内部被曝防止: ずくなしの冷や水

2012年12月12日

食べるものがなくなっていく その1

2011/3/11、世の中が一変し、元のパラダイムには戻れないとの思いを強くし、節電、省エネ、食生活の転換に努めている。

今月ポストに入っていた12月分の電気料金通知、3500円ほどで前年同月比35%とあった。家人が相次いで家を出たせいもあるが、パソコンの更新が効いている。当初月千円の節約で2年で元が取れると踏んでいたが、1年半で足りそうだ。テレビを見ない、照明はLEDも使い、つけても忘れずにすぐ消す。アイロンは出番がない。

電気の大口消費は、冷蔵庫と掃除機だ。台所は凍える寒さに保つ。

電子レンジはたんぱく質を変性させるとも聞くので極力使わず、オーブン料理は電気を食うので作らない。肉のローストはガス台でフライパン使用で作るが、まったく問題ない。もともとそんなに良い肉は買っていない。

今はパン焼機を使うか思案中だ。強力粉の原料は日本ではできない。パスタが安心なのと同じ理由なのだが、パスタもソースが単調なために少し飽きてきたし、焼いておけば何日も持つパンは無精者には魅力だ。

外食の多い友人に週末くらいは低ベクレルのものを食べろと一緒に食事をすることが多くなっている。将来の老人男性グループホームの準備でもある。

だが、寒くなったら北海道産の長ねぎやピーマン、大根が見当たらなくなった。葉物野菜がうまくなる時期だが、茨城、千葉、群馬産の野菜は買わない。キャベツは1年近く食べなかったが、数日前に愛知県産のキャベツを見つけた。やはりうまい。冷蔵庫に入れたままだと品質と味が落ちるので、酢漬けにした。

西や北の野菜は、常時店頭に並んではいないので、見つけたときに多めに買って酢漬けにする。格好良く言えば、ピクルスだ。ミツカンからラッキョウ漬けの酢が出ていて重宝したが、シーズンが終わり見当たらなくなった。

だが、酢とみりんと塩、砂糖で足りるし、ここに昆布茶やとうがらしでも入れれば、立派なもの。外国製のきゅうりのピクルスには、サッカリンが使われていてさっぱりした甘みだが、砂糖で良い。

それにしても野菜はかさばる。物置で眠っていた梅酒用のガラスびんを引っ張り出して使っているが、とても冬を越すだけの量は無理だ。それに、きゃべつのように数日漬ければ十分なものもある。

私が試した結果では
大根 ◎
キャベツ ◎
カリフラワー ◎
きゅうり ◎
パプリカ ○
ブロッコリー △
アスパラガス △
ズッキーニ ×
セロリ ×
オクラ ×
といったところだ。カブもいいのだろうが、関東産しか見かけない。白菜も良いと書いてあるが、試していない。
白菜 (○)
しょうが (◎)
食味の改善より保存性が第一だ。

以前、塩分摂取抑制のため辛子から作った漬物用粉末を使ったことがあるが、日が経つとカビが生えたし、単価が高かった。

酢漬けを楽しみながら、後は北海道産にんじん、じゅがいも、たまねぎ、金時豆、四国九州産のナス、ピーマンで冬を乗り切るしかない。

きっと正月の間も、餅も食べず、甘く味をつけた金時豆を食べる程度で終わるだろう。それだからといって、別に不満もない。

海外にいる子供には帰ってくるなと伝えた。私が突然死したら近所の知り合いが子供に連絡してくれることになっている。
posted by ZUKUNASHI at 14:27| Comment(0) | 内部被曝防止

2012年09月21日

掃除機の排気を屋外に出す

じーなさんから、掃除機の延長ホースの代用品として、洗濯機の排水用延長ホースを使うアイデアを教わった。家電メーカーの純正部品はバカ高いからグッドアイデアだ。

私がホームセンターで購入したのは、三栄水栓製作所の「洗濯機排水ホース延長用3m」1,084円なり。ホースがつぶれない作りになっていて、掃除機の延長ホースにも使えそうだ。

同じ材質で量り売りのものもあったが、こちらは1m450円ほど。3mの製品を買った方が安い。

だいぶ涼しくなってきたから、掃除をして窓を閉めて置くようにしないといけない。排気を屋外に出す方式は、花粉症でも放射能対策でも効果はある。

高い掃除機のホースを切断するのは惜しいかもしれないが、安いものは7千円くらいで買える。もともと安い、古い掃除機を使っている私の家では、迷うことはない。

9/21、ホースをつなげて使ってみたが、私は既に2台分のホースをつないでいるためか、吸引力が少し落ちるように感じた。3m伸びるだけならあまり影響はないかもしれない。我が家の場合、吸気部のホースと排気部のホースの併用にした。

