原発事故健康被害: ずくなしの冷や水

2014年10月31日

宮城県はこのまま行くと大変なことになる 人口自然増変化指数2014/9分まで

2014/9の人口自然増については、カナリア都市の動向が悪くなかったので楽観していたが、県発表の数字では、宮城県が悪化継続。底が見えない状況だ。埼玉県の悪化も目立つ。



宮城県、埼玉県ともにネット上の健康被害情報が少ない。放射能を心配して周りから白い目で見られているなどの情報も少ないから、住民は油断しているのではなかろうか。




特に宮城県はひどい。初期被曝が大きく、特に北部はベータ線核種、アルフ線核種の降下が多いと見られるのに、地元の大学まで情報隠蔽に走り、住民の啓発なども行っていない。このままだと寒さが強まるに連れて、さらに人口自然増の動向は悪化していくだろう。

人口自然増変化指数ワースト上位
小選挙区 主要都市 変化指数
宮城4 大崎市 -0.13
埼玉11 深谷市 -0.13
神奈川8 青葉区 -0.12
宮城6 登米市 -0.12
新潟6 上越市 -0.12
静岡2 藤枝市 -0.11
埼玉10 坂戸市 -0.11
静岡6 沼津市 -0.11
栃木3 那須塩原市 -0.10
静岡4 清水区 -0.10
東京24 八王子市 -0.10
秋田2 大館市 -0.10
埼玉7 川越市 -0.09
千葉1 中央区 -0.09
栃木1 宇都宮市 -0.09
静岡5 富士市 -0.09
千葉11 茂原市 -0.08
栃木5 足利市 -0.08
茨城7 古河市 -0.08
埼玉15 南区 -0.08
埼玉2 川口市 -0.08
埼玉13 春日部市 -0.08
千葉3 市原市 -0.08
千葉7 流山市 -0.07
神奈川14 相模原市 -0.07
静岡8 中区 -0.07
東京11 板橋区 -0.07
千葉6 松戸市 -0.06
群馬3 太田市 -0.06
山梨1 甲府市 -0.06
東京25 青梅市 -0.06
千葉2 八千代市 -0.06
福島1 福島市 -0.06
千葉13 鎌ケ谷市 -0.06
栃木4 小山市 -0.06
福島2 郡山市 -0.06
宮城3 名取市 -0.06
埼玉12 熊谷市 -0.06
宮城1 青葉区 -0.05
静岡7 西区 -0.05
宮城2 泉区 -0.05










東京24区 2014年に入って死亡数の増加傾向、出生数の減少傾向が強まっている。都内でも汚染が強い地域。

東京22区 死亡数が本年初夏辺りから増加傾向。夏に死亡が増えるのは良くない兆候。

東京11区と10区は、死亡数変化率が対称的な形を示す。豊島区の初期の死亡数急増の原因が何か不明。福島第一原発事故による強度の被曝を受けた人を集中的に収容する施設でもあったのかと疑ったほどだ。今はその反動で伸び率が低くなっており、この先が問題。


神奈川8区 1年前から死亡数の増加傾向が衰えずに続いている。

松戸市 死亡数の変動に比して出生数の変動が大きい。
posted by ZUKUNASHI at 17:56| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年10月28日

Internal exposure avoidance is not difficult and brings a remarkable effect to your health

 In Chernobyl children experienced fewer health problems when their households tried to avoid radiation to the point where they were criticized for being too nervous. I'm convinced I was right when I recommend that you avoid contaminated food and drink.

 I received a comment from my reader Shimaneko-san. The gist of her comment is as follows.
 1) I avoided food from Fukushima and Miyagi after the accident, but I kept consuming food from other Tohoku areas and the Kanto area. I also ate seafood.
 2) In spring 2014, a rash appeared on my back and it spread to shoulders and hip in one month. I never experienced such bad rash before.
 3) I suspected internal radiation exposure and after that only bought food from western Japan and Hokkaido. I avoided eating out, too. After a month and a half the rash reduced tremendously.

 Intake and excretion of cesium in her body must have been at the balanced state after 1100+ days since the Fukushima accident. When she started to take less cesium at that point, since the amount of egestion wouldn't change, the accumulated amount of cesium in her body would go down significantly.

 Simaneko-san works at home, so she didn't get exposed to radiation at the earlier phase. Her external exposure should be limited, too. She doesn't have many opportunities to have to go out with her colleagues. It's relatively easy for her to avoid contamination.

 It is just an excuse to say that you can't avoid contamination since you work outside. From my observations of twitters, I'm amazed at how much people eat out, eat processed food, and snack on junk food. You shouldn't take in anything you can't be sure of its safety.

posted by ZUKUNASHI at 10:40| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年10月20日

甲状腺被曝量は超濃厚汚染野菜の寄与が大きい

放射性ヨウ素131は半減期が8日と短いため、反復的継続的に摂取し続けることにはならなかった。追加放出があっても、量としては限定的だった。



ヨウ素131を100ベクレル摂取した場合の物理的半減期に応じた残存ベクレル数が青い線、1日当り10%排出されるとした場合の生物学的半減期に応じた残存ベクレル数が赤い線、この赤い線で示されるベクレル数の累積値が黄色の線だ。



100ベクレル摂取すると、10日間で累計値が434ベクレルになる。5400ベクレル摂取すれば23,400ベクレル。この累計値はベクレル・日だから、体内でヨウ素が発した放射線の数としては、23,400×24×60×60で約20億2,200万本となる。

これのシーベルト換算被曝量は、大人(17歳以上):2.3ミリシーベルトと計算されている

米軍による甲状腺被曝量推定値がシーベルト単位で計算されている。超濃厚汚染野菜で5,400ベクレル摂取した場合の甲状腺被曝量と比較する。なんと5400ベクレルを一回口に入れただけで米軍が東京について計算した甲状腺被曝量の半分近くになる。2回食べれば、ほぼ匹敵だ。



この比較からわかることは、米軍の被曝量推定では、吸気被曝は計算基礎に入っているが、食品経由の経口摂取による被曝はカウントされていないようだ。どれほどの汚染の野菜をどれだけ食べたかなどは、把握できないからだろう。

ヨウ素による被曝量の推定に当たっては、吸気被曝と経口摂取による被曝とを考慮しなければならないが、経口摂取による被曝については、汚染が疑われるもの摂取1件ごとに10日間程度の被曝量を推計していけばよい。葉物野菜と牛乳乳製品、そして水道水が主体だろう。

大気中の放射性ヨウ素の濃度を調べたものは極めて乏しい。2011/3/15の午前に東京都台東区で採取された大気を小出裕章氏が分析した結果では、ヨウ素131が1m^3当り720ベクレルとなっている。他にヨウ素132が450ベクレル、ヨウ素133が20ベクレル。これらの濃度の大気を何時間吸ったら何シーベルトの甲状腺被曝量になるのか、その計算結果には接していない。そして、3/21のプルームの際の核種別のデータも見当たらない。



自治体が実施した甲状腺検査の結果が一部開示されている。次は松戸市の結果だが、本当にA2判定だけだったのか疑問が残る。



我孫子市では、2013年に市内小中学校の健康診断で甲状腺の視診・触診を開始し、10,351人(小学生7,093人、中学生3,258人)の受診者の中で「所見有り」と診断されたのは小学生で7人、中学生で5人の計12人、このうち、再検査や精密検査後に薬の服用や継続観察となった子が4人、異常なしと診断された子が8人だったと発表している。

松戸市は、水元公園に近いから水元公園と同様な濃度を示しただろう。大気汚染測定用ろ紙のセシウム濃度分析結果では我孫子よりも低いものの、関東でも高い部類に属する。それでも、上の表のように経過観察を必要とする者がいない!???



