円高進行。当局は株式について影響力を行使しているようだが、新興市場は先物もないし、ETFの規模も小さいから、手を打てないだろう。

てんぷらをくれたおばさんが持っているらしい銘柄は二つがストップ安で売り物を残している。できるだけ外を出歩かないようにしよう。下手なことを言うと、てんぷら返せと言われそうだ。

2013/6/10は、とりあえず下落は止まるだろうか。新興市場が下げ止まらないと個人投資家は手足を縛られたままだ。

為替が大きく動いており、FX取引で大きな損を出す個人が増えているという。株式の信用取引もそうだが、FXでは損きりによる反対売買の連鎖を狙って相場が動く。FXは為替に安定的なトレンドが出ている場合を除き、儲かるものではない。個人には、FX取引に手を出さないよう勧める。ネット上でなぜFX会社の宣伝が多いのか? FX会社は儲かっているが、手数料や売買単価差などを抜かれれば、客が利益を上げることが難しくなる。

株式もボラティリティが高くなっている。大きな地震が来て福島第一原発や他の原発で過酷事故が起きれば、瞬く間に日経平均は千円以上急落する。一日中相場を眺めていられない人が、日本株に投資することはリスクが大きいと思う。

「院長の独り言」2013/6/10の記事に、「ラドンを毎日120万Bq吸入する日本の首相と、ラジウム水を毎日7万Bq飲んで4年で死んだ米国富豪」と題する記事がある。日本の首相は本当に一日120万Bqも吸入しているのだろうか。それが事実とすると、日本の首相はいつ重大な疾病が発見されて執務不能となってもおかしくない。アベノミクスは崩壊だ。

2013/6/10付け日刊ゲンダイに「相当ヤバイんじゃないか 株価大荒れ政権崩壊のキッカケ」などという記事が出ている。安倍は単なる極右の売国政治家、海外の投資家につけこまれて何が起こるかわからない危険は増している。

外国人投資家の一部は、5/23の直前にロングを解消したとの情報がある。日銀は、6/11、政策決定会合の発表後株価指数先物が急落してあわててETFを買ったらしい。

6/11は欧州米国株式が大幅下落。日銀の政策に変更追加がなかったことをリスク回避を招いた原因のひとつとする説があるが疑問。6/12は13千円を瞬間的に割り込んだだけで止まった。

新興国の株価が急落している。ブルームバーグのサイトから拝借。

日本株は売買代金が低迷している。一山超えたのではなかろうか。

2013/6/12、ゲームソフトのインデックスが架空取引で売上を水増ししていた疑いで証券取引等監視委員会の強制調査を受けていると報じられていた。

2013/6/13は世界的な株安進行だ。上海は再開早々3.36%の下落。ドル円94円台半ば。日経平均は、800円以上下落だ。

株式相場への対処については、基本的に触れないことにしているのだが、一言だけ。

株式達人の知人に聞いたところでは、今回の上げ相場にはカネに余裕のある年配層が参加していたという。相場がここまで落ちると含み益がなくなった投資家も多いのではなかろうか。株式達人の知人は、日経平均18,000円を信じて疑わず、強気のロング作戦のようだ。

確かに、日本に近い将来ハイパーインフレーションが来れば、日経平均株価18千円どころか2万円だってあるかもしれない。だが、そうなるのには時間がかかる。

FRBが資産価格の上昇によるバブル破裂を警戒して国債買い入れのペースを落す気配を示し、米国国内でこれに対する警戒感が高まっている状況では、日本だけ株価が上昇すると考えるのは現実的でない。

現在は高値から2割下落したところだ。12千円まで落ちれば3割の下落。損が出ていなければ、ロングポジション解消がいいのではないかと思う。政府日銀は、ここで相場が崩れたら威信失墜だから、なんとか持ち直しを図る局面もあるだろうが、外国人投資家が逃げたらもうどうにもならない。

小泉政権のときも、ライブドア摘発後、相場は一気に下り坂を駆け下りた。

日刊ゲンダイが、2013/6/13付けで「郵貯マネー投入!?安倍 あざとい『株価上昇策』」と題する記事を掲載。現実味を帯びるなら、郵便貯金は引き出さないといけない。年寄りがいる方は、頭の片隅に。

2013/6/14の日本株は反発したが前日の大幅下落の3分の1も埋められなかった。6/15は、米国株式が下落し、日経平均先物は270円下げ前日上げ幅を上回っている。ドル円は94.23円。

土俵際に追い詰められた安倍総理がまた遁走するのではないかとの観測が強まっている。そうなればアベノミクスは完全崩壊、市場は混乱が避けられない。

2013/6/17、麻生財務・金融相は、横浜市内での講演で「日本は自国通貨で国債を発行している。(お札=日銀券を)刷って返せばいい。簡単だろ」と述べたという。同時に同氏は「お金を出し過ぎて信用がなくなったら金利は上がる」とも指摘。際限のない通貨発行には否定的であることも強調したという。

この発言に市場は目立った反応を示さなかった。若干、国債先物が不安定な動きを示したくらいか。安倍総理は、アベノミクスが崩れかけて引きこもり症候群が出ているという。外国の首脳にも相手にされなくなっているようだ。当然だろう。

狂気の政権は何をするか分からない怖さが付きまとう。困ったものだ。

朝日新聞デジタル 6月20日(木)5時41分配信
FRBのバーナンキ議長は日本時間6/20未明、FOMC後の記者会見で、米雇用市場や物価上昇などが堅調に推移すれば、今年後半にも量的緩和を縮小し、来年半ばには緩和策を終了するとの見通しを示した。量的緩和の終了に向けたスケジュールを初めて示した。
同日終了したFOMCでは、米国債など850億ドル(約8兆1千億円)の証券を毎月購入する量的緩和を継続することを決めた。実質的なゼロ金利政策も続ける。
しかしバーナンキ氏は記者会見で、労働市場が今後想定通り改善し、物価も年率2%のインフレ目標に向かっていく場合には「FOMCは(証券などの)買い入れのペースを今年後半に緩めるのが適当だろうと考えている」と表明。さらに「来年前半も買い入れの縮小を継続し、来年半ばあたりで(購入を)終えるだろう」との見通しも示した。購入を終える際、米失業率は7・0%近辺にあるとの予想も示した。

これを受けてドル高、株安が進行。日本株もボラティリティが上がるだろう。6/20のアジア、オセアニア株式は全面安、1〜2%の下落。韓国やインドの通過が安くなっている。6/20の米国株式相場は、FRBによる量的緩和縮小の見込みや中国経済の減速をめぐる懸念が一段と深まる中、全面安の展開となった。
posted by ZUKUNASHI at 07:36| Comment(0) | 生活防衛

2013年03月27日

なんでも自分でやろうと思えば食料は自給だが

東海アマ氏が、「来年の消費税10%大増税に備えてカネを使わなくともいい生活の準備。なんでも自給自足してやる!  汚い畑で申し訳ないが自分で山を拓いて木の根をとって作った畑 フリーメーソンに撒いた大豆を食われたので寒冷紗で防御することにした」と綴って載せた画像だ。

これはすごい。まず手前のマルチとトンネルはほとんどプロ並みの出来だ。奥の傾斜地の畑、青いビニールシートに黒いのは寒冷紗だろうか。左手には、暖房用の薪を次の冬まで保管する小屋。中ほどに重量物を吊る三脚とチェーンブロック。ドラム缶の焼却炉、自分で掘り起こしたという木の根が転がり、灌水用の水桶、そして手押し四輪車。



大豆畑は台形だが、8m×8mほどありそうだ。約20坪。うわー、日曜農園をやった人なら人力だけで鍬を使ってこれだけの広さを耕し、畝立てする労働がどんなにきついか、体が知っているだろう。

マルチ資材などは古い資材を活用するのは常識だ。福島ではこのマルチ資材が強く汚染されていて栽培された葉物野菜から高濃度の放射能が出ていた例がある。

東海アマ氏は本気だし、成果をあげるだろう。

山川建夫氏は、水田を手押し耕運機で耕したと書いておられるからそれなりの面積があったのだろう。

消費税増税とインフレ対策、私も考えているのだか知恵が浮かばない。地震で今の住まいが壊れたら否応なしに地方に移転しなければならない。山里で少しの野菜を作って・・・とも考えたが、「山の我が家」のサイトで勉強したら、立ったりしゃがんだりするだけでも容易でない私には、とても無理だと感じていたが、東海アマ氏の畑の写真でとどめをさされた。

次は、山の我が家からお借りした、家主 田野呵々士氏が平らなところからスコップで掘り起こし、元肥を入れて立てた畝。向こうまで10mはあるだろう。田野呵々士氏はまだお若いからか、農作業はすでにプロの腕だ。「放任園芸」だそうで、化学肥料、農薬、化学製品の農業資材は一切使わないというのもすごい。



最近いろいろな情報を集める中で、都会暮らしから農業主体の暮らしに切り替える方が少なくないことを知った。前に、ここにコメントをくれた静岡の方も、自宅は移転しなかったが、畑を借りて農業に参入したと伺った。

日本人初の宇宙飛行士秋山豊寛氏は、1995年にTBSを退職、福島県滝根に移住し、標高約600メートルの山里に1ヘクタールの土地を購入。シイタケの原木栽培をはじめ、コメや野菜づくりに取り組んでいたが、福島第一原発事故後、放射線警報器が鳴り始めたため、鬼石町の知人宅に身を寄せた。原発から自宅までは約32キロだった。

福島第一原発事故は、そういう方の人生設計を台無しにしてしまった。東電は、本当に罪深い。

生活防衛策は、ゆっくり考えよう。今は被曝防止が最優先だ。
posted by ZUKUNASHI at 22:04| Comment(0) | 生活防衛

2011年05月27日

自転車のパンクを直す

5月の連休中にスーパーに寄ったら、出入り口脇の自転車売り場に「パンクの修理依頼が多いため修理完了は5日後になる」との断り書きがあった。

どうせ暇な私、「パンク修理します」と胸に書いてスーパーの周りを歩いたら小遣いが稼げるかもとすぐ思う。もちろん、地震・原発事故被災者の方は、無料!

