原発事故健康被害: ずくなしの冷や水

2014年09月11日

カナリア都市 2014/8の動向 千葉市の出生数大幅減

大和市 出生数増、死亡数減で出生死亡比率前年同期比大幅改善
常陸太田市 出生数増、死亡数減で出生死亡比率大幅改善
守谷市 出生数増、死亡数減で出生死亡比率改善
鎌倉市 出生数増、死亡数増で出生死亡比率改善
いわき市 出生数減、死亡数減で出生死亡比率悪化
筑西市 出生数大幅減、死亡数増で出生死亡比率大幅悪化

柏市 出生数減、死亡数減で出生死亡比率改善
高萩市 出生数減、死亡数減で出生死亡比率悪化
横浜市 出生数減、死亡数減で出生死亡比率悪化

仙台市 出生数減、死亡数減で出生死亡比率悪化

郡山市 出生数減、死亡数減で出生死亡比率悪化
流山市 出生数増、死亡数減で出生死亡比率大幅改善
船橋市 出生数減、死亡数増で出生死亡比率大幅悪化

千葉県北西部で唯一気を吐いていた船橋市も指数悪化。
市原市 出生数減、死亡数減で出生死亡比率改善
松戸市 出生数減、死亡数増で出生死亡比率悪化
水戸市 出生数減、死亡数増で出生死亡比率大幅悪化
市川市 出生数増、死亡数減で出生死亡比率改善
神栖市 出生数減、死亡数増で出生死亡比率大幅悪化
常総市 出生数減、死亡数減で出生死亡比率大幅改善
川崎市 出生数増、死亡数増で出生死亡比率悪化
厚木市 出生数減、死亡数減で出生死亡比率悪化

千葉市 出生数大幅減、死亡数増で出生死亡比率大幅悪化

区別に見ると美浜区、緑区で出生数の減少傾向が見られる。

この先、出生死亡比率がさらに低下する恐れが強い。


茨城県は、日立市とひたちなか市が未公表なのでこれを前年同と置くと次の図になる。8月にこのようになれば、明らかに異例だ。


横須賀市 出生数増、死亡数減で出生死亡比率大幅改善
福島市 出生数減、死亡数増で出生死亡比率悪化
福島県主要3市合計の死亡率。


posted by ZUKUNASHI at 11:23| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年09月08日

大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 2 取手市の濃度は突出、古河市は3/15、16、20と高い状態が続いた

私の注目箇所についてデータを拾い、葛飾区水元公園、古河保健所局、成田加良部、取手市役所局を比較してみた。ここで目に付くのは、やはり取手のピークの高さと、もう一つ、古河の水準が高めに推移していることだ。横軸の日付時間は連続していない。測定値が低く、少ない時間帯は外してある。









吸気被曝は、汚染濃度が高いほど、吸入時間が長ければそれだけ放射性物質の取り込みは多いと考えられる。

原資料からのデータの転記が不十分だが、主要地点について概算で2011/3/15から3/22までの「濃度×時間」の合計を計算すると次のようになる。

取手市役所局 1,500
柏大室局 900
我孫子湖北台局 850
守谷局 850
香取府馬 840
古河保健所局 820
印西高花 730
葛飾区水元公園 710
鎌ケ谷軽井沢局 680
神栖横瀬 680
春日部 610
成田加良部 560
和光 470

これらのうち、上位の多くは、最大ピーク時は降雨があり、祝日だった。これまで、気象研究所のシミュレーションと県都のMPでプルームの流れを推定し、内部被曝の度合いも推定してきたが、実際はかなり違っている恐れがある。

古河市の周辺では、最近になって人口動態か急速に悪化しており、個人的には、3/15のプルームの通り道だったからその影響があるのだろうと見ていたが、累積値で水元公園や成田加良部を上回っていることには少し驚いた。

さらに各地のデータを調べないといけないが、プルームは気象研究所のシミュレーションのように通り過ぎればほとんど放射性物質を残さないわけではなく、かなりの量が地表近くに残留すると見るべきだろう。そのように考えれば、関東の子どもたちに広く甲状腺異常が生じているとの医師の指摘は、ありうべきことだし、大人も吸気被曝により健康被害が出てくるのは避けられないのではないか。

このシリーズの記事のINDEX
posted by ZUKUNASHI at 13:09| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年09月07日

大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 1 千葉県北西部は3/21の濃度が突出して高い

原子力規制庁と環境省が公表している「浮遊粒子物質測定用テープろ紙の放射性物質による大気中放射性物質濃度把握」結果は調査地点が多く、空間線量率MPのなかった地域をプルームがどう襲ったか推定する大きな手がかりになる。平成24年度、25年度の結果から千葉県北部のデータを取り出してみた。なお、例によって元資料からの転記ミスがありうるので、あらかじめお断りしておく。

選んだ地点は次の11箇所。この地域には、北東の方向からプルームが流れ込んだので、時間的な関係を見るため、北西方向から南東方向に並んだ測定地点を選んだ。



これらの地点は、2011/3/21に大気中のセシウム濃度がピークに達したはずと見ていたが、それは正しくなかった。まず、野田市は3/15の8時に相対的に低いピークを付けている。これは、3/15のプルームの本流が野田市の北部以北を流れ、野田市中心部は濃厚部分が通らなかったことによると見られる。3/21については、野田市の南部以南、隣接する流山市などに濃厚汚染を生じさせたが、野田市中心部はこのときも相対的に低い汚染でとどまった。下のグラフによく表れている。



もう一つ、これは半ば予想されたことだが、千葉市の東南部に位置する緑区の泉谷小学校は最高が36ベクレル/m3と低い水準にとどまった。またさらに東の土気ではピークが3/16の16時となっている。3/16の午後には、関東平野にあったプルームが東海上に抜けていったが、その通り道となった千葉県北東部では濃厚な大気が通過したと見られる。



下にある香取府馬のグラフでは、3/16の9時に193ベクレル/m3のピークを付けている。気象庁のシミュレーションでは、茨城県西部から流出しているように見えるから、茨城県西部には3/15から3/16にかけてブルームが滞留した可能性がある。

他は、柏から千城台北小学校まで3/21の午前7時台から8時台にピークとなっている。(環境省資料での時間区切りをどう解すべきか不明な点がある)この時間帯は、通園、通学の時間帯であり、平日であれば園児や幼児に大きな影響が避けられないところだが3/21は祝日だった。

上の11箇所のうち、最も高い濃度を記録したのは取手市の497ベクレル/m3で、これは東海村で3/15の6時から9時までの間の370ベクレル/m3をも越えている。このときのプルームは、鉾田近辺から内陸に入っており、取手より東の龍ヶ崎や鉾田の測定値が気になる。

ただ、印西高花、成田加良部、山王小学校局を比べると、成田加良部は他の2箇所より東北に位置するにもかかわらず、印西高花、山王小学校局の測定値の6割から7割程度となっており、ブルームが内陸に進むに連れて高度を下げた可能性もある。鉾田から取手に至る過程でそのような現象が起きていれば、取手より東がさらに高いということではない可能性もある。

以下は、11箇所の測定値の時間経過を示す。横軸の日付時間は連続していないが4つのグラフで共通。






上の11の地点で比較すると、野田や千葉市緑区は、初期吸気被曝が相対的に少なくて済んだ可能性がある。人口動態統計で、千葉市緑区がよく、若葉区が悪いことは早い段階ではっきりしていたが、この二つに関しては、千城台北小学校と千葉泉谷小学校を比較すれば、その原因の一端の推定がつく。

一方、稲毛区の北東隅に近い山王小学校局で276ベクレル/m3が検出されていることは、注目される。千葉市の人口動態が悪く、空中測定マップと比較してもその原因がつかみがたかったが、花見川区、稲毛区、美浜区、中央区は初期被曝が大きかった可能性がある。

次の図で、千葉1区は中央区、稲毛区、美浜区、千葉7区は流山市、野田市、千葉8区は柏市、我孫子市、千葉9区は若葉区など、千葉10区は成田市、香取市など。千葉3区は緑区、市原市。千葉10区はいったん回復したが、また悪化の兆しを見せている。



流山市は人口流入が続き、人口自然増は堅調に推移してきたがここに来て悪化傾向が出ている。野田市は、初期被曝が相対的に少なかったと見られるが人口自然増は乱調気味だ。野田市の場合は汚染食品による影響が出ているといわざるを得ないのではなかろうか。