これが本当に正しいのならどんなに良いだろう。松戸近辺の露地野菜も高度に汚染されていたはずだが。親は子どもに菜っ葉を食わせなかったのか?

甲状腺異常は被曝量に応じた非確率的事象され、被曝量が多ければ甲状腺異常の発症をまぬかれることは期待できない。

ナイフで指を切れば血が出るように、甲状腺が一定以上被曝すれば病変が出てくる
甲状腺異状は日本国内どこででもそして海外でも生ずる可能性がある
posted by ZUKUNASHI at 20:41| Comment(5) | 原発事故健康被害

2014年10月19日

読者の累積ベクレル数はどれくらいだろう 安心した人はいないだろうが念のために

「原発事故後4年目になるとなぜ発症者や死亡者が増えるのだろう」やその次の関連記事を読んで安堵した読者がいたとしたら大きな間違いだ。

他に吸気被曝があるし、半減期設定の関係でセシウム134を例にとっているが、ヨウ素もあればもっと恐い核種もある。「セシウムやヨウ素が多かったところはやはり他の危険な核種も多く降った」のだ。

読者が自己診断する上での資料を提供しておこう。次の表は左端の摂取態様とその次のベクレル数に応じて、166日後、1年後、2年後、3年後、3年半後の累積ベクレル数を示したものだ。

例えば、毎日1ベクレルは、当初からずっと1日1ベクレルに摂取量を抑えられた場合の累積値。それでも、3年半経過後には約10万ベクレルになる。

数回で2,000ベクレルは、一時帰国した人が和牛肉のすきやきを腹いっぱい食べて帰国したようなケース。露地栽培のシイタケ、シュンギクなども一杯食べたし、タケノコや山菜も賞味して帰っていった。この場合、166日後に累積ベクレル数は約16万ベクレルに達し、その後は増えない。



私が読者のコメントなどを見て感じている印象では、この表の一番下の囲み、100ベクレル程度を10回程度食べ、その後は気をつけて1日1ベクレル程度に抑えているケースだ。このパターンだと3年半後に18万ベクレル程度になると見積もられる。

ツイートなどを見ていると、外食しては下痢などの体調悪化を繰り返している人も少なくないから放射能問題に関心を持つ人でも防御は手薄だ。

私が「人並みには気をつけている」というのは気をつけているうちには入らないと言うのは、そもそも1日1ベクレル程度に抑えられているか疑問だし、アドホックの追加摂取が多いのに、本人はそういう都合の悪いことは忘れている場合が多いからだ。



もう一つ、大きな問題がある。それは、福島第一原発事故直後の放射性物質、特にヨウ素の摂取だ。「大阪で心筋梗塞や白血病が増えているように見えるのはなぜだろう」に書いたように、事故直後は情報もなく、葉物野菜が超濃厚汚染されているとは知らなかった人がほとんどだ。出荷規制も後手後手に回り、徹底しなかった。この段階で強く汚染された野菜を食べた人も少なくないだろう。そして、少し時間が経過した後の国産牛肉。こちらも汚染が強かった。きのこ、山菜もそのような食品の一つだ。

そのような食品をすべて回避しえたという人はまずいないだろう。その観点からは、数回で2,000ベクレルとか数回で5,400ベクレルという初期摂取量のあった人は多いはずで、これがその後の累積値の中で大きな割合を占める。

読者の方から聞いたところでは、2011年の秋に1ヶ月程度関西でホテル住まいをし、外食していた一時帰国者が海外に帰ってから腎臓を悪化させている。短期に多量の放射性物質を取ると強い障害が出ることがあるのは、疑いがない。

次は、上田市のし尿汚泥焼却灰のセシウム濃度の推移だ。2011/7〜8に大きく上昇している。これが初期の大量摂取を示すものに他ならない。ヨウ素ではない、セシウムだから半減期の経過で減ったわけではない。



このグラフにあるほどに極端かどうかは別として、ほとんどの人の初期の摂取量は大きい。今、特に気をつけているからと言っても決して油断できない状況だ。

もし、初期値が大きく、しかもその後食べて応援を実践している人は、上のグラフの系列4辺りに該当するのではなかろうか。もし初期の摂取量が大きければ、系列5の上に系列4が乗るという形になっているかもしれない。

身内にそういう人がいれば、いつ何があっても驚かない心構えが必要だろう。

kg当たり放射性セシウムの検出値

農産物検査結果から見ると初期の内部被爆はやはり大きい
posted by ZUKUNASHI at 21:06| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年10月14日

水道水にはウラン系列の放射性物質が含まれているはず

2014/10/13にウラン降下関係の記事を何本か書いたが、思い出したことがある。

1年前の2013年09月04日に書いた記事「家庭で手軽にラドン温泉浴?」

ここに次のように書いた。

「まず、どういうときにラドン入り水道水が供給されるか? 長い間晴天が続いた後に、強い雷雨があった日の翌日か、翌々日に多い。」

福島第一原発事故で降下した放射性物質は、質量で見ればウランが突出して多い。水道水のセシウムが検出困難なほどに少なくても、ウランとその系列に属する核種は、簡便な方法で測れるというわけだ。

表流水には、セシウムなどとともにウランとその系列に属する核種が含まれ、それが水道水に入ってくる。「日本列島のウラン238、劣化ウラン汚染」で検討した結果からは、東日本に降ったセシウムが2kg、ウラン238が4トン程度と試算されたから、ウラン238はセシウム137の2千倍降っていることになる。ウラン原子は重いから原子の数が同じでも質量数は大きくなる。それに壊変はゆっくりだから単位重量当りのベクレル数は少ない。

東海アマ氏は、スペクトル分析では、「娘核種のBi214=609k Pb214=352k のガンマ線に着目する」と教えてくれた。

そういえば、東海アマ氏の尿検査の結果で、同氏がビスマスを検出し、地下水の飲用を推定していることがある。

ストロンチウムの娘核種イットリウムは、腎臓に害があるとされるが、ウランも同様なようだ。糖尿病が激増しなければよいが。

ウラン系列が時間の経過とともにどう変化していくか見るために次の表を作った。崩壊系列の途中で半減期が長いものがあり、そこで崩壊が足踏みする。当初ウラン238が1兆個あるとして計算を始めたが、3年で465個しか崩壊しないことが分かったので、次にウラン234が1兆個あると仮定してまた計算したが、トリウム、ラジウムで足踏みになった。



米国土壌調査の結果では、ウラン233と234が込みで計上されている。ほぼウラン238に似通った数値になっている。これはベクレル数だから、半減期の短いものは量が少なくてもベクレル数は多くなる。



ラドンになった後は、鉛210まであっという間だ。この間、壊変時にガンマ線を出すものがある。東海アマ氏の指摘どおりだ。



ラドンは、気体状の自然放射性物質とされ、通常は地下から漏れ出すとされている。しかし、福島第一原発事故後は、地表に降下したウラン238や234がラジウムになり、ラドンに変わる。ビスマスや鉛210が多いことは、ウランの存在を推定させることになるが、ラドンに変わるまで気の遠くなるような年月を要するので、ラドン濃度が顕著に上がることはないだろう。

それよりもはるかに怖いのは、劣化ウランを吸入したり、口に入れることだ。日本人の中には、イラクのファルージャ住民の嘆きををともにする人が増えるだろう。今、子どもの女子が成人になって出産するときまで、そして東日本に住み続ける人がいれば、その何代も後まで悲劇は継続する恐れがある。
posted by ZUKUNASHI at 11:23| Comment(1) | 原発事故健康被害