・・・・・

花粉症対策でこんなことをなさっているお宅があるのかどうか知らないが、次なる放射性物質の放出に備え、窓を開けずに掃除をしたいと考えた。

だが、昨年の初夏に始めて窓を開けて掃除をした際にサーベイメーターの値がピーンと跳ね上がった。屋内には、知らず知らずのうちに放射性物質が入り込んでいる。

これからあちこちの自治体が焼却炉でガレキを燃やすし、除染も始まる。定時降下物の量が増えているところもある。

暑くなっても極力窓を開けないで、フィルターをつけた吸気口から空気を取り入れるしかないだろう。

ハウス園芸用に薄いビニールチューブの筒があるはずだが、行きつけのホームセンターには置いていなかった。

しょうがなく手作りした。自治体のゴミ袋の大きいものを10枚程度用意し、それを次々につなげていく。次の写真のものは、6枚つなげたがまだ足りない。

薄いビニールなのでつなげにくい。底を切り取り2枚を重ね合わせたらまずホッチキスで留めてからセロテープなり、ガムテープで張るのがよさそうだ。

掃除機本体を筒の片方にすっぽりと入れて紐で縛る。スイッチを入れて空気を送るとごらんの通り膨らんだ。筒の先は、玄関のドアの隙間から外に出ている。確かに、掃除をかけたときの嫌な臭いはしなかったから、排気は屋外に捨てられている。

この方法でも、集塵袋はまめに取り替えたほうがいいだろう。ゴミ袋の加工がやっかいだが、一つ作ればかなりの期間使えるのではないか。穴が開いたら、ガムテープで補修すればよい。

この方法で玄関先に排気を出したら、終わった後に廊下に水をかけて洗っておくのがエチケットかもしれない。

(初出 2012-03-31 9/21 追記)
posted by ZUKUNASHI at 18:50| Comment(2) | 内部被曝防止

2012年08月13日

咳は医者にかかっても治らない 東京周辺は放射性物質飛散で体調不良 死に至ることも

千葉県山武市内の空間線量率の推移のグラフで低下が止まり、反転上昇しているように見えることは、大変憂慮される事態だ。

原因としては、@放射性物質の放出が続いている福島第一原発からのさらなる飛来、A福島第一原発以外の大気中への放出源からの飛来、B除染活動や工事による放射性物質の飛来、沈着などが考えられる。

おそらくは、これらの原因が複合的に作用しているのだろうが、私は、中でも「A福島第一原発以外の大気中への放出源からの飛来」の寄与がもっとも大きいと考える。

千葉市南部浄化センターの下水汚泥焼却灰のセシウム濃度は、2012年になって上昇し、4/18の試料採取分では3000ベクレル/kgのピークをつけた。南部浄化センターは、中央浄化センターから圧送される汚泥も焼却処理しており、千葉市の広範な区域で地上に降下した放射性物質が集まってきているわけだから、その濃度の上昇は降下量の増大を反映すると見てよい。

このグラフにあるような大きなリバウンドは、除染活動や工事によるものとは考えられず、@またはAが原因と見なければならないが、高崎CTBT観測所のデータなどを見れば、福島第一原発から放出され続ける放射性物質だけでこれだけ濃度が高まったと考えるだけの材料が今のところはない。

もうひとつより東京に近い場所の空間線量率の推移を見てみる。日本分析センター千葉本部の日次測定データから2011/9/1以降5日おき、2012/7/24以降毎日、測定値の最大と最小をとってグラフにしている。

最小値が上がり始めている。山武市のほかにも反転上昇しているところがあるということは、追加的な放射性物質の降下沈着があることに疑いはない。

もう一箇所の測定データを見てみよう。文部科学省が運営している千葉県印西市船穂中学校の空間線量率の推移。4/18から5/17まで。モニタリングポストは、気温や降雨の影響を受けるが、たとえば茨城県のモニタリングポストは降雨で値が上昇し、福島県の追加設置された可搬型モニタリングポストでは降雨があると値が下がる。

この機械は、降雨があると極端に測定値が下がる特性を持っているようだ。水色に塗ったところが10mm以上の降雨のあった日で、いずれの日も測定値が急降下している。ところが降雨がなければ、日を追って値がじりじりと上げていることが分かる。

この原因は何だろう? 文部科学省は測定機器に色々な細工を施しているようだから、特別なプログラムでも入っているのかもしれない。だが、降雨がなければ値が上がってしまうというのでは、細工をした意味がない。

これらのデータの動きを見る限り、追加的に放射性物質が降下して空間線量率を押し上げているとの疑いが濃厚だ。

なお、印西市は手賀沼終末処理場の管内にあり、手賀沼終末処理場の汚泥焼却灰のセシウム濃度がはっきりと上昇傾向を示していることは、前出のグラフのとおりだ。

これらの放射性物質は、非常に細かいかまたはガス状であり、容易には降下沈着しないためにいつまでも大気中を漂い続けるが、最終的には地上に落ちて山武市の測定値のように空間線量率(1日の平均値)を底上げし、または下水道に流れ込み、下水汚泥焼却灰のセシウム濃度を上げている。