大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 2 取手市の濃度は突出、古河市は3/15、16、20と高い状態が続いた
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 3 千葉県北部は3/20にもピーク、町田市と千葉市の吸気被曝は同程度か
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 4 千葉県北東部は3/16、3/20にもピークがあった
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 5 同じ時間帯でも遠いほうが濃度が低いとは限らない
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 6 東京の北側と南側
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 7 濃厚汚染地帯でないからと言って吸気被曝が当然少ないとは限らない
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 8 大気中セシウム濃度と空間線量率の関係は?
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 9 関東では広い範囲で甲状腺異常など健康被害が避けられない
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 10 房総半島の東側と西側ではプルームが異なる 茂原は特異な地点
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 11 シミュレーションと大きなかい離 茨城県東南部千葉県北東部は吸気被曝が大きい恐れ
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 12 α線源、β線源の落ち方の推定は困難 どこにでもあると考えるべき
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 13 関東に住む人は白血病発症のリスクを免れない
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 14 米国防総省による被ばく線量推定値との比較
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 15 茨城県西部の人口動態悪化は周辺には波及しないか
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 16 健康被害の多いところはこの冬さらに深刻化の恐れ
次なる核事故時はどうしたらよいか 大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から考えたこと
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 17 プルームは猛スピードで関東を吹き荒れた 逃げる暇なんぞあろうことか
自分自身の吸気被曝量を推定する 大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 18
posted by ZUKUNASHI at 22:20| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年08月30日

私の大気浮遊塵放射性物質濃度簡便推定法

次なるプルーム襲来を恐れて「私の空間線量率警戒ラインと線量率グラフ」の記事を書いたのは、ほぼ2年前だ。幸い、警戒警報をアップすることもなく来ているが、「大気浮遊塵が増えると死亡数が増える???」に書いたように、濃度が低くとも放射性の大気浮遊塵が増えて亡くなる方もおられるのではないかとの疑念が生まれた。

私達は、すでに大きく被曝しており、追加的な内部被曝が大きな打撃となることはありうるのだと思う。だが、個人が大気中のチリの放射能濃度を測ることは到底無理だ。そこで次のような簡便法を提示したい。

次の図は、「私の累積外部被曝はいくつだろう」に掲げたものだが、2011/3/15にセシウム137と134が50、50の割合であったとした場合のその後の放射能の減衰状況を示す。約3年半経過した2014/8/31には当初の55.6%に減衰している。



この減衰曲線から、2014/7/31から2014/8/31までの間にいかほど減衰するかを計算すると、0.9894に落ちることが分かる。仮に2014/7/31の測定値が0.0435なら2014/8/31の値は0.04304と計算される。もし、追加的な降下や、機器の調整がなければ多少のぶれはあっても、0.043をはさんだ+−0.0005の範囲にあるはずだ。

次は、古河市役所に設置されたMP6時間値のこの1ヶ月間の変化だが、まだ0.042は記録されておらず、むしろ0.045以上の値の出現が多くなっている。言うまでもなくなんらかの原因で理論値どおりには下がっていないと言うことになる。


いちいちグラフは作っていられない。計算機1台あればよい。手順を書くと、放射線モニタリング情報のサイトから、最寄のMPを呼び出し、目当てのMPのページで「時系列データを表示」をクリック、次に画面中ほどに表示される「1日分」を「1か月分」に変更する。新しいものが上に来ているので、スクロールして1ヶ月前の数値を見る。

例えばあるMPの1ヶ月前の数日間の変動の中心が0.0655と読み取れたら、0.0655に0.9894を乗じ、0.0648が得られる。0.065か0.064ならほぼ理論値どおりだ。8/30は、0.066、0.069、0.068、0.062で降雨の影響が出ているようだ。降雨時には、上空の放射性物質が落ちてくるから空間線量率が上がり、雨が上がって水溜りによる遮蔽効果が出ると空間線量率が下がるという状態であることが分かる。

簡便な方法で使いやすいと思う。空間線量率が理論値より大きく上がっているときは、ブルームが来ている。放射性物質濃度の高いチリが飛んで来ている。汚染車両が近くに停車している。ごみ焼却場などから放射性物質を含んだ排煙が流れてきている。近くで山林火災などがある。降雨でラドンなどの降下がある。まれだが近くで非破壊検査をやっている。機器の誤動作もありうるがこれは鋭角的に表示値が上昇するので見分けがつく。何が原因かを判断するためにMPは複数調べたほうが良い。

だが、この方法による被曝回避にも致命的な限界がある。大気浮遊塵の放射能濃度が高いからといって外出を取りやめるなどということはそんなに簡単ではない。線量率の上昇度合いにもよるが、せいぜい窓を開けない、換気を止める、干し物を屋外に干さない、屋外での運動を控える程度だろうし、外出する際はマスクを忘れないと言う程度にとどまるのが残念なところだ。
posted by ZUKUNASHI at 15:44| Comment(4) | 原発事故健康被害

大気浮遊塵が増えると死亡数が増える???

次は、「秋に向けて体調管理を優先に」に掲げた小選挙区127の各月の変化率の平均の推移を示す。2013/9が特異月、地域によっては転換点になっている。例年、7月や9月に出生数が増える傾向があり、2013年は9月に集中したということだろう。だが、死亡数の増加はなぜだろう。その月以前6ヶ月の死亡数の合計を前年同期に比較するとピンと跳ね上がっている。


小選挙区別に見ると、宮城県、茨城県。やはりそうだ。

千葉県も同じ。

次は千葉県山武市の空間線量率。2013/8が高くなっている。

調布市の調布飛行場。やはり2013/8が高い。

筑西市役所

北茨城市役所

高萩市役所

登米市役所


空間線量率が少し上がっただけで亡くなる人が増えるとは考えがたいが、空間線量率が上がるということは、追加的に放射性物質が降下しているということだ。吸気被曝??

2013/8は、福島第一原発で3号機のガレキ撤去が行われ、放射性粉塵が飛散した。そして東日本のみならず西日本でも降雨時に空間線量率が大きく上昇する現象が見られた。3号機建屋内は温度も下がっているはずなのでそんなに上空まで、広域まで広がらないのではないかと思っていたが、甘かったようだ。

月間降下物のデータを見たが、特に2013/8、2013/9に多くなったという例は見当たらなかった。だが、定期的に大気浮遊塵を測定している日本分析センターのデータが見つかった。2013/9/2測定分の値がその前後に比べて突出して高い。

もし、大気中を浮遊する放射性物質濃度上昇が健康被害に直結すると考えるなら、2013/9の大気浮遊塵濃度の上昇が死亡数増の原因として疑われる。



より長期ではどうだろう。2011年春に比べればその後の浮遊塵濃度は格段に低い。こんな程度の濃度でも??



上と同じ期間の最寄市原市のMPの空間線量率。2012/4に空間線量率水準が一段低くなっており、機器の交換などが行われたと見られる。グラフは日最大値だから大気中の浮遊塵が濃くなれば線量率はそれを反映して上昇するはずで、このグラフは上のグラフと整合的だ。



千葉県の死亡数の対前年比伸び率に戻る。2013/9の伸び率が高いのは、前年同期に大きく低下し、その反動で高くなった可能性もある。

次は、全国人口動態統計から各月の直近6ヶ月の死亡数の前年対比伸び率を示す。月別に色を付けた。2013/9は1.034、2012/9は0.995、2011/9は1.024だ。前年値に福島第一原発事故の影響が入ってくるのは2012/3分伸び率からで伸び率が下がっていいはずなのに2012/3分伸び率は最も高い。だが、その後は低下して9月、10月は伸び率が1を割り込んだ。



2012/9の落ち込みは0.005だけしかないから2013/9に0.034上がっているのは、反動だけにとどまらない。

死亡数、出生数は季節変動があり、1県単位ではばらつきも大きい。だが、6ヶ月移動平均なら実数値でも季節変動は除去できないが傾向は把握できる。次の図では2013年秋の異常がはっきりする。



人口動態を調べてきたが、2013/9の特異値に気づくのが遅れてしまった。出生数も増えると人口自然増変化指数では、変化が小幅になるのか原因だ。

大気浮遊塵濃度の上昇が死亡数の増と関係があるとすれば、これはかなり大変な事態だ。2011/3に死亡数の増えた市町村が少なくないことは知っていたが、福島第一原発はチェルノブイリのように石棺で覆われておらず、依然として放射性物質が放出され続けている。