2014年10月10日

ここは死因のブログ?! 病院が生花持込を拒否する訳

コメントで次の記事を教えてもらった。

朝日新聞2014/10/9
お見舞いに「生花」はご遠慮ください――。感染症を心配し、病院が生花の持ち込みを禁じる動きに対し、花屋業界が対応に乗り出した。感染症への影響は限定的とする見方もあり、病院の対応も実は分かれている。
 日本花き卸売市場協会は今春、全国124市場を通じて持ち込み禁止についてアンケートした。お見舞い用の需要の減少が花全体の消費減少につながっているとして、実態を把握するのが狙いだ。25市場の計558の花屋や加工業者から回答を得た。
 「病院に生花の持ち込みを拒否された。もしくは、購入者からそのような話を聞いた」と答えた業者は6割にのぼり、持ち込みを禁じている病院として、計131病院の名前が挙がった。一方、3割は持ち込み拒否の経験がなく、持ち込み可能な計282病院の名前が挙げられた。

この報道の10日ほど前になるが、東京表参道の花屋「ルベスベ」を主宰し雑誌や広告で活躍されていたフラワーデザイナーの方の訃報を2014/10/1に知り、驚いて記事にした。

事実関係の後に次のような私の所見を付け加えた。

「死因の詮索は失礼だが、私には花を扱う仕事柄、花に付着した放射性物質の吸入があったのではないかとの懸念がぬぐいがたい。生花は洗浄されることもない。枝や葉とともに箱詰めされてくる。汚染地で栽培された生花は、まさに除染されないまま運ばれてくる。
高橋郁代氏のご逝去を悼む人は多く、このブログの検索件数が増えている。もし、放射能の害を意識していない方が、この記事を読まれたら被曝が原因ではないかと疑う声もあることに留意して欲しい。
私は、ウォーキングの際に、どんぐりを捜したり、木や草の花や実を観賞するが、カメラに収めるだけで一切持ち帰らない。もうドングリ拾いですら、子どもには危険があると考えている。
高橋郁代氏のご冥福をお祈りする。」

10月第2週になってこの記事の検索エンジン経由のアクセスが急増、この1週間のアクセスは500件を越えている。高橋郁代氏のファンは大変多いようで、皆さん一様に突然の訃報に驚き悲しんでいる様子がうかがわれる。

木々の花の写真はよく掲げているが、フラワーデザインのことは取り上げたことがないのになぜかといぶかり、故人のお名前と「死因」でGoogle検索すると、この記事がトップに表示されていた。検索結果のトップランクになったのは、私の所見の冒頭の文言が原因だ。このブログでは、確かに、急死された方の死因についてはいつも注意はしているが、今回のアクセス集中は意図せざる結果だ。

本題に戻る。所見に書いたように、生花は放射性物質による汚染がありうる。お見舞いには鉢物は厳禁だし、生花も臭いの強いものは避けるのが常識とされる。加えて、今は、放射性物質の吸入などが原因で病気になる方も多い。相部屋の患者さんの中には、生花から漂う放射性物質で咳き込んだり、頭痛が起きる人もいるだろう。中には、息苦しくなったり、心臓が痛くなる人もいるかもしれない。放射性物質に鋭敏な方のツイートを拝見すると、このようなことは、しばしば起きている。

朝日新聞の記事では、「感染症を心配」してとなっているが、それ以上は書けないのだろう。生花持ち込み禁止の病院が3分の1、持ち込み可の病院が3分の2だ。前者は「感染症防止」のため病院食にも配慮しているかもしれない。後者は、被曝などどこ吹く風なのではなかろうか。

真実はいずれ露見するということわざどおりだ。
posted by ZUKUNASHI at 14:47| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年09月26日

汚染地域の人口自然増悪化傾向が目立ってきた

汚染地域の人口自然増悪化傾向が際立ってきた。特に東京都八王子市、栃木県那須塩原市を中心とする地域。

栃木県北地域は、当初人口自然増減の状況が悪化せず、その理由を計りかねていたが、2011/3/15はほぼ終日霧雨で吸気被曝が抑えられたことが原因らしい。しかし、濃厚汚染地域だから地元産農産物を食べ続けていれば、いずれ健康障害が発現する。鹿沼市などでは、幼い子供に自家菜園の野菜を食べさせていると友人から聞いた。関東以外の地域からも経口摂取による内部被曝に起因すると見られる健康被害の情報がある。

八王子市は、東京都西部の汚染地域。地元産農産物の利用は限定的だろうから、吸気被曝の継続によるものだろうか。

小学生の白血病多発との情報のある松戸市は、やはり悪化が顕著。宮城県仙台市も悪化が顕著だ。仙台市内にも濃厚汚染があるとの情報があるが、全般的に汚染情報は隠蔽されており、住民の警戒感は弱いようだ。もっと悪化するだろう。

甲府市などの指標が良くない。山梨県は汚染が低いとされているが、人口自然増変化指数の変化を見る限り、どうもそうではないようだ。

静岡県は全般的に指数が悪い。これは、私の大胆すぎる試論だが、原発周辺で常時被曝していた人は、その後食品などから放射性物質を体内に取り入れると強く弊害が出るのではないかと考えている。関東を再度濃厚なプルームが襲ったら、健康被害は目を覆うものになるだろう。

茨城県北部の人口動態が懸念される。日立市は、毎月独自に公表している人口動態を9/26現在公表していない。



濃厚汚染地帯に住み続ければ、健康障害の発生は時間の問題だ。もちろん、中には問題を生じない人もいるかもしれないが、それは4年、5年のタイムスパンで見た限りのことであり、チェルノブイリの先例に照らせば、平均寿命が縮まり、孫子にまで悪影響が出ることが分かっている。

学者がどんなに安全論を振りまいても現実の指し示すところは違っている。
posted by ZUKUNASHI at 14:54| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年09月19日

自分自身の吸気被曝量を推定する 大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 18

私の場合、2011/3はほとんど外出しなかったし、関東産の野菜も食べていなかったから被曝量は小さいと高をくくっていたが、どうもそれでは甘いようだと思い直したのが、日立市十王町にお住まいだったモリタさん(50歳)の体内放射能簡易測定結果の動画を見てからだ。

日立市に住む男性の内部被曝がすごい

この記事を書きながら、私はモリタさんの健康を心配した。というのは、私自身、2011/7に福島第一原発事故後初めて窓を開けて掃除をしたが、その際に私が裸でGMサーベイメーターの検出器に近づくとサーベイメーターの値が上がったことがあった。

そのころは、サーベイメーターの取り扱いの経験が少なく、ベータ線を感知したのかと思っていたが、あれは間違いなくガンマ線をとらえたものだ。人体の中にはカリもあるし、今はセシウムなどもある。

そのときの反応と比べても、モリタさんの計測値は飛びぬけて高い。その原因を私なりに推定して見たが、地元産の野菜や魚、水道水の汚染しか思いつかなかった。今思うと、吸気被爆も大きかったのではないかと思う。屋外で仕事をされていたとのことだった。

私が飲料水をボトルウォーターに替え、使用食材の絞込みを強めたのはこの後だ。吸気被曝による体内取込は排出が期待薄のものもあろうが、排出を待つしかないし、とにかく追加的な体内取込を食い止めるしかないと考えた。2013年の夏は外出時はいつもマスクというわけにはいかなかったが、2014年の夏はほぼマスクを徹底した。

私の吸気被曝を見積もると、居住地のセシウム濃度はほぼ次の図のように推移したはずだ。3/15の昼前後に外出、3/17か3/18に近所の人とスーパー銭湯に行った。3/21は降雨で外出しなかった。



もちろん炊事の際には換気をしているし、外気を取り込んでいるから外気に含まれる放射性物質は当然吸い込んでいる。それが2011/7の掃除の際に検出されたのかもしれない。