自転車のパンクにもいろいろあるが、チューブに小さい穴が開いたくらいなら、15分もあれば直せる。バルブの虫ゴムが古くなって空気が抜ける場合は5分だ。

ただ、チューブが裂けている場合やタイヤに穴が開いているような場合は、チューブやタイヤを取り替えないといけないから、前輪で25分、後輪で小1時間かかるだろう。マウンテンバイクのようにレバー一つでタイヤが外せるタイプは、タイヤ交換でも前輪後輪ともに20分程度だろうか。

チューブに小さな穴が開き、空気が抜けた場合は、市販の500円前後で買える「パンク修理セット」一つあれば直せる。ただ、最近の外国製の安い自転車は、最初からチューブが頼りない場合もある。自転車のタイヤとチューブは消耗品だ。

まず、タイヤとチューブを交換する場合を例示する。

@ 必要な工具等
右から、空気入れ、錆取り・潤滑用シリコンオイル、モンキースパナ、プライヤー、鋏、ペンチ、古歯ブラシ、軍手。

錆取り・潤滑用シリコンオイルは、ナットが錆び付いている場合に必須、作業が終わってから回転部分に少し注しておくと回転が滑らかになる。油は、埃がついて取れなくなるので使わない。
鋏(ハサミ)は、新しいタイヤの包装を外すためなどに必要。古歯ブラシは、汚れ落しに便利、この作業の時は、パンク修理用のヘラが見当たらなかったために、ヘラ代わりにも使用。軍手は、手の汚れと怪我の防止に必須。

写真には載っていないが、新品のタイヤとチューブももちろん用意してある。今回は、タイヤとチューブのセットで998円だった。

A まず自転車をひっくり返す。


B 前輪の軸の両側のナットを外す。
ナットのプラスティックカパーは手で外せるが、堅くて外れなければペンチやプライヤーを使う。ナットの内側には、座金、泥カバーの支持棒、荷台の支持棒、車体の穴に嵌めるところがついた座金、車体の前輪を嵌める切れ込みの順となる。

何がナットの内側にどんな順番でついていたかは、覚えておく。デジカメで写真を撮っておくのも良い。

C 前輪の空気を抜き、車体から前輪を取り外す。空気を抜くのは、前輪のブレーキの間を膨らんだタイヤでは通り抜けられないため。空気を抜くためには、チューブからリムのスポークのある側に突き出ている空気注入用バルブのゴムキャップを外し、空気漏れを抑えるナットを緩め、バルブを左右に動かすとシューと空気が抜ける。

ここは、虫ゴムのついたバルブを抑えるナットの締め方で空気を入れたり、保持したり、抜いたりする仕組みとなっている。空気が入らない場合は、少し緩める。空気を抜くときは、ナットを緩めすぎると、ナットと虫ゴムのついたバルブが飛び出すことがある。

空気を抜き、タイヤを外したら、空気注入口の根元にあるナットを外し、出っ張りを内側に押し込む。タイヤとチューブを外す作業をやりやすくするためだ。


D 車輪からタイヤとチューブを外す。ここでは、本来はパンク修理セットについている樹脂製のヘラ状のものを使うが、今回は歯ブラシで代用した。ここでは、かなり力を入れることもあり、バチンと折れるようなものは使わない。歯ブラシの柄は、太くて使いにくかった。

バルブのあるところから離れた部分のタイヤをヘラでこじってリムから外していく。タイヤの片側、チューブ、タイヤの他の片側の順で外す。もともと、リムの縁は立ち上がっており、タイヤの円周より長いはずだから、簡単には外れない。だが、最初の一部を外せれば、後は簡単だ。

E 新しいタイヤとチューブを取り付ける。
タイヤとチューブのセット販売品は、最初からチューブがタイヤの中に入っているが、別々に買った場合は、タイヤの中にチューブを入れておく。

チューブには、新品のバルブがついているがナットなどは全て外し、リムの穴から空気注入口の出っ張りが少し出るようにしておく。

タイヤとチューブの取り付けは、外す時と逆の手順になるが、今度はバルブのついた場所からはめていく。最後の15cmから20cmを入れるところが一番難航する。しかし、無理やり入れても、タイヤが切れたり伸びたりはしない。

リムのチューブが落ち着くところには、スポークの取り付け部分があり時として鋭くなっていることがあるので、通常、ゴムの細いベルトが敷いてある。リムにタイヤとチューブを嵌める前に、その保護用のゴムがあるか確認する。古いものがあれば、そのまま使う。

F タイヤを嵌めたら、空気を入れてタイヤのバランスを確認する。Eの部品を嵌めて軽めに空気を入れる。トントンと地面に落とすような感じで振動を与え、チューブがどこかでたわんでいないか調べる。リムの内側にはまっているタイヤの深さが均一かも調べる。

バルブの付近は、チューブが横に広がりタイヤが中まではまっていないことがある。次の図の青い部分はチューブが広がっている。このような状態なら空気を抜いてバルブに近い部分のタイヤが奥まで入るように強く押し込む。


G 車輪を嵌める。Bの逆の順に支持棒などを取り付け、一番外側のナットで仮とめする。空気を入れ、タイヤを回し、車輪軸が車体に対し90度の角度になっているか、ずれていないか調べる。

問題がなければ、ナットをしっかりと締める。タイヤの空気も必要量入れる。タイヤの空気は、空気が多いほど、つまりタイヤが堅いほど速く走るが、乗り心地が悪くなるし、腰を痛めることもある。道路にある盲人用の案内タイルを乗り越えるときに、わずかにそれとわかる程度の柔らかさになるよう、乗る人の体重に合わせて調整する。

今回は、写真を撮りながら作業をしたことや、籠の補修もしたので約1時間かかってしまった。

パンクを修理する場合は、車輪を外さなくても、次の手順で済む。

A チューブの空気を全て抜き、リムの片側からタイヤの端を外側に外すことだ。パンク修理セットには、樹脂製のヘラ状のものが付いていて、これをリムの内側に差し込んでタイヤの端を外す。この時、バルブの根元のナットを回してバルブがリムの穴の中に入るようにしておく。

タイヤの端の部分にはワイヤーが入っていて、外しにくく感じるだろうが、力を加えて外せばよい。そして、タイヤとリムの隙間からチューブを引っ張り出して傷や穴を探す。

B 空気漏れの穴は、ある程度大きければ、チューブのバルブから空気を入れると空気が漏れる音がするから容易に分かる。分からなければ、石鹸液を塗るのはよく知られた手法。

C 穴が見つかったら、空気を抜き、石鹸液を良く拭き、穴の周囲をサンドペーパーで擦る。そして、セットに入っているゴムのパッチの透明なフィルムを剥がし、これとチューブの穴の周りにゴムのりを塗る。

たくさん塗る必要はないし、塗りすぎるとかえってよくつかない。そして数分置き、ゴムのりがよく乾いて指でさわってもペタペタしない程度に乾いたら、両者を接着させて平らなところに置いて木槌などで叩く。普通、木槌などないから、木片などを探してその上から金槌などで叩けばよい。

D 後は、また空気を入れて、漏れがないことを確認してからチューブをタイヤの中に戻す。この時もチューブの空気は抜いておかないといけない。チューブのバルブをリムの穴から出してナットで止め、タイヤの端をリムの内側に戻す。このときもヘラを使い、ねじ込む。

チューブのバルブに虫ゴムのついた空気漏れを止める部品を差込み、ナットで上から抑える。そして、空気を入れてタイヤを膨らませれば完成だ。

名前を知らないが、バルブに差し込む「虫ゴムのついた空気漏れを止める部品」の虫ゴムが古くなったために空気が漏れることはよくある。上に書いた手順の中で、何度も空気を入れたり、抜いたりするが、空気を入れるたびにこの「虫ゴムのついた空気漏れを止める部品」とそれをとめるナットを付けなればならない。

確かに面倒といえば面倒なのだが、自転車を愛用する人が、5日も修理に出したままにしておくのも不便極まりないだろう。自分で挑戦してみて、手に負えなければ自転車に頼むのが良い。

