2011年05月27日

自転車のパンクを直す

5月の連休中にスーパーに寄ったら、出入り口脇の自転車売り場に「パンクの修理依頼が多いため修理完了は5日後になる」との断り書きがあった。

どうせ暇な私、「パンク修理します」と胸に書いてスーパーの周りを歩いたら小遣いが稼げるかもとすぐ思う。もちろん、地震・原発事故被災者の方は、無料!

自転車のパンクにもいろいろあるが、チューブに小さい穴が開いたくらいなら、15分もあれば直せる。バルブの虫ゴムが古くなって空気が抜ける場合は5分だ。

ただ、チューブが裂けている場合やタイヤに穴が開いているような場合は、チューブやタイヤを取り替えないといけないから、前輪で25分、後輪で小1時間かかるだろう。マウンテンバイクのようにレバー一つでタイヤが外せるタイプは、タイヤ交換でも前輪後輪ともに20分程度だろうか。

チューブに小さな穴が開き、空気が抜けた場合は、市販の500円前後で買える「パンク修理セット」一つあれば直せる。ただ、最近の外国製の安い自転車は、最初からチューブが頼りない場合もある。自転車のタイヤとチューブは消耗品だ。

まず、タイヤとチューブを交換する場合を例示する。

@ 必要な工具等
右から、空気入れ、錆取り・潤滑用シリコンオイル、モンキースパナ、プライヤー、鋏、ペンチ、古歯ブラシ、軍手。

錆取り・潤滑用シリコンオイルは、ナットが錆び付いている場合に必須、作業が終わってから回転部分に少し注しておくと回転が滑らかになる。油は、埃がついて取れなくなるので使わない。
鋏(ハサミ)は、新しいタイヤの包装を外すためなどに必要。古歯ブラシは、汚れ落しに便利、この作業の時は、パンク修理用のヘラが見当たらなかったために、ヘラ代わりにも使用。軍手は、手の汚れと怪我の防止に必須。

写真には載っていないが、新品のタイヤとチューブももちろん用意してある。今回は、タイヤとチューブのセットで998円だった。

A まず自転車をひっくり返す。


B 前輪の軸の両側のナットを外す。
ナットのプラスティックカパーは手で外せるが、堅くて外れなければペンチやプライヤーを使う。ナットの内側には、座金、泥カバーの支持棒、荷台の支持棒、車体の穴に嵌めるところがついた座金、車体の前輪を嵌める切れ込みの順となる。

何がナットの内側にどんな順番でついていたかは、覚えておく。デジカメで写真を撮っておくのも良い。

C 前輪の空気を抜き、車体から前輪を取り外す。空気を抜くのは、前輪のブレーキの間を膨らんだタイヤでは通り抜けられないため。空気を抜くためには、チューブからリムのスポークのある側に突き出ている空気注入用バルブのゴムキャップを外し、空気漏れを抑えるナットを緩め、バルブを左右に動かすとシューと空気が抜ける。

ここは、虫ゴムのついたバルブを抑えるナットの締め方で空気を入れたり、保持したり、抜いたりする仕組みとなっている。空気が入らない場合は、少し緩める。空気を抜くときは、ナットを緩めすぎると、ナットと虫ゴムのついたバルブが飛び出すことがある。

空気を抜き、タイヤを外したら、空気注入口の根元にあるナットを外し、出っ張りを内側に押し込む。タイヤとチューブを外す作業をやりやすくするためだ。


D 車輪からタイヤとチューブを外す。ここでは、本来はパンク修理セットについている樹脂製のヘラ状のものを使うが、今回は歯ブラシで代用した。ここでは、かなり力を入れることもあり、バチンと折れるようなものは使わない。歯ブラシの柄は、太くて使いにくかった。

バルブのあるところから離れた部分のタイヤをヘラでこじってリムから外していく。タイヤの片側、チューブ、タイヤの他の片側の順で外す。もともと、リムの縁は立ち上がっており、タイヤの円周より長いはずだから、簡単には外れない。だが、最初の一部を外せれば、後は簡単だ。

E 新しいタイヤとチューブを取り付ける。
タイヤとチューブのセット販売品は、最初からチューブがタイヤの中に入っているが、別々に買った場合は、タイヤの中にチューブを入れておく。

チューブには、新品のバルブがついているがナットなどは全て外し、リムの穴から空気注入口の出っ張りが少し出るようにしておく。

タイヤとチューブの取り付けは、外す時と逆の手順になるが、今度はバルブのついた場所からはめていく。最後の15cmから20cmを入れるところが一番難航する。しかし、無理やり入れても、タイヤが切れたり伸びたりはしない。

リムのチューブが落ち着くところには、スポークの取り付け部分があり時として鋭くなっていることがあるので、通常、ゴムの細いベルトが敷いてある。リムにタイヤとチューブを嵌める前に、その保護用のゴムがあるか確認する。古いものがあれば、そのまま使う。

F タイヤを嵌めたら、空気を入れてタイヤのバランスを確認する。Eの部品を嵌めて軽めに空気を入れる。トントンと地面に落とすような感じで振動を与え、チューブがどこかでたわんでいないか調べる。リムの内側にはまっているタイヤの深さが均一かも調べる。

バルブの付近は、チューブが横に広がりタイヤが中まではまっていないことがある。次の図の青い部分はチューブが広がっている。このような状態なら空気を抜いてバルブに近い部分のタイヤが奥まで入るように強く押し込む。


G 車輪を嵌める。Bの逆の順に支持棒などを取り付け、一番外側のナットで仮とめする。空気を入れ、タイヤを回し、車輪軸が車体に対し90度の角度になっているか、ずれていないか調べる。

問題がなければ、ナットをしっかりと締める。タイヤの空気も必要量入れる。タイヤの空気は、空気が多いほど、つまりタイヤが堅いほど速く走るが、乗り心地が悪くなるし、腰を痛めることもある。道路にある盲人用の案内タイルを乗り越えるときに、わずかにそれとわかる程度の柔らかさになるよう、乗る人の体重に合わせて調整する。

今回は、写真を撮りながら作業をしたことや、籠の補修もしたので約1時間かかってしまった。

パンクを修理する場合は、車輪を外さなくても、次の手順で済む。

A チューブの空気を全て抜き、リムの片側からタイヤの端を外側に外すことだ。パンク修理セットには、樹脂製のヘラ状のものが付いていて、これをリムの内側に差し込んでタイヤの端を外す。この時、バルブの根元のナットを回してバルブがリムの穴の中に入るようにしておく。

タイヤの端の部分にはワイヤーが入っていて、外しにくく感じるだろうが、力を加えて外せばよい。そして、タイヤとリムの隙間からチューブを引っ張り出して傷や穴を探す。

B 空気漏れの穴は、ある程度大きければ、チューブのバルブから空気を入れると空気が漏れる音がするから容易に分かる。分からなければ、石鹸液を塗るのはよく知られた手法。

C 穴が見つかったら、空気を抜き、石鹸液を良く拭き、穴の周囲をサンドペーパーで擦る。そして、セットに入っているゴムのパッチの透明なフィルムを剥がし、これとチューブの穴の周りにゴムのりを塗る。

たくさん塗る必要はないし、塗りすぎるとかえってよくつかない。そして数分置き、ゴムのりがよく乾いて指でさわってもペタペタしない程度に乾いたら、両者を接着させて平らなところに置いて木槌などで叩く。普通、木槌などないから、木片などを探してその上から金槌などで叩けばよい。

D 後は、また空気を入れて、漏れがないことを確認してからチューブをタイヤの中に戻す。この時もチューブの空気は抜いておかないといけない。チューブのバルブをリムの穴から出してナットで止め、タイヤの端をリムの内側に戻す。このときもヘラを使い、ねじ込む。

チューブのバルブに虫ゴムのついた空気漏れを止める部品を差込み、ナットで上から抑える。そして、空気を入れてタイヤを膨らませれば完成だ。

名前を知らないが、バルブに差し込む「虫ゴムのついた空気漏れを止める部品」の虫ゴムが古くなったために空気が漏れることはよくある。上に書いた手順の中で、何度も空気を入れたり、抜いたりするが、空気を入れるたびにこの「虫ゴムのついた空気漏れを止める部品」とそれをとめるナットを付けなればならない。

確かに面倒といえば面倒なのだが、自転車を愛用する人が、5日も修理に出したままにしておくのも不便極まりないだろう。自分で挑戦してみて、手に負えなければ自転車に頼むのが良い。

前輪なら冒頭に書いたように車輪を外して作業をしたほうがやりやすいように思うが、後輪は車輪の着脱が容易でないので、上の方法をとるしかない。

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posted by ZUKUNASHI at 20:50| Comment(0) | 生活防衛

2011年02月09日

自転車を修理する

パートで使っている自転車が購入後2年以上経過し、後輪のタイヤが坊主になってしまった。路面状態によっては横滑りするように感じるし、仕事中にパンクされたら困る。タイヤ横のリムに近いところにはヒビが入っている。2年以上、80kg以上の負荷に耐えつつ、特段の故障もなく走ってくれたのだからありがたいと思う。

この自転車は、中国製の外装6段ギアの軽快車だ。購入価格は12,800円。買ったときは何ヶ月持つのかと心配したが、シリコン油を差したり、早めに緩みを直したりしていたので長持ちしたのだろう。

自転車のパンクやタイヤ交換は、レバー一つで車輪が外れるマウンテンバイクでは何度もやっているし、軽快車、通称ママチャリも、前輪なら節約のために自分でタイヤを交換したこともある。

しかし、今度は後輪だ。家人の乗る軽快車の前輪は自分で交換できても、後輪は難しそうなので不都合が起きて文句を言われたくないとの気持ちが強く、自転車屋に持っていって交換してもらったら、確か4,500円ほどかかった記憶がある。

私の自転車は、もうほとんど償却済みだ。同等の新品も1万円くらいで買える。さて、どうする? 思案した結果、タイヤとチューブを買ってきて自分で交換してみることにした。

タイヤは、先週末にウォーキングをかねて、往復4時間で遠くのホームセンターから2本買ってきてある。工具は、家にあるもので足りるはずだ。交換タイヤにはチューブが付属していなかったが、近くのホームセンターで買えばいい。

あとは、自分のやる気が起きるのを待つだけと3日置いて、昨日、寒い中、ダウンを着込んで作業を開始した。モンキースパナとドライバー、それにプライヤーだけで分解はぐんぐんはかどる。