それでも、福島第一原発事故の1年後からは外出が減り、食べ物も少しは気をつけていたから相対的には内部被曝は少ないと思う。一方外部被爆については、フィールドワークを繰り返したりしているから近所の住人よりは多いだろう。

以上のところから、今も汚染された食べ物を取り続けている人は、大気中の放射性物質濃度が低下し始めた頃に比して、体内のセシウムなどは減っておらず、増えていることもあると思う。

モリタさんは、2013/4中旬、心不全で逝去された。ご冥福をお祈りする。

モリタさんほどに体内から強い放射線を発している方は、そう多くはないのかもしれない。だが尿検査の結果やWBCの測定結果では驚倒すべき数値が出ていることもある。

今までどおりの暮らしだとおやじの体内放射能濃度は環境濃度と平衡する

これらの事例から分かるのは、体内のセシウム濃度が高くなっても、特に身体の異状を感じない人もいるということだ。身体異常の出方には大きな個人差がある。福島第一原発事故から3年半が経過して被曝が原因となって亡くなった方もおられるし、種々の身体症状で悩む人もいる。その一方で、特に体調の変化はないとする人もいて、被曝の影響の出方は実に多様だ。

チェルノブイリ事故の後に、何年も経過してからがんを発症したり、突然死する人が出続けたというのは、日本の健康被害の出方を見ていると、納得できる。

最近、読者から教えてもらったところによると、比較的汚染の強い地域に住んでおられたお年寄りがさらに汚染の強い地域に転居し、地元産の野菜等を食べた後、元の住所地に戻って何ヶ月か経過して全身にガンの転移が見つかったという。

年配者のがんの進行が著しく速いというのは、被曝によるがんの特徴だとされている。年寄りは放射能に強い、あるいは影響を受けにくいという説は誤りだと私は考える。

福島第一原発事故後に生じた小児の白血病は、外部被曝より内部被曝により多くの原因があるように思う。いくつもの事例を調べたわけではないが、関東地方のプルーム往来線量数値表で見れば分かるように、初期の外部被曝は累積してもそう大きくはない。そして空間線量率の高い地域よりも大気中の放射性物質濃度が高かった地域、濃厚汚染が生じた地域でより早く子どもの白血病発症が伝えられている。

今なお、放射能が健康に与える害を甘く見ている人は救いようがないのかもしれない。みな、自己責任で自分の行動を決めている。政府やマスコミがいつも正しいこと、善意で情報を出していると信じて生きるのなら、それも一つの生き方だ。

放射能が健康に与える害を避けようとするなら、自己努力の余地が大きいという点ではこれからが正念場だ。健康被害が生じた人は、一日も早く避難したほうが良い。カラダが放射能に負けて悲鳴をあげているということにほかならない。

内部被曝を抑制してもこれから先は否応なしに外部被曝が積み上がる。サッカー場や野球グラウンドで元気に遊ぶ子どもの中にもいずれ影響が顕著になるだろうと、いつもつらい気持ちで眺めている。

人口動態の統計を記録し始めて間もない頃、長野県の人口自然増変化指数が新潟県寄りと静岡県寄りで悪いことに気付いた。考えられる要因は、柏崎刈羽と浜岡しかなかったが、ともに停止が続いている。今思う、被曝の影響はそれほどに時間が経過した後に出てくるのだと。

避難先の選択はいろいろな基準があって一概には言えませんが 市町村別に見る

このシリーズの記事のINDEX
posted by ZUKUNASHI at 13:23| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年09月11日

カナリア都市 2014/8の動向 千葉市の出生数大幅減

大和市 出生数増、死亡数減で出生死亡比率前年同期比大幅改善
常陸太田市 出生数増、死亡数減で出生死亡比率大幅改善
守谷市 出生数増、死亡数減で出生死亡比率改善
鎌倉市 出生数増、死亡数増で出生死亡比率改善
いわき市 出生数減、死亡数減で出生死亡比率悪化
筑西市 出生数大幅減、死亡数増で出生死亡比率大幅悪化

柏市 出生数減、死亡数減で出生死亡比率改善
高萩市 出生数減、死亡数減で出生死亡比率悪化
横浜市 出生数減、死亡数減で出生死亡比率悪化

仙台市 出生数減、死亡数減で出生死亡比率悪化

郡山市 出生数減、死亡数減で出生死亡比率悪化
流山市 出生数増、死亡数減で出生死亡比率大幅改善
船橋市 出生数減、死亡数増で出生死亡比率大幅悪化

千葉県北西部で唯一気を吐いていた船橋市も指数悪化。
市原市 出生数減、死亡数減で出生死亡比率改善
松戸市 出生数減、死亡数増で出生死亡比率悪化
水戸市 出生数減、死亡数増で出生死亡比率大幅悪化
市川市 出生数増、死亡数減で出生死亡比率改善
神栖市 出生数減、死亡数増で出生死亡比率大幅悪化
常総市 出生数減、死亡数減で出生死亡比率大幅改善
川崎市 出生数増、死亡数増で出生死亡比率悪化
厚木市 出生数減、死亡数減で出生死亡比率悪化

千葉市 出生数大幅減、死亡数増で出生死亡比率大幅悪化

区別に見ると美浜区、緑区で出生数の減少傾向が見られる。

この先、出生死亡比率がさらに低下する恐れが強い。


茨城県は、日立市とひたちなか市が未公表なのでこれを前年同と置くと次の図になる。8月にこのようになれば、明らかに異例だ。


横須賀市 出生数増、死亡数減で出生死亡比率大幅改善
福島市 出生数減、死亡数増で出生死亡比率悪化
福島県主要3市合計の死亡率。


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2014年09月08日

大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 2 取手市の濃度は突出、古河市は3/15、16、20と高い状態が続いた

私の注目箇所についてデータを拾い、葛飾区水元公園、古河保健所局、成田加良部、取手市役所局を比較してみた。ここで目に付くのは、やはり取手のピークの高さと、もう一つ、古河の水準が高めに推移していることだ。横軸の日付時間は連続していない。測定値が低く、少ない時間帯は外してある。









吸気被曝は、汚染濃度が高いほど、吸入時間が長ければそれだけ放射性物質の取り込みは多いと考えられる。

原資料からのデータの転記が不十分だが、主要地点について概算で2011/3/15から3/22までの「濃度×時間」の合計を計算すると次のようになる。

取手市役所局 1,500
柏大室局 900
我孫子湖北台局 850
守谷局 850
香取府馬 840
古河保健所局 820
印西高花 730
葛飾区水元公園 710
鎌ケ谷軽井沢局 680
神栖横瀬 680
春日部 610
成田加良部 560
和光 470

これらのうち、上位の多くは、最大ピーク時は降雨があり、祝日だった。これまで、気象研究所のシミュレーションと県都のMPでプルームの流れを推定し、内部被曝の度合いも推定してきたが、実際はかなり違っている恐れがある。

古河市の周辺では、最近になって人口動態か急速に悪化しており、個人的には、3/15のプルームの通り道だったからその影響があるのだろうと見ていたが、累積値で水元公園や成田加良部を上回っていることには少し驚いた。

さらに各地のデータを調べないといけないが、プルームは気象研究所のシミュレーションのように通り過ぎればほとんど放射性物質を残さないわけではなく、かなりの量が地表近くに残留すると見るべきだろう。そのように考えれば、関東の子どもたちに広く甲状腺異常が生じているとの医師の指摘は、ありうべきことだし、大人も吸気被曝により健康被害が出てくるのは避けられないのではないか。

このシリーズの記事のINDEX
posted by ZUKUNASHI at 13:09| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年09月07日