これらの大気中を漂う放射性物質はどこから来ているか? 私は、東京都をはじめとする各自治体のゴミ焼却場、下水汚泥を焼却する下水処理場、そして産業廃棄物の中間処理施設から由来していると考える。東京周辺には次の図のようにこれらの施設がひしめいている。

私たちの生活ゴミにも放射性物質は付着しており、焼却されれば飛灰などとして残るもののほかに一定の割合は、大気中に放出されている。フィルターを通り抜けた気体状、もしくはきわめて細かい粒子だから遠くまで飛ぶ。

私が何箇所かのゴミ焼却場の周辺を歩き、簡易な放射線測定器で測った結果では、風向きにより空間線量率は大きく変動するし、全般的にこれらの施設の周辺は値が高い。2012/4/22の午後5時前に習志野市の芝園清掃工場北側公道で空間線量率を測ったら0.61マイクロシーベルト毎時だった。芝園清掃工場は、この日機械が不調だったのか、建屋の辺りからも煙が出ていた。

今も、風邪を引いているわけでもないのに咳が抜けない方が多いようだが、原因は大気中に漂う放射性物質だ。現在の関東地方のように空気が放射性物質に汚染された所に住み続ける限り、咳が出なくなることは難しいだろう。それも、喉の感受性の強い人に発咳が続くだろう。

放射性物質の汚染が低いところから東京に出てくると、とたんに鼻血や発咳、頭痛などの体調不良を起こすと訴える人も多いが、これも空間線量率が高いという外部被曝によるだけではなく、放射性物質を吸い込むことによる内部被曝が体の反応を引き起こしているのだと考える。

そして、このような内部被曝が続けば、食べ物から体内に入るものと合わせて内部被曝が累積し、より深刻な健康被害が生じ、さらには死に至る場合もあると恐れる。甲状腺にはセシウムも溜まりやすい。

避難が一番だが、すぐには実行できないというなら、少なくとも外出時はマスクをかけなければならない。そして、家にいるときも窓は開けず、換気は最低限にとどめる、掃除は排気を外に出すよう工夫して屋内に入り込んだ放射性物質を除去することが必要だと思う。

空間線量率が目立って上がっていなくとも、下がらないだけで危険は何倍にも増えている。


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セシウム舞い飛ぶ東京湾岸

TOKYOから毎日セシウム飛んでくる セシウム空襲警報は放射能測定器に頼るしかない

東京からセシウム飛んでくる TOKYOは第二のFUKUSHIMA

掃除機の排気を屋外に出す

(初出 2012/5/17 8/12 グラフ更新)
posted by ZUKUNASHI at 07:30| Comment(0) | 内部被曝防止

2012年07月18日

佐倉市、川口市は、し尿汚泥肥料に含まれるセシウムを増量サービス

出所:印旛衛生施設管理組合、最終測定更新日2012/6/13。

出所:川口市、最終測定更新日2012/6/29。

佐倉市、川口市産の野菜、果物などは食べないほうが良い。セシウムは、植物にとってはカリの代用品。土壌、肥料条件によっては吸収が進むおそれがある。
posted by ZUKUNASHI at 12:52| Comment(0) | 内部被曝防止

2012年06月20日

関東でし尿のセシウム濃度が安定化 恒常状態に到達か

佐倉市ほか

川口市(浄化槽汚泥のウエイトが高い)

上田市は、減少傾向が続いているだろうか。

し尿中のセシウム濃度が変わらないということは、経口摂取したセシウム量が変わらないとすれば、吸収されずにそのまま排泄されるものと吸収され体内に取り込まれるものと体内から排泄されるものの合計量が変わらないということを示し、体内の蓄積量が安定してきていることになる。

飲食物からのセシウム経口摂取量が減っていないのだろう。もし、経口摂取量が増えているのであれば、体内の蓄積量は増えていることになり、健康被害の発現は時間の問題ということになる。
posted by ZUKUNASHI at 23:03| Comment(0) | 内部被曝防止

2012年05月23日

放射能の少ない食品選びに疲れた私は洋風の食事に切り替えた

ご質問があったので、私の内部被曝対策の食品選択のやり方を書こう。

@ 基本的に汚染地域のものは購入しない。
ためらいつつも買っているのは、国産の鶏肉と豚肉。豚は群馬産が多く、鶏肉は岩手産をよく見かける。豚肉は米国産もときに利用、鶏肉はブラジル産があれば買うようにしている。国産牛肉は一切購入していない。

A 水産物は、家族が好まないこともあり、購入量はがた減りした。私と飼い猫で仲良く食べていた安いカツオも止めた。猫はどう思っているだろう。

たまにノルウェー産のニシンやサバ、サケ、南半球産のサケ、来客時には大西洋産や南半球産のマグロを買うこともある。冷凍エビは、家族も食べるので買う。

B 海草、貝類は、カキを除いて買わない。外食ではカキフライを食することが多い。この先何年かするとカツオ出汁、昆布出汁も汚染されるだろう。化学調味量かトマト味でしのぐしかない。