車輪を外し、タイヤとチューブを交換。少し空気を入れて異常がないことを確認し、さて、組み立てだ。車輪をはめ込み、6段ギアのディレイヤーを取り付け、スタンド、荷台の支持棒と泥除けの支持棒の順に付けていけばいいのだが、ディレイヤーの取り付け方が分からない。

マウンテンバイクの場合、車体のどこかにディレイヤーを取り付ける穴があるのだが、探しても見当たらない。外したときには、確か、ネジを回し、裏側についていたナット兼用のコマを拾った記憶がある。

結局、最初の作業は2時間余で頓挫。腰が痛いし、寒くて凍えた。

夕飯を食い、落ち着いてから、ネットで組み立て方法を探すが、私の自転車のようなタイプは見当たらない。やむを得ず、今度は玄関に自転車を持ち込んでディレイヤーの取り付け方を探求した。

結局、車軸が入る横長の溝の奥にコマを嵌め、そこに取り付けるらしいと推定。コマを差し込んで反対側からディレイヤーをネジで止めるのは難しいが、そうやればしっかりと固定されそうだ。

本日、昼前に作業再開。なんどかやり直して、どうにか取り付けが完了した。車輪のブレを直し、ブレーキを調整し、完全復元。シリコンオイルを差し、5分ほど走ってみるが、大丈夫だろう。ギアもきちんとシフトする。

やれやれ、これで作業労賃2,500円節約。いや、自転車を買ったところでは後輪の交換労賃1,500円とあったから、1,500円だ。

それにしても、自転車は安いと思う。駅前などに放置され、行政当局が撤去した自転車が置き場を一面埋め尽くしている光景を良く見かけるが、自転車の修理は少し慣れれば決して難しくない。

パンクは、数百円のパンク修理セットで数回直せるし、タイヤやチューブの交換もマウンテンバイクタイプなら容易だ。時間のある年配者には、手がけてみることをお勧めしたい。

足掛け2日にわたった自転車修理、ふくらはぎと背中、腰が痛い。まあ、ここまで覚えれば、大きな故障がおきるまで、今の自転車と付き合えるだろうから、機会利益はささやかだが、良しとしよう。
posted by ZUKUNASHI at 16:43| Comment(0) | 生活防衛

2010年08月29日

夏の終わりは家の掃除

こういう記事は、亭主族には歓迎されないらしいが、プロの掃除集団に依頼するカネもない亭主は、夏のうちにやっておくべき仕事がある。

@ レンジ周り・フードの油汚れの掃除
今年は特に暑かったから、レンジフードに付いた油が酸化して嫌な臭いを発していないだろうか。夏は油が軟らかくなっているから油汚れを落とす好機だ。

用意するものは
A 使い捨てのポリエチレンの手袋。なければ、スーパーで汁が出そうな魚などのパックを入れてくれる薄いポリエチレンの袋でもいい。手の保護のためだ。

B 古い衣類。綿の洗いざらしの下着が好適だ。これを鋏で適当な大きさに切っておく。

C 油汚れ落とし用洗剤。商品名を挙げるとマジックリンなど。この商品はホームセンターに行くと業務用の大きなボトルが売っている。

ポリエチレンの手袋をつけ、汚れたところに洗剤を吹き付け、ボロ切れで拭けばいい。

汚れがひどいときは、ボロ切れを使う前に厚めのポリエチレンの袋を手にかぶせて、洗剤を吹き付けた汚れの場所をやさしくこする。乾いた油汚れに洗剤を染み込ませる効果がある。

レンジフードの溝の部分に油汚れが溜まっているから、ここは洗剤を吹きかけ、暫く時間を置いてからボロ切れに汚れを染み込ませる感じでふき取ればいい。

一応、手袋をしていても薄いものだから、金属の端で手に傷をつけたり怪我をしないよう気をつける。

A 風呂場の床の汚れ掃除
今年は、春先から湿気が多いせいか、風呂場にカビが生えた。カビは、カビ取り用の洗剤・薬品を使う。泡になって噴き出すものが使いやすい。

薬品を吹き付けたら、すぐに古歯ブラシや毛先の柔らかいブラシでカビの個所に薬品をムラなく塗りつける。この作業の間、換気扇を回し、かつ短時間で済ませるようにする。

長時間臭いを嗅いでいると、鼻がおかしくなる。

15分程度経過したら、泡が消えてカビの有無が分かるので、カビの落ちたところには水をかけて薬品を洗い流す。カビが消えていないところは、同じ作業を繰り返す。

カビ取りが終わったら、床の掃除。ユニットバスの床は、滑り止めのために細かい凸凹がついていて、ここに汚れが入り込むとなかなか取れない。

この場合は、黒く汚れた部分に@で使った油汚れ落とし用洗剤とクレンザーを振りかけ、靴洗い用ブラシでゴシゴシと擦る。埃と皮脂とカビなどの複合汚染のはずだから、この洗剤の組み合わせが一番効果がある。

ゴシゴシ擦っては水で洗い、また洗剤を振り掛けてゴシゴシの繰り返しだ。

B トイレ
暑いときは、トイレの汚れが臭いやすい。こちらは、酸性の掃除用洗剤・薬品が良く効くようだ。便器の内外、床、そして壁もよく拭かないと臭いはなくならない。

ここでもポリエチレンの手袋をつけ、水に濡れてもすぐには溶けないキッチンペーパーやボロ切れなどに酸性の掃除用洗剤・薬品を染み込ませて清掃するのが便利だ。

便器の内側には、洗剤・薬品を噴射し、その後に汚れを擦り落とす感じでふき取る。上のようにすると、ブラシを使うより細かいところまで手が届く。

掃除用洗剤・薬品を含ませたキッチンタオルなどで拭いた後は、便器の内側を除き、ボロ切れに水を含ませて拭き、洗剤・薬品が残らないようにする。

この酸性の薬品は、メッキの部分にかかるとメッキが変色してしまうのでを十分気をつける。

拭き終わった紙は、手袋を脱ぐ際に内側に巻き込むようにして封じ込め、燃えるゴミで捨てる。

日ごろから、少し汚れたと感じたら早めに掃除をすれば、そんなに苦労をすることはないのだが・・・。

世の中には、マメなご亭主もおられるようだから、得意技があればご披露願いたい。
posted by ZUKUNASHI at 08:00| Comment(0) | 生活防衛

2010年08月07日

6230円で親子4人白鳳時代へ日帰り旅行

夏休みに子供をどこかに連れていきたいが、経済的な余裕もないと悩む親御さんも多いだろう。子供の学習にも役立つ格安ハイキングプランを紹介しよう。

行き先は、千葉県成田市の房総風土記の丘と坂田ケ池総合公園、そして栄町の龍角寺だ。


大きな地図で見る

JR成田線の下総松崎駅から徒歩で15分ほど歩くと坂田ケ池総合公園。キャンプ場もあり、その周辺は人が多いが、起伏のある地形と自然を活用した開放感のある公園だ。夏は、蓮が満開のはずだ。

ここでしばらく休んだら、池の中央にある浮き橋を渡り、道なりに300mほど歩くと車道に出るのでここを左折、車に気をつけながら坂を登る。坂を登りきった左手に駐車場があり、その奥が旧学習院初等科正堂。

駐車場が終わったところから右に入ると岩屋古墳に通じる道になる。岩屋古墳は古墳群の中でも特に大きい意味のあるものだから、見ておこう。

小道を戻り、150mほど先の道の分かれ目を左に行くと県立房総の村が右手にある。ここは有料。パスしても良い。

この辺から道の左側に広がる林に入り、林の中の小道を歩こう。木木の緑が美しい。この辺りで撮った写真をいくつか掲載している。

林が途切れる辺りで車道と交差するので、反対側に渡り古墳群の中をまた歩く。房総風土記の丘資料館(有料)の少し離れた周りを時計回りに歩いていることになる。

次の目的地は、龍角寺。龍角寺の方向案内板に従って、成田安食バイパスのトンネルを通り、細い道を歩く。通る人も少なく心細いかもしれないが、ここからは一直線に龍角寺に通じており、距離は1km強。途中、見るものもないのでさっさと歩く。

下が龍角寺の正門だ。



龍角寺は、全国でも最大級の方墳である岩屋古墳を造ったこの地域の豪族が7世紀後半頃に建立したとされ、東国では最古の寺院の一つになる。

7世紀後半は、日本古典文化の最盛期で、高松塚古墳壁画も描かれた白鳳時代(「大化の改新」の645年から「平城京遷都」の710年迄とする説が有力)に当たり、当寺本尊の薬師如来坐像は、709年に作られた白鳳仏の一つとされている。

残念ながら古い建物などはあまりない。本堂跡、仁王門跡、塔跡などにより、昔の姿を想像するしかないのはちょっとさびしい。



由来などは、県のサイト個人のサイトを参考に。

帰りは、安食駅へ出たほうが近いようだが、直線距離で2km程度ある。房総の村入り口まで戻ってバス利用(安食駅、成田駅)が無難だろう。

上野駅から下総松崎駅まで片道890円、最短1時間9分。親子4人、1人小人なら往復で6,230円で済む。林の中は比較的涼しいが、道路を歩くときは暑いので、無理せずに体調を考えて歩こう。

奈良や京都へ行かずとも、古代の文化に触れることができるということだ。
posted by ZUKUNASHI at 13:51| Comment(0) | 生活防衛

2009年10月12日

掛け時計を修理する

久しぶりに生活防衛・エコ生活の話題だ。

1週間間ほど前から、居間の掛け時計の秒針が「45分」の辺りで足踏みし、進まなくなった。電池を換えたり、叩いてみたりしたが、症状は改善しない。4年程前に買った電波時計なのだが、電波を捕らえる力が弱くて、ほとんど単なるクオーツ時計になっていた。

さて・・・・掛け時計がないのも、いささか不便だ。新品に換える? 4〜5千円の出費だ。そういえば、何年か前に、子どもが工作で作った掛け時計を生き返らせようとムーブメントを買ってそのままになっていたはず。

探し物は、意外と簡単に見つかった。これをつけてみよう。ダメでもともと。

分解は手馴れたもの。裏蓋を開け、前面のガラス板も外す。要するに、文字盤だけの姿にしてしまうわけだ。



針をそっと外す。秒針、分針、短針ともに、引っ張れば抜ける仕組みになっている。少しきつく差し込んであった。これをそっと、脇において、今度はムーブメントを外す。数箇所のネジを外せばOKだ。

故障した掛け時計は、ムーブメントのほかに電池ケースもついていた。最初単3電池1個で動かすはずだったのが、電池の力が足りずに単3電池2個が入るケースを追加したらしい。こちらも外す。

そして、次に新しいムーブメントをつけるのだが、いくつか問題がある。

@ 古いムーブメントと新しいムーブメントでは、ネジの場所が異なる。
A 古いムーブメントを固定するために何箇所か突起物があり、新しいムーブメントを取り付けようとしても安定しない。
B 新しいムーブメントは、木製の厚い板の文字盤に取り付ける予定だったので、針を取り付ける中央の出っ張りが前に出すぎてしまう。

難題山積で作業が頓挫してしまったが、ここで開き直り。どうせ、不用品の活用なんだから、1年でも半年でも動けばいいさ。

たまたま目に入ったダンボールを適宜切って何枚か重ね、ムーブメントと文字盤の間に挟む。これでA、Bはクリア。

問題は@だが、工作の場合は、ムーブメントは文字盤の側から中央の出っ張りをナットで締め付け、固定するようになっている。とりあえず、それで足りるのでは? ということで新しいムーブメントをネジ止めすることは見送る。

さて、次は、針の取り付けだが、中央の出っ張りに秒針、分針、短針を差し込もうとしても、秒針は入るものの、他の二つはまったく入らない。

幸い、出っ張りの分針、短針を取り付けるところはプラスティックで出来ているから、これを削れば入るかもしれない。ヤスリがあったはずだが、道具箱を探すのも面倒だ。ここで、爪切りが目に入り、あそこにヤスリがついているじゃないか!