大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 1 千葉県北西部は3/21の濃度が突出して高い

原子力規制庁と環境省が公表している「浮遊粒子物質測定用テープろ紙の放射性物質による大気中放射性物質濃度把握」結果は調査地点が多く、空間線量率MPのなかった地域をプルームがどう襲ったか推定する大きな手がかりになる。平成24年度、25年度の結果から千葉県北部のデータを取り出してみた。なお、例によって元資料からの転記ミスがありうるので、あらかじめお断りしておく。

選んだ地点は次の11箇所。この地域には、北東の方向からプルームが流れ込んだので、時間的な関係を見るため、北西方向から南東方向に並んだ測定地点を選んだ。



これらの地点は、2011/3/21に大気中のセシウム濃度がピークに達したはずと見ていたが、それは正しくなかった。まず、野田市は3/15の8時に相対的に低いピークを付けている。これは、3/15のプルームの本流が野田市の北部以北を流れ、野田市中心部は濃厚部分が通らなかったことによると見られる。3/21については、野田市の南部以南、隣接する流山市などに濃厚汚染を生じさせたが、野田市中心部はこのときも相対的に低い汚染でとどまった。下のグラフによく表れている。



もう一つ、これは半ば予想されたことだが、千葉市の東南部に位置する緑区の泉谷小学校は最高が36ベクレル/m3と低い水準にとどまった。またさらに東の土気ではピークが3/16の16時となっている。3/16の午後には、関東平野にあったプルームが東海上に抜けていったが、その通り道となった千葉県北東部では濃厚な大気が通過したと見られる。



下にある香取府馬のグラフでは、3/16の9時に193ベクレル/m3のピークを付けている。気象庁のシミュレーションでは、茨城県西部から流出しているように見えるから、茨城県西部には3/15から3/16にかけてブルームが滞留した可能性がある。

他は、柏から千城台北小学校まで3/21の午前7時台から8時台にピークとなっている。(環境省資料での時間区切りをどう解すべきか不明な点がある)この時間帯は、通園、通学の時間帯であり、平日であれば園児や幼児に大きな影響が避けられないところだが3/21は祝日だった。

上の11箇所のうち、最も高い濃度を記録したのは取手市の497ベクレル/m3で、これは東海村で3/15の6時から9時までの間の370ベクレル/m3をも越えている。このときのプルームは、鉾田近辺から内陸に入っており、取手より東の龍ヶ崎や鉾田の測定値が気になる。

ただ、印西高花、成田加良部、山王小学校局を比べると、成田加良部は他の2箇所より東北に位置するにもかかわらず、印西高花、山王小学校局の測定値の6割から7割程度となっており、ブルームが内陸に進むに連れて高度を下げた可能性もある。鉾田から取手に至る過程でそのような現象が起きていれば、取手より東がさらに高いということではない可能性もある。

以下は、11箇所の測定値の時間経過を示す。横軸の日付時間は連続していないが4つのグラフで共通。






上の11の地点で比較すると、野田や千葉市緑区は、初期吸気被曝が相対的に少なくて済んだ可能性がある。人口動態統計で、千葉市緑区がよく、若葉区が悪いことは早い段階ではっきりしていたが、この二つに関しては、千城台北小学校と千葉泉谷小学校を比較すれば、その原因の一端の推定がつく。

一方、稲毛区の北東隅に近い山王小学校局で276ベクレル/m3が検出されていることは、注目される。千葉市の人口動態が悪く、空中測定マップと比較してもその原因がつかみがたかったが、花見川区、稲毛区、美浜区、中央区は初期被曝が大きかった可能性がある。

次の図で、千葉1区は中央区、稲毛区、美浜区、千葉7区は流山市、野田市、千葉8区は柏市、我孫子市、千葉9区は若葉区など、千葉10区は成田市、香取市など。千葉3区は緑区、市原市。千葉10区はいったん回復したが、また悪化の兆しを見せている。



流山市は人口流入が続き、人口自然増は堅調に推移してきたがここに来て悪化傾向が出ている。野田市は、初期被曝が相対的に少なかったと見られるが人口自然増は乱調気味だ。野田市の場合は汚染食品による影響が出ているといわざるを得ないのではなかろうか。



大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 2 取手市の濃度は突出、古河市は3/15、16、20と高い状態が続いた
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 3 千葉県北部は3/20にもピーク、町田市と千葉市の吸気被曝は同程度か
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 4 千葉県北東部は3/16、3/20にもピークがあった
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 5 同じ時間帯でも遠いほうが濃度が低いとは限らない
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 6 東京の北側と南側
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 7 濃厚汚染地帯でないからと言って吸気被曝が当然少ないとは限らない
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 8 大気中セシウム濃度と空間線量率の関係は?
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 9 関東では広い範囲で甲状腺異常など健康被害が避けられない
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 10 房総半島の東側と西側ではプルームが異なる 茂原は特異な地点
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 11 シミュレーションと大きなかい離 茨城県東南部千葉県北東部は吸気被曝が大きい恐れ
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 12 α線源、β線源の落ち方の推定は困難 どこにでもあると考えるべき
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 13 関東に住む人は白血病発症のリスクを免れない
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 14 米国防総省による被ばく線量推定値との比較
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 15 茨城県西部の人口動態悪化は周辺には波及しないか
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 16 健康被害の多いところはこの冬さらに深刻化の恐れ
次なる核事故時はどうしたらよいか 大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から考えたこと
大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 17 プルームは猛スピードで関東を吹き荒れた 逃げる暇なんぞあろうことか
自分自身の吸気被曝量を推定する 大気汚染測定用ろ紙の放射性物質濃度から 18
posted by ZUKUNASHI at 22:20| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年08月30日

私の大気浮遊塵放射性物質濃度簡便推定法

次なるプルーム襲来を恐れて「私の空間線量率警戒ラインと線量率グラフ」の記事を書いたのは、ほぼ2年前だ。幸い、警戒警報をアップすることもなく来ているが、「大気浮遊塵が増えると死亡数が増える???」に書いたように、濃度が低くとも放射性の大気浮遊塵が増えて亡くなる方もおられるのではないかとの疑念が生まれた。

私達は、すでに大きく被曝しており、追加的な内部被曝が大きな打撃となることはありうるのだと思う。だが、個人が大気中のチリの放射能濃度を測ることは到底無理だ。そこで次のような簡便法を提示したい。

次の図は、「私の累積外部被曝はいくつだろう」に掲げたものだが、2011/3/15にセシウム137と134が50、50の割合であったとした場合のその後の放射能の減衰状況を示す。約3年半経過した2014/8/31には当初の55.6%に減衰している。



この減衰曲線から、2014/7/31から2014/8/31までの間にいかほど減衰するかを計算すると、0.9894に落ちることが分かる。仮に2014/7/31の測定値が0.0435なら2014/8/31の値は0.04304と計算される。もし、追加的な降下や、機器の調整がなければ多少のぶれはあっても、0.043をはさんだ+−0.0005の範囲にあるはずだ。

次は、古河市役所に設置されたMP6時間値のこの1ヶ月間の変化だが、まだ0.042は記録されておらず、むしろ0.045以上の値の出現が多くなっている。言うまでもなくなんらかの原因で理論値どおりには下がっていないと言うことになる。


いちいちグラフは作っていられない。計算機1台あればよい。手順を書くと、放射線モニタリング情報のサイトから、最寄のMPを呼び出し、目当てのMPのページで「時系列データを表示」をクリック、次に画面中ほどに表示される「1日分」を「1か月分」に変更する。新しいものが上に来ているので、スクロールして1ヶ月前の数値を見る。