C 大豆製品は安価な蛋白源でよく買っていた。
納豆は、血栓の防止に良いと努めて食べているが、セシウム検出の情報があってがっくりきた。前から、熊本や名古屋のメーカーのものも買ってリスク分散はしていたが、これからは外国産大豆使用で水道水汚染の恐れが少ないところの工場で作られたものを選ぶしかない。

群馬県は大豆製品のメーカーが多い。ホルムアルデヒドが検出されるような水を使っていなければいいが。

国産大豆は、平成23年産だけでなくこの後も汚染が継続するだろう。セシウムだけでなく、ストロンチウムやウランも飛散しているから大豆は体に良いと盲信もできない。発酵食品でない大豆製品の取り過ぎは体に良くないとの説もあるようだ。

D 野菜ジュース、ビール、ワイン、日本酒
野菜ジュースは、家族に飲ませるために買っていたが、止めた。代わりに外国産のトマト缶と果実を欠かさないようにしている。

ビールは外国産の発泡酒があれば、それを優先。私は、家で酒はほとんど飲まない。ワインは、外国産または輸入原料の安物。日本酒は料理に使う範囲で購入。コメ製品はこれからリスクが高くなる。

E コメ製品では、米菓はまったく食べていない。味噌、醤油もいずれ国産大豆を使った高級品を中心に汚染されるだろう。落花生も米国産か中国産。

F 乳製品は、料理に使うバターとコーヒーに入れる牛乳、それに外国産のチーズ程度。ケーキ類は、家族の食べるものだけ、輸入原料使用と書いたものをたまに買う。

G 野菜類
もともと家族は、パスタや洋風料理を好んで作るから、国産の生鮮品はセロリやハーブ程度で済む。たまねぎ、ニンジン、ジャガイモは産地の選択が容易だ。冬の甘味が乗ったほうれん草のひたしは美味いが、もうあきらめた。この冬は、ほとんど食べていない。

先日、家族がカボチャやバナナのパウンドケーキを作ってくれたので、激賞しておいた。シンプルだが、市販のチョコレートケーキより美味いと思った。

もう、一日20品目などという食品摂取の目標などは過去のものだ。とてもやっていられない。マイナーな食品ほど選択の余地がないし、別に20品目食べなくても栄養が偏ることはない。一汁一菜に少し別の何かを付け加えればよい。

欧州では主食はジャガイモというべきではなかろうか。アフリカには、スイカを主食とする部族もある。日本の伝統的な食生活は、国産の農産物や水産物が利用できた時代は意味があったが、今はかなわぬ夢だ。

人間は、地球上どこに住み着いても、その土地で採れる農産物で生きてきた。その土地で採れるものが食べられない土地は、人の住むべき場所ではない。

そして住む場所が変われば、食べるものも環境に合わせて変えていかなければならない。幼い子供を持つ方は、その子が大きくなったとき、日本で暮らしていけるか分からないし、日本で農業が残っているかも分からないわけだから、頭を切り替えて、少なくとも食に関してはコスモポリタンに育てた方が良いと思う。

Kさん、ご返事になるかどうか分かりませんが、これまでの食べ物の慣習にとらわれずに、新しい土地で安全な食べ物を探されたらいかがでしょう。せっかくの新しい土地で、いろいろ新しい体験をなさることが、子供と親双方の成長につながると思います。
posted by ZUKUNASHI at 20:09| Comment(6) | 内部被曝防止

2012年05月04日

もう以前の食生活には戻れない 家計調査から

平成21〜23年平均の家計調査品目別データ(二人以上の世帯(1世帯当たり年間の支出金額及び購入数量))から取り出したもの。

関東東北は生鮮野菜購入数量が多いことが分かる。放射性物質がより多く降った地域で生鮮野菜をより多く食していれば、健康障害が多発するのは明らかだ。

家計調査のこの数値は購入数量のはずだから、この他に自給野菜があるだろう。

肉類は、東日本は豚肉、関西近畿は牛肉、西日本は鶏肉という傾向がはっきり出ている。鶏肉は生鮮のまま流通するウェイトが高いから、西日本に避難したら鶏肉主体に切り替えたらよい。

牛肉は、輸入物も多いから、国産と輸入物ではリスクが異なる。学校給食では輸入肉というわけにはいかないだろうが、自宅では米国産は別にして輸入物を使えばいい。私のような高齢者は、狂牛病BSEを持った肉を食しても発病までに死ぬだろうからBSEは怖くないが、セシウムを食してみんなに別れと感謝の言葉も言えずに突然逝ってしまうのは、やはり困る。


長年の食習慣を変えることは困難を伴うが、全面的な見直しが避けられない。美食が長寿につながるわけではない。必要な栄養素を確保できればそれでいい。空腹は調味料の王様!
posted by ZUKUNASHI at 13:37| Comment(0) | 内部被曝防止