しばらくこれで出っ張りの周囲を削り、スポッとはまりはしないものの、接着剤の助けを借りれば何とかなりそうだ。

瞬間接着剤は、後で微調整が効かないから、靴の修理に使った透明なゴムのり類似の接着剤を使う。針が三つとも取り付けられたが、苦心惨憺しているうちに、針が曲がってしまい、長針が短針に引っかかってしまう。それに、接着剤がはみ出て、長針と短針が別々に動くか少々心配だ。

なんとか調整して、一応動くようになった。秒針が動くと長針もかすかに動いている。

後ろに紐を通して壁にかけた。少し様子を見よう。

1時間後に見てみると、長針が止まっている! やはり針のつけ方がまずかったようだ。もう一度強く差し込む。

また、1時間後、なんとか動いているが、5分ほど遅れている!!。接着剤の影響で針が重いのかもしれない。長針をぐるぐる回して摩擦を少なくする。

もう大丈夫なはず。ガラスカバーをつけて壁にかけなおす。見事完成だ!!

翌朝、時計の指す時刻を確認すると、少し遅れているようだが、まあ、インテリアに過ぎないから、よほどおかしくなければ許容範囲だ。

家人は呆れていたらしい。普通の人は、掛け時計の裏ブタを開けようとは思わないと。

なお、ムーブメントは、工作用品などを扱う店で、単なるクオーツの場合600円程度で買える。電波時計用のものは1200円から1500円程度。部品メーカーは、そのムーブメントに合った針も売っていて、そちらの使用を勧めている。
posted by ZUKUNASHI at 19:36| Comment(0) | 生活防衛

2008年09月30日

節約は海の向こうでもまったく同じ

米国では、クリスマス商戦期が近づくにつれ、非日常品を販売しているチェーン店や過剰債務を抱える企業の倒産リスクが意識されているようだ。

ロイターの報道によると、このクリスマス商戦は数十年来の低迷を示す可能性があり、家電販売チェーン大手のサーキット・シティー・ストアーズは、9/29発表した四半期決算で四半期損失が拡大したことから、懸念が強まっていると。

このほか、クリスマス期間の動向が注目されるのは、エディー・バウアー、クレアーズ・ストアーズ、ギター・センター、ローマンズ・アンド・オリエンタル・トレーディング、クリスピー・クリーム・ドーナツ、エル・ポヨ・ロコ(鶏肉レストランチェーン)などなのだそうだ。

エディー・バウアーは年寄りでも着られる比較的手ごろな衣料なので知っているし、クリスピー・クリーム・ドーナツも名前は知っているがそんなにクリスマスが勝負時期なのだろうか。

S&Pの専門家によると、「各社とも債務不履行を起こす予備軍と考えられている」とのこと。消費者の支出減でレストラン業界全体、特に高レバレッジ企業にリスクがあるとの説も。

外食・宝飾などのぜいたく品購入の抑制が多くの小売業を圧迫、今年に入りリネンズ・アンド・シングス、クッキーチェーンのミセス・フィールズ・フェイマス・ブランズ、衣料品のスティーブ・アンド・バリーやグッディーズ、百貨店のボスコフス、マービンズなどが破産法適用による債権保全を申請したと。

ボントン・ストアーズや、シアーズなども注意リストに載っているらしい。ディスカウントチェーン以外ほとんど全てが問題をかかえているとは、驚きだ。宝飾品小売の業界団体は独立系小売店舗の20%が、5年以内に事業を閉鎖すると予想しているそうだ。

日本も既に同じ傾向が出ているから、これらの業種から破綻するところが出てくる恐れ大だ。
posted by ZUKUNASHI at 18:50| Comment(0) | 生活防衛

2008年09月04日

こんな生活苦をもたらした政権は

朝日新聞の報道から
多重債務を抱えて自己破産した労働者110人のうち3分の2がパートや派遣など非正規雇用の人だったことが、近畿弁護士会連合会の調べでわかった。うち4割は生活保護基準に満たない低賃金だった。不安定な雇用で働いているワーキングプアが、生活苦から借金に頼らざるをえなくなっている実態が裏付けられた格好だ。

110人のうち正社員は35%で、残り65%はアルバイト、契約社員、派遣など非正規雇用が占めた。男性は正社員と非正規雇用の割合がほぼ半々だったが、女性は8割が非正規雇用だった。賞与や手当などを含む平均月収は20万円以下が72%、10万円以下も34%。非正規雇用に限ると10万円以下は54%を占めており、賃金の低さが際立った。

全体の32%は生活保護基準以下の月収しかなく、要保護状態にあった。ただし、生活保護を受給している人はいなかった。A

働く意思も意欲もあり、現に働いているのに、病気になっても治療を受けられないほど困窮しているなら、遠慮なく生活保護を申請しよう。小泉政権の構造改革で一層痛めつけられるようになった社会的弱者にとっては当然の権利だ。

次も朝日新聞のサイトから。原文のまま。

森永卓郎氏 「力ではい上がって行こうと思えないから批判もしないんです。弱れば弱るほど自分を救い出してくれる白馬の王子様を求める傾向が強くなっていくのが人間の基本的心理です。小泉首相を圧倒的に支持したのも実は負け組なんです。でも彼らが見ていたのは幻想で、自分を引っ張り上げてくれるのではなくてもっとひどいところに落とされてしまった。でも、そこで支配階級に怒りをぶつけるのではなく、その下のたたきやすいところをたたくだけなんです。本当の真犯人に対しては批判する能力を失っている」

ブルームバーグが伝えたウィリアム・ペセック氏のコラムから。

小泉さん?
「小泉純一郎さんの復帰待望論もありましたね。確かに、01−06年にかけて、10年も先送りされてきた不良債権処理を銀行に求めたのは素晴らしい。公共投資の削減や郵政事業の民営化も評価できます」

「しかし、小泉さんを『改革者』とみるのはロマンに過ぎません。小泉さんは口だけでした。日本に必要なことは何かを言うだけ言って、後継者に実行を任せた。世界最大級の公的債務と人口減少、スタグフレーションという問題に取り組むことを小泉さんが引き受けたと、本気で思いますか」

「国際社会の大半が覚えている小泉さんの最後の姿は、06年のエルビス・プレスリー邸訪問のときの楽しそうな様子です」
posted by ZUKUNASHI at 20:34| Comment(0) | 生活防衛

生活水準はこう切り下げる 3

8 教養娯楽費(続き)
旅行費用も金額が嵩む。家族揃っての帰省費用は、帰省の頻度を間引きすればよい。最近は自動車を使わずに公共交通機関を使う傾向があると聞くが、それでも大きな金額だ。

家族旅行は極力日帰り、泊まる場合は公的な宿泊施設を使う。普段の休日は公園等の場の活用を考える。

年配者は、旅行が好きな人が多いようだが、自分にその余裕がない場合は、そういう人とは付き合わないようにする。私の場合、名所旧跡を巡っても感激がなくなってしまったし、食べる量も減り、酒にも弱くなったので遠出して高い旅館に泊まる意味もなくなった。

私のお勧めは、スーパーで食べ物や飲み物を調達して出かける日帰りハイキングだ。主婦も調理の手間が省けるし、郊外を探せば四季折々の自然を楽しめるところは都市近郊にも少なくない。

体力があれば、登山もいいし、歴史が好きなら都市の中にも訪れてみる価値のあるところは多い。もっとも、人によって趣味は異なるもので、史跡の説明を聞いてもほとんど残らない私の場合、おのずと郊外に足が向く。夫婦で同じ趣味なら問題ないが、そうでない場合は連れを見つける努力が必要だ。

日ごろのいろいろな思いを語り合える連れがいれば、長い道のりを歩いても退屈することはない。

熱帯魚や動物の飼育も子供には有益だし、一人暮らしの人には寂しさを埋めてくれる大切な友のこともあるが、そういう意味がなくなったら考え直す。愛玩動物の消費する餌は人間の食糧と競合する。

ぬいぐるみや安価なアクセサリー類の購入を控える。単価が安く、少しの金額で買い物の満足感が得られても、ごみが増える結果になりかねない。

パソコンは使い捨てる例が多くなっているようだが、一部の消耗品を交換したり少し手間をかければ買い替えずに長期間使える。修理にはある程度の知識が必要だが、周りを探せばそんな人は見つかるはず。多少のお礼は必要でも業者に頼むより格段に安く上がる。

メールやサイトを見るだけなら何年も前のパソコンで十分。このブログのアクセス記録を見るとwin98を使っている人も結構いる。中古パソコンはまだまだ使える。格安で入手できるので使わない手はない。

最後にギャンブル。競馬やパチンコは既に売り上げが減少。上にあげた節約策の前にまず見直すべき項目であることは、言うまでもないだろう。

競馬では、勝ち馬推理のパソコンソフトはそれなりの威力を発揮するようだが、主催者側はコースの手入れの一環で土を盛ってコースの傾斜を変えたり、微妙な変化を加えている。