前輪なら冒頭に書いたように車輪を外して作業をしたほうがやりやすいように思うが、後輪は車輪の着脱が容易でないので、上の方法をとるしかない。

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posted by ZUKUNASHI at 20:50| Comment(0) | 生活防衛

2011年02月09日

自転車を修理する

パートで使っている自転車が購入後2年以上経過し、後輪のタイヤが坊主になってしまった。路面状態によっては横滑りするように感じるし、仕事中にパンクされたら困る。タイヤ横のリムに近いところにはヒビが入っている。2年以上、80kg以上の負荷に耐えつつ、特段の故障もなく走ってくれたのだからありがたいと思う。

この自転車は、中国製の外装6段ギアの軽快車だ。購入価格は12,800円。買ったときは何ヶ月持つのかと心配したが、シリコン油を差したり、早めに緩みを直したりしていたので長持ちしたのだろう。

自転車のパンクやタイヤ交換は、レバー一つで車輪が外れるマウンテンバイクでは何度もやっているし、軽快車、通称ママチャリも、前輪なら節約のために自分でタイヤを交換したこともある。

しかし、今度は後輪だ。家人の乗る軽快車の前輪は自分で交換できても、後輪は難しそうなので不都合が起きて文句を言われたくないとの気持ちが強く、自転車屋に持っていって交換してもらったら、確か4,500円ほどかかった記憶がある。

私の自転車は、もうほとんど償却済みだ。同等の新品も1万円くらいで買える。さて、どうする? 思案した結果、タイヤとチューブを買ってきて自分で交換してみることにした。

タイヤは、先週末にウォーキングをかねて、往復4時間で遠くのホームセンターから2本買ってきてある。工具は、家にあるもので足りるはずだ。交換タイヤにはチューブが付属していなかったが、近くのホームセンターで買えばいい。

あとは、自分のやる気が起きるのを待つだけと3日置いて、昨日、寒い中、ダウンを着込んで作業を開始した。モンキースパナとドライバー、それにプライヤーだけで分解はぐんぐんはかどる。

車輪を外し、タイヤとチューブを交換。少し空気を入れて異常がないことを確認し、さて、組み立てだ。車輪をはめ込み、6段ギアのディレイヤーを取り付け、スタンド、荷台の支持棒と泥除けの支持棒の順に付けていけばいいのだが、ディレイヤーの取り付け方が分からない。

マウンテンバイクの場合、車体のどこかにディレイヤーを取り付ける穴があるのだが、探しても見当たらない。外したときには、確か、ネジを回し、裏側についていたナット兼用のコマを拾った記憶がある。

結局、最初の作業は2時間余で頓挫。腰が痛いし、寒くて凍えた。

夕飯を食い、落ち着いてから、ネットで組み立て方法を探すが、私の自転車のようなタイプは見当たらない。やむを得ず、今度は玄関に自転車を持ち込んでディレイヤーの取り付け方を探求した。

結局、車軸が入る横長の溝の奥にコマを嵌め、そこに取り付けるらしいと推定。コマを差し込んで反対側からディレイヤーをネジで止めるのは難しいが、そうやればしっかりと固定されそうだ。

本日、昼前に作業再開。なんどかやり直して、どうにか取り付けが完了した。車輪のブレを直し、ブレーキを調整し、完全復元。シリコンオイルを差し、5分ほど走ってみるが、大丈夫だろう。ギアもきちんとシフトする。

やれやれ、これで作業労賃2,500円節約。いや、自転車を買ったところでは後輪の交換労賃1,500円とあったから、1,500円だ。

それにしても、自転車は安いと思う。駅前などに放置され、行政当局が撤去した自転車が置き場を一面埋め尽くしている光景を良く見かけるが、自転車の修理は少し慣れれば決して難しくない。

パンクは、数百円のパンク修理セットで数回直せるし、タイヤやチューブの交換もマウンテンバイクタイプなら容易だ。時間のある年配者には、手がけてみることをお勧めしたい。

足掛け2日にわたった自転車修理、ふくらはぎと背中、腰が痛い。まあ、ここまで覚えれば、大きな故障がおきるまで、今の自転車と付き合えるだろうから、機会利益はささやかだが、良しとしよう。
posted by ZUKUNASHI at 16:43| Comment(0) | 生活防衛

2010年08月29日

夏の終わりは家の掃除

こういう記事は、亭主族には歓迎されないらしいが、プロの掃除集団に依頼するカネもない亭主は、夏のうちにやっておくべき仕事がある。

@ レンジ周り・フードの油汚れの掃除
今年は特に暑かったから、レンジフードに付いた油が酸化して嫌な臭いを発していないだろうか。夏は油が軟らかくなっているから油汚れを落とす好機だ。

用意するものは
A 使い捨てのポリエチレンの手袋。なければ、スーパーで汁が出そうな魚などのパックを入れてくれる薄いポリエチレンの袋でもいい。手の保護のためだ。

B 古い衣類。綿の洗いざらしの下着が好適だ。これを鋏で適当な大きさに切っておく。

C 油汚れ落とし用洗剤。商品名を挙げるとマジックリンなど。この商品はホームセンターに行くと業務用の大きなボトルが売っている。

ポリエチレンの手袋をつけ、汚れたところに洗剤を吹き付け、ボロ切れで拭けばいい。

汚れがひどいときは、ボロ切れを使う前に厚めのポリエチレンの袋を手にかぶせて、洗剤を吹き付けた汚れの場所をやさしくこする。乾いた油汚れに洗剤を染み込ませる効果がある。

レンジフードの溝の部分に油汚れが溜まっているから、ここは洗剤を吹きかけ、暫く時間を置いてからボロ切れに汚れを染み込ませる感じでふき取ればいい。

一応、手袋をしていても薄いものだから、金属の端で手に傷をつけたり怪我をしないよう気をつける。

A 風呂場の床の汚れ掃除
今年は、春先から湿気が多いせいか、風呂場にカビが生えた。カビは、カビ取り用の洗剤・薬品を使う。泡になって噴き出すものが使いやすい。

薬品を吹き付けたら、すぐに古歯ブラシや毛先の柔らかいブラシでカビの個所に薬品をムラなく塗りつける。この作業の間、換気扇を回し、かつ短時間で済ませるようにする。

長時間臭いを嗅いでいると、鼻がおかしくなる。

15分程度経過したら、泡が消えてカビの有無が分かるので、カビの落ちたところには水をかけて薬品を洗い流す。カビが消えていないところは、同じ作業を繰り返す。

カビ取りが終わったら、床の掃除。ユニットバスの床は、滑り止めのために細かい凸凹がついていて、ここに汚れが入り込むとなかなか取れない。

この場合は、黒く汚れた部分に@で使った油汚れ落とし用洗剤とクレンザーを振りかけ、靴洗い用ブラシでゴシゴシと擦る。埃と皮脂とカビなどの複合汚染のはずだから、この洗剤の組み合わせが一番効果がある。

ゴシゴシ擦っては水で洗い、また洗剤を振り掛けてゴシゴシの繰り返しだ。

B トイレ
暑いときは、トイレの汚れが臭いやすい。こちらは、酸性の掃除用洗剤・薬品が良く効くようだ。便器の内外、床、そして壁もよく拭かないと臭いはなくならない。

ここでもポリエチレンの手袋をつけ、水に濡れてもすぐには溶けないキッチンペーパーやボロ切れなどに酸性の掃除用洗剤・薬品を染み込ませて清掃するのが便利だ。

便器の内側には、洗剤・薬品を噴射し、その後に汚れを擦り落とす感じでふき取る。上のようにすると、ブラシを使うより細かいところまで手が届く。

掃除用洗剤・薬品を含ませたキッチンタオルなどで拭いた後は、便器の内側を除き、ボロ切れに水を含ませて拭き、洗剤・薬品が残らないようにする。

この酸性の薬品は、メッキの部分にかかるとメッキが変色してしまうのでを十分気をつける。

拭き終わった紙は、手袋を脱ぐ際に内側に巻き込むようにして封じ込め、燃えるゴミで捨てる。

日ごろから、少し汚れたと感じたら早めに掃除をすれば、そんなに苦労をすることはないのだが・・・。

世の中には、マメなご亭主もおられるようだから、得意技があればご披露願いたい。
posted by ZUKUNASHI at 08:00| Comment(1) | 生活防衛

2010年08月07日

6230円で親子4人白鳳時代へ日帰り旅行

夏休みに子供をどこかに連れていきたいが、経済的な余裕もないと悩む親御さんも多いだろう。子供の学習にも役立つ格安ハイキングプランを紹介しよう。

行き先は、千葉県成田市の房総風土記の丘と坂田ケ池総合公園、そして栄町の龍角寺だ。


大きな地図で見る

JR成田線の下総松崎駅から徒歩で15分ほど歩くと坂田ケ池総合公園。キャンプ場もあり、その周辺は人が多いが、起伏のある地形と自然を活用した開放感のある公園だ。夏は、蓮が満開のはずだ。

ここでしばらく休んだら、池の中央にある浮き橋を渡り、道なりに300mほど歩くと車道に出るのでここを左折、車に気をつけながら坂を登る。坂を登りきった左手に駐車場があり、その奥が旧学習院初等科正堂。