間もなく1号機のカバーが外れる。粉塵飛散防止の対策は強化されたというが、やはり多少は飛ぶだろう。8月は関東は南風だが、9月に入れば北寄りの風が多くなる。大気浮遊塵のデータはあっても月1回の測定だし、MPの値で大気浮遊塵の放射性物質濃度を知ることは難しい。

この状況が続けば、屋外で激しい運動をする人などの健康被害が累進するおそれがある。

放射性粉塵は関東にも飛んでいる このまま吸気被曝が続けば子どもも親もある日突然激しく発症するだろう

(初出 2014/8/30 追記補筆)
posted by ZUKUNASHI at 11:10| Comment(3) | 原発事故健康被害

秋に向けて体調管理を優先に

2014/8/28、茨城県の人口動態が発表されています。小選挙区別に人口自然増変化指数を見ると次のとおりで、古河市などの茨城7区がよくありません。


茨城7区を取り出して見てみます。人口自然増変化指数がゼロより大きいということは、出生数の変化率が死亡数の変化率を上回っていることを示します。この小選挙区は、2013/10までは各月のそれ以前6ヶ月間の出生数の合計の前年同期比の変化率が、死亡数の合計の前年同期比の変化率を上回っていましたが、2013/11以降はこの差がマイナスに転じ、月を追って悪化しています。


これを出生数の変化率と死亡数の変化率に分解して見たのが次の図です。最初は出生数の変化率は1を大きく上回っていましたが、2013/9をピークに急速に低下しました。2014/2からは1.0を割り込んでいます。一方、死亡数の変化率は、2013/8までは1.0を割り込み、つまり死亡数合計が前年同期より少なくなっていましたが、2013/9に急増し、その後も1.05から1.1の水準で推移しています。1.1ということは、1年前の6ヶ月より最近6ヶ月の死亡数の合計が1割多いことを示します。

青い線の値から赤い線の値を引いたものが人口自然増変化指数ですから、二本の線の上下関係が逆転した2013/10から人口自然増変化指数がマイナスになったわけです。

茨城7区のグラフで見ると、2013/9が転換点になっているように見えます。とにかく極端な変化です。

実は、2013/9が転換点になっている例はほかにもあります。福島1区、2区、3区、5区がそうですし、他にもあります。

そこで小選挙区127の各月の変化率の平均を計算した結果が次の図です。これでは、2013/9に出生数変化率、死亡数変化率ともにピークを形成しています。片方だけならまだしも、両方がピークですからますます分かりません。気候条件で亡くなる方が多く、早産も多かった・・・ということぐらいしか思いつきません。子供が多く生まれる月に亡くなる方が多いという現象は見られますが、私は魂の乗り移り説には与しません。



次の12ヶ月移動平均で見ても、少なくとも出生数については転換点であることが分かります。しかも、この後は出生数が着実に減っています。



それでは、2014/9はどうなのかということになりますが、2013/9の原因は、大気浮遊塵が増えると死亡数が増える???に書いたように、2013/8から2013/9にかけて大気中の放射性物質が増えたことが原因と見られます。

2014/9も、放射性物質が飛んで来て濃度が上がるようであれば、2013/9の二の舞になりかねません。北寄りの風の日が多くなると、福島第一原発から放射性物質が飛んでくる危険も増えます。

秋の体調管理に万全を尽くすことが必要と思われます。涼しくなったら必ずマスク。私はこの夏はマスクを付けていました。
posted by ZUKUNASHI at 01:11| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年08月27日

年齢階層別死亡率は下がっているが出生数の減りが大きい

友人が全国の年齢階層別死亡率のデータを教えてくれた。全年齢階層で見ると死亡率は上がっているが、青壮年層では死亡率は下がっている。東日本大震災の2011年は上がっているが、その後緩やかに低下気味だ。2012/7に外国人の登録制度が改正され、住民基本台帳に登録することになったが、その影響があるのかは分からない。

仮にその影響があったとしても、まだ全国計で見た青壮年層の死亡率は上がっていない。




死亡数の動きは、高齢層の寄与が大きいが、高齢層は出生数の動きには影響がない。日本の人口自然増減は、これまでのところ、出生数の減の影響が大きいことになる。





死亡数、出生数ともに、東日本が全国より0.01ほど変化が大きくなっている。
posted by ZUKUNASHI at 22:58| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年08月25日

私の累積外部被曝はいくつだろう

「放射線量等分布マップを確かめてみよう」で書いた、原子力規制庁の空中測定マップの階層区分の変化時点を推定し、その仕切りとなる値をその時点での空間線量率と推定するアイディアは悪くはなかったが、実用的でなかった。その方法で推計した最近時の空間線量率と簡易計測器の示す値との差がありすぎて使えない。

むしろ難しく考えずに、2011/3/15にセシウム134と137が半分ずつだったと仮定して、それが時間の経過とともに減衰していくわけだから、日々の被曝量を計算、累積し、最近時点での簡易測定器の実測値で理論値の累積値を修正するだけでも一応の目安になるのではないかと思えてきた。

この方法は簡便だが、もちろん問題もある、
@ プルーム襲来時の特に空間線量率が高かったときの被曝が考慮されない。
A セシウム以外の希ガスやヨウ素の娘核種による被曝が考慮されない。
B 簡易計測器の性能はまちまちで、最近時点の空間線量率として使うことが妥当か。
他にも
C 空間線量率は、実際には理論値のようには下がらない。
D 追加的な降下によりこの3年半の間に空間線量率が上がったこともある。

検討するといろいろ問題はあるが、そこは割り切りだ。あくまでも簡易な方法による見積もりとしてとらえよう。

次の表で、一番下の黄色のハッチ部分が2014/8/31の推計値。日付は毎月の初日のみを表示、当初100とした場合の減衰後推計値、2011/3/15に100nSv/hあったとすれば、2014/8/31には55.6nSv/hに落ちる。その右は累計値。2014/8/31には93,512になっている。これは時間当たりの積上げだからこれに24を乗じて日単位に変換し、さらに1000で割れば2,244となる。

私がSOEKSで測った最近の空間線量率は0.115μSv/hだからこの日の減衰後推計値55.6を用いて2011/3/15現在の値を求めると、0.115÷55.6×100=0.207となる。表のB欄上部。

2011/3/15に100であれば、累積値は2244、つまり22.44倍だから0.207の22.44倍は、4.641となる。単位はmSv。

こんなに簡単な計算で大丈夫かという気がするが、問題があるのは覚悟の上だ。

以前に計算した結果と比べてみる。米国防総省の被曝量推計結果にあわせて調整した独自推計被曝量で計算した結果は、2014/4までで東京5.88、さいたま5.16、宇都宮6.72だった。少し低めに出ているが、米国防総省の被曝量推計はセシウム以外の核種の影響も勘案しているだろう。

ここで、簡易測定器の測定値が0.23μSv/hあったとすると、上の簡易な計算方法では8.92mSvとなる。

上の問題点にも書いたが、被曝累積値の計算で勘案していない事項もある。だから厳密にやれば、もっと高い値になるだろう。これからは、今までよりも空間線量率の落ち方が緩やかになる。これまでほどには減衰しないということだ。



なお、上の全身被曝累積量の計算では、屋内、屋外の区別をしていない。私の測定結果では屋内と屋外であまり変わらない。家の中もすっかり汚染されているからだと思う。
posted by ZUKUNASHI at 22:21| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年08月16日

ご先祖様の声 聞こえましたか?