どんどん勝ち馬を当てて、賞金を独り占めされては困るのだ。はっきり言うと、かく乱要素を加えているということだ。

9 交際費
年金暮らしの人に聞くと、冠婚葬祭などの交際費が痛いのだと聞く。お祝いも余裕がなければ、金に代えて気持ちで祝福するしかないかもしれない。

香典、供花を辞退する例が増えているのはありがたいことだ。香典は、もともとは葬式費用の助け合いであったはず。盛大な葬儀の費用を助け合いで出してやる必要はないだろう。お返しにギフトカタログをもらったりするが、不要な品ばかりだ。

現役世代も、職場内で中元や歳暮を贈る習慣はなくなったようだ。

年賀状は、年々投函される枚数が減っているらしい。100枚出して5千円ほどか。営業とかでやむをえない場合を除き、極力減らしたらよい。せっかくの年末年始の休みになんであくせく年賀状を書かないといけないのだろう。

10 被服費
ここには、かばん、ハンドバック、アクセサリー類、貴金属、腕時計、めがねなどの身の回り品が含まれるが、前に書いたように、高価なブランド物を買うのは考え物だ。

知り合いの主婦は、ブランド物の衣類を衣装ケースにいくつも持っているらしいが、普段着ることもなく、最近、病気のせいで急速に太ってきたのに、どうするのだろう。ブランド物の時計などは維持コストがべらぼうなことは前に書いた。

一般の衣類は、昔に比べて安くなった。綿花の価格もこの先上がりそうだが、今は買うよりも今ある手元の服を着つぶすのが先だろう。

背広を家で洗うこともできる。安価な衣類はそんなメリットもある。

11 理容衛生費
エステはどれほどの効果があるのだろう。屋外で体を動かし汗をかいて、お湯でさっぱりと流したほうが、きれいになるように思う。年寄りには、エステの効果を知ってもらいたい相手も機会もあまりないだろうから関係ないかもしれない。

理髪は、坊主頭でなくても電動バリカン使用でそれなりに仕上げることができる。頭髪の薄くなった年配男性の場合、家人が手伝ってくれれば、ほぼパーフェクトではないだろうか。電動バリカンは経費節約でのお勧めアイテムの一つだ。

消臭剤も節約したいものの一つ。トイレの臭いは汚れていることの信号なのだから、清掃すればよい。多くの場合、便座カバーが最大の悪臭減だからこれを忘れずに取り替える。

12 自動車関係費
マイカーについては、以前に書いた。団地内のカーシェアの仕組みはもっと普及したらいいのと思う。

日本自動車販売協会連合会が9/1発表した8月の登録車の新車販売台数は前年同月比14.9%減の19万3902台となり、2カ月ぶりに減少した。車種別内訳では、乗用車が同12.8%減の16万6153台、うち普通乗用車が同18.0%減の7万265台、小型乗用車が同8.5%減の9万5888台。

自転車は、交通費に区分されるのだろうが、これも使い捨てが多いのは嘆かれる。パンク修理などは市販のキットを使えば簡単に直せる。空気注入口のゴムが緩んで空気が抜けるようになったものの修理はさらに簡単。

先日、知人から変速ギアの切り替えができない自転車をもらったが、さび落しを注入し、根気よくレバーを切り替えていたら、三段切り替えが完全に復調した。

13 通信費
携帯電話の費用は、削減の余地が大きいだろう。インターネットのアクセス費用も安いものを選べばよい。特別な目的でヘビーに使うのでなければ、光回線でなくてもADSLでも十分なはずだ。

固定電話、これは悩ましい。家族が携帯電話一人一台になって、固定電話の必要性も乏しくなった。しかし、災害で停電の際にはこれが一番頼りになるから迷うところだ。

振り込め詐欺は、古い名簿を入手してかけているから、まず、固定電話にかかってくる。

14 食費、光熱費
これらは、こつこつ節約するしかない。外食などは既に大きく減っている。肉や野菜は消費減を反映して価格も軟調推移。加工食品など加工度の高い食品も減。焼酎などの嗜好品も減。

サバや秋刀魚は健康に良いし、これからおいしくなる。そして、鶏肉、卵に納豆、安くなった野菜。工夫の余地はいくらでもある。メタボなおやじにはカロリー制限で節食、節酒させ、健康維持と食費節約で一石二鳥。浮いた分で育ち盛りの子供には実質的な栄養をしっかりとらせよう。

食品は、メニューを決めて買い物に行くのではなく、その日の安売りのものを買うようにする。安い材料の組み合わせで料理を作るのは面倒でも、生鮮食料品はもともと出荷量の変動が避けられないのだから安いときにたくさん使う。高いときに買うことはない。

光熱費では電気の同時使用量を少なくして契約アンペアを落とすと毎月の基本料が節約になる。

乾電池をたくさん使う人は、即刻二次電池を導入するのがいい。建設業界では業務用で一般化している。単3、単4はどこの電気店でも見かける。電池交換のたびに充電器に入れ替えるだけで面倒なこともない。私は壁掛けの時計にも使っている。

これも自信を持って推奨できるものの一つだ。
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2008年09月03日

生活水準はこう切り下げる 2

5 健康維持
なんといっても安上がりの生活の基本は「健康」だ。健康なら粗食でもうまいし、良く眠れて気分も快調のことが多いし、自転車や徒歩で移動することで交通費の節約にもなるなどメリットを上げればきりがない。

国民健康保険に入っていると、今は年に一度健康診断をしてくれる。これは機会を逃さずに受診する。

そして、自分の体調は自分が一番良く知っている。飲酒の後、視界にシミが現れたりしたら重大な危険信号だし、血圧が高かったりすると肩が凝ったりしてなんとなくおかしいのが分かる。

歳を取り、疲れた、頭がすっきりしないと感じたら寝るのが一番だ。短時間、横になっているだけでもすっきりすることが多い。居眠りも良い。特に午後早い時間の短時間の居眠りは、むしろ夜よく眠れるとも言う。

無理せず、何事もほどほどにだ。悪いところがあれば、早めに医者に診てもらうのが、結局は安く上がるはずだ。医療費はバカにできないが、その費用は他の経費を節約して捻出する。

6 住居
昔、別荘を持ちたいと思ったことがあったが、数年前、車でアクセスできないような山奥の急傾斜地に格安の別荘を買った近所の人は、まもなく手放した。維持費が大変らしいし、泊まっていても降雨時には生命の危険を感じることもあったらしい。

少し前までの不動産の値上がりで転売益を得た話も聞くが、そんなことがこの先期待できるとは思えない。

何度も書いているが、若い人でも住宅購入は慎重にすべきだというのが私の持論であり、狭さに悩みがあっても収入の先行きに不安がある間は借家住まいでいくのがいい。都心への通勤の便に難がある地域の不動産価格は大きく下落しているし、空室も多くなっている。

この先、人口減や供給増で地価下落地帯は、より都心に近くなるはずだ。比較的都心に近く人口急増の街は、きれいにできていても子供を育てる環境とは思えない。住宅購入は決して急ぐことはない。

ただ、年金生活に入って家賃を払い続けるのは、その備えができていないと辛いものがあると聞く。公共住宅が増えればよいのだが、そんな動きはない。千葉県の私鉄支線の古い住宅団地では2DKで500万円などいうものも見られるようだ。

7 リバースモーゲージ
総合経済対策には、「福祉との連携がとれた住宅整備、リバースモーゲージの普及・・・」とある。リバースモーゲージは、自宅を担保にして借金をし、その借金を年金という形で受け取るものだ。

一定の年金があれば、その範囲内でやりくりするのが原則のはずで、それ以外に収入を得て豊かに暮らす仕組みなのかもしれないが、長生きするリスクや不動産価格下落のリスクはどうするのだろう。

維持費のかかる豪邸に住んでいる人などに当てはまる例外的な仕組みなのではないか。一般には「高齢者の安心・安全を支える居住空間の確保等」にはなりそうもないのに、おかしな話だ。

8 教養娯楽費
リバースモーゲージから一気に細かい話に移るが、節減の余地の大きいのは教養娯楽費だ。

驚かれるかもしれないが、新聞購読を止めるのは、どうだろう。年間約4万円近い節約になる。

現役世代は別として、引退した後にそんなにホットな新聞情報が必要だとは思えない。もちろん、社会人としては、世の中の動きを知りたいわけで、新聞が読みたければ都会なら図書館で見る手もある。ネットでもほぼ用が足りるし、近所から1、2日遅れの新聞をもらう手もある。新聞を束ねて捨てなくても良くなったと喜ばれるかもしれない。

あるところに、サラリーマンは朝1時間早く出勤して会社で新聞を読むという節約術があった。

もう一つは、テレビを捨てること。公共放送の受信料が不要になる。テレビが唯一の娯楽という人も多いから、あまり一般的ではない。でも、民放だけしか見ていない家も多いはずだ。

9/4、NHKが、75歳以上で市町村民税の非課税者の世帯について受信料の免除を検討していると伝えられた。テレビはお年寄りの生活には欠かせない場合も多い。税金もかからない低位所得では、テレビを捨てざるを得ない現実があるからだろう。

ところが、驚かされることに、この方針を聞いた議員の間には、後期高齢者医療制度を踏まえ、75歳以上にも応分の負担をしてもらうべきだとの意見があったらしい。 公共放送が映らないテレビを作ったらヒット商品間違いなしだ。

契約を止めるときは、「なんか、政府が生活水準を下げろといっているようだから」の一言でOKだ。

週刊誌、雑誌の購読はいの一番に見直し。ファッションの最新トレンドや趣味の分野の最前線なども半年に1回のフォローで足りる。情報などのサービスも止める。金をかけて情報を得てもそれが利益を生むことは期待できない。

集英社は9/1、月刊誌「PLAYBOY日本版」を2009/1号(2008/11発売)を最後に、映画誌「ロードショー」を2008/11/21発売の2009/1号で休刊すると発表している。

講談社は9/1、月刊3誌の休刊を決め、総合誌「現代」を12/1、「クロスワードin」を11/14、漫画誌「マガジンZ」を2009/1/26発売分でそれぞれ最終号にすると発表した。

節約可能アイテムであること、論より証拠だ。
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2008年09月02日

生活水準はこう切り下げる 1

総合経済対策を読んでの私の結論は、政府は、「国民は持続可能な暮らし方に変える果断な対応、つまり「生活水準切り下げ」が必要」であり、政府はそれを後押しするというものだ。

そして、特に75歳以上の者が保険で過剰な医療費を使うことについて、抑制的な姿勢だというもこれまでの政策で明らかになっている。

収入確保策については改めて取り上げることもあるだろうが、まずは、明日からの生活水準切り下げ緊急対策だ。私の場合は、生活防衛策として既にいろいろ手を打っている。今回はもう少し長期に考えることとし、身罷るときから遡る。