駐車場が終わったところから右に入ると岩屋古墳に通じる道になる。岩屋古墳は古墳群の中でも特に大きい意味のあるものだから、見ておこう。

小道を戻り、150mほど先の道の分かれ目を左に行くと県立房総の村が右手にある。ここは有料。パスしても良い。

この辺から道の左側に広がる林に入り、林の中の小道を歩こう。木木の緑が美しい。この辺りで撮った写真をいくつか掲載している。

林が途切れる辺りで車道と交差するので、反対側に渡り古墳群の中をまた歩く。房総風土記の丘資料館(有料)の少し離れた周りを時計回りに歩いていることになる。

次の目的地は、龍角寺。龍角寺の方向案内板に従って、成田安食バイパスのトンネルを通り、細い道を歩く。通る人も少なく心細いかもしれないが、ここからは一直線に龍角寺に通じており、距離は1km強。途中、見るものもないのでさっさと歩く。

下が龍角寺の正門だ。



龍角寺は、全国でも最大級の方墳である岩屋古墳を造ったこの地域の豪族が7世紀後半頃に建立したとされ、東国では最古の寺院の一つになる。

7世紀後半は、日本古典文化の最盛期で、高松塚古墳壁画も描かれた白鳳時代(「大化の改新」の645年から「平城京遷都」の710年迄とする説が有力)に当たり、当寺本尊の薬師如来坐像は、709年に作られた白鳳仏の一つとされている。

残念ながら古い建物などはあまりない。本堂跡、仁王門跡、塔跡などにより、昔の姿を想像するしかないのはちょっとさびしい。



由来などは、県のサイト個人のサイトを参考に。

帰りは、安食駅へ出たほうが近いようだが、直線距離で2km程度ある。房総の村入り口まで戻ってバス利用(安食駅、成田駅)が無難だろう。

上野駅から下総松崎駅まで片道890円、最短1時間9分。親子4人、1人小人なら往復で6,230円で済む。林の中は比較的涼しいが、道路を歩くときは暑いので、無理せずに体調を考えて歩こう。

奈良や京都へ行かずとも、古代の文化に触れることができるということだ。
posted by ZUKUNASHI at 13:51| Comment(0) | 生活防衛

2009年10月12日

掛け時計を修理する

久しぶりに生活防衛・エコ生活の話題だ。

1週間間ほど前から、居間の掛け時計の秒針が「45分」の辺りで足踏みし、進まなくなった。電池を換えたり、叩いてみたりしたが、症状は改善しない。4年程前に買った電波時計なのだが、電波を捕らえる力が弱くて、ほとんど単なるクオーツ時計になっていた。

さて・・・・掛け時計がないのも、いささか不便だ。新品に換える? 4〜5千円の出費だ。そういえば、何年か前に、子どもが工作で作った掛け時計を生き返らせようとムーブメントを買ってそのままになっていたはず。

探し物は、意外と簡単に見つかった。これをつけてみよう。ダメでもともと。

分解は手馴れたもの。裏蓋を開け、前面のガラス板も外す。要するに、文字盤だけの姿にしてしまうわけだ。



針をそっと外す。秒針、分針、短針ともに、引っ張れば抜ける仕組みになっている。少しきつく差し込んであった。これをそっと、脇において、今度はムーブメントを外す。数箇所のネジを外せばOKだ。

故障した掛け時計は、ムーブメントのほかに電池ケースもついていた。最初単3電池1個で動かすはずだったのが、電池の力が足りずに単3電池2個が入るケースを追加したらしい。こちらも外す。

そして、次に新しいムーブメントをつけるのだが、いくつか問題がある。

@ 古いムーブメントと新しいムーブメントでは、ネジの場所が異なる。
A 古いムーブメントを固定するために何箇所か突起物があり、新しいムーブメントを取り付けようとしても安定しない。
B 新しいムーブメントは、木製の厚い板の文字盤に取り付ける予定だったので、針を取り付ける中央の出っ張りが前に出すぎてしまう。

難題山積で作業が頓挫してしまったが、ここで開き直り。どうせ、不用品の活用なんだから、1年でも半年でも動けばいいさ。

たまたま目に入ったダンボールを適宜切って何枚か重ね、ムーブメントと文字盤の間に挟む。これでA、Bはクリア。

問題は@だが、工作の場合は、ムーブメントは文字盤の側から中央の出っ張りをナットで締め付け、固定するようになっている。とりあえず、それで足りるのでは? ということで新しいムーブメントをネジ止めすることは見送る。

さて、次は、針の取り付けだが、中央の出っ張りに秒針、分針、短針を差し込もうとしても、秒針は入るものの、他の二つはまったく入らない。

幸い、出っ張りの分針、短針を取り付けるところはプラスティックで出来ているから、これを削れば入るかもしれない。ヤスリがあったはずだが、道具箱を探すのも面倒だ。ここで、爪切りが目に入り、あそこにヤスリがついているじゃないか!

しばらくこれで出っ張りの周囲を削り、スポッとはまりはしないものの、接着剤の助けを借りれば何とかなりそうだ。

瞬間接着剤は、後で微調整が効かないから、靴の修理に使った透明なゴムのり類似の接着剤を使う。針が三つとも取り付けられたが、苦心惨憺しているうちに、針が曲がってしまい、長針が短針に引っかかってしまう。それに、接着剤がはみ出て、長針と短針が別々に動くか少々心配だ。

なんとか調整して、一応動くようになった。秒針が動くと長針もかすかに動いている。

後ろに紐を通して壁にかけた。少し様子を見よう。

1時間後に見てみると、長針が止まっている! やはり針のつけ方がまずかったようだ。もう一度強く差し込む。

また、1時間後、なんとか動いているが、5分ほど遅れている!!。接着剤の影響で針が重いのかもしれない。長針をぐるぐる回して摩擦を少なくする。

もう大丈夫なはず。ガラスカバーをつけて壁にかけなおす。見事完成だ!!

翌朝、時計の指す時刻を確認すると、少し遅れているようだが、まあ、インテリアに過ぎないから、よほどおかしくなければ許容範囲だ。

家人は呆れていたらしい。普通の人は、掛け時計の裏ブタを開けようとは思わないと。

なお、ムーブメントは、工作用品などを扱う店で、単なるクオーツの場合600円程度で買える。電波時計用のものは1200円から1500円程度。部品メーカーは、そのムーブメントに合った針も売っていて、そちらの使用を勧めている。
posted by ZUKUNASHI at 19:36| Comment(0) | 生活防衛

2008年09月30日

節約は海の向こうでもまったく同じ

米国では、クリスマス商戦期が近づくにつれ、非日常品を販売しているチェーン店や過剰債務を抱える企業の倒産リスクが意識されているようだ。

ロイターの報道によると、このクリスマス商戦は数十年来の低迷を示す可能性があり、家電販売チェーン大手のサーキット・シティー・ストアーズは、9/29発表した四半期決算で四半期損失が拡大したことから、懸念が強まっていると。

このほか、クリスマス期間の動向が注目されるのは、エディー・バウアー、クレアーズ・ストアーズ、ギター・センター、ローマンズ・アンド・オリエンタル・トレーディング、クリスピー・クリーム・ドーナツ、エル・ポヨ・ロコ(鶏肉レストランチェーン)などなのだそうだ。

エディー・バウアーは年寄りでも着られる比較的手ごろな衣料なので知っているし、クリスピー・クリーム・ドーナツも名前は知っているがそんなにクリスマスが勝負時期なのだろうか。

S&Pの専門家によると、「各社とも債務不履行を起こす予備軍と考えられている」とのこと。消費者の支出減でレストラン業界全体、特に高レバレッジ企業にリスクがあるとの説も。

外食・宝飾などのぜいたく品購入の抑制が多くの小売業を圧迫、今年に入りリネンズ・アンド・シングス、クッキーチェーンのミセス・フィールズ・フェイマス・ブランズ、衣料品のスティーブ・アンド・バリーやグッディーズ、百貨店のボスコフス、マービンズなどが破産法適用による債権保全を申請したと。

ボントン・ストアーズや、シアーズなども注意リストに載っているらしい。ディスカウントチェーン以外ほとんど全てが問題をかかえているとは、驚きだ。宝飾品小売の業界団体は独立系小売店舗の20%が、5年以内に事業を閉鎖すると予想しているそうだ。

日本も既に同じ傾向が出ているから、これらの業種から破綻するところが出てくる恐れ大だ。
posted by ZUKUNASHI at 18:50| Comment(0) | 生活防衛

2008年09月04日

こんな生活苦をもたらした政権は

朝日新聞の報道から
多重債務を抱えて自己破産した労働者110人のうち3分の2がパートや派遣など非正規雇用の人だったことが、近畿弁護士会連合会の調べでわかった。うち4割は生活保護基準に満たない低賃金だった。不安定な雇用で働いているワーキングプアが、生活苦から借金に頼らざるをえなくなっている実態が裏付けられた格好だ。

110人のうち正社員は35%で、残り65%はアルバイト、契約社員、派遣など非正規雇用が占めた。男性は正社員と非正規雇用の割合がほぼ半々だったが、女性は8割が非正規雇用だった。賞与や手当などを含む平均月収は20万円以下が72%、10万円以下も34%。非正規雇用に限ると10万円以下は54%を占めており、賃金の低さが際立った。