例えばあるMPの1ヶ月前の数日間の変動の中心が0.0655と読み取れたら、0.0655に0.9894を乗じ、0.0648が得られる。0.065か0.064ならほぼ理論値どおりだ。8/30は、0.066、0.069、0.068、0.062で降雨の影響が出ているようだ。降雨時には、上空の放射性物質が落ちてくるから空間線量率が上がり、雨が上がって水溜りによる遮蔽効果が出ると空間線量率が下がるという状態であることが分かる。

簡便な方法で使いやすいと思う。空間線量率が理論値より大きく上がっているときは、ブルームが来ている。放射性物質濃度の高いチリが飛んで来ている。汚染車両が近くに停車している。ごみ焼却場などから放射性物質を含んだ排煙が流れてきている。近くで山林火災などがある。降雨でラドンなどの降下がある。まれだが近くで非破壊検査をやっている。機器の誤動作もありうるがこれは鋭角的に表示値が上昇するので見分けがつく。何が原因かを判断するためにMPは複数調べたほうが良い。

だが、この方法による被曝回避にも致命的な限界がある。大気浮遊塵の放射能濃度が高いからといって外出を取りやめるなどということはそんなに簡単ではない。線量率の上昇度合いにもよるが、せいぜい窓を開けない、換気を止める、干し物を屋外に干さない、屋外での運動を控える程度だろうし、外出する際はマスクを忘れないと言う程度にとどまるのが残念なところだ。
posted by ZUKUNASHI at 15:44| Comment(4) | 原発事故健康被害

大気浮遊塵が増えると死亡数が増える???

次は、「秋に向けて体調管理を優先に」に掲げた小選挙区127の各月の変化率の平均の推移を示す。2013/9が特異月、地域によっては転換点になっている。例年、7月や9月に出生数が増える傾向があり、2013年は9月に集中したということだろう。だが、死亡数の増加はなぜだろう。その月以前6ヶ月の死亡数の合計を前年同期に比較するとピンと跳ね上がっている。


小選挙区別に見ると、宮城県、茨城県。やはりそうだ。

千葉県も同じ。

次は千葉県山武市の空間線量率。2013/8が高くなっている。

調布市の調布飛行場。やはり2013/8が高い。

筑西市役所

北茨城市役所

高萩市役所

登米市役所


空間線量率が少し上がっただけで亡くなる人が増えるとは考えがたいが、空間線量率が上がるということは、追加的に放射性物質が降下しているということだ。吸気被曝??

2013/8は、福島第一原発で3号機のガレキ撤去が行われ、放射性粉塵が飛散した。そして東日本のみならず西日本でも降雨時に空間線量率が大きく上昇する現象が見られた。3号機建屋内は温度も下がっているはずなのでそんなに上空まで、広域まで広がらないのではないかと思っていたが、甘かったようだ。

月間降下物のデータを見たが、特に2013/8、2013/9に多くなったという例は見当たらなかった。だが、定期的に大気浮遊塵を測定している日本分析センターのデータが見つかった。2013/9/2測定分の値がその前後に比べて突出して高い。

もし、大気中を浮遊する放射性物質濃度上昇が健康被害に直結すると考えるなら、2013/9の大気浮遊塵濃度の上昇が死亡数増の原因として疑われる。



より長期ではどうだろう。2011年春に比べればその後の浮遊塵濃度は格段に低い。こんな程度の濃度でも??



上と同じ期間の最寄市原市のMPの空間線量率。2012/4に空間線量率水準が一段低くなっており、機器の交換などが行われたと見られる。グラフは日最大値だから大気中の浮遊塵が濃くなれば線量率はそれを反映して上昇するはずで、このグラフは上のグラフと整合的だ。



千葉県の死亡数の対前年比伸び率に戻る。2013/9の伸び率が高いのは、前年同期に大きく低下し、その反動で高くなった可能性もある。

次は、全国人口動態統計から各月の直近6ヶ月の死亡数の前年対比伸び率を示す。月別に色を付けた。2013/9は1.034、2012/9は0.995、2011/9は1.024だ。前年値に福島第一原発事故の影響が入ってくるのは2012/3分伸び率からで伸び率が下がっていいはずなのに2012/3分伸び率は最も高い。だが、その後は低下して9月、10月は伸び率が1を割り込んだ。



2012/9の落ち込みは0.005だけしかないから2013/9に0.034上がっているのは、反動だけにとどまらない。

死亡数、出生数は季節変動があり、1県単位ではばらつきも大きい。だが、6ヶ月移動平均なら実数値でも季節変動は除去できないが傾向は把握できる。次の図では2013年秋の異常がはっきりする。



人口動態を調べてきたが、2013/9の特異値に気づくのが遅れてしまった。出生数も増えると人口自然増変化指数では、変化が小幅になるのか原因だ。

大気浮遊塵濃度の上昇が死亡数の増と関係があるとすれば、これはかなり大変な事態だ。2011/3に死亡数の増えた市町村が少なくないことは知っていたが、福島第一原発はチェルノブイリのように石棺で覆われておらず、依然として放射性物質が放出され続けている。

間もなく1号機のカバーが外れる。粉塵飛散防止の対策は強化されたというが、やはり多少は飛ぶだろう。8月は関東は南風だが、9月に入れば北寄りの風が多くなる。大気浮遊塵のデータはあっても月1回の測定だし、MPの値で大気浮遊塵の放射性物質濃度を知ることは難しい。

この状況が続けば、屋外で激しい運動をする人などの健康被害が累進するおそれがある。

放射性粉塵は関東にも飛んでいる このまま吸気被曝が続けば子どもも親もある日突然激しく発症するだろう

(初出 2014/8/30 追記補筆)
posted by ZUKUNASHI at 11:10| Comment(3) | 原発事故健康被害

秋に向けて体調管理を優先に

2014/8/28、茨城県の人口動態が発表されています。小選挙区別に人口自然増変化指数を見ると次のとおりで、古河市などの茨城7区がよくありません。


茨城7区を取り出して見てみます。人口自然増変化指数がゼロより大きいということは、出生数の変化率が死亡数の変化率を上回っていることを示します。この小選挙区は、2013/10までは各月のそれ以前6ヶ月間の出生数の合計の前年同期比の変化率が、死亡数の合計の前年同期比の変化率を上回っていましたが、2013/11以降はこの差がマイナスに転じ、月を追って悪化しています。


これを出生数の変化率と死亡数の変化率に分解して見たのが次の図です。最初は出生数の変化率は1を大きく上回っていましたが、2013/9をピークに急速に低下しました。2014/2からは1.0を割り込んでいます。一方、死亡数の変化率は、2013/8までは1.0を割り込み、つまり死亡数合計が前年同期より少なくなっていましたが、2013/9に急増し、その後も1.05から1.1の水準で推移しています。1.1ということは、1年前の6ヶ月より最近6ヶ月の死亡数の合計が1割多いことを示します。

青い線の値から赤い線の値を引いたものが人口自然増変化指数ですから、二本の線の上下関係が逆転した2013/10から人口自然増変化指数がマイナスになったわけです。

茨城7区のグラフで見ると、2013/9が転換点になっているように見えます。とにかく極端な変化です。

実は、2013/9が転換点になっている例はほかにもあります。福島1区、2区、3区、5区がそうですし、他にもあります。

そこで小選挙区127の各月の変化率の平均を計算した結果が次の図です。これでは、2013/9に出生数変化率、死亡数変化率ともにピークを形成しています。片方だけならまだしも、両方がピークですからますます分かりません。気候条件で亡くなる方が多く、早産も多かった・・・ということぐらいしか思いつきません。子供が多く生まれる月に亡くなる方が多いという現象は見られますが、私は魂の乗り移り説には与しません。