2012年05月03日

内部被曝の低減はやればできる 一関市の4歳女児の例に学ぶ

福島老朽原発を考える会(フクロウの会)のサイトに「尿検査と生活改善で内部被ばく低減−一関の4歳女児のその後」という記事が掲載された。

一関市の4歳の女児が、2011/9の尿検査で4.64Bq/Lのセシウムが検出されたが、2011年末の2回目検査で0.8Bq/Lに下がり、さらに2012/4の検査結果ではCs-134は不検出(検出限界0.082Bq/L)、Cs-137は0.090(同0.081)に下がっている。

保護者からのメールがサイトに掲載されているが、要点は次のとおり。

1 1回目の結果を聞いた時、私のせいで無用な被曝をさせてしまったという申し訳なさと、もしこの子に何かあったら、、、という不安と恐怖で涙が止まりませんでした。すぐ引っ越すべきなのではないかと悩み、苦しみに押し潰されそうな日々でした。

2 でも、まずやれるだけの事をやって、次の結果によっては無理でもどうにかして引っ越すしかないと覚悟を決め、主に九州や北海道産、加工品はどこの何で出来ているか明確なもの、米は古米、牛乳、卵、肉は、餌の管理がしっかりしていて、放射能検査もしている信用のおけるところのものにし、疑わしいものはその都度電話をかけて確認しました。外食は極力避け、惣菜や冷凍食品は使わずに過ごしました。

3 ビタミン、ミネラル、酵素を多く含む、汚染されてない果物や発酵食品を意識的にとりました。ヘパフィルター付きの掃除機を買い、こまめにかけるようにしました。また、空気の汚染されてない地でしっかり毒抜きしたいと思い、2回目の検査後沖縄に1ヶ月保養に行きました。

4 環境、食べ物の汚染は続いていて、これからも気を付け続けなければいけません。そして、被曝したという事実はなくならないのです。なので定期的に甲状腺や血液などの検査をしなくてはいけないと思い、病院を探しているところです。

要するに、汚染された食品を排除した結果、尿に含まれていたセシウムが劇的に減少したということだ。

食品の選択では、a:生鮮野菜は主に九州や北海道産、b:米は古米、c:牛乳、卵、肉は餌の管理がしっかりしていて、放射能検査もしている信用のおけるところのものにし、疑わしいものはその都度電話をかけて確認、d:外食は極力避け、e:惣菜や冷凍食品は使わない。

bの古米使用はベストだが都市部では難しいから、汚染地域以外の産地のコメを使用すればよい。北海道や熊本のコメもスーパーに並んでいる。文部科学省の定時降下物モリタリング結果累計値で見ると、日本海側は山形市を例外として降下物が東北の中でも相対的に少ない。ただし、産地偽装に注意が必要で、信用できそうな集中精米工場で精米されたものを選ぶ。

cのうち、牛乳については私は東日本産は極力控えたほうが良いと思う。乳製品はできるだけ外国産を利用すればよい。卵は前にも書いたが、地飼いのものは論外。鶏卵は鶏の病気感染の防止のため今は閉鎖的な鶏舎で飼育、生産されていることが多く、そういう鶏卵生産者では餌もほとんどが輸入品だから汚染の恐れは少ないと考える。

牛肉は輸入牛肉が相対的に安いし、安心だ。豚肉は、スーパーで岩手県産、群馬県産をよく見かけるが、両県には濃厚汚染地域があり、いささか懸念がある。鶏肉は、鶏卵と同様な生産給餌状況だ。

d、eはベスト。

掃除について、「ヘパフィルター付きの掃除機を買い、こまめにかける」とあるが、新調せずともビニールゴミ袋を使ってより徹底した排出策が講じうる。「掃除機の排気を屋外に出す」ご参照。

保養は、できれば取り入れたほうが良いが、岩手から沖縄まで行かなければならないということではないと思う。岩手県なら5/3朝の一関市の平均線量率 (μGy/h)は0.106だが、青森県に近い二戸市まで行けば0.030まで落ちる。行楽など行き先の選択が任意の場合は、空間線量率、セシウム降下量を調べて、低いところ少ないところを選ぶ。

ただ、宿泊を伴う保養は、日々のセシウム防護で疲れた保護者の休養を兼ねることができるという点でのメリットがある。

内部被曝の低減は、とにかく呼吸と飲食物で放射性物質を体内に入れないこと。この女児の例で、体内取り込みを抑制すれば、尿の中に見つかったセシウムが大きく低減したという例は、救いだし、励みになる。

農林水産省の「食べて応援しよう!」は死への誘い。農水省は1年経ってもとんでもない無知をさらけ出している。これが日本の中央官庁の実態だ。
posted by ZUKUNASHI at 10:31| Comment(0) | 内部被曝防止