全体の32%は生活保護基準以下の月収しかなく、要保護状態にあった。ただし、生活保護を受給している人はいなかった。A

働く意思も意欲もあり、現に働いているのに、病気になっても治療を受けられないほど困窮しているなら、遠慮なく生活保護を申請しよう。小泉政権の構造改革で一層痛めつけられるようになった社会的弱者にとっては当然の権利だ。

次も朝日新聞のサイトから。原文のまま。

森永卓郎氏 「力ではい上がって行こうと思えないから批判もしないんです。弱れば弱るほど自分を救い出してくれる白馬の王子様を求める傾向が強くなっていくのが人間の基本的心理です。小泉首相を圧倒的に支持したのも実は負け組なんです。でも彼らが見ていたのは幻想で、自分を引っ張り上げてくれるのではなくてもっとひどいところに落とされてしまった。でも、そこで支配階級に怒りをぶつけるのではなく、その下のたたきやすいところをたたくだけなんです。本当の真犯人に対しては批判する能力を失っている」

ブルームバーグが伝えたウィリアム・ペセック氏のコラムから。

小泉さん?
「小泉純一郎さんの復帰待望論もありましたね。確かに、01−06年にかけて、10年も先送りされてきた不良債権処理を銀行に求めたのは素晴らしい。公共投資の削減や郵政事業の民営化も評価できます」

「しかし、小泉さんを『改革者』とみるのはロマンに過ぎません。小泉さんは口だけでした。日本に必要なことは何かを言うだけ言って、後継者に実行を任せた。世界最大級の公的債務と人口減少、スタグフレーションという問題に取り組むことを小泉さんが引き受けたと、本気で思いますか」

「国際社会の大半が覚えている小泉さんの最後の姿は、06年のエルビス・プレスリー邸訪問のときの楽しそうな様子です」
posted by ZUKUNASHI at 20:34| Comment(0) | 生活防衛

生活水準はこう切り下げる 3

8 教養娯楽費(続き)
旅行費用も金額が嵩む。家族揃っての帰省費用は、帰省の頻度を間引きすればよい。最近は自動車を使わずに公共交通機関を使う傾向があると聞くが、それでも大きな金額だ。

家族旅行は極力日帰り、泊まる場合は公的な宿泊施設を使う。普段の休日は公園等の場の活用を考える。

年配者は、旅行が好きな人が多いようだが、自分にその余裕がない場合は、そういう人とは付き合わないようにする。私の場合、名所旧跡を巡っても感激がなくなってしまったし、食べる量も減り、酒にも弱くなったので遠出して高い旅館に泊まる意味もなくなった。

私のお勧めは、スーパーで食べ物や飲み物を調達して出かける日帰りハイキングだ。主婦も調理の手間が省けるし、郊外を探せば四季折々の自然を楽しめるところは都市近郊にも少なくない。

体力があれば、登山もいいし、歴史が好きなら都市の中にも訪れてみる価値のあるところは多い。もっとも、人によって趣味は異なるもので、史跡の説明を聞いてもほとんど残らない私の場合、おのずと郊外に足が向く。夫婦で同じ趣味なら問題ないが、そうでない場合は連れを見つける努力が必要だ。

日ごろのいろいろな思いを語り合える連れがいれば、長い道のりを歩いても退屈することはない。

熱帯魚や動物の飼育も子供には有益だし、一人暮らしの人には寂しさを埋めてくれる大切な友のこともあるが、そういう意味がなくなったら考え直す。愛玩動物の消費する餌は人間の食糧と競合する。

ぬいぐるみや安価なアクセサリー類の購入を控える。単価が安く、少しの金額で買い物の満足感が得られても、ごみが増える結果になりかねない。

パソコンは使い捨てる例が多くなっているようだが、一部の消耗品を交換したり少し手間をかければ買い替えずに長期間使える。修理にはある程度の知識が必要だが、周りを探せばそんな人は見つかるはず。多少のお礼は必要でも業者に頼むより格段に安く上がる。

メールやサイトを見るだけなら何年も前のパソコンで十分。このブログのアクセス記録を見るとwin98を使っている人も結構いる。中古パソコンはまだまだ使える。格安で入手できるので使わない手はない。

最後にギャンブル。競馬やパチンコは既に売り上げが減少。上にあげた節約策の前にまず見直すべき項目であることは、言うまでもないだろう。

競馬では、勝ち馬推理のパソコンソフトはそれなりの威力を発揮するようだが、主催者側はコースの手入れの一環で土を盛ってコースの傾斜を変えたり、微妙な変化を加えている。

どんどん勝ち馬を当てて、賞金を独り占めされては困るのだ。はっきり言うと、かく乱要素を加えているということだ。

9 交際費
年金暮らしの人に聞くと、冠婚葬祭などの交際費が痛いのだと聞く。お祝いも余裕がなければ、金に代えて気持ちで祝福するしかないかもしれない。

香典、供花を辞退する例が増えているのはありがたいことだ。香典は、もともとは葬式費用の助け合いであったはず。盛大な葬儀の費用を助け合いで出してやる必要はないだろう。お返しにギフトカタログをもらったりするが、不要な品ばかりだ。

現役世代も、職場内で中元や歳暮を贈る習慣はなくなったようだ。

年賀状は、年々投函される枚数が減っているらしい。100枚出して5千円ほどか。営業とかでやむをえない場合を除き、極力減らしたらよい。せっかくの年末年始の休みになんであくせく年賀状を書かないといけないのだろう。

10 被服費
ここには、かばん、ハンドバック、アクセサリー類、貴金属、腕時計、めがねなどの身の回り品が含まれるが、前に書いたように、高価なブランド物を買うのは考え物だ。

知り合いの主婦は、ブランド物の衣類を衣装ケースにいくつも持っているらしいが、普段着ることもなく、最近、病気のせいで急速に太ってきたのに、どうするのだろう。ブランド物の時計などは維持コストがべらぼうなことは前に書いた。

一般の衣類は、昔に比べて安くなった。綿花の価格もこの先上がりそうだが、今は買うよりも今ある手元の服を着つぶすのが先だろう。

背広を家で洗うこともできる。安価な衣類はそんなメリットもある。

11 理容衛生費
エステはどれほどの効果があるのだろう。屋外で体を動かし汗をかいて、お湯でさっぱりと流したほうが、きれいになるように思う。年寄りには、エステの効果を知ってもらいたい相手も機会もあまりないだろうから関係ないかもしれない。

理髪は、坊主頭でなくても電動バリカン使用でそれなりに仕上げることができる。頭髪の薄くなった年配男性の場合、家人が手伝ってくれれば、ほぼパーフェクトではないだろうか。電動バリカンは経費節約でのお勧めアイテムの一つだ。

消臭剤も節約したいものの一つ。トイレの臭いは汚れていることの信号なのだから、清掃すればよい。多くの場合、便座カバーが最大の悪臭減だからこれを忘れずに取り替える。

12 自動車関係費
マイカーについては、以前に書いた。団地内のカーシェアの仕組みはもっと普及したらいいのと思う。

日本自動車販売協会連合会が9/1発表した8月の登録車の新車販売台数は前年同月比14.9%減の19万3902台となり、2カ月ぶりに減少した。車種別内訳では、乗用車が同12.8%減の16万6153台、うち普通乗用車が同18.0%減の7万265台、小型乗用車が同8.5%減の9万5888台。

自転車は、交通費に区分されるのだろうが、これも使い捨てが多いのは嘆かれる。パンク修理などは市販のキットを使えば簡単に直せる。空気注入口のゴムが緩んで空気が抜けるようになったものの修理はさらに簡単。

先日、知人から変速ギアの切り替えができない自転車をもらったが、さび落しを注入し、根気よくレバーを切り替えていたら、三段切り替えが完全に復調した。

13 通信費
携帯電話の費用は、削減の余地が大きいだろう。インターネットのアクセス費用も安いものを選べばよい。特別な目的でヘビーに使うのでなければ、光回線でなくてもADSLでも十分なはずだ。

固定電話、これは悩ましい。家族が携帯電話一人一台になって、固定電話の必要性も乏しくなった。しかし、災害で停電の際にはこれが一番頼りになるから迷うところだ。

振り込め詐欺は、古い名簿を入手してかけているから、まず、固定電話にかかってくる。

14 食費、光熱費
これらは、こつこつ節約するしかない。外食などは既に大きく減っている。肉や野菜は消費減を反映して価格も軟調推移。加工食品など加工度の高い食品も減。焼酎などの嗜好品も減。

サバや秋刀魚は健康に良いし、これからおいしくなる。そして、鶏肉、卵に納豆、安くなった野菜。工夫の余地はいくらでもある。メタボなおやじにはカロリー制限で節食、節酒させ、健康維持と食費節約で一石二鳥。浮いた分で育ち盛りの子供には実質的な栄養をしっかりとらせよう。

食品は、メニューを決めて買い物に行くのではなく、その日の安売りのものを買うようにする。安い材料の組み合わせで料理を作るのは面倒でも、生鮮食料品はもともと出荷量の変動が避けられないのだから安いときにたくさん使う。高いときに買うことはない。