次の12ヶ月移動平均で見ても、少なくとも出生数については転換点であることが分かります。しかも、この後は出生数が着実に減っています。



それでは、2014/9はどうなのかということになりますが、2013/9の原因は、大気浮遊塵が増えると死亡数が増える???に書いたように、2013/8から2013/9にかけて大気中の放射性物質が増えたことが原因と見られます。

2014/9も、放射性物質が飛んで来て濃度が上がるようであれば、2013/9の二の舞になりかねません。北寄りの風の日が多くなると、福島第一原発から放射性物質が飛んでくる危険も増えます。

秋の体調管理に万全を尽くすことが必要と思われます。涼しくなったら必ずマスク。私はこの夏はマスクを付けていました。
posted by ZUKUNASHI at 01:11| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年08月27日

年齢階層別死亡率は下がっているが出生数の減りが大きい

友人が全国の年齢階層別死亡率のデータを教えてくれた。全年齢階層で見ると死亡率は上がっているが、青壮年層では死亡率は下がっている。東日本大震災の2011年は上がっているが、その後緩やかに低下気味だ。2012/7に外国人の登録制度が改正され、住民基本台帳に登録することになったが、その影響があるのかは分からない。

仮にその影響があったとしても、まだ全国計で見た青壮年層の死亡率は上がっていない。




死亡数の動きは、高齢層の寄与が大きいが、高齢層は出生数の動きには影響がない。日本の人口自然増減は、これまでのところ、出生数の減の影響が大きいことになる。





死亡数、出生数ともに、東日本が全国より0.01ほど変化が大きくなっている。
posted by ZUKUNASHI at 22:58| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年08月25日

私の累積外部被曝はいくつだろう

「放射線量等分布マップを確かめてみよう」で書いた、原子力規制庁の空中測定マップの階層区分の変化時点を推定し、その仕切りとなる値をその時点での空間線量率と推定するアイディアは悪くはなかったが、実用的でなかった。その方法で推計した最近時の空間線量率と簡易計測器の示す値との差がありすぎて使えない。

むしろ難しく考えずに、2011/3/15にセシウム134と137が半分ずつだったと仮定して、それが時間の経過とともに減衰していくわけだから、日々の被曝量を計算、累積し、最近時点での簡易測定器の実測値で理論値の累積値を修正するだけでも一応の目安になるのではないかと思えてきた。

この方法は簡便だが、もちろん問題もある、
@ プルーム襲来時の特に空間線量率が高かったときの被曝が考慮されない。
A セシウム以外の希ガスやヨウ素の娘核種による被曝が考慮されない。
B 簡易計測器の性能はまちまちで、最近時点の空間線量率として使うことが妥当か。
他にも
C 空間線量率は、実際には理論値のようには下がらない。
D 追加的な降下によりこの3年半の間に空間線量率が上がったこともある。

検討するといろいろ問題はあるが、そこは割り切りだ。あくまでも簡易な方法による見積もりとしてとらえよう。

次の表で、一番下の黄色のハッチ部分が2014/8/31の推計値。日付は毎月の初日のみを表示、当初100とした場合の減衰後推計値、2011/3/15に100nSv/hあったとすれば、2014/8/31には55.6nSv/hに落ちる。その右は累計値。2014/8/31には93,512になっている。これは時間当たりの積上げだからこれに24を乗じて日単位に変換し、さらに1000で割れば2,244となる。

私がSOEKSで測った最近の空間線量率は0.115μSv/hだからこの日の減衰後推計値55.6を用いて2011/3/15現在の値を求めると、0.115÷55.6×100=0.207となる。表のB欄上部。

2011/3/15に100であれば、累積値は2244、つまり22.44倍だから0.207の22.44倍は、4.641となる。単位はmSv。

こんなに簡単な計算で大丈夫かという気がするが、問題があるのは覚悟の上だ。

以前に計算した結果と比べてみる。米国防総省の被曝量推計結果にあわせて調整した独自推計被曝量で計算した結果は、2014/4までで東京5.88、さいたま5.16、宇都宮6.72だった。少し低めに出ているが、米国防総省の被曝量推計はセシウム以外の核種の影響も勘案しているだろう。

ここで、簡易測定器の測定値が0.23μSv/hあったとすると、上の簡易な計算方法では8.92mSvとなる。

上の問題点にも書いたが、被曝累積値の計算で勘案していない事項もある。だから厳密にやれば、もっと高い値になるだろう。これからは、今までよりも空間線量率の落ち方が緩やかになる。これまでほどには減衰しないということだ。



なお、上の全身被曝累積量の計算では、屋内、屋外の区別をしていない。私の測定結果では屋内と屋外であまり変わらない。家の中もすっかり汚染されているからだと思う。
posted by ZUKUNASHI at 22:21| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年08月16日

ご先祖様の声 聞こえましたか?

2014/8/16に寄せられたコメントを紹介する。

つくばに父が住んでおり、月数回、父のもとへ行っていましたが、つくばから東京への帰りの車の中でいつも背中にびっしり疱疹ができました。帯状疱疹を3度も繰り返しました。その父は今年亡くなりましたが、新盆にも帰ることはできませんでした。「早く逃げなさい」が父の最後の言葉でしたし、生前よく「生きている人が大事」と言ってくれていたので、墓参りに行かなくても「それでいい」と言ってくれてる気がします。

・・・引用終わり・・・

聞こえたか、聞こえなかったか、分からない人には、次の図でご先祖様の気持ちを汲み取って欲しい。



図の左は、環境省除染実施区域の概要・進捗から。

二つを見比べると、桃色の楕円部分は文部科学省の空中測定マップに示された濃厚汚染地域。黄色の楕円は、新潟県北部は各種シミュレーションによる沈着量が相対的に多かった地域。茨城栃木県境部は2011/3/15に長時間プルームが通過した地域。黄色の線は、2011/3/15から3/16早朝にかけてプルームが南下した地域。被曝が懸念される地域で人口自然増変化指数が漏れなく悪化している。

次は環境省が策定した空間線量率0.23μSv/h以上の地域の表示。屋外8時間1.0掛、屋内16時間0.4掛として年間外部被曝量1.2mSv。2011/10/13現在の値で表示しているから、時間の経過で減衰しているとしても、元の測定値は甘く、年間1mSvは確実。



放射能がどうヒトの健康を害するか、「科学的な解明」を待っていたら100年経っても答えは出ないかもしれない。何よりも汚染の強い地域では、赤ちゃんの誕生が減り、亡くなる方は増えている。この現実と向き合えば、別に科学者でなくともどうすべきかは、一義的に答えが出る。それを受け入れないのは、「緩慢な死」を受け入れること。家系が途絶えることもあるかもしれない。営々と後世に命をつないできたご先祖様が、そんな選択を許すはずはない。
posted by ZUKUNASHI at 11:19| Comment(0) | 原発事故健康被害