2012年04月14日

放射能回避日記 2012/4/3−4/14

コブシ咲く春なのに、放射能防護なくして外出はできない。最近、地震と放射能に恐れをなして出不精になり、ウォーキング時間が不足してブクブク太ってしまった。

太ると、ウォーキングの後に足が痛くなる。これでは悪循環だ。

4/1は久しぶりの好天で、ウォーキングの誘いもあったので放射能に汚染されていない地域まで出かけた。前に一回行ったことがある泉自然公園。あまりの公園運営の粗雑さに呆れて足が向かなかったが、放射能汚染は比較的低い。

この公園は、桜の名所だがとにかく足の便が悪い。最寄り駅は、外房線の誉田(ホンダ)駅、ここから歩くと片道たっぷり1時間かかる。1日4、5本しかないバスは、途中の霊園までしか行かない。

まあ、時間をかけて歩くのが目的だから、駅から遠くてもそんなに困らないが、一般の方は音を上げるだろう。

相変わらず、公園中に「まむしに注意」の立て札。そんなマムシの名所のせいか、利用者の数は少ない。

今回は、花粉症対策用のメガネにマスク、帽子。弁当持参。

改めて、園内を見ると、この公園は杉の木が多く、今にも花粉が飛びそうだ。拾った枝でつぼみを叩くと黄色い花粉が空に舞った。

これからの花見は、とにかく放射能の低いところを探して歩かなければならない。車でお出かけの方は、行動範囲が広いが、行楽地図よりもまずは文部省科学省の航空機モニタリングマップで放射能の低い場所を探すことが欠かせないだろう。自動車運転中の発作などは、一家心中につながりかねない。

本当に厄介な世の中になってしまったものだ。

4/4 減量のために外出。風が強く襟を立てて歩いた。武蔵野線は中川の東側まで放射能の高い地域が続く。江戸川の堤は、菜の花が咲いてきれいだが、後で放射能が高い地域だと気づいた。対岸は流山市。放射線量の高いところを歩いた翌日は、体調が改善した気があまりしない。




菜の花より数キロ北の地点で江戸川の堤体の嵩上げ工事が行われていた。堤外、つまり川岸に使いところで採取した土を堤内に盛土している。セシウム濃度の高い土を動かしているわけだ。こんな風に知らず知らずの間に、放射性物質が移動されていく。


愛知県岡崎市の幼稚園で、3/21、給食のうどんの具として出された乾燥しいたけから1キロ当たり1,400ベクレルの放射性セシウムを検出。530人分で2kg使用とのことだから1人当たりうどん一杯で5.28ベクレル体内に取り込んだことになる。(2012/4/5 NHKの報道)

2012/4/5のツイートから
熊谷俊人(千葉市長) ‏ @kumagai_chiba
「プルトニウム、本当にお好きですね。セシウムを心配するのは程度の差こそあれ理解しますが、岩手宮城でプルトニウムを気にするのは理解できません。」
この発言は、 @asosatoshi:「 千葉市が受け入れるかもしれない瓦礫にはプルトニウムは入っていますか?」に対するもの。

なんと失敬な発言だろう。東海アマ氏が反論。
@kumagai_chiba @asosatoshi 氏宛に「熊谷さん、アンタそれで測定してみたの? 関東各地で核燃料由来の中性子が検出されている。当然プルトニウムが含まれているのは常識。分かりもしないのに知ったかぶりで決めつけるなよ。無知なら素直に無知ですと言えばいい。」

こういうバカな市長では、千葉市住民の放射能による健康被害は、増えるだろう。千葉県知事も千葉市長も、ほんとにダメだ。

私はあまり参照していなかったが、「子供を守ろう SAVECHILD」のサイトの更新が止まっている。契機は、2012-01-09付けの「Save Childさんの運営費カンパへの疑問」の記事のようだ。このブログオーナー shitsumonshimasu氏の分析はすごい。

4/9、近くのスーパーを覗いたら、サバの水煮缶詰が1個100円、味噌煮が198円で売っていた。味噌煮は紙のラベルが貼ってあり、ノルウェー産サバ使用とあった。味噌煮の方が格段に売れ行きが良かった。国産材料のものより外国産材料のものの方が倍の値段だ。それにしては、先日ノルウェー産のニシンが1尾98円で売っていたのにそれほど売れていなかった。私は、5尾買ってきて猫に少し与えながら一人で食べている。

このスーパーには、西日本産の白菜や長ネギ、ブロッコリーなども並んでいて値段が5割程度高い。健康被害が顕在化すると、西日本産の野菜が高騰するだろう。貧乏人は、汚染食品を食え、ということになりはしないかと心配する。小出裕章氏の60禁案は、今の日本の流通システムを無視した構想だ。金があれば、何でも手に入るのが今の日本だ。

4/8、花見のついでに写真を撮ろうと畑の中に入って行ったら老婦が小松菜の菜花を摘んでもいいと。小松菜は好物だが、久しく食べていなかった。良く洗い茹でて食べたがやはりうまい。今年は知り合いのおばさんにタケノコを上げられないので菜花を上げた。