2014/8/16に寄せられたコメントを紹介する。

つくばに父が住んでおり、月数回、父のもとへ行っていましたが、つくばから東京への帰りの車の中でいつも背中にびっしり疱疹ができました。帯状疱疹を3度も繰り返しました。その父は今年亡くなりましたが、新盆にも帰ることはできませんでした。「早く逃げなさい」が父の最後の言葉でしたし、生前よく「生きている人が大事」と言ってくれていたので、墓参りに行かなくても「それでいい」と言ってくれてる気がします。

・・・引用終わり・・・

聞こえたか、聞こえなかったか、分からない人には、次の図でご先祖様の気持ちを汲み取って欲しい。



図の左は、環境省除染実施区域の概要・進捗から。

二つを見比べると、桃色の楕円部分は文部科学省の空中測定マップに示された濃厚汚染地域。黄色の楕円は、新潟県北部は各種シミュレーションによる沈着量が相対的に多かった地域。茨城栃木県境部は2011/3/15に長時間プルームが通過した地域。黄色の線は、2011/3/15から3/16早朝にかけてプルームが南下した地域。被曝が懸念される地域で人口自然増変化指数が漏れなく悪化している。

次は環境省が策定した空間線量率0.23μSv/h以上の地域の表示。屋外8時間1.0掛、屋内16時間0.4掛として年間外部被曝量1.2mSv。2011/10/13現在の値で表示しているから、時間の経過で減衰しているとしても、元の測定値は甘く、年間1mSvは確実。



放射能がどうヒトの健康を害するか、「科学的な解明」を待っていたら100年経っても答えは出ないかもしれない。何よりも汚染の強い地域では、赤ちゃんの誕生が減り、亡くなる方は増えている。この現実と向き合えば、別に科学者でなくともどうすべきかは、一義的に答えが出る。それを受け入れないのは、「緩慢な死」を受け入れること。家系が途絶えることもあるかもしれない。営々と後世に命をつないできたご先祖様が、そんな選択を許すはずはない。
posted by ZUKUNASHI at 11:19| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年08月15日

まあまあ そこは抑えてください

2014/8/15に寄せられたコメントを掲載する。現役で外食を余儀なくされる方が汚染食品を回避しようとするとどれだけ難しいか、良く書かれている。

・・・引用開始・・・

ずくなしさんこんばんわ。 私はなぜか最近すこし、きれ気味です。(放射能被害に対する社会の状況と、政府勝ち組達の野放図さに・・・か?) つい先日、大手安売りスーパーの練馬区の店へ行ったときのことです。 並んでいるアメリカ産牛肉は安くて大きいのですが、固いし美味しくないです(ステーキカットばかりなので歯がぐらぐらします。) その横には、「国内産」のみの表示の結構安い美味しそうなパックが大量に並んでいます。 丁度、私より5〜10歳上位の男性店員(多分パート雇)がそれらを出品中だったので、「これはどこの肉ですか」と思わず聞きました。 「国産です」「いやいや、何県産か聞いてるんですわ。セシウムとかみんな言うてんのんわかるでしょ?」 ・・・・「ちょっと待っててください。本社に電話して聞いてきます。」 10〜20分待たされましたが、 「国内いろんな産地のブレンドだそうです。本社はそれで全く問題はないとの事です。」 「問題がないと思うかどうかどうかは客の判断ちゃいますのん?」 ・・・・頭にきて「正論」を可哀想な60越店員相手に5分位演説してしまいました。彼は真摯に聴いていましたが何かが改善されることは100%なさそうです。 実は待たされている間、40〜60位のおばちゃんのパートさん2人が肉コーナーに作業に来ました。何か話せそうなムードの人だったので、「お姉さんらもこの肉、子達に食べさしますのん?」と声をかけると、失笑という言葉が当たってる感じの顔をして「いやいやいやいや食べません食べません」ああやっぱり。 そのあと、すぐ近くにある、少し高級なスーパーに入りました。 ここは外国産牛肉は置いていません。九州産・松阪産など銘柄牛はあってすごく高いです。その他もさすがに産地を明記しておりましたが、「牛肉:栃木・宮城。豚肉:栃木・宮城・千葉。鶏肉:筑波・岩手・・・・」といった感じがほとんどで、今度はそこにいた60代の女性スタッフに「なんで被爆地の肉しか置いてないの?」(酷いこと聞きますね)と言うと「私はそういうことは分かりませんので」といってそそくさと立ち去って行きました。 その日も結局北海道産豆腐しか買えませんでした。
また、私は独り者の自営業者で外食がどうしても多くなるのですが。 中華の大手チェーン店で「ここはどこの米使ってんのん?」「栃木とその他のブレンドです」焼きそばを食べました。 餃子が売り物の店で「栃木・群馬や・・・以下同文」焼きそばを食べました。 カレーのチェーン店「栃木・・・以下同文」出ました。 ラーメンと中華料理のチェーン店「栃木(ではなかったかも知れない。でも福島近隣県)・・・以下同文」黒酢冷やしめんを食べました。 また、池袋駅内、西武・東武百貨店デパ地下のご飯ものの販売店で同じことを聞いたところ 「すべて魚沼産コシヒカリ100%です!」と聞いた4軒の店すべてで言われました。魚沼ってどんだけ広いねん。 権力者やそのインサイダーたちはあまりにも悪魔的です。 でも多くの我々関東人は弱い「庶民」の利己行為によって滅ぶのではないでしょうか。

・・・引用終わり・・・

私は、外出の機会も少ないから、自分の基準に合う食材を探し、手に入らなければ乏しい食材で我慢するということができるが、現役で外食せざるを得ない方は、本当に汚染の少ない食材を利用した外食を選ぶことがむずかしいだろう。

上のコメントは、被曝回避に努めるサラリーマンの方の共感を呼ぶだろう。

まず、外食に関しては、被災地・汚染地で生産された食材が安く出回る以上、それを使わないチェーン店はないだろう。米でも、今は北海道の銘柄米が値段的には魚沼産と変わらない水準となっており、家庭の購入する食材が汚染地産回避の傾向を強めるほど価格は高騰していくから事態は改善しないと考えるしかない。

単身のサラリーマンの方には、大変だろうが自炊を増やし、極力弁当を用意することを勧めたい。食材選択や調理については、長い経験があるわけでもないし、世帯じみてくるので記事にするのはほどほどにしているが、考えを改めてお知恵拝借に方針転換したほうが良いかもしれない。

上のコメント主の食材調達に関しては、私は、高級店とそうでない庶民的な店との両極端を利用しておられるように感ずる。実は、西日本の食材が比較的多く置いてあるのは、独自色発揮に積極的な中小のスーパーだ。

身体症状は被曝継続で悪化し被曝回避で改善する 時系列での考察」のコメントにもそのような傾向が見られることが確認できる。

こちらも、読者のご協力を得たい。これまで、営利企業の名称や製品名を出すことは控えてきたが、そうも言っていられなくなった。多くの方の協力が得られれば、価値のない情報はおのずと埋もれてしまうだろう。

近日中に、読者に協力をお願いする記事を載せたい。

コメント主のIAさん、切れる気持ちはよく分かりますが、それで挫折しないでください。被曝回避は長い戦いです。忙しい日々の中でできることは限られるかもしれませんが、なんとか工夫して乗り越えていきましょう。
posted by ZUKUNASHI at 22:45| Comment(9) | 原発事故健康被害

2014年08月04日

放射能の危険、害に関する啓発が少ない地域は、健康被害が累増する

千葉県の政令市の人口動態を検討しながら、なぜこんなに悪いのかと考える。土壌汚染は、空中測定マップを見た印象よりも実際はもっと悪そうだが、市民団体が活発に活動しているし、市民の放射能リテラシーは高くないのだろうか。

放射能問題に取り組む市民団体の活動分野は大別して3つだ。
@ 食品の放射能汚染の測定
A 地域の空間線量率の測定
B 放射能の危険、害に関する啓発

千葉県の柏市では、比較的早い時期に地域の空間線量率が高い、土壌汚染が強いことを懸念する市民グループの活動が始まり、調査が進むうちにここには住めないと判断して避難する人が増えて、グループは自然消滅したという。

千葉県では、@の食品の放射能汚染の測定を行う市民グループの活動は少なく、地方自治体が持ち込み品の検査を行っている。柏市、流山市など。もともと、汚染地域で市民グループが食品の放射能汚染の測定を行うのは、難しいのかもしれない。ことごとく汚染されているわけで、測定結果を発表しても、100ベクレル/kg以下であれば、それをどう評価するかは自己判断に委ねるしかないだろう。下手なことを言ったら生産者から袋叩きに遭う。

汚染地域では、どちらかというとA 地域の空間線量率の測定が活発になるようだ。千葉市のNPO法人で県外にも出かけて公園等の空間線量率を詳しく測定しているところもある。

一般に、放射能の危険、害に関しては、空間線量率が高ければ危険が大きいということを知らない人はまずいない。

ただ、関東での健康被害は、A 初期吸気内部被曝、B 経口摂取内部被曝、C 外部被曝の順で健康被害の発現の早さ、深刻さが規定されているから、外部被曝だけを警戒していると健康被害の発現を免れることはできない。