光熱費では電気の同時使用量を少なくして契約アンペアを落とすと毎月の基本料が節約になる。

乾電池をたくさん使う人は、即刻二次電池を導入するのがいい。建設業界では業務用で一般化している。単3、単4はどこの電気店でも見かける。電池交換のたびに充電器に入れ替えるだけで面倒なこともない。私は壁掛けの時計にも使っている。

これも自信を持って推奨できるものの一つだ。
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2008年09月03日

生活水準はこう切り下げる 2

5 健康維持
なんといっても安上がりの生活の基本は「健康」だ。健康なら粗食でもうまいし、良く眠れて気分も快調のことが多いし、自転車や徒歩で移動することで交通費の節約にもなるなどメリットを上げればきりがない。

国民健康保険に入っていると、今は年に一度健康診断をしてくれる。これは機会を逃さずに受診する。

そして、自分の体調は自分が一番良く知っている。飲酒の後、視界にシミが現れたりしたら重大な危険信号だし、血圧が高かったりすると肩が凝ったりしてなんとなくおかしいのが分かる。

歳を取り、疲れた、頭がすっきりしないと感じたら寝るのが一番だ。短時間、横になっているだけでもすっきりすることが多い。居眠りも良い。特に午後早い時間の短時間の居眠りは、むしろ夜よく眠れるとも言う。

無理せず、何事もほどほどにだ。悪いところがあれば、早めに医者に診てもらうのが、結局は安く上がるはずだ。医療費はバカにできないが、その費用は他の経費を節約して捻出する。

6 住居
昔、別荘を持ちたいと思ったことがあったが、数年前、車でアクセスできないような山奥の急傾斜地に格安の別荘を買った近所の人は、まもなく手放した。維持費が大変らしいし、泊まっていても降雨時には生命の危険を感じることもあったらしい。

少し前までの不動産の値上がりで転売益を得た話も聞くが、そんなことがこの先期待できるとは思えない。

何度も書いているが、若い人でも住宅購入は慎重にすべきだというのが私の持論であり、狭さに悩みがあっても収入の先行きに不安がある間は借家住まいでいくのがいい。都心への通勤の便に難がある地域の不動産価格は大きく下落しているし、空室も多くなっている。

この先、人口減や供給増で地価下落地帯は、より都心に近くなるはずだ。比較的都心に近く人口急増の街は、きれいにできていても子供を育てる環境とは思えない。住宅購入は決して急ぐことはない。

ただ、年金生活に入って家賃を払い続けるのは、その備えができていないと辛いものがあると聞く。公共住宅が増えればよいのだが、そんな動きはない。千葉県の私鉄支線の古い住宅団地では2DKで500万円などいうものも見られるようだ。

7 リバースモーゲージ
総合経済対策には、「福祉との連携がとれた住宅整備、リバースモーゲージの普及・・・」とある。リバースモーゲージは、自宅を担保にして借金をし、その借金を年金という形で受け取るものだ。

一定の年金があれば、その範囲内でやりくりするのが原則のはずで、それ以外に収入を得て豊かに暮らす仕組みなのかもしれないが、長生きするリスクや不動産価格下落のリスクはどうするのだろう。

維持費のかかる豪邸に住んでいる人などに当てはまる例外的な仕組みなのではないか。一般には「高齢者の安心・安全を支える居住空間の確保等」にはなりそうもないのに、おかしな話だ。

8 教養娯楽費
リバースモーゲージから一気に細かい話に移るが、節減の余地の大きいのは教養娯楽費だ。

驚かれるかもしれないが、新聞購読を止めるのは、どうだろう。年間約4万円近い節約になる。

現役世代は別として、引退した後にそんなにホットな新聞情報が必要だとは思えない。もちろん、社会人としては、世の中の動きを知りたいわけで、新聞が読みたければ都会なら図書館で見る手もある。ネットでもほぼ用が足りるし、近所から1、2日遅れの新聞をもらう手もある。新聞を束ねて捨てなくても良くなったと喜ばれるかもしれない。

あるところに、サラリーマンは朝1時間早く出勤して会社で新聞を読むという節約術があった。

もう一つは、テレビを捨てること。公共放送の受信料が不要になる。テレビが唯一の娯楽という人も多いから、あまり一般的ではない。でも、民放だけしか見ていない家も多いはずだ。

9/4、NHKが、75歳以上で市町村民税の非課税者の世帯について受信料の免除を検討していると伝えられた。テレビはお年寄りの生活には欠かせない場合も多い。税金もかからない低位所得では、テレビを捨てざるを得ない現実があるからだろう。

ところが、驚かされることに、この方針を聞いた議員の間には、後期高齢者医療制度を踏まえ、75歳以上にも応分の負担をしてもらうべきだとの意見があったらしい。 公共放送が映らないテレビを作ったらヒット商品間違いなしだ。

契約を止めるときは、「なんか、政府が生活水準を下げろといっているようだから」の一言でOKだ。

週刊誌、雑誌の購読はいの一番に見直し。ファッションの最新トレンドや趣味の分野の最前線なども半年に1回のフォローで足りる。情報などのサービスも止める。金をかけて情報を得てもそれが利益を生むことは期待できない。

集英社は9/1、月刊誌「PLAYBOY日本版」を2009/1号(2008/11発売)を最後に、映画誌「ロードショー」を2008/11/21発売の2009/1号で休刊すると発表している。

講談社は9/1、月刊3誌の休刊を決め、総合誌「現代」を12/1、「クロスワードin」を11/14、漫画誌「マガジンZ」を2009/1/26発売分でそれぞれ最終号にすると発表した。

節約可能アイテムであること、論より証拠だ。
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2008年09月02日

生活水準はこう切り下げる 1

総合経済対策を読んでの私の結論は、政府は、「国民は持続可能な暮らし方に変える果断な対応、つまり「生活水準切り下げ」が必要」であり、政府はそれを後押しするというものだ。

そして、特に75歳以上の者が保険で過剰な医療費を使うことについて、抑制的な姿勢だというもこれまでの政策で明らかになっている。

収入確保策については改めて取り上げることもあるだろうが、まずは、明日からの生活水準切り下げ緊急対策だ。私の場合は、生活防衛策として既にいろいろ手を打っている。今回はもう少し長期に考えることとし、身罷るときから遡る。

1 骨を埋める。
自然葬が希望だったが、まだまだ手間も費用もかかるようだから諦めざるをえない。実家の墓に入れてもらうのが、一番安上がりのようだ。数年もすれば、降雨で溶けて消失してまうだろう。

実家と不仲の人は、折を見て和解しておく必要がある。関東の近郊には墓地造成が盛んだ。自然破壊だし、どうせ貧しいだろう子孫に墓地の維持費用を負担させるのはよくない。
(自然葬=墓でなく、海や山などに遺体や遺灰を還す葬送の方法、散骨とも)

2 葬儀
こちらはごく簡単に。家族には折に触れて自分の希望を述べている。お経を上げてもらわなくても、戒名がなくても一向に気にならない。死ぬのは、永遠の休息についたことであり、何よりの救いなのだから。

ただ、葬送にはとりあえずの金が必要だろう。葬儀費用に詳しいサイトもある。50万円くらいは用意しておかないといけないだろうか。

3 尊厳死
今やほとんどの人の「死に場所」が病院や施設となって、あらゆる延命処置を受けるのが普通になっている。最後は苦しまないで、家族に看取られて、自然にお迎えを待ちたいと思っていても、そうはならないようだ。

延命措置を受けたくない場合は、文章による意思表示をしておけばよいらしい。「事前指定書リビング・ウイル」に意識が無くなって、意思疎通が出来なくなった際にも、治らないと判断されたときには延命治療はしないで欲しいと書き留めておくのだそうだ。

病院側に示すものだから、形式はそれほど厳密ではない。今のうちに書いておこう。医療費負担がずいぶん軽くなる場合もあるだろう。

4 死に急ぎ
この点は分かってもらいにくいかもしれない。中年以上の男性に見られるところだが、生き長らえる努力を捨ててしまったとしか思えない例が少なくないのだ。慢性疾患を持ちながら仕事を続け体に無理をかけるような例だ。

生活のために、病気を押して働き続けなければならない場合ももちろんある。しかし、現役の働き手だといっても、休日にインスリンを打ちながら遠方まで車を運転し、食事療法は省みないというのでは、家族から見たら健康維持の義務に反しているといわざるを得ない。

持病が今のところそれほど深刻でない私の場合は、事故死を思い浮かべたりすることがある。そんな時は、いろいろなことで気分が落ち込んでいたりするときだ。

それ以外にも、このところ食欲不振で体重が3、4kg落ちてしまい、胃がんの可能性があるので医者に診てもらえといわれるが、なかなか足が向かないようなこともある。慢性の痔疾を放置しているとか、いろいろ聞くことが多い。

経済的な面で医療費が負担になる場合は、特に受診を先延ばしすることが多いだろう。生きていく上で苦労が多く、もういいや、という例が多くならないよう願うだけだ。こちらは、生活水準の切り下げ策としても採用可能とは思えない。
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2008年09月01日