フリージャーナリストの岩上安身氏は少し前から体調不良が伝えられていたが、4/9、ご本人が体調不良と甲状腺異常の疑いを告白とのこと。

野菜や肉、魚、コメで東日本産と西日本産との価格差が5割から10割と開いている。これだけ開くと東から西へまた東へと往復しても運賃は吸収できるだろう。産地偽装はこれからさらに増えると思う。「原発はいますぐ廃止せよ
posted by ZUKUNASHI at 10:35| Comment(0) | 内部被曝防止

関東地域のセシウム経口摂取量は減っていない 内部被曝継続の結果はあらゆる健康被害

成田市、佐倉市、相模原市のし尿汚泥や焼却灰に含まれるセシウム量が横ばい、もしくは増加している。その主たる原因は、私は、水、牛乳・乳製品、地域産の野菜だと考えている。西日本では、し尿からセシウムが検出されていない。

関東の汚染地域に住み続ければ、程度の差はあれ、セシウムが口に入る。福島県産米の成約が増えているから、その影響も出てくるはずだ。上田市は、文部科学省による航空機による調査では、放射性物質の沈着が少ないのに、継続してセシウムが検出され、かつ低下が少ない。

水産物の消費が多かったと見られる正月後のし尿は、やはりセシウム濃度が高くなったところがある。

セシウムの経口摂取の量は、家庭により差があるが、産地偽装などの落とし穴もあり、全面排除は至難の業だ。食生活を大幅に変更し、食べたいものを我慢する、我慢させなければならない。

そして、食べ物、飲み物の選択に気を使う生活がこの先何十年も続く。日々の買い物を担う主婦の精神的、労力的な負担も大きいし、遠方の産地のものを買えば、値段も3割から5割増しだ。

汚染地帯で、セシウムが体の中に入らないようにするのは、無理だ。ペクチンで排出できるなどという説も、効果がないとは言わないが、気休め程度と外国人の専門家は言っている。

マスコミで、専門家と称する人たちが、政府の定めた基準以下なら安全だと発言しているが、無責任極まりない。

日本で内部被曝と健康障害の関係を研究した人は、医師の何人かだけだ。他の専門家と称する人は、海外の原発推進派の支配下にある任意団体が適当に作った基準を金科玉条として振りかざしているだけだ。

自称専門家たちは、近い将来健康被害が続出したら、日本政府も採用した任意団体の基準で説明しただけと責任逃れをすることは間違いない。そんな人たちの言うことを真に受けていたら殺される。

し尿に含まれるセシウム濃度の推移は、「2011年秋までの内部被曝は、吸引に加え水道水、牛乳乳製品、近郊野菜が主原因」をご参照。

2012年2月14日、民間検査会社が公表した検査結果で加工食品から水準は低いもののセシウムが検出された例がある。

(株)丸本朝日園 棒ほうじちゃ(製造地:富山)
明治ブルガリアヨーグルト(東北工場)
森永乳業スキムミルク(群馬工場)
株式会社 幸田商店 いりぬか(茨城工場)
グリコ乳業ヨーグルト健康(宮城工場)
高木商店 銚子港水揚げさば水煮(茨城工場)
株式会社不二家 不二家ネクター(福島工場)
posted by ZUKUNASHI at 00:03| Comment(0) | 内部被曝防止

2012年04月13日

内部被曝防止の徹底を

3月のし尿に含まれるセシウム計測結果が出てきた。反転上昇しているところもある。

成田市は、し尿焼却灰の計測結果なので他の都市に比べて濃度が高い。

2/3の測定値が大きく上昇している。試料の採取日が不明だが、仮に2/3の焼却灰だとすると、焼却に要した期間が2日、し尿処理に要した期間が5日、し尿の収集が月1回とすると、この試料は約22日前、1/12の前後に排泄されたし尿の割合が高いことになる。

正月に飲食したものの影響が出ていると見れば、この計測値が高い理由は明らかだ。餅、かまぼこなどの水産練り製品、伊達巻、しいたけなどの伝統食品、それに生鮮魚介の消費が多かったと見られ、ハイリスクの食品が多い。

成田市の焼却灰は、それまでは1,000から1,150程度で推移していたが、2/3には1,400まで上がっていることからすると、口に入ったセシウムはすべてが体内に吸収されるのではなく、相当部分がそのまま排泄されていると見るべきではなかろうか。いったん、体内に入ったセシウムが尿に含まれて出てきたと見るには変化が大きすぎる。

日本の食生活は、素材の種類が豊富でカリウムも豊富に含まれることが、セシウムの吸収を抑制しているのではないかとの期待が持てる。前の記事でも書いたが、し尿の中のカリウムは、便の中にも検出されており、カラダが吸収しない分もあることが分かっている。