空間線量率を測定して、年間累積値1mSv、2mSvに達する達しないの議論のみにこだわっていると、肝心の健康問題の主原因から目が逸れてしまうことになりかねない。

千葉県では、B 放射能の危険、害に関する啓発を行う市民グループの活動は低調だ。柏市などは早い段階で安全論を振りまく学者を呼んで講演会を開いている。一方、市民グループの主催でどんな講演会がどれほど開催されただろう? 小出裕章氏は千葉県で何回講演したのだろう。市川市では、市民グループが南相馬市長を講師に招いて講演会を開いたことがあり、ほとんどエートス活動ではないかと訝しく思ったこともある。

千葉県では、放射能による健康被害の実態が、統計上すでに顕在化しているにもかかわらず、ネット上での情報発信は少ない。ツイッターでは千葉から逃げたという人の発信も見られるが、このブログに関しては、むしろ他の県に住む方からの千葉県の親戚に関する健康被害情報が詳しかったりする。

千葉市では、私がウォーキングの際にタケノコが打ち捨てられているのをあちこちで見たから、放射能汚染の情報がまったく流れていないと言うことではない。だが、市民の防御意識は希薄だ。この春は、野でイタドリを摘んでいる人もいた。

千葉県では、市民活動も低調だし、市民の意識も低い。健康被害は、このままずるずると悪化していくだろう。

posted by ZUKUNASHI at 11:23| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年08月03日

チェルノブイリの経験を再現する茨城県の人口動態

茨城県人口の12ヶ月移動平均。2011/3なら2010/4から2011/3までの12ヶ月の人口合計を12で除している。あまりにも見事なまでに2011/3以降減少傾向を露わにしている。「逃げたのか?」、「死んで生まれなかったのか?」と問われるだろう。「両方だ」


逃げる人が続出するのは当然だし、それで命拾いした人も多いだろう。問題は、今なお住み続けている人の場合だ。次は2009/11以降の各月の出生数と死亡の実数。


出生数死亡数は、季節変動が大きくそのままでは分かりづらい。母数となる人口も減っている。そこで季節変動と人口減の影響を除去するために、死亡数の12ヶ月移動平均を人口の12ヶ月移動平均で除した単純死亡率を見る。

茨城県では、福島第一原発事故前から死亡率が上がっていた。高齢者割合増加が大きかったのだろう。そして、福島第一原発事故で死亡率の上昇は加速する。上の実数で見ると分かるように2011/3の死亡数は、他の年の3月に比べて突出している。津波被害は軽微だったから、プルームの襲来による内部被曝が原因としか考えられない。

死亡率の急上昇は、2011/3の急増の影響が残る2012/2まで続き、その後は横ばいとなった。この理由は、体力のない方、持病をお持ちの方から前倒しで亡くなっていかれるから、それが一巡すると死亡数は落ち着く。これは茨城県外でも観察される。

2012/3から約1年落ち着いていたが、2013/3から死亡率がまた上昇し始めている。2013年秋には落ち着いたように見えるが、いつ動意づくか。

出生数の12ヶ月移動平均を人口の12ヶ月移動平均で除した単純出生率。福島第一原発事故までは出生率はほぼ横ばい傾向で推移しており、3月、4月にドン、ドンと下げ、その後2012年夏までかなり急な低下が続いた。2012年秋から冬にかけて少し回復したが、これは年初の仕込によるものだから事故から1年も経たないうちに先行きを楽観した人も多かったことになる。

だが、出産に対する住民意識は全体としては楽観的ではなかったようで、その後はまた低下が始まった。私は、茨城県下では、福島第一原発事故から2年も経過し、体調悪化や近親者の突然死なども増えて、出産に慎重になる人が増えている表れだと見る。

ウクライナの人口統計では、チェルノブイリ事故後、出生数の減少が先行し、死亡数の増加がそれに続いた。茨城の人口動態を上のように分析すると、同じ動きを示している。

最近、読売新聞・茨城版に掲載される訃報情報の中に比較的若い方の例が続いている。この先、幅広い年代で亡くなる方が増えてくるのは、避けられないのではないかと、暑い夏のさなか、寒さを感じている。

人口自然増変化指数


・・・・

※ 2ちゃん原発情報 ‏@2ch_NPP_info
名無し:2014/08/02(土) 12:36 ID:XXXXXXXX 守谷の某病院が肺炎の子供で病床が溢れかえっていると。

守谷市は取手市などとともに茨城3区。




守谷市は、ここ数年人口流入で出生数も高水準推移。幼い子供が多いゆえの満床か、それとも被曝症状の深刻化か。茨城3区では子どもの白血病多発の情報が以前から流れている。



(初出 2014/8/2 追記 8/3)
posted by ZUKUNASHI at 11:37| Comment(2) | 原発事故健康被害

2014年08月02日

放射能の害に気づいているおやじは増えている 健康被害の深刻化で怒りが噴き出すだろう

おせっかいは意図していませんに書いたように、日常生活のフェースツーフェイスの関係では、私から放射能問題を口にすることはないが、ウォーキング先で出会った人と言葉を交わすことがあれば、話の流れで話題にすることもある。

2014/5/4も樹木の花を訪ねて林に通ずる道を歩いていったら、奥まった所に家があり、60歳前後のおやじが窓を開けてこの先は行けないと教えてくれた。

美しい新緑に囲まれ、庭には草一本もない。私が環境の良さを誉めると、皆そう言ってくれるが、住むとなかなか大変だと正直な答え。虫も多いだろうし蛇なども出るだろう。

そのうち、私が振ったのだと思うが、放射能の話になり、そのおやじは、林に降下した放射性物質が落ち葉とともにどんどん下に沈んでいくことを気にしていた。

簡易測定器を取り出して測定すると、最初0.14、その後次第に下がって0.07μSv/hだった。0.14、0.12と告げた所で、そのおやじがそれくらいならかまわないと言ったのには驚かされた。ネットで調べているのだろうか。そういえば、少し前に体調を崩したとは話していたが。

2014/3/31にもウォーキング先のバス停で文庫本とペットボトルを手にした私より少し若いおやじと話をしたら、放射能問題の新聞記事をスクラップしていると言っていた。そして、コロステンがどうこうとも言っていたし、そのおやじの住む市で最近、がんなどの発症が多いようだと話すと、そうだろう、やはり出始めたなとの感想を述べたことがあった。

1年以上前だが建設現場で働く知人の一人と久しぶりに会って近況を聞いたとき、福島第一原発事故後、山菜取りを止めたといっていた。その知人はネットなどやらないから、どこかで誰かに教えられてそう決断したはずだ。確かめればよかったと今思うが。

思い出したが、2012/4、ウォーキング先で、畑を耕している年配男性に木の名を尋ねたときのこと、その男性が、連れが持っていたカメラを放射能測定器かと尋ねたことがある。そのときは簡易測定器は入手していなかったので、数ヶ月後またそこを通った際に、その男性に測定値を教えてやった。友人が市から測定器を借りて測ったと言っていた。畑で栽培した野菜を孫に送ってやっているようだから、汚染を気にしていたのだろう。

世の中、人は見かけによらない。相応の齢になれば、経歴や学識などに関係なく、その情報が信用できるかどうかは、判断できるようになる。私の経験した範囲では、普通のサラリーマンだろうと思える人のほうが反応がない。知らないのか、話題にしたくないのか、おそらく後者だろう。

放射能の害に気づいているおやじは増えているのではなかろうか。自ら言及することはないし、自分の力が及ぶ、周りと摩擦がない範囲で被曝回避をするだけだが。

私は、原発推進派の人やお金持ちの人との付き合いはないから、彼等がどれくらい嘘を振りまくのに必死なのかは知らない。

ただ、少し金を持っている人、学歴が高く、生活が安定している人に、放射能の害を信じたくないというバイアスが強いと感じる。

私のブログにケチをつけてくる友人、知り合いの2チャンネル夫婦は、その典型だ。

福島県で放射能問題を口にすると袋叩きにあうというのは、それだけ生活が脅かされているという実感が強いからだろう。本来、団結して原因者の責任を追及し、賠償させるべきなのにそれが逆転し、被災住民どうしが足の引っ張り合い、つぶしあいをするという子どものいじめの世界だ。

東京に住んでいる特に現役のおやじたちは、今の職業生活の基盤が失われることに慄いている。彼らは、家庭内での自分の威信の源泉が、自分のもたらした遺伝的特質でも、後天的に獲得した人間性でもないことを知っている。決めゼリフは、「誰が食わせてやっている!」だけだ。