1 骨を埋める。
自然葬が希望だったが、まだまだ手間も費用もかかるようだから諦めざるをえない。実家の墓に入れてもらうのが、一番安上がりのようだ。数年もすれば、降雨で溶けて消失してまうだろう。

実家と不仲の人は、折を見て和解しておく必要がある。関東の近郊には墓地造成が盛んだ。自然破壊だし、どうせ貧しいだろう子孫に墓地の維持費用を負担させるのはよくない。
(自然葬=墓でなく、海や山などに遺体や遺灰を還す葬送の方法、散骨とも)

2 葬儀
こちらはごく簡単に。家族には折に触れて自分の希望を述べている。お経を上げてもらわなくても、戒名がなくても一向に気にならない。死ぬのは、永遠の休息についたことであり、何よりの救いなのだから。

ただ、葬送にはとりあえずの金が必要だろう。葬儀費用に詳しいサイトもある。50万円くらいは用意しておかないといけないだろうか。

3 尊厳死
今やほとんどの人の「死に場所」が病院や施設となって、あらゆる延命処置を受けるのが普通になっている。最後は苦しまないで、家族に看取られて、自然にお迎えを待ちたいと思っていても、そうはならないようだ。

延命措置を受けたくない場合は、文章による意思表示をしておけばよいらしい。「事前指定書リビング・ウイル」に意識が無くなって、意思疎通が出来なくなった際にも、治らないと判断されたときには延命治療はしないで欲しいと書き留めておくのだそうだ。

病院側に示すものだから、形式はそれほど厳密ではない。今のうちに書いておこう。医療費負担がずいぶん軽くなる場合もあるだろう。

4 死に急ぎ
この点は分かってもらいにくいかもしれない。中年以上の男性に見られるところだが、生き長らえる努力を捨ててしまったとしか思えない例が少なくないのだ。慢性疾患を持ちながら仕事を続け体に無理をかけるような例だ。

生活のために、病気を押して働き続けなければならない場合ももちろんある。しかし、現役の働き手だといっても、休日にインスリンを打ちながら遠方まで車を運転し、食事療法は省みないというのでは、家族から見たら健康維持の義務に反しているといわざるを得ない。

持病が今のところそれほど深刻でない私の場合は、事故死を思い浮かべたりすることがある。そんな時は、いろいろなことで気分が落ち込んでいたりするときだ。

それ以外にも、このところ食欲不振で体重が3、4kg落ちてしまい、胃がんの可能性があるので医者に診てもらえといわれるが、なかなか足が向かないようなこともある。慢性の痔疾を放置しているとか、いろいろ聞くことが多い。

経済的な面で医療費が負担になる場合は、特に受診を先延ばしすることが多いだろう。生きていく上で苦労が多く、もういいや、という例が多くならないよう願うだけだ。こちらは、生活水準の切り下げ策としても採用可能とは思えない。
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2008年09月01日

総合経済対策を読んで

「安心実現のための緊急総合対策」のエッセンスは、冒頭の「基本的考え方」に示されている。

「世界全体の構造的な価格体系の変化に対しては、・・・(1)移行過程における生活者の「痛み」や「不安」を和らげること、(2)経済・国民生活のあり方を抜本的に転換し、世界に先駆けて「持続可能社会」とするための構造改革を進めていくこと、(3)新価格体系に対応するための企業・家計の前向き・果断な対応を後押しすること、が必要である」

この記述は、(1)原油・食料・資源価格の上昇は、構造的な価格体系の変化であって元には戻らないとの認識が前提となっている。その上で、(2)海外への所得流出が増える中で、国内のパイが大きく増えることは望みがたいとの前提で国民の生活のあり方の転換を求めている。

つまり、世界の景気が減速ないし後退する中で、日本は世界に先駆けて景気後退が経済指標面でもはっきりしてきているのだから、所得増加は望みがたく、新価格体系で物価は上昇する。そんな中で、国民は持続可能な暮らし方に変える果断な対応、つまり「生活水準切り下げ」が必要であり、政府はそれを後押しすると言っているわけだ

上に引用した部分の直前には、「生活水準切り下げのリスクに直面している」との記述がある。

また、「財政健全化との両立に向けて」では、「マクロ経済上の大幅な需給ギャップが生じていない中で、有効需要創出を主目的とした財政出動は行わない」と明記していることや、「新価格体系」という用語で物価上昇が一過的なものにとどまらないことも想定しているように見える点が気になる。

財務次官は、対策決定前に「今回の対策自体は、需要不足を補う観点の対策ではない。新しい価格体系に移行し、それに対してどのような手当てをしていくかという考え方が中心になる」と述べたと伝えられており、基本的考え方については財務省主導で作成されたのだろう。

どうも、財務省は「新価格体系」を歓迎しているフシがある。

原油・食料・資源価格がさらに軟化し、かつ世界経済が早急に立ち直れば、日本の景気も全体としては改善に向かうだろう。しかし、経済主体の中でも格差が拡大しており、中小・零細企業が景気回復の恩恵をどこまで受けられるかは心もとない。

取引先の大企業は、中小・零細企業が死ぬ思いで達成したコスト削減をこの先の標準として使うだろう。労働需給が緩む中で、賃金は上がらないとみるべきではないか。

今回の対策では、中小企業等活力向上対策で見るべきものは新たな保証制度(原材料価格高騰対応等緊急保証)の導入くらいで、他には特段のものがない。省エネ車両・機器等の導入促進等燃費対策を利用して新規の投資に踏み切るような企業は当面の業績にそんなに不安はないはずだ。

中小企業の生産性向上対策はまったく空疎で、「業種別生産性向上プログラムの推進、IT化の推進(電子政府等)、高度人材の受入促進、留学生30万人計画」にいかほどの効果があるのだろうか。

うがった見方をすれば、資金手当てで乗り越えられるところには資金を用意しました。後は、新価格体系に対応できるか、企業が自己責任で判断し、果断な対応をしなさいということだ。

企業倒産が続く中、事業環境を見極めて、早めに見切りをつけ会社をたたむことも時には必要だし、それが結果的に傷を深くせずに済むということもよくあることだ。

内需については、消費減に伴って供給側の縮小も続くだろうから需給ギャップは拡大しないだろう。マンション業界などの縮小は速過ぎるが。

財政当局にとって、新価格体系への移行は待ちに待った朗報かもしれないが、庶民の暮らしには、重大な脅威になってくるだろう。

独断と偏見の将来予測や個人がなすべき対応について、いろいろ書いてきたが、基本的なところは間違っていないことを確認した。

メディアは、「景気浮揚に即効性のある施策はほとんど含まれていない。定額減税も一時的な減税にとどまり、消費に対する押し上げ効果は乏しい」とか、「緊急総合対策の『バラマキ』色は否めない」などと評している。

前者はそのとおりだろう、今回の対策の冒頭に景気浮揚を目的とするものではないとはっきり書いてある。後者については『バラマキ』で低所得者層の生活破壊を防がなければならないほど、事態が切迫していることの認識が欠けている。

この先、生活水準の切り下げが進むと、安全地帯の高台にいると安心している人たちの足元にも、水はヒタヒタと迫ってくるだろう。
posted by ZUKUNASHI at 12:00| Comment(0) | 生活防衛

2008年08月26日

独断と偏見の将来予測 5

独断と偏見の将来予測がどこまで的を得ているのか、そんなに自信があるわけではないが、事態は日を追って悪化している。

最近、知人が、遊戯場運営会社に勤める20代の子女が超長時間労働を強いられて退職せざるを得なかったと嘆いていた。

土地と住宅価格の急落で、特に転売目的で金額の嵩む不動産を買った人の中には、含み損が大きくなっている例が多いとも聞く。収入が増えない中、価格下落で転売もできず、自己破産を余儀なくされる例も生じているようだ。

最高裁発表の自然人(個人)の自己破産件数は、ここ4年ほど前年同月比減で推移しているが、2008/6は11,217件。完全失業率は2008/6に4.1%となり、2007年の年間平均を超えて2006年と並ぶ水準に上がっている。

上場企業の倒産も続いている。2008/8/25には不動産開発などを手がけるセボンが、東京地裁に民事再生法適用を申請したと発表。負債総額621億円。同時に民事再生を申し立てた子会社分をあわせると約785億円。

Jフロントリテイリングは8/25、傘下の大丸の100%子会社「今治大丸」を2008/12末で閉鎖し清算すると発表した。衣料品や高額品を中心に販売不振が続き、業績回復が見込めないという。

高額消費に限らず、庶民的な酒である焼酎ですら2007年度の出荷量が52万1,869キロリットルと、過去最高だった前期を1.7%下回って10年ぶりの減少だそうだ。

200/8/26の朝日新聞は、派遣社員の人員調整の動きが製造業全体に広がりつつあると報じている。「製造派遣最大手の日研総業は『今年に入り、派遣の依頼は前年より1〜2割少ない状態。7月からは解約も出始め、派遣稼働人数が減ってきた』という。厚労省幹部も『従業員に占める派遣社員の割合が増えているので、前回の景気後退期より速いテンポで失業者が増え始める可能性がある』と警戒する」。

厚生労働省が2008/7、全国の中小企業(従業員300人未満)4,412社を対象に実施した緊急調査では、原油高などで賃金調整や雇用調整に踏み切った企業は全体の12.5%に上った。希望退職の募集(3.3%)や解雇(3.4%)はまだ少ないが、賞与や賃金を切り下げた企業は57.0%だ。

雇用情勢の悪化と消費減、資産価格の下落が負の連鎖をなし、状況がますます悪化していくのではないか。富裕層の消費も、早晩落ち込んでいくはずだ。
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独断と偏見の将来予測 4

建設業やマンション業者の倒産が相次ぎ、この先も予断を許さない情勢だ。建設業は公共事業の減と入札制度の改革、加えて特に地方での民間設備投資の減が主因なのだろう。

都心に出ると新しい高層オフィスビルが目を引くし、東京周辺では立体倉庫の建設などが続いていて建設不況とも思えないが、マンション建設業者の下請け企業では仕事が少ないままだという。

マンションブームはデフレ脱却期待、金利と地価上昇見込みから需要が喚起されたもののようで、マンション購入を計画していた層の需要が一巡すると、供給と需要のバランスが崩れ、土地や資材の上昇で価格が高くなったマンションは値引き販売しても売れなくなっているようだ。