2014年08月15日

まあまあ そこは抑えてください

2014/8/15に寄せられたコメントを掲載する。現役で外食を余儀なくされる方が汚染食品を回避しようとするとどれだけ難しいか、良く書かれている。

・・・引用開始・・・

ずくなしさんこんばんわ。 私はなぜか最近すこし、きれ気味です。(放射能被害に対する社会の状況と、政府勝ち組達の野放図さに・・・か?) つい先日、大手安売りスーパーの練馬区の店へ行ったときのことです。 並んでいるアメリカ産牛肉は安くて大きいのですが、固いし美味しくないです(ステーキカットばかりなので歯がぐらぐらします。) その横には、「国内産」のみの表示の結構安い美味しそうなパックが大量に並んでいます。 丁度、私より5〜10歳上位の男性店員(多分パート雇)がそれらを出品中だったので、「これはどこの肉ですか」と思わず聞きました。 「国産です」「いやいや、何県産か聞いてるんですわ。セシウムとかみんな言うてんのんわかるでしょ?」 ・・・・「ちょっと待っててください。本社に電話して聞いてきます。」 10〜20分待たされましたが、 「国内いろんな産地のブレンドだそうです。本社はそれで全く問題はないとの事です。」 「問題がないと思うかどうかどうかは客の判断ちゃいますのん?」 ・・・・頭にきて「正論」を可哀想な60越店員相手に5分位演説してしまいました。彼は真摯に聴いていましたが何かが改善されることは100%なさそうです。 実は待たされている間、40〜60位のおばちゃんのパートさん2人が肉コーナーに作業に来ました。何か話せそうなムードの人だったので、「お姉さんらもこの肉、子達に食べさしますのん?」と声をかけると、失笑という言葉が当たってる感じの顔をして「いやいやいやいや食べません食べません」ああやっぱり。 そのあと、すぐ近くにある、少し高級なスーパーに入りました。 ここは外国産牛肉は置いていません。九州産・松阪産など銘柄牛はあってすごく高いです。その他もさすがに産地を明記しておりましたが、「牛肉:栃木・宮城。豚肉:栃木・宮城・千葉。鶏肉:筑波・岩手・・・・」といった感じがほとんどで、今度はそこにいた60代の女性スタッフに「なんで被爆地の肉しか置いてないの?」(酷いこと聞きますね)と言うと「私はそういうことは分かりませんので」といってそそくさと立ち去って行きました。 その日も結局北海道産豆腐しか買えませんでした。
また、私は独り者の自営業者で外食がどうしても多くなるのですが。 中華の大手チェーン店で「ここはどこの米使ってんのん?」「栃木とその他のブレンドです」焼きそばを食べました。 餃子が売り物の店で「栃木・群馬や・・・以下同文」焼きそばを食べました。 カレーのチェーン店「栃木・・・以下同文」出ました。 ラーメンと中華料理のチェーン店「栃木(ではなかったかも知れない。でも福島近隣県)・・・以下同文」黒酢冷やしめんを食べました。 また、池袋駅内、西武・東武百貨店デパ地下のご飯ものの販売店で同じことを聞いたところ 「すべて魚沼産コシヒカリ100%です!」と聞いた4軒の店すべてで言われました。魚沼ってどんだけ広いねん。 権力者やそのインサイダーたちはあまりにも悪魔的です。 でも多くの我々関東人は弱い「庶民」の利己行為によって滅ぶのではないでしょうか。

・・・引用終わり・・・

私は、外出の機会も少ないから、自分の基準に合う食材を探し、手に入らなければ乏しい食材で我慢するということができるが、現役で外食せざるを得ない方は、本当に汚染の少ない食材を利用した外食を選ぶことがむずかしいだろう。

上のコメントは、被曝回避に努めるサラリーマンの方の共感を呼ぶだろう。

まず、外食に関しては、被災地・汚染地で生産された食材が安く出回る以上、それを使わないチェーン店はないだろう。米でも、今は北海道の銘柄米が値段的には魚沼産と変わらない水準となっており、家庭の購入する食材が汚染地産回避の傾向を強めるほど価格は高騰していくから事態は改善しないと考えるしかない。

単身のサラリーマンの方には、大変だろうが自炊を増やし、極力弁当を用意することを勧めたい。食材選択や調理については、長い経験があるわけでもないし、世帯じみてくるので記事にするのはほどほどにしているが、考えを改めてお知恵拝借に方針転換したほうが良いかもしれない。

上のコメント主の食材調達に関しては、私は、高級店とそうでない庶民的な店との両極端を利用しておられるように感ずる。実は、西日本の食材が比較的多く置いてあるのは、独自色発揮に積極的な中小のスーパーだ。

身体症状は被曝継続で悪化し被曝回避で改善する 時系列での考察」のコメントにもそのような傾向が見られることが確認できる。

こちらも、読者のご協力を得たい。これまで、営利企業の名称や製品名を出すことは控えてきたが、そうも言っていられなくなった。多くの方の協力が得られれば、価値のない情報はおのずと埋もれてしまうだろう。

近日中に、読者に協力をお願いする記事を載せたい。

コメント主のIAさん、切れる気持ちはよく分かりますが、それで挫折しないでください。被曝回避は長い戦いです。忙しい日々の中でできることは限られるかもしれませんが、なんとか工夫して乗り越えていきましょう。
posted by ZUKUNASHI at 22:45| Comment(9) | 原発事故健康被害

2014年08月04日

放射能の危険、害に関する啓発が少ない地域は、健康被害が累増する

千葉県の政令市の人口動態を検討しながら、なぜこんなに悪いのかと考える。土壌汚染は、空中測定マップを見た印象よりも実際はもっと悪そうだが、市民団体が活発に活動しているし、市民の放射能リテラシーは高くないのだろうか。

放射能問題に取り組む市民団体の活動分野は大別して3つだ。
@ 食品の放射能汚染の測定
A 地域の空間線量率の測定
B 放射能の危険、害に関する啓発

千葉県の柏市では、比較的早い時期に地域の空間線量率が高い、土壌汚染が強いことを懸念する市民グループの活動が始まり、調査が進むうちにここには住めないと判断して避難する人が増えて、グループは自然消滅したという。

千葉県では、@の食品の放射能汚染の測定を行う市民グループの活動は少なく、地方自治体が持ち込み品の検査を行っている。柏市、流山市など。もともと、汚染地域で市民グループが食品の放射能汚染の測定を行うのは、難しいのかもしれない。ことごとく汚染されているわけで、測定結果を発表しても、100ベクレル/kg以下であれば、それをどう評価するかは自己判断に委ねるしかないだろう。下手なことを言ったら生産者から袋叩きに遭う。

汚染地域では、どちらかというとA 地域の空間線量率の測定が活発になるようだ。千葉市のNPO法人で県外にも出かけて公園等の空間線量率を詳しく測定しているところもある。

一般に、放射能の危険、害に関しては、空間線量率が高ければ危険が大きいということを知らない人はまずいない。

ただ、関東での健康被害は、A 初期吸気内部被曝、B 経口摂取内部被曝、C 外部被曝の順で健康被害の発現の早さ、深刻さが規定されているから、外部被曝だけを警戒していると健康被害の発現を免れることはできない。

空間線量率を測定して、年間累積値1mSv、2mSvに達する達しないの議論のみにこだわっていると、肝心の健康問題の主原因から目が逸れてしまうことになりかねない。

千葉県では、B 放射能の危険、害に関する啓発を行う市民グループの活動は低調だ。柏市などは早い段階で安全論を振りまく学者を呼んで講演会を開いている。一方、市民グループの主催でどんな講演会がどれほど開催されただろう? 小出裕章氏は千葉県で何回講演したのだろう。市川市では、市民グループが南相馬市長を講師に招いて講演会を開いたことがあり、ほとんどエートス活動ではないかと訝しく思ったこともある。

千葉県では、放射能による健康被害の実態が、統計上すでに顕在化しているにもかかわらず、ネット上での情報発信は少ない。ツイッターでは千葉から逃げたという人の発信も見られるが、このブログに関しては、むしろ他の県に住む方からの千葉県の親戚に関する健康被害情報が詳しかったりする。

千葉市では、私がウォーキングの際にタケノコが打ち捨てられているのをあちこちで見たから、放射能汚染の情報がまったく流れていないと言うことではない。だが、市民の防御意識は希薄だ。この春は、野でイタドリを摘んでいる人もいた。

千葉県では、市民活動も低調だし、市民の意識も低い。健康被害は、このままずるずると悪化していくだろう。

posted by ZUKUNASHI at 11:23| Comment(0) | 原発事故健康被害