福島第一原発事故がなければ、どんなにいいだろうかと、家族から避難問題を持ちかけられるたびに思っている。彼らも放射能の害は知っている。知っているが故に出てくるまでの執行猶予に希望をつなぐ。

一方で、本当に無知な人もいるし、嘘だと気づかない人もいる。

女性の中には、子どもを産み、育児中でも放射能の害に関する情報を頭から拒否する人もいるようだ。女は子宮で考えるというのが本当かどうかは知らないが、男性より体調悪化など肉体的な実感がないと理解できないという性差はあるのではなかろうか。

健康被害は、間違いなく累増している。健康被害の主因が初期吸気被曝だから、その人の立場が反原発・反核か否かにかかわらず、初期被曝が大きかった人から健康被害が深刻なものになっている。

とても書きにくいことだが、初期吸気被曝の多寡は何十年も影響するだろう。

そして、初期吸気被曝と、放射性物質の経口摂取、外部被曝の累積が健康被害の出方を規定することになるはずだから、放射能の害を知っていながら原発・核を推進する悪者たちと、かれらの嘘を直感や知識で見抜き被曝回避に努めた人で相対的に健康被害の出方が遅れ、そういう勢力に付け込まれて警戒を怠った人達と無知で警戒をしなかった人達に相対的に早く健康被害が出てくるという展開になってくるだろう。

繰り返すが、健康被害は、間違いなく累増しているし、深刻化している。これが誰の目にも明らかになるのは、もはや時間の問題だ。

そのとき、おとなしかったおやじたちも動かずにはいられないだろう。国内的には混乱する地域も出てくるだろう。

そして、最終的には、バズビー博士が言うように、「ヒトラーのような戦争犯罪が日本で行われている。最終的に彼らは刑務所に入ることになる」まで人々の怒りはおさまらないだろう。

私が生きているうちになんとかそこまで達して欲しい。それを見なければ死に切れずに成仏できないと思い詰めるようになっている。



(初出 2014-05-05 追記 2014/8/2)
posted by ZUKUNASHI at 18:15| Comment(9) | 原発事故健康被害

福島第一原発事故による放射性物質撒き散らしに関してもサリン事件と同等にすべきだ 2014/8/2に寄せられたコメントを掲載

2014/8/2、長文のコメントが寄せられた。投稿主は、私と同じほどの年代ではなかろうかと拝察した。「サリン事件と同等にすべきだ」とのご意見には、確かにと同意させられる。改行箇所とミスタイプのみを修正したほかは原文のまま。

・・・引用開始・・・

東電の元会長の勝俣(事故当時会長)と、武藤、武黒(双方、同、副社長)が、安全対策を怠り、案の定、福島第一を爆発させ、放射性物質を全国、いや全世界に撒き散らしたということで、昨日、起訴相当になった。
しかし、彼らも、人の子。
断末魔の叫びとして、
裁判・証人喚問の時に、最後の抵抗を見せ、
「俺たちは、単にやらされで、やっていたんだ!
 あの状況でとても、原発など、危ないと分かっていても、止められなかった。
 どうして、俺たちだけが、生贄にならないと、いけない?!
 俺たちを推進の方にそそのかしていたのは、官僚・役人の○○、○○、○○、、、
 長老も含め閣僚・国会議員の△△、△△、△△、、、
 企業の幹部の□□、□□、□□、、、。
 俺たちを長く収監したいのならば、そいつらも、道連れにさせてくれ。」
と、ゲロってしまうかもしれない。
いや。彼らは、裁判の時まで、健康を維持しておき、むしろ、そうして欲しい。
確かに、勝俣や武藤、武黒は、
福島での子供の多率の転移を以ての甲状腺がんの激増、
東日本での若年層の突然死を例に引くまでもなく、
既にカリフォルニアにまで、
甲状腺先天性機能低下症(事故前の39%増)を飛び火させた、
各種、重篤な病気を増やした、主犯となる。
しかし、彼らを操って、原発を点検・休ませず、プレッシャーをかけつつ、
稼働を日々、暗黙に要求して来た、
東電・閣僚・役所・国会議員・官僚の人たちも、
一方で、
モノの常識を打ち破るべく1箇所に集中させず、
汚染がれきを全国拡散した人たち、
さらには、線量から見れば、当然住民を避難させるすべきなのに、
危険情報を隠蔽し逃がさなかった人たち、
健康被害の実害を風評被害とさせた人間、
無理やり毒物のついた飲食物を「食え!」、「食え!」と拡散させた人間達も、
今回起訴相当となった元東電の3名と同様、
皆、犠牲者を増やした、お札付きの殺人犯なので
(原発から半径が200キロ以内の所で、
 若くして病死した人を解剖したら、それがわかる。
 裁判所も、今は科学の力で検知可能な、
 体内からの放射性物質を、原告に物証として要求する)、
これらは法の公平な原点に立ち返って、じゅっぱひとからげ(十把一絡げ)に、
逮捕に行くべきだ。
同じように、毒物を撒き散らした事件では、
サリン撒いたオウムの麻原が、命令していただけでも、
死刑判決されている。
今回の放射性物質撒き散らしに関しても、
原発の立地住民と国民を騙し、
案の定、猛毒のものが撒かれた、
極めて悪質な事案のなれの果てであるので、
命令・教唆・煽り立て屋含めて、刑罰の程度も、
サリン事件と同等にすべきだ。
影でコソコソ悪いことをプッシュしていた人間だけが得をし、
正直者が、損を見る世の中であってはならない。
でないと、多くの犠牲者・被害者は、誰も浮かばれない。
まもなく事実が明らかにされるが
、3年半前の事故で、チェルノブイリの時同様、
セシウム137やストロンチウム90、プルトニウム239、等
放射性物質が身体に入ってしまい、
周囲の組織が破壊され、
無念にもなくなられてしまわれた多くの方々の、
ご冥福をお祈りします。
posted by ZUKUNASHI at 14:00| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年08月01日

四肢の麻痺痙攣が増えている 脳神経障害と疑われる症状も

友人から建設現場で若い人が突然、手がつった、脚がつったと叫ぶことがあると聞いた。この暑さで熱中症の前兆だろうかと聞くので、どれくらいの時間続くのかと聞くと、10分程度だという。

私が、10年ほど前に真夏に6時間、7時間も自転車で走り、脚がつったことがある。そのときは、水分とミネラルの不足だと分かったから、ほとんど片足漕ぎでコンビニまでたどり着きスポーツ飲料を飲んで30分ほど休んだら回復して帰宅できた経験がある。

上の職人さんの場合は、水は飲んでおり、休んだだけで回復したそうだからミネラルの欠乏ということではなかったのかもしれない。暑さのせいももちろんあろうが、以前からそんなことがあったらしいし、松戸市に住んで親戚が自家菜園で栽培した野菜を食べているらしいから、私は別の原因を疑う。

被曝によると疑われる症状のまとめ バックデータ」と「検索ワードから 2014/4〜2014/6」を整理していて気づいたが、手足が動かないという現象は増えているように見える。

手足の一部麻痺、物がつかめないなどの現象は、福島第一原発事故後比較的早い時期に生じていたらしい。プルームの襲来による初期被曝が大きいと懸念される都心部に住む方の情報だ。国立病院に入院したものの原因不明とされたと聞くから、医師の一部はそのような現象があることを認識している。

私が最近知った症例。
左足の一時的麻痺、東京と神奈川の境目、男性、60歳代前半。(コメントから)
2014.7 突然片足のみ痛みが走り歩行困難に、愛知県在住、男性、50代前半(コメントから)
還暦 足のつり せき止まらない だるい (検索ワードから)
突然下半身が動かなくなる(検索ワードから)
突然首から下が動かなくなり、何日かで死亡 (検索ワードから)
右半身完全麻痺に陥っていた。右腕が短くなった。トモダチ作戦で被曝した兵士の症状

子供が足の麻痺を生じた気の毒な事例については、汚染車両に乗り被曝した双子の方の例が2011/12という早い段階で報じられ、私はこの事例に大変驚くとともに被曝に対する警戒を強めた。

内部被曝、外部被曝が蓄積していくと、神経系に支障が出るというのは、チェルノブイリ事故の被災地でも良く知られている事実。彼の地で医療に当たっていた方が、中枢神経に支障を来たしてカルテが意味不明なものになったという例も伝えられている。