マンション建設が集中する東京近郊では、購入者の多くが一流企業に勤務する比較的若い世帯だと聞く。大企業と中小零細企業勤務者とでは、年収で5割から倍近い格差が生じており、後者では給与水準の上昇も見込めないため、新築マンションの購入は難しくなっている。

「住宅ローンの返済負担は年収の25%以内が目安」とされているが、税込み年収600万円、手取り収入が2割引きの480万円だとするとこの25%は年間120万円となる。生活費は年間360万円で月30万円。

金利3%、30年返済、年間返済額125万円で借りられる金額は約2,470万円。頭金がかなりなければ都心に通勤可能な立地のマンション購入は難しいだろう。

マンション購入を躊躇せざるをえない条件も続いている。
・ 食料品などの値上がり
・ 雇用の不安定性

まず、勤続期間が長くなっても給与が増えない給与体系の職場が多くなっている。
上場企業ですらあっという間に姿を消す時代になっていて、転職すれば給与ダウンは避けられない。

仕事を替えて通勤不能となれば売却を要するが、売却損は避けられない。人口減の中、都心は人口流入が続いているが、群馬、栃木では既に流出超過となっていて、千葉では都心から遠隔な地域ほど賃貸物件の空室率が高くなっている。

日本では、コストプッシュのインフレはあっても、需要に引っ張られたインフレは望み得ないから、実物資産の価格が上がったとしても、比較的需要の強い地域で一般物価の上昇率程度にとどまるのではないか。

日本の家計を貧しくしているのは、住宅ローンだとの指摘がある。50代半ば以降でも土地バブル時代のローン返済に追われている人も多い。住宅購入は慎重にしたほうがいい。

持ち家は、広さや環境など満足できる条件のものを購入できるのであれば、それに越したことはない。しかし、税金や維持費、修繕費等の負担があることも疑いのない事実。

立派な一戸建てを子供に残す人もいるが、固定資産税だけで年間30〜50万円もかかるとしたら、これを受け継いだ子供には安定的な収入がないと維持困難だ。

所得格差の問題に戻ると、トラック運転手などの月収は30万円前後、特殊機械のオペレーターでも残業が多くて40万円程度というのが実情だろう。今は残業も少なくなっているらしいが。

月収33万円として、ボーナスが年間2ヶ月分あれば税込み年収462万円。ボーナスは業績次第ということだろうから当てにはできない。ボーナスがなければ年収396万円。単身者ならともかく、世帯持ちが持ち家を持つのは難しいように思える。

上で引用したマンション購入資金手当ての計算例は、購入可能なギリギリの最低線、しかも綱渡りラインを示しているとしか思えない。

上場マンション開発企業や不動産流動化企業の株価は、1、2年前の5分の1、10分の1に下落しているものが多い。業績回復は難しいだろう。海外の機関投資家がREITを買い漁るような条件は消えた。

証券、不動産、建設関係では従業者数がさらに減る可能性がある。ハローワークの求人では、男性のホワイトカラーの求人は営業職程度に限られる。収入減に直面して悩む人も多くなるのではないか。

今になって、このままでは日本沈没だと狼狽し、首相を批判している政治家もいるが、既に難破状態ではなかろうか。GDP統計などでは見えていない経済実態は実に厳しい。
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2008年08月25日

独断と偏見の将来予測 3

学齢期の子供のいる家庭では、教育費の負担が重い。2年半前に東京・大阪の公立小中学校では、児童・生徒のうち4人に1人が修学援助(=文房具代や給食費、修学旅行費などの援助)を受けているとの報道があったし、この春にも全国的に公立高校の入学金未納や授業料滞納が増えていると伝えられている。

公教育が荒廃しているといっても、私学はおろか塾に通わせる余裕もない家庭が増えているはずだ。

若者の車離れは、若者の収入では車の取得、維持コストが賄えないということに他ならないはず。子育て中の家庭は、車を手放せないだろうが、排気量の大きい車を持っている場合は、維持コストの割高さが負担になるだろう。

結婚しない人の割合も引き続き高水準にとどまるだろうし、子供も一人ないしせいぜい二人にとどめる夫婦が増えそうだ。

(追記) 「年収200万円台で結婚する現実」について若い方がコメントしているブログがありました。若い人たちは、私が考えている以上に前向きでたくましいのかもしれません。ちょっと救われます。 

同年代の人と話すと医療費の支出が多い。知り合いの主婦は、歯科、心療内科(本人によればうつ病なのだと)、ホルモン系の病気で内科、そして耳鼻科と世話になっており、年間の医療費自己負担が軽く10万円を越えるらしい。

糖尿病の知人は、ジム通いで贅肉を落とし、毎日のインシュリン注射量は減ったというものの、月当たりの薬代が1万円を越えると言っていた。それでも、食事療法はおろそかにしているらしいので、贅肉落しと運動だけでは限界があり、いずれ透析を要するようになると脅かした。

高血圧治療のための診察と降圧剤の購入だけでも月5千円程度要する。節約のために診療を見送っている人も少なくないはずだ。医者にかかれない人が増えているということは、かかりつけの医者も認めていた。

歳を取ってから支出が嵩まないようにするためには、若いときからの健康維持の心がけが一番かもしれない。

老親を持つ人の一番の悩みは、親の介護の手間と費用。知り合いの主婦は、実家の老母を思いやるが、管につながれた状態になったら、延命治療は最小限にしてもらうと、今のところは言っている。

60歳を過ぎたら、自分の死に方をどうするか、遺族に大きな負担を残さないよう、心構えを決めておかなければいけないように思う。前回、自分の事故死についての思いを書いたら、さびしいことを書くなとお叱りを受けたが。

葬儀を巡ってトラブルが多発していることも、先行きの変化を示唆している。故人を敬い手厚く葬りたいと願っても現在一般的な葬儀には予想外の大金がかかるということではないのだろうか。
(追記)こちらは「葬儀費用の工面の仕方」。若い方のようですが、よく調べてあります。

墓地販売のパートの経験がある知人が教えてくれたところでは、大都市郊外に次々と造成される墓地は売れているらしい。70歳を越えた方から、墓地の下見に行ったら息子が万一の時は全部しっかり面倒を見るからそんなことはしてくれるなと懇請したとの話を聞いたことがあるが、今思うと特に恵まれた例のようだ。

生活全般にわたって、根本的な意識変革を余儀なくされ、既にかなり進行しているのだろう。これまでの「常識」が通用しない時代に入っていて、特に中年以上の者には、生活意識や慣行を変えるのに苦労がありそうだ。

経済的に困窮度の増している人が増えていることは間違いなく、それが社会の矛盾と不安定化につながり、暗い、深刻な事件の多発につながっているのに、政治活動や社会運動面で特別の動きが見えないように感じるのはなぜなのだろう。

政権を担当する与党が変わったら、もっと悪くなるという脅しでもあるのだろうか。それとも、生活に追われてそんなことを考えている暇がないからなのだろうか。

今はそうかもしれないが、マグマは次第に表層に迫り、ある時、大きな変革を呼ぶ。それが避けられないし、必要なのかもしれない。
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2008年08月24日

独断と偏見の将来予測 2

野菜価格が2008/7中旬以降、平年より2割程度安い状態が続いているとのニュースも、とても気になる。私には、これは消費者の節約指向の表れとしか思えないからだ。

健康維持を図る上で野菜を食べる重要性は疑いのないところだが、一方、カロリーは低いから野菜を少ししか食べなくても、当面は腹がすいて困るということもない。年配者の場合には、通じが悪くなったりしてすぐ影響が出る場合もあるが、年寄はもともと食べる量が少ない。

既に、小麦値上げの影響で、パン・麺類からコメに消費がシフトし、調理食品でも節約傾向が強くなっているとの指摘がある。家計が自炊を増やすことで節約を行っている表れで、電気・ガス代の費目をみると、値上げされているにもかかわらず、使用量は増加しているのだそうだ。

高級食品の「お取り寄せ」などは、一部の富裕層のやるもので一般には関係ない習慣になりそうだ。栄養補助食品は買わない、外食しても飲み物抜きにする。外出時に飲み物が必要になるのであればペットボトルに飲み物を入れて持参するという人もいる。

先日、コーヒーの粉がなくなったので、近くのスーパーへ行ったらストアブランドが売り切れ。大手スーパーのストアブランドは種類が増え、品質も別に差はなく、価格も安い。食パンでもストアブランドが見られ、これらと競合する大手メーカーの製品も価格引き上げが通りにくくなるだろう。

既に、ガソリン節約、外食、旅行などのサービス消費の落ち込みは顕著となっている。外食は回数が減り、平均単価はほぼ横ばいにとどまっている。サービス関係は、外食を筆頭にさらに支出減が増えそうだ。散髪では千円散髪の店が増えているし、エステ店は閉店するところが多い。

一方、交通・通信費は増加しており、鉄道通勤定期代と移動電話通信料の支出増が主因。特に鉄道通勤定期代の増加は、ガソリン高で自動車通勤から電車通勤にシフトする人が増えていることが要因と見られ、タクシー代についても平均単価はほとんど上がっておらず、その一方でバス代の平均単価は上がっている。

耐久財では、冷蔵庫、洗濯機、エアコンの白物家電が増加しており、1997年度消費税率引き上げ前の駆け込み需要の買い替え時期が来て、省エネ効率の高い新型への買い替えと見られる。

教養娯楽関係では、教養娯楽用耐久財の消費量が増えていて、特にテレビが堅調。北京五輪、2011年地上波デジタル化効果とされている。パソコン需要も堅調で最近の外国製格安ノートPCの販売によって、消費者ニーズが喚起されているとの見方がある。

パソコンの需要増は、若年者はいうまでもなく、年配者もパソコン利用、インターネット利用に積極的になっているためだろう。インターネット加入件数は2007/12末の2,830万件から2008/3末には2,875万件となお増加している。

テレビにしてもパソコンにしても、家の中での安上がりの娯楽や趣味で時間をつぶす傾向が出ているとも言える。新聞の夕刊購読を止める家庭も増えているらしい。

10代の若者が、1年間に1回以上経験した余暇活動は15.6種類。10年前より6種類減。減少傾向は全世代でみられたが、10代〜30代が顕著だったとのデータもあり、若い世代の活動の幅が狭くなっているのは、社会全体の将来を考えると良いこととは思えない。

ブランド物、キャラクター商品の買い控えは進行するはず。

世界トップブランド紳士用腕時計は、新品が80万円弱、オーバーホールと若干の修理で30万円弱、中古で売ると20万円弱だと聞く。持っていることがステータスでも、維持コストはべらぼう。こういうものを親が残してくれたら、即換金に限るかもしれない。