総合経済対策を読んで

「安心実現のための緊急総合対策」のエッセンスは、冒頭の「基本的考え方」に示されている。

「世界全体の構造的な価格体系の変化に対しては、・・・(1)移行過程における生活者の「痛み」や「不安」を和らげること、(2)経済・国民生活のあり方を抜本的に転換し、世界に先駆けて「持続可能社会」とするための構造改革を進めていくこと、(3)新価格体系に対応するための企業・家計の前向き・果断な対応を後押しすること、が必要である」

この記述は、(1)原油・食料・資源価格の上昇は、構造的な価格体系の変化であって元には戻らないとの認識が前提となっている。その上で、(2)海外への所得流出が増える中で、国内のパイが大きく増えることは望みがたいとの前提で国民の生活のあり方の転換を求めている。

つまり、世界の景気が減速ないし後退する中で、日本は世界に先駆けて景気後退が経済指標面でもはっきりしてきているのだから、所得増加は望みがたく、新価格体系で物価は上昇する。そんな中で、国民は持続可能な暮らし方に変える果断な対応、つまり「生活水準切り下げ」が必要であり、政府はそれを後押しすると言っているわけだ

上に引用した部分の直前には、「生活水準切り下げのリスクに直面している」との記述がある。

また、「財政健全化との両立に向けて」では、「マクロ経済上の大幅な需給ギャップが生じていない中で、有効需要創出を主目的とした財政出動は行わない」と明記していることや、「新価格体系」という用語で物価上昇が一過的なものにとどまらないことも想定しているように見える点が気になる。

財務次官は、対策決定前に「今回の対策自体は、需要不足を補う観点の対策ではない。新しい価格体系に移行し、それに対してどのような手当てをしていくかという考え方が中心になる」と述べたと伝えられており、基本的考え方については財務省主導で作成されたのだろう。

どうも、財務省は「新価格体系」を歓迎しているフシがある。

原油・食料・資源価格がさらに軟化し、かつ世界経済が早急に立ち直れば、日本の景気も全体としては改善に向かうだろう。しかし、経済主体の中でも格差が拡大しており、中小・零細企業が景気回復の恩恵をどこまで受けられるかは心もとない。

取引先の大企業は、中小・零細企業が死ぬ思いで達成したコスト削減をこの先の標準として使うだろう。労働需給が緩む中で、賃金は上がらないとみるべきではないか。

今回の対策では、中小企業等活力向上対策で見るべきものは新たな保証制度(原材料価格高騰対応等緊急保証)の導入くらいで、他には特段のものがない。省エネ車両・機器等の導入促進等燃費対策を利用して新規の投資に踏み切るような企業は当面の業績にそんなに不安はないはずだ。

中小企業の生産性向上対策はまったく空疎で、「業種別生産性向上プログラムの推進、IT化の推進(電子政府等)、高度人材の受入促進、留学生30万人計画」にいかほどの効果があるのだろうか。

うがった見方をすれば、資金手当てで乗り越えられるところには資金を用意しました。後は、新価格体系に対応できるか、企業が自己責任で判断し、果断な対応をしなさいということだ。

企業倒産が続く中、事業環境を見極めて、早めに見切りをつけ会社をたたむことも時には必要だし、それが結果的に傷を深くせずに済むということもよくあることだ。

内需については、消費減に伴って供給側の縮小も続くだろうから需給ギャップは拡大しないだろう。マンション業界などの縮小は速過ぎるが。

財政当局にとって、新価格体系への移行は待ちに待った朗報かもしれないが、庶民の暮らしには、重大な脅威になってくるだろう。

独断と偏見の将来予測や個人がなすべき対応について、いろいろ書いてきたが、基本的なところは間違っていないことを確認した。

メディアは、「景気浮揚に即効性のある施策はほとんど含まれていない。定額減税も一時的な減税にとどまり、消費に対する押し上げ効果は乏しい」とか、「緊急総合対策の『バラマキ』色は否めない」などと評している。

前者はそのとおりだろう、今回の対策の冒頭に景気浮揚を目的とするものではないとはっきり書いてある。後者については『バラマキ』で低所得者層の生活破壊を防がなければならないほど、事態が切迫していることの認識が欠けている。

この先、生活水準の切り下げが進むと、安全地帯の高台にいると安心している人たちの足元にも、水はヒタヒタと迫ってくるだろう。
posted by ZUKUNASHI at 12:00| Comment(0) | 生活防衛

2008年08月26日

独断と偏見の将来予測 5

独断と偏見の将来予測がどこまで的を得ているのか、そんなに自信があるわけではないが、事態は日を追って悪化している。

最近、知人が、遊戯場運営会社に勤める20代の子女が超長時間労働を強いられて退職せざるを得なかったと嘆いていた。

土地と住宅価格の急落で、特に転売目的で金額の嵩む不動産を買った人の中には、含み損が大きくなっている例が多いとも聞く。収入が増えない中、価格下落で転売もできず、自己破産を余儀なくされる例も生じているようだ。

最高裁発表の自然人(個人)の自己破産件数は、ここ4年ほど前年同月比減で推移しているが、2008/6は11,217件。完全失業率は2008/6に4.1%となり、2007年の年間平均を超えて2006年と並ぶ水準に上がっている。

上場企業の倒産も続いている。2008/8/25には不動産開発などを手がけるセボンが、東京地裁に民事再生法適用を申請したと発表。負債総額621億円。同時に民事再生を申し立てた子会社分をあわせると約785億円。

Jフロントリテイリングは8/25、傘下の大丸の100%子会社「今治大丸」を2008/12末で閉鎖し清算すると発表した。衣料品や高額品を中心に販売不振が続き、業績回復が見込めないという。

高額消費に限らず、庶民的な酒である焼酎ですら2007年度の出荷量が52万1,869キロリットルと、過去最高だった前期を1.7%下回って10年ぶりの減少だそうだ。

200/8/26の朝日新聞は、派遣社員の人員調整の動きが製造業全体に広がりつつあると報じている。「製造派遣最大手の日研総業は『今年に入り、派遣の依頼は前年より1〜2割少ない状態。7月からは解約も出始め、派遣稼働人数が減ってきた』という。厚労省幹部も『従業員に占める派遣社員の割合が増えているので、前回の景気後退期より速いテンポで失業者が増え始める可能性がある』と警戒する」。

厚生労働省が2008/7、全国の中小企業(従業員300人未満)4,412社を対象に実施した緊急調査では、原油高などで賃金調整や雇用調整に踏み切った企業は全体の12.5%に上った。希望退職の募集(3.3%)や解雇(3.4%)はまだ少ないが、賞与や賃金を切り下げた企業は57.0%だ。

雇用情勢の悪化と消費減、資産価格の下落が負の連鎖をなし、状況がますます悪化していくのではないか。富裕層の消費も、早晩落ち込んでいくはずだ。
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独断と偏見の将来予測 4

建設業やマンション業者の倒産が相次ぎ、この先も予断を許さない情勢だ。建設業は公共事業の減と入札制度の改革、加えて特に地方での民間設備投資の減が主因なのだろう。

都心に出ると新しい高層オフィスビルが目を引くし、東京周辺では立体倉庫の建設などが続いていて建設不況とも思えないが、マンション建設業者の下請け企業では仕事が少ないままだという。

マンションブームはデフレ脱却期待、金利と地価上昇見込みから需要が喚起されたもののようで、マンション購入を計画していた層の需要が一巡すると、供給と需要のバランスが崩れ、土地や資材の上昇で価格が高くなったマンションは値引き販売しても売れなくなっているようだ。

マンション建設が集中する東京近郊では、購入者の多くが一流企業に勤務する比較的若い世帯だと聞く。大企業と中小零細企業勤務者とでは、年収で5割から倍近い格差が生じており、後者では給与水準の上昇も見込めないため、新築マンションの購入は難しくなっている。

「住宅ローンの返済負担は年収の25%以内が目安」とされているが、税込み年収600万円、手取り収入が2割引きの480万円だとするとこの25%は年間120万円となる。生活費は年間360万円で月30万円。

金利3%、30年返済、年間返済額125万円で借りられる金額は約2,470万円。頭金がかなりなければ都心に通勤可能な立地のマンション購入は難しいだろう。

マンション購入を躊躇せざるをえない条件も続いている。
・ 食料品などの値上がり
・ 雇用の不安定性

まず、勤続期間が長くなっても給与が増えない給与体系の職場が多くなっている。
上場企業ですらあっという間に姿を消す時代になっていて、転職すれば給与ダウンは避けられない。

仕事を替えて通勤不能となれば売却を要するが、売却損は避けられない。人口減の中、都心は人口流入が続いているが、群馬、栃木では既に流出超過となっていて、千葉では都心から遠隔な地域ほど賃貸物件の空室率が高くなっている。

日本では、コストプッシュのインフレはあっても、需要に引っ張られたインフレは望み得ないから、実物資産の価格が上がったとしても、比較的需要の強い地域で一般物価の上昇率程度にとどまるのではないか。