ガンマ線のエネルギーは、人間の神経系統を流れる電流のそれよりも桁違いに多いという。毎秒何回も家の近くに落雷があるようなものなのではなかろうか。そして、それが直撃すれば、10秒、20秒と神経の信号は途絶える。足が、手が動かなくなる。

その場合に、神経系統に器質的な変化がなく、機能的な障害だけなら元に戻ることもあるだろうが、もし内部被曝で神経系統に器質的な変化が生ずることになれば、回復は望めない。

2014/7には、プロ野球の投手が体全体に麻痺が出て続投できない事例が出ている。(デイリースポーツ 2014/7/26 広島・大瀬良が「体全体がつって」突如降板…一時はマウンドに戻るも続投不可)

めまいの事例も増えているように感じる。脳梗塞でめまいが起きたりするからこちらも神経にかかわる問題だろう。なお、めまいのひどい方が病院で診察を受けたら心電図の検査を受けさせられ、異常が出たとの事例情報もある。

いわき市でめまいに苦しむ30代被ばくなのか(検索ワードから)

物をつかめない、手に持った物をよく落とすという例は、少し前から増えている。そのような障害例を最初に知ったのは、漫画家の方が自身の身体症状を綴ったツイートだった。

さらに、脳の機能自体が低下する例も伝えられて始めている。次のコメントで寄せられた事例は福島第一原発事故後1年半だから早い事例だ。「物忘れ激増」という検索ワードは、状況の深刻化を示している。

311から1年半後、脳がやられたのでは?というような、荷物の宛名を間違えるような事が起きていた。(コメントから)
2014年東京職場で物忘れ激増 (検索ワードから)
成人なら、知能低下と性格崩壊、意欲の減退(検索ワードから)

ツイートでも同様な障害ではないかと懸念される例もある。

みみかん @mimikann14 氏の2014/7/25のツイート
深夜に夫が東京より帰省。湿疹が酷いので、明日いつもの皮膚科にへ行くように言うと、こっちで皮膚科には行ったことないと。どこにあるん?と…。昨年は月イチで通っていたのに。夫が恐い…
園子 @sonokoss 氏の2014/7/26のツイート
うちの夫も仙台から北九に移住後同様のことがありました。ビックリしました。でも、本人は記憶が無くなったことにも気づいていない。 今も戻らない記憶があるけど、広島に来てから新たにそういった症状はありません。 他人事じゃないので本当に心配です。

こういう記憶が消える症状は、本人では分からない。一人暮らしでヒトと接する機会のない人は、特に注意。一人暮らしの老人に電話も入れないような親不孝な子供は、そのうち大きな不幸に見舞われ、警察に長時間立会いを求められたり、聴取されたりするだろう。

私の脳障害チェックは、このブログのアクセス数で分かるはずだ。支離滅裂、無意味なことを書き綴り始めると、読者が離れていくだろう。そして、それが脳中枢の障害の典型例だと誰かに指摘されるようになると、アクセスが急増する・・・。

・・・・・

そらいろ @tekawa_tamito ・ 氏の2014/7/31のツイート
なんか、杖ついてる大人(けっこう若め)多い気がします。40代位までの。都下、東村山です。


(初出 2014/7/26 追記 7/27 8/1)
posted by ZUKUNASHI at 10:47| Comment(6) | 原発事故健康被害

福島第一原発事故後の嗜好の変化は身体が求めるものだけではないようだ

2014/7/22の記事「読者の皆様にお尋ねします 福島第一原発事故後、嗜好の変わった方はおられますか?」に何件かコメントをいただいた。

「舌に膜を張った様な感覚があって味がしない」との訴え
「嗅覚が衰えた」
・・・鼻血を出したり、口内炎ができるのだから、味覚や嗅覚が衰えて当然だ。それによって料理の味付けがきつくなることがあるかもしれない。

「酸っぱいものを好むようになった」、「酢の物が大好きになった」、「段々と酸っぱい食べ物を摂ることが多くなった」、「酢漬けを作り、マヨネーズの代りに野菜に酢と油をかけるようになった」
・・・酢っぱいものを好むようになったという変化の指摘が最も多い。なぜだろう? 環境にアルカリ性の水酸化物が増えていることと関係があるのだろうか。これはかなり一般的に見られる傾向なのではないか。

「コーヒーを多飲するようになった」
・・・これも複数の指摘があった。緑茶からのシフトがありそうだが、なぜ紅茶でなくてコーヒー?

「酒(原則赤ワイン)は前ほど美味しくなく、量が減った」、「夫婦共にお酒を全く飲まなくなった。飲みたいという気持ちがなくなった」、「酒を以前ほど飲めなくなった」
・・・これも複数あった。体調が良くないと酒を飲んで酔ったらさらに気分が悪くなるという面はある。

他方、晩酌の量が増えたという方も。増えたといっても毎晩、缶ビール500ccだからそんなに酒豪になったというわけではない。女性の方。

「苦手だったビールと納豆が好きになった」
・・・詳しく書かれていないが、他の酒からビールへのシフトではなかろうか。これも酩酊回避の一形態の可能性。納豆が好きになったのは? 私は努めて食べるようにしているが、そんなに食べられるものでもない。

砂糖、甘いものを控えたほうが良いという意見は多いが、身体が甘いものを受け付けなくなったという事例はまだない。日常使用する砂糖を奄美産の黒砂糖に変えたという方はおられる。

一方、「味付けの濃いものを求めて、ラーメンや濃い味の煮込み料理が無性に恋しくなる日もある」、これは味覚が鈍感になったときの変化。板前が二日酔いになると味が濃くなることは知られている。ただ、このコメント主は、事故当時は東京在住ではなかった。

「海の幸はあまり口にしなくなった」
「大好きな貝類を控えるようにしている」
・・・これらは意識的なものだろう。海の放射性物質汚染を知れば海の幸は恐くて手が出ない。

「感動させる物語をまったく受け付けなくなった」
・・・事実は小説より奇なり。今私達の周りで進行しているホロコーストに気づけば、感動物語に涙を流している暇はない。

さらにコメントをお待ちしている。
posted by ZUKUNASHI at 10:16| Comment(3) | 原発事故健康被害

2014年07月30日

「人並み以上」は比較基準が不適切、人並みの健康被害は避けられない

最近いただくコメントに、男女を問わず、放射能汚染食品に関しては「人並み以上に気をつけていた」、「かなり気をつけていた」、「それなりに気をつけていた」などの記述が目立つ。

このようなコメントを寄せてくれる読者は、比較的新しいい読者だろうし、ご自分や家族の体調悪化を契機にこのブログをご覧になっているのだと思う。

いつも書いているが改めて書く。

放射能汚染食品の排除に「人並み以上に気をつけていた」程度では完全落第!


あなたの周りの人達が、放射能汚染食品の排除にどれだけ注意を払い実行しているか? 多くの人は食べて応援をしているし、これまでの生活の便利さ、豊かさを捨てていない。

あまりに偏差値的な発想だと思う。進学問題なら「人並み以上」の成績ならどこかに入ることができるだろう。就職もそうかもしれない。

だが、放射能による被曝は違う。今の学問的到達点は、しきい値なし直線仮説だ。限りなくゼロに近いところから、100ミリシーベルト、さらにはそれ以上まで健康被害は放射線量に応じて直線的に増加する。



あなたの周りの人達は、この図のどの辺にいるだろう。「日本政府・学会」モデルのリスクゼロのところ? それならそれより少し放射線量が少なくても、ICRPのモデルでもリスクは相当にあるし、ECRRのモデルならリスクはさらに大きい。

汚染地域に住み、食べて応援しているような人は、「日本政府・学会」モデルの斜線と「許容リスク」の横線が交わるところ辺りか、それよりもさらに右にいるはずだ。

「人並み以上に気をつけていた」、「かなり気をつけていた」、「それなりに気をつけていた」などというのは、気をつけたうちに入らない。

それに、私が特に気になるのは、(義)父母が子どもに汚染食品を与えて困るという悩み。これは、私には責任転嫁に聞こえる。

放射能の害に気づいていろいろ勉強しているなら、しかも子どもに健康被害が出ているなら、なぜ(義)父母に、健康被害の原因が放射能汚染によるとしか考えられないから汚染の恐れのあるものは子供に与えないで欲しいと頼まないのだろう。