キャラクター商品も、やむをえない場合以外は親は買わないようになるだろう。
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2008年08月23日

独断と偏見の将来予測 1

ノーベル経済学賞受賞者のロバート・マンデル・コロンビア大学教授の為替将来予想は、興味深いものがある。同氏は、8/22、当面の米景気回復が速いペースになるほど、ドルの上昇も速く、向こう1年で1ユーロ=1.30 ドル前後までドル高が進むとの見方を示している。

ユーロドルは、7月下旬以降急速に下落、ユーロ安となっており、8/22終値は1ユーロ=1.4773ドル。1ドル=110.0円、1ユーロ=162.57円だから、1ユーロ=1.30 ドルの水準になるユーロ円、ドル円の組み合わせは、1ドル=116.5円、1ユーロ=152円程度となる。

もちろん、1ドル=95円、1ユーロ=124円と両通貨に対して円高に振れても1ユーロ=1.30 ドルの水準になりうるが、基調はドル高であり、円が特に高くなる要因は見当たらないので、円はドルに対して安くなり、ユーロに対して高くなると見るべきだろう。

そして、1ユーロ=1.30 ドルの水準は到達点であり、折り返し点とも見られるから、そこに到達するまである程度の期間、1ユーロ=1.3728 ドル程度の水準が続くと仮定する。

この場合、1ドル=114円程度、1ユーロ=156.5円程度になりうるから、ドルは4円ほど円安、ユーロは6円程度円高となる。

日本の資源輸入はドル建が多く、一方輸出企業はアジア、ユーロ圏への拡販を図っているから原材料高、製品輸出価格安となって、この先1年以上にわたって企業収益にはマイナスの影響が生じかねないことになる。

より長い期間で見ると、同氏は、ドルの長期トレンドは引き続き下落だとの見解を示しており、ユーロドルは2008/7の最安値、7/22の終値1.5918を下回るだろうと見ている。この日のドルは106.43円、ユーロは169.46円。

私は日本に関しては社会の不安定化や経済活力の低下で円が安くなる可能性が濃厚と見ており、将来的に円がドルとともに安くなっていくことになると、物価上昇を通じて内需はさらに低迷し、数年先にはさらにひどい社会になっていくのではないかと懸念を強めている。

(追記)ロバート・アレクサンダー・マンデル(Robert Alexander Mundell、1932年10月24日〜)はカナダ人の経済学者。最適通貨圏に関する理論的な著作があり、ユーロの構築に貢献したため「ユーロの父」と呼ばれる。1999年ノーベル経済学賞。2000年中国人民大学より名誉博士号が授与されている。

同氏の見通しに則して考えれば、ドル預金は向こう1年間に到来すると予想される1ユーロ=1.30 ドルの水準に接近した時点でユーロに換えた方が良いということになる

ドルとユーロの相対関係が変化する中で円がどうなるか、同氏の見解には接していないが、ユーロ圏の将来的なポテンシャルが高いという点から考えると、米国一辺倒の国は米国と同じ道をたどりそうに思える。
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2008年07月06日

日本もワーキングプアが定着

ねむの木やアメリカデェイゴが咲いて夏到来を思わせます。7/5は暑かったのでウォーキングでなく久方ぶりのサイクリング。がんばって走るつもりが途中で挫折でした。

海沿いの公園に寄ったら、大潮で初めて見るほどに遠くまで水が引いています。ちらほら貝を掘る人の姿が見られます。海に降りてみると浅いところは泥に覆われていますが、それほどヘドロ状というわけでもありません。

堤防で日光浴をしていた中高年男性に聞くと、昼前後には多くの人が蜆(シジミ)を取っていたとのこと。夕餉の足しにする人も多いようです。

そのおじさん(A氏とします)が、ワイヤーブラシでチェーンのサビ落しをする自転車は、ロードレーサー用の細いタイヤながらボディのしっかりしたもので我が家の元ニート息子が持っている米国製のものと同じタイプです。この自転車を御徒町で3万円強で買ったが、あと1年ほど乗ったら買い換えるつもりだと。

まだまだ乗れるのにと思い自転車のメンテナンスの話から始まって世相の話に移りました。

A氏は、10年ほど前に大企業の関連会社を希望退職募集で退職し、その後いろいろな仕事を経験したとのことでその体験を話してくれました。

○ 青果市場卸業者の構内荷物運搬業務では夜の8時頃から朝までの勤務だったが、飯を食う休憩時間も与えられなかったので2日で辞めた。

○ ベイエリアのホテルでのベッドメーキングは、女性二人と組んで女性たちが2室に分かれてバストイレの清掃中に2室のベッドを一人で整える重労働だった。

○ 特別区の清掃工場に付設された瓶や缶の仕分け工場では、液体が残っているものの洗浄過程が終わった後も異臭が強く、体にその臭いがつくため電車の中で他の人が自分を避けているように感じた。

○ 引越し業では、運転手は正社員で1万5、6千円もらっているが、作業員は派遣会社からの派遣で日当8千円程度。作業後、派遣会社からの作業員を残して車が帰ってしまったためその作業員が電車賃を会社に請求したが払ってもらえなかった。

○ ある大手食品会社の倉庫は、いろいろな食品会社の荷物を預かっているが、階段は建設後10年も経つのに一度も掃除をした様子がないほどに汚れ、脱脂粉乳などを埃の舞う中で開梱している。その食品会社が中元シーズンに売り出す「北海道ギフトセット」の中身には尼崎の工場で製造したものなど北海道産でないものが入っているし、新製品といってもラベルを張り替えるだけだ。

○ 建設現場の雑役は単価が安いが、10時、昼休み、3時の休憩時間だけはきちんと取れる。最近は仕事が減っているようだ。

○ 大手宅配業者の集配センターでは、ベルトコンベアにボンボン荷物を投げるし、ベルトコンベアの速さが増している。酒類などが壊れることもあるが、弁償に1個1万円かかっても荷物を100個余計に処理すれば、損は出ないということだろう。

○ パートを雇用している事業所でも管理者が労働法規を知っている例は少なく、女性作業員に早朝のサービス残業をやらせているので、賃金を払えと管理職に言っても改善が見られないので退職後、労働基準監督署に申告した。

○ 派遣会社から派遣社員を受け入れているような現場は、とにかく作業員の出入りが激しい。現場の管理者は、最近は比較的若い人が務めるようになっていて、世間の常識と異なることを平気でしている。精神的な病ではないかと思われる人も見られる。

○ 二つの関係のない職場で働く作業員が一方の職場の忘年会で休もうとすると、酒を飲まないで出勤しろと要求し、忘年会の会場にノンアルコールビールを用意するよう電話をしたりすることも。

○ 現場作業のある会社にとって派遣会社はとにかく便利な存在。気に入らない作業員がいれば、派遣会社にだれそれはチェンジしろ、と電話一本で差し替えることができる。こういう現場では、よく仕事をしていると思える人がすぐいなくなってしまう。

○ 最近湾岸に増えている階数の高い倉庫は、自動化が進んでバーコードで荷物を仕分けしているが、小売店向けのピッキング作業は最後は人手頼みで女性のパートが何百人も働いている。

○ ある大手ファーストフードチェーンは、店長とマネージャーだけが社員で後はすべてパート。外食企業では一回使った器具などは必ず洗うことが常識のはずなのに、閉店後、パート社員は調理器具の片付け、清掃をしないところも多い。清掃だけを別に外注しているわけだが、清掃業務が滞ったらどうするつもりなのだろう。

○ ある港湾関係業務の会社は、同じ建物の中に形だけとしか見えない小さな会社の看板がたくさんかかっている。税金面の対策なのか、法令違反で行政処分を受けたときにすぐ潰すためなのかわからないが、こういうところは求人に応募していくと、「その仕事は埋まってしまったが、似たような仕事がある」といって、仕事の内容も賃金等の条件も劣る仕事に誘う。

○ パート面接後、追って連絡すると言いながら、まったく連絡のないところ、応募した際の書類も返さないところも少なくない。面接結果について、具体的に2日後に知らせるとか言わない場合は、必ずといっていいほどダメなので、すぐ次の仕事を探さないといけない。

○ 今は、中高年男性の日当が1,000円を超えるところは少ない。女性のほうが少し高くなっているのではないか。青森県から出稼ぎに来た中高年の人は、地元では時給800円の仕事も見つからないと言っていた。数年前に日本に進出した北欧系の家具屋にも応募したが、時給はとにかく安かった。

○ 少し前は、ペンキ塗りなどの仕事では、アジア系の外国人の姿が見られたが、今は日本人の中高年が多くなっている。賃金が安くなったので、日本語が通じたほうが便利だ。

○ パートや派遣で働く若い人は、歳を取ったらどうするのだろう。(月収20万円では結婚も難しいとの私の問いに)結婚など論外で、蓄えをする余裕もなく、年金だって保険料を払っているのかわからない。

最後は生活保護があるといっても、ますます子供が少なくなるわけだから、社会保障だってどうなるか知れたものではない。高齢者の健康保険と同じようなことが次々に生じるのではないか。

○ 自分は、希望退職の直後にマンションを買ってしまったので一つの仕事の収入はすべてローンの返済に充てている。一時は電気を止められ、真っ暗な中で寝ていた。賃貸に出して収入増を図ろうと不動産屋に相談したら、売却を勧められた。売ったら、なんのためにこれまで苦労してローンを払ってきたのかわからなくなってしまう。

○ 食料品などが大きく値上がりしているのに賃金は上がらない。生活が苦しくなっている人は間違いなく多くなっている。

○ 二つも仕事を掛け持ちして、不眠不休で働いてくたびれる。何でこんなことをしているのかという気持ちが強い。下町の川沿いの堤防で見かける青いテントは少なくなっているように見えるが、どうなっているのだろう。

A氏は、この日は、一つの仕事が休みで公園でのんびりしたが、夜間にはもう一つの仕事に出かけると言っていました。

年齢を問わず、低賃金労働がはびこっています。今正社員で現場を仕切り、それなりの収入を得ている人も、明日はどうなるか知れたものではないことは当人たちが一番よく知っているはずです。

こういう世の中の現状に怒りの声があがらないのはなぜなのでしょう。不満が溜まり、絶望感が深まり、それが社会に対する敵意に変わっていく前に、改善を図らないといけないはずだと焦燥感に駆られます。
posted by ZUKUNASHI at 10:56| Comment(0) | 生活防衛

2008年04月17日

生活防衛第8弾 背広を家で洗う

これは、多くのサラリーマンにとって、きっと耳寄りな話だと思います。

私は、先日、洗濯機で背広を何着か洗いました。ここ数年、背広を着る機会もなく、放置してありましたが、先日、必要があって取り出してみたら、なんと一部にカビが生えているではありませんか!!