日本の家計を貧しくしているのは、住宅ローンだとの指摘がある。50代半ば以降でも土地バブル時代のローン返済に追われている人も多い。住宅購入は慎重にしたほうがいい。

持ち家は、広さや環境など満足できる条件のものを購入できるのであれば、それに越したことはない。しかし、税金や維持費、修繕費等の負担があることも疑いのない事実。

立派な一戸建てを子供に残す人もいるが、固定資産税だけで年間30〜50万円もかかるとしたら、これを受け継いだ子供には安定的な収入がないと維持困難だ。

所得格差の問題に戻ると、トラック運転手などの月収は30万円前後、特殊機械のオペレーターでも残業が多くて40万円程度というのが実情だろう。今は残業も少なくなっているらしいが。

月収33万円として、ボーナスが年間2ヶ月分あれば税込み年収462万円。ボーナスは業績次第ということだろうから当てにはできない。ボーナスがなければ年収396万円。単身者ならともかく、世帯持ちが持ち家を持つのは難しいように思える。

上で引用したマンション購入資金手当ての計算例は、購入可能なギリギリの最低線、しかも綱渡りラインを示しているとしか思えない。

上場マンション開発企業や不動産流動化企業の株価は、1、2年前の5分の1、10分の1に下落しているものが多い。業績回復は難しいだろう。海外の機関投資家がREITを買い漁るような条件は消えた。

証券、不動産、建設関係では従業者数がさらに減る可能性がある。ハローワークの求人では、男性のホワイトカラーの求人は営業職程度に限られる。収入減に直面して悩む人も多くなるのではないか。

今になって、このままでは日本沈没だと狼狽し、首相を批判している政治家もいるが、既に難破状態ではなかろうか。GDP統計などでは見えていない経済実態は実に厳しい。
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2008年08月25日

独断と偏見の将来予測 3

学齢期の子供のいる家庭では、教育費の負担が重い。2年半前に東京・大阪の公立小中学校では、児童・生徒のうち4人に1人が修学援助(=文房具代や給食費、修学旅行費などの援助)を受けているとの報道があったし、この春にも全国的に公立高校の入学金未納や授業料滞納が増えていると伝えられている。

公教育が荒廃しているといっても、私学はおろか塾に通わせる余裕もない家庭が増えているはずだ。

若者の車離れは、若者の収入では車の取得、維持コストが賄えないということに他ならないはず。子育て中の家庭は、車を手放せないだろうが、排気量の大きい車を持っている場合は、維持コストの割高さが負担になるだろう。

結婚しない人の割合も引き続き高水準にとどまるだろうし、子供も一人ないしせいぜい二人にとどめる夫婦が増えそうだ。

(追記) 「年収200万円台で結婚する現実」について若い方がコメントしているブログがありました。若い人たちは、私が考えている以上に前向きでたくましいのかもしれません。ちょっと救われます。 

同年代の人と話すと医療費の支出が多い。知り合いの主婦は、歯科、心療内科(本人によればうつ病なのだと)、ホルモン系の病気で内科、そして耳鼻科と世話になっており、年間の医療費自己負担が軽く10万円を越えるらしい。

糖尿病の知人は、ジム通いで贅肉を落とし、毎日のインシュリン注射量は減ったというものの、月当たりの薬代が1万円を越えると言っていた。それでも、食事療法はおろそかにしているらしいので、贅肉落しと運動だけでは限界があり、いずれ透析を要するようになると脅かした。

高血圧治療のための診察と降圧剤の購入だけでも月5千円程度要する。節約のために診療を見送っている人も少なくないはずだ。医者にかかれない人が増えているということは、かかりつけの医者も認めていた。

歳を取ってから支出が嵩まないようにするためには、若いときからの健康維持の心がけが一番かもしれない。

老親を持つ人の一番の悩みは、親の介護の手間と費用。知り合いの主婦は、実家の老母を思いやるが、管につながれた状態になったら、延命治療は最小限にしてもらうと、今のところは言っている。

60歳を過ぎたら、自分の死に方をどうするか、遺族に大きな負担を残さないよう、心構えを決めておかなければいけないように思う。前回、自分の事故死についての思いを書いたら、さびしいことを書くなとお叱りを受けたが。

葬儀を巡ってトラブルが多発していることも、先行きの変化を示唆している。故人を敬い手厚く葬りたいと願っても現在一般的な葬儀には予想外の大金がかかるということではないのだろうか。
(追記)こちらは「葬儀費用の工面の仕方」。若い方のようですが、よく調べてあります。

墓地販売のパートの経験がある知人が教えてくれたところでは、大都市郊外に次々と造成される墓地は売れているらしい。70歳を越えた方から、墓地の下見に行ったら息子が万一の時は全部しっかり面倒を見るからそんなことはしてくれるなと懇請したとの話を聞いたことがあるが、今思うと特に恵まれた例のようだ。

生活全般にわたって、根本的な意識変革を余儀なくされ、既にかなり進行しているのだろう。これまでの「常識」が通用しない時代に入っていて、特に中年以上の者には、生活意識や慣行を変えるのに苦労がありそうだ。

経済的に困窮度の増している人が増えていることは間違いなく、それが社会の矛盾と不安定化につながり、暗い、深刻な事件の多発につながっているのに、政治活動や社会運動面で特別の動きが見えないように感じるのはなぜなのだろう。

政権を担当する与党が変わったら、もっと悪くなるという脅しでもあるのだろうか。それとも、生活に追われてそんなことを考えている暇がないからなのだろうか。

今はそうかもしれないが、マグマは次第に表層に迫り、ある時、大きな変革を呼ぶ。それが避けられないし、必要なのかもしれない。
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2008年08月24日

独断と偏見の将来予測 2

野菜価格が2008/7中旬以降、平年より2割程度安い状態が続いているとのニュースも、とても気になる。私には、これは消費者の節約指向の表れとしか思えないからだ。

健康維持を図る上で野菜を食べる重要性は疑いのないところだが、一方、カロリーは低いから野菜を少ししか食べなくても、当面は腹がすいて困るということもない。年配者の場合には、通じが悪くなったりしてすぐ影響が出る場合もあるが、年寄はもともと食べる量が少ない。

既に、小麦値上げの影響で、パン・麺類からコメに消費がシフトし、調理食品でも節約傾向が強くなっているとの指摘がある。家計が自炊を増やすことで節約を行っている表れで、電気・ガス代の費目をみると、値上げされているにもかかわらず、使用量は増加しているのだそうだ。

高級食品の「お取り寄せ」などは、一部の富裕層のやるもので一般には関係ない習慣になりそうだ。栄養補助食品は買わない、外食しても飲み物抜きにする。外出時に飲み物が必要になるのであればペットボトルに飲み物を入れて持参するという人もいる。

先日、コーヒーの粉がなくなったので、近くのスーパーへ行ったらストアブランドが売り切れ。大手スーパーのストアブランドは種類が増え、品質も別に差はなく、価格も安い。食パンでもストアブランドが見られ、これらと競合する大手メーカーの製品も価格引き上げが通りにくくなるだろう。

既に、ガソリン節約、外食、旅行などのサービス消費の落ち込みは顕著となっている。外食は回数が減り、平均単価はほぼ横ばいにとどまっている。サービス関係は、外食を筆頭にさらに支出減が増えそうだ。散髪では千円散髪の店が増えているし、エステ店は閉店するところが多い。

一方、交通・通信費は増加しており、鉄道通勤定期代と移動電話通信料の支出増が主因。特に鉄道通勤定期代の増加は、ガソリン高で自動車通勤から電車通勤にシフトする人が増えていることが要因と見られ、タクシー代についても平均単価はほとんど上がっておらず、その一方でバス代の平均単価は上がっている。

耐久財では、冷蔵庫、洗濯機、エアコンの白物家電が増加しており、1997年度消費税率引き上げ前の駆け込み需要の買い替え時期が来て、省エネ効率の高い新型への買い替えと見られる。

教養娯楽関係では、教養娯楽用耐久財の消費量が増えていて、特にテレビが堅調。北京五輪、2011年地上波デジタル化効果とされている。パソコン需要も堅調で最近の外国製格安ノートPCの販売によって、消費者ニーズが喚起されているとの見方がある。

パソコンの需要増は、若年者はいうまでもなく、年配者もパソコン利用、インターネット利用に積極的になっているためだろう。インターネット加入件数は2007/12末の2,830万件から2008/3末には2,875万件となお増加している。

テレビにしてもパソコンにしても、家の中での安上がりの娯楽や趣味で時間をつぶす傾向が出ているとも言える。新聞の夕刊購読を止める家庭も増えているらしい。

10代の若者が、1年間に1回以上経験した余暇活動は15.6種類。10年前より6種類減。減少傾向は全世代でみられたが、10代〜30代が顕著だったとのデータもあり、若い世代の活動の幅が狭くなっているのは、社会全体の将来を考えると良いこととは思えない。

ブランド物、キャラクター商品の買い控えは進行するはず。

世界トップブランド紳士用腕時計は、新品が80万円弱、オーバーホールと若干の修理で30万円弱、中古で売ると20万円弱だと聞く。持っていることがステータスでも、維持コストはべらぼう。こういうものを親が残してくれたら、即換金に限るかもしれない。

キャラクター商品も、やむをえない場合以外は親は買わないようになるだろう。
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