誰がそんなことを言っている? と問われるかもしれない。そんな時は、チェルノブイリ事故のあと、被災者の健康被害を研究した白ロシアやロシア、ウクライナの研究者がいろいろ論文を出していて、そこにいろいろな症状が書いてある、それを読んだと答えればよい。
内外の科学者の福島第一原発事故による健康被害に関する見解

それでも納得しないかもしれない。日本の政府は危険だなんて言っていない。テレビでも福島のものをタレントがおいしそうに食べているじゃないか? これには、私は次のように答える。

「福島の農家に払う賠償金を少なくするために、わざとやっているんだって。タレントは、カネがもらえるから出演しているけど、みんな体調壊しているよ。タレントは使い捨てだね。被害を少なく見せかけるのは、水俣病のときも同じだったといろんな人が言っているわ。」

それでも納得しないときは、「とにかく、子どもの体調が悪化しているし、このまま悪くなっていったら大変だから、食べ物は放射能の心配のないものだけにすることにしたの。ぜひ協力してほしいの」ときっぱりと告げたらどうだろう。

子どもの健康がかかった問題だから、(義)父母と多少気まずくなっても仕方がないし、そもそも、(義)父母が汚染食品を食べているのに、それによる健康被害を心配しない子や嫁はどうかと思う。

優柔不断の母親には、ぜひ次の記事を読んで欲しい。体験談の中でも傑出していると私が誇りに思っているものだ。

4歳の子供とふたりで福島中通りから新発田市に自主避難してきているお母さんの話


被曝回避は、へろへろしながらできるようなあまっちょろいものではない。
posted by ZUKUNASHI at 14:06| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年07月29日

東京は被曝による死亡数増加第一波が終わり、次は第二波

東京都の地域別に、2010/12から2014/6までの出生、死亡の12ヶ月移動平均を見る。特に死亡数については、福島第一原発事故から約1年間は横ばい、1年を経過した頃から持続的に増加したがこれも一服したところが出ている。だが、これから第二波が始まるだろう。逃げるなら早くとしかいえない。

東京都合計


東京都23特別区合計。特別区内は人口の流動性が高くいろいろな要因が作用しているが、福島第一原発事故後1年半程度は横ばい推移、その後死亡数が増え始めたが、出生数がそれ以上に増えている。


東京都23特別区以外の合計。人口の流動性が低く、福島第一原発事故後から出生数減、死亡数増が始まった。出生数は1年余経過した後に反転増加に転じたが、死亡数は増加基調を維持。


東京都小選挙区16区江戸川区。濃厚汚染地域、福島第一原発事故後1年ほどは死亡数が横ばいで推移したが、その後2回、水準が上方にシフト。いつ3度目のシフトがあるか。


東京都小選挙区10区豊島区。福島第一原発事故後1年半を経過した頃から死亡数が急増を続け、1年間続いた。ホスピスの機能のある施設に収容された者が豊島区に籍を置いたのではないかとでも推測せざるを得ない。この豊島区の例から、死亡数増加の第一波は過ぎたと判断している。


東京都小選挙区11区板橋区 板橋区の死亡数はブレが大きく、出生数が一時大きく落ち込んでいる。


東京都小選挙区24区八王子市。東京西部の汚染地帯。2014年になって出生数減、死亡数増が再燃。第二波の始まりではないかと懸念される。


東京都小選挙区19区西東京市ほか。死亡数が1年後辺りから急増し、少し落ち着いているが。


東京都小選挙区23区町田市ほか。福島第一原発事故直後から1年半くらいの間、死亡数増、出生数減が続いた、出生数は横ばい推移だが、死亡数はまだ増加傾向を失ったとは見えない。
posted by ZUKUNASHI at 16:25| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年07月28日

健康被害の深化は進行中 どこまで行くかは本人次第

7月最後の週末暑かったので家にいて、健康被害関係のデータを整理したが、うまく整理できなかった。ただ、「身体症状は被曝継続で悪化し被曝回避で改善する 時系列での考察」を書いて、症状の出方がやはり初期の被曝とその後の被曝蓄積によって規定されることははっきりイメージすることができた。

健康被害の度合いが初期吸気被曝とその後の経口摂取被曝によって規定されることは、もはや疑う余地はない。このほかに外部被曝があるが、東京では福島第一原発事故から3年経過しても累積で10mSvに達しているような人は少ないだろうから、必ず影響はあるはずだが、具体的につかみがたい。

次は、いまさらどうにもならない初期吸気被曝の多寡とその後の経口摂取被曝が健康被害の出方にどう表れてくるか、概念図として描いたものだ。



被曝に起因すると見られる症状のうち、鼻血、咳、喉の痛み、結膜炎などは、患部が放射性物質に接触するによって早い段階から生じていたが、すでに深刻な病、たとえば白血病や脳梗塞に伴う鼻血や甲状腺異常による喉の痛みなども出ていると見られ、必ずしも初期的症状といえなくなっている。

一方、突然死は、上記の記事にもあるが、コメントで寄せられた事例情報で最も早いのは2011/8で、「おやじが次々と死んでいく怖すぎる現実」の多くの事例と比較しても早い時点で東京で発生している。私は、特に茨城県などでは、2011/3に死亡数が急増したことから、最も早い事例は福島第一原発事故から数日で発生していると見ている。

上の概念図で健康被害がより短期間で深刻化したのは、@のカテゴリー。すでに心筋梗塞などによる死亡例も多くなっている。

福島第一原発事故後、早い段階で生じた健康被害は、吸気被曝によるものが多かったと見られるが、その後の時間経過とともに経口摂取による被曝の影響がより強く出ている。東京に居住する方でも2011/3にほとんど外出しなかった方は、カテゴリーのB、Eに入ることがある。そして、経口摂取被曝の回避で甘いところがあると、3年経過して広い範囲に湿疹が出たりしている。この方の例はカテゴリーEに属し、身体症状の出方は、個人によりさまざまな形態をとると見込まれる。

一方、初期吸気被曝が少なくはなく、食品選択も甘い場合、下肢の一時的麻痺が出たり関節の痛みが出たりする症例も見られる。これはカタゴリーC。

さらに、カテゴリーFとして、初期被曝は多かったと見られるものの、食品選択に慎重を期したため健康被害が深刻化していない事例も見られる。それでも、早い時期に手足に赤いぶつぶつの発生や蕁麻疹を見ており、2年半ほど経過後に軽度だが網膜かい離の手術を受けている。

北海道や愛知県からも健康被害の情報が増えている。どちらも吸気被曝は少なかったと見られるが、当初ぽつぽつとあった健康被害事例が最近増加するとともに、深刻な疾病も伝えられるようになっている。これらの事例はカテゴリーBかE。汚染農作物が、警戒心の薄い地方に仕向けられることもあり、Bのカテゴリーでがんの早期発生もありうる。

宮城県にお住まいの読者が、駐車場でめまいを起して転倒された体験を寄せてくれた。宮城県はプルームの流れがいまひとつ分からないが、症状からすればカテゴリーDに見える。A、D、Gのカテゴリーは、関東、東北の広い地域が該当すると見られ、各人の食品選択の結果によって健康被害の出方には大きな幅がありうる。「あー、キノコや魚食べたい!ひとめぼれ食べたい!」とのコメントを寄せてくれた仙台市にお住まいの主婦は健康被害が激しいとは書いておられないから、カテゴリーGに入ると言える。

Aのカテゴリーの方は、食べて応援派だろう。芸能人などでいろいろな病気で亡くなった方、重篤な病気で療養中の方で美食家で知られる方は、@またはAに入る。原田氏病で一時目が見えなくなった方など、本当にさまざまな病気を発症する例が相次いでいる。

さて、各カテゴリーについて一通り触れたが、これまで身体の異常は一切ないと言う方は、Hのカテゴリーに当たるはずだ。だが、放射能の害に気づいておられない人は、体調悪化があっても被爆によるものとは気づかないだろうし、認めようとしないだろう。

これから、体調が改善するか、あるいは究極の健康被害に向けて坂道を転がっていくかは、本人の気の付け方次第だという私の主張は分かってもらえただろうか。初期被曝が大きく、初期に健康被害が強く出た人ほど、冒頭の図の下方にシフトするよう食べ物に気をつける必要があるし、その効果は大きい。
posted by ZUKUNASHI at 14:09| Comment(6) | 原発事故健康被害