ドライクリーニングに出してそのままクローゼットに仕舞っておいたにもかかわらずです。もともと、仕事で着ていた安物の背広ですから、何千円もかけてまだドライクリーニングに出すのもどうかと悩んだ末、洗濯機で洗ってみることにしました。

私の家にある日立製の洗濯機は、水しか使えないのに「ドライ」なる洗い方があり、これまでにセーターとかを洗ってみましたが、よく洗えていたからです。

洗剤は、いつも使っている中性洗剤。スーパーで1箱400円前後でしょうか。この洗濯機は、「ドライ」にするとたっぷりの水でゆったりと洗い、脱水も弱めです。

洗濯が終わったらすぐ取り出して、まず、風呂場で上着は大き目のハンガーにかけて型を直します。ズボンは裾を挟んで下げるハンガーを使い、こちらも形を直します。

水が滴らない程度には脱水が効いていますから、そのまましばらく置いてさらに乾いてきたら外で陰干しにします。途中で、なんどかシワを伸ばし、形を整えます。

乾いたら、今度はアイロンで仕上げです。ここではスチームアイロンが必須アイテム。もともとスチームアイロンは、羊毛製品のシワ伸ばしのためにあるのだと聞いたことがあります。ワイシャツなどのプレスは、霧吹きで湿らせてからかけるべきもので、スチームを効かせても効率的ではないとのことです。

アイロンを軽く当ててスチームをかけ、形を整えるように気をつけながらシワを伸ばします。そして、シワが伸びたらズボンの折り目などを少し力をいれてプレス。この時は、温度調節に注意が必要ですし、テカテカにならないよう、薄い布などを挟んでかけることも必要かもしれません。

そして、また室内の通風の良い場所につるし、湿気を逃せばでき上がりです。セーターなどには羊毛専用の洗剤があるようですが、今は普通の洗剤でも特に支障はないようです。

以前、この方法で洗ったときは、汗や垢、飲み物のかかったところやホコリは、しっかりと取れていました。今回もカビは跡形もなく消えています。

羊毛特有の脂気が抜けてしまうでしょうし、手縫いの高級な背広などは型崩れしてしまうでしょう。しかし、最近の普通のサラリーマンが着るような背広は、しっかりとミシンで縫われていますし、形を整えるための芯も不織布などを使っているはずですから、それほど崩れないようです。

かつて、傘を持たずにずぶ濡れで帰ってきても、背広がそれほど崩れたことはありませんでした。

ウール特有の風合いが消えてしまうという欠点はあっても、汚れた背広を着ているよりはよほどマシ。最初は、失敗しても良い背広を使い、洗濯機の機能とその後の手入れ方法を確認しつつ試行してみる必要があることは言うまでもありません。
posted by ZUKUNASHI at 12:30| Comment(2) | 生活防衛

2008年04月16日

充電式電池は使えるか

カルチャー教室の世話役をしている知人から聞いたところでは、新年度に入って生徒募集が不振を極めているとのことです。特に昼間の部の定員割れがはなはだしいと。

昼間、パートなどに出る主婦などが多くなっているのかもしれないし、外国旅行の夢も遠のいて語学熱が冷めている可能性もありそうだと、その人は言っていました。

やはり、生活防衛策を強化しないといけません。そこで、これからはアフィリエイトなしでも、分かりやすくするために必要に応じ具体的なメーカー名・製品名付きでお勧めグッズを紹介することにします。

下にあるのは、充電式電池と充電器です。メーカーはPanasonic、型番BQ-390



もう1年以上使っていますが、電池はまだ繰り返し使っています。最初はデジカメ用、血圧計用の乾電池の代用として購入したのですが、今なお能力の顕著な低下は感じていません。

BQ-390もまだ販売されているようですが、新しい型番も出ています。ニッケル水素電池単三形4本付の急速充電器の通販価格を調べると3,132円、予備の電池を4本追加で4,554円。

BQ-390のシリーズは、単四型の二次電池も充電できるようになっているところも便利です。

先日、現場仕事で毎日乾電池を4本も使うという知人に勧めたら、充電が面倒くさいと拒否されました。

単三型乾電池は、安売りのものを探せば1本当たり単価35円程度のものもありますが、通常は安くて1本当たり100円前後です。1日4本使って400円、25日働いて電池代1万円!

1万円もあれば、二次電池8本付きのものが2セットも買えるのです。乾電池を使い続けるなら、毎日100円硬貨4枚も投げ捨てていることになります。月に1万円なら年間なんと12万円!!

現場仕事では、トランシーバーやキャップライト、測定器など電池使用の器具を多く使うようになっています。しっかりした会社は、現場でそういう器具を使用する際には、充電器と二次電池も渡すようですが、賃金の安い会社ほど乾電池などの消耗品代は、従業員の負担にして知らん顔ですから始末が悪い。

私自身は、あまり電池を使わないので、デシカメに使わなくなった二次電池を掛時計などの電池に使っています。使い終わった乾電池は、一般のゴミとは分けて捨てなければなりませんから、二次電池ならゴミも出ず一石二鳥。

昔のニッカド電池は、すぐに能力が落ちたような印象がありますが、最近の二次電池はずいぶん進歩しています。

電池を多く使われる場合には、特にメリットが大きいと思います。過充電で事故が起きたというニュースにはまだ接していません。
posted by ZUKUNASHI at 22:51| Comment(0) | 生活防衛

2008年03月30日

リサイクル家電をただで捨てる

リサイクル家電は、今は、当初から購入代金にリサイクル費用が含まれているようですが、古いものはリサイクル費用を追加的に負担しなければなりません。買った時は、粗大ゴミで捨てられるという前提で買ったもの。追加費用を免れればそれに越したことはありません。

リサイクル家電を安く、手間をかけずに捨てる方法の第一は、街を回る廃家電回収業者に引き取ってもらうことです。引き取りに費用がかかるといわれることもありますから、少し価値のありそうなものと抱き合わせで引き取ってもらうことで費用負担を免れることもできます。

そして、奥の手は、廃家電を家電でなくしてしまう方法です。今日は下の道具で4時間近く作業をし、機会費用1万円弱を免れました。



手前から、紺のデニムの作業用前掛け、精密ドライバーセット、小さいサイズのプラスドライバー、大きいサイズのドライバーセット、ペンチ、ラジオペンチ(ニッパー)、それにライターです。電池は大きさを知るために便宜的に置きました。

春がきたら家人に家の中、特に自分の部屋の整理整頓をせかされているのです。本や資料、古いパソコンなど・・・確かに不用品が多いのですからねぇ。

本などは家人に手伝ってもらって紐をかけ、後は集積所に運ぶだけになっています。ゴミで出せるものは、燃えるゴミ、燃えないゴミ、既にたくさん出しました。

それでも、まだ片付けなければならないものが多いのです。例えば、古いノートパソコン。知人から貰ってろくに使わないまま、スペックが古くなって人にもあげられなくなってしまいました。

処分方法を調べたら、役所では引き取らないので専門の業者に処分してもらうようにと書いてあります。1台4,500円ほどかかるそうです。とーんでもない! プータローがそんな金を出せるはずがありません。よく道端にパソコン捨ててありますけど、処分にそんなに金がかかるなら、そうなってしまいますよね。

私も夜陰に紛れて  ポイ  なんてことは微塵も考えませんでしたよ。

その代わりに私の取った作戦は、ノートパソコンをノートパソコンでなく、燃えないゴミに変換してしまうことです。これまでも、掃除機、プリンターなど処分に金がかかるものは一つ一つ分解して捨ててきました。

パソコンなんて楽なものです。それに、先週、大型プリンターを分解した際に購入した新式の精密ドライバーも出番を待っています。



先っちょが少し変わった形をしているでしょう? 最近のネジはプラスとかマイナスだけではなくて六角形とかいろんな形があるのです。なにしろ細かいところが見にくいので、最初はどうしたのだろうと、不思議に思いましたがホームセンターで探すとありました。六角形でも先端部分にいろんなバリエーションがあります。

それに、この精密ドライバーは、先端の形状に工夫があるらしく六角形のものでは、大きすぎても、小さすぎても空回りするようになっていますから、刃先を差し替えてしっかりと噛み合うか試さないといけないのです。

ほとんど、歯医者さんの気分。電動式ならもっと気分が乗るのでしょうけど。

下の写真は、ノートパソコンのキーボードの台板2枚。ゴムやブラスチックはすべて外してあります。



こちらは、基板。アップルとウィンドウズCEのものです。



液晶も裸にします。ウィンドウズCE用ですから小型です。



このように分解するのにウィンドウズCEのノートパソコンは30分、アップルは作りに念が入っていてあちこちでてこずりましたので2時間ほどかかりました。プラスチックは燃えるゴミで、それ以外は燃えないゴミで少しずつ目立たないようにして出します。

もう、ノートパソコンではないから、別に気にすることはないのですが、これだけの道具で2時間ほどで4,500円節約できるとなると、業者の商売に悪影響が出るかもしれませんからね。

まさか、私のまねをする人はいないと思いますが、もしそんな奇特な人がいる場合のために、ご参考となることを2、3書いておきましょう。

1 分解していると鉄板の角などで手に傷を負うことがありますから、ものをつかみやすいゴム製の手袋をするなど手を防御しましょう。

2 目を保護する作業用ゴーグルも必要です。プラスチック部分は嵌め込み式で留めてある所が多く、ツメを外した途端に大きく跳ねることがあります。

3 作業用の前掛け。ひざに抱えて作業する場合もありますからズボンが汚れますし金属の角でズボンが切れることもあります。

4 悪い部品を取り替えてもう一度組み立てる必要はないわけですから、ネジというネジは片っ端から外していきます。目に付くところで色は同じでも周辺より丸く少しへこんだところはネジの上にシールが張ってありますから、ライターで暖めてはがします。

5 キーボードの外し方は、画面に近いほうのスピーカー等が置かれたところの装飾板を左右にスライドさせたりしてこれを外すと容易に外すことができる例が多いようです。

パソコンの分解は比較的容易なほうではないでしょうか。メカトロニクスという面ではプリンターの方がよほど精密にできています。これらの機器を分解していると、組み立て方にいろんな工夫があって興味が尽きません。

そうそう、一つ大事なことを忘れていました。ノートパソコンのバッテリーは、二次電池ですから私は近くの電気屋に持参して処分してもらっています。

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