そして、植物の吸収状況の研究から、カリウムとセシウムは競合関係にあるとの結果もある。まだ、口に入ったセシウムは、そのまま排出されている部分が相当あるとすれば、この先、セシウムの経口取り込みを抑制すれば、セシウムの体内蓄積値を高めないことができそうだ。

上田市の年明けの測定値上昇は頭を打ったようだ。1/25分の20日前の日付けは1/5、し尿の収集も始まったばかりだろうから、正月の飲食物の影響はまだ少ない。上田市については、6月末のセシウムの経口取り込みが最も多くなっており、他の都市より早く、かつ水準も高い理由が分からない。もし、夏に向けてまた上がってくるようなら、牛乳の寄与が大きいことがはっきりする。

相模原市は1/13に反転上昇したが、2/7にはまた下げた。相模原市の要因については、別の記事でも取り上げたが、地元産のお茶の消費によるものではなかろうか。3/13にまた上昇していることが気になる。

川口市の1月の結果は低下が顕著になっていたが、2月の低下度合いは縮小し、3月は横ばいだ。川口市は、処理されるし尿の浄化槽汚泥と生し尿との収集人口割合が20対1となっており、家庭の浄化槽での滞留期間が長いために、変化がなだらかでタイムラグもある。なお2011/7/22よりも高い水準にあり、この程度で推移するのか注目だ。

佐倉市などのし尿のセシウム濃度は2012/1になって少し大きく下げた。1/18では正月の影響はまだないだろう。佐倉市は、上田市に比べて下がり方が少ない。

上の5都市の中では、佐倉市と成田市の空間線量率が最も高い。しかも、佐倉市は汚泥肥料を市民に配布しており、土壌中のセシウムがリサイクルされている恐れがある。佐倉市当局は、市民のセシウム摂取の低減策を講じないと健康被害が増加して財政にも悪影響があるだろう。

佐倉市と成田市については、地産地消の影響がありそうだ。セシウム吸収の激しかったタケノコ、タラノメをはじめとする春の野菜の摂取がし尿中のセシウム急増の原因の一つだろう。今年の春も地元産のこれらの野菜が食されるとセシウム濃度が上がる可能性がある。

福島県産米が本格的に外食で使用されているようだ。外食依存度の高い都市部のし尿中セシウム濃度がどう推移するか注目したいところだが、川口市のデータは、変化が直接的に現れないという難点がある。

いずれにしても、経口取り込みのセシウムは、まだ体内蓄積進行中だ。内部被曝の抑制のために、引き続き汚染食品の排除が欠かせない。

(初出 1/16 改訂 2/3、2/7、2/9、2/11、4/13)
posted by ZUKUNASHI at 12:23| Comment(0) | 内部被曝防止

2012年04月04日

2011年秋までの内部被曝は、吸引に加え水道水、牛乳乳製品、近郊野菜が主原因

次のグラフは、成田市ほかの市町村のし尿焼却灰の放射能計測結果。焼却灰なので濃度が高いが、それ以上に昨年夏から高水準で推移していることに注目。

2/3の測定値が大きく上昇している。試料の採取日が不明だが、仮に2/3の焼却灰だとすると、焼却に要した期間が2日、し尿処理に要した期間が5日、し尿の収集が月1回とすると、この試料は約22日前、1/12の前後に排泄されたし尿の割合が高いことになる。

正月に飲食したものの影響が出ていると見れば、この計測値が高い理由は明らかだ。餅、かまぼこなどの水産練り製品、伊達巻、しいたけなどの伝統食品、それに生鮮魚介の消費が多かったと見られ、ハイリスクの食品が多い。3月測定分はやはり大きく低下だ。

次は、上田市のし尿汚泥の測定データ。2011/6月末のセシウムの経口取り込みが最も多くなっており、他の都市より早く、かつ水準も高い理由が分からない。

相模原市も検出水準の低下の度合いが少ない。

佐倉市などのし尿のセシウム濃度は2012/1になって少し大きく下げたが、2月、3月はまた上がっている。

以上は、関東の都市だが、関東より西ではし尿からセシウムが検出されていないところもある。
浜松市は、2011/11下旬からし尿の放射能濃度の測定を行っているが、2012/1/31までの3回ともにすべて不検出となっている。

長崎市は、2011/9/5採取分の測定結果でし尿汚泥からヨウ素が検出されているが、セシウムは不検出。下水汚泥についてはすべて不検出。2011/12/12採取分でもセシウムは不検出だ。

この違いは何だろう? 私は、2011年夏の段階で、野菜や特に牛肉などからの放射性物質の経口摂取が全国的に生じていると見ていたが、そうではなかった。

東日本の都市の事例と西日本の都市の事例では、空間線量率も異なるし、土壌に含まれる放射性物質の濃度も違う。放射性物質の降下・沈着が少ないところは、し尿に含まれる放射性物質が格段に少ない。

原因を絞り込む上で、自分自身で最も考えたくないことを排除するわけには行かない。

原因は、地域性の高い飲食物、すなわち、水道水、牛乳・乳製品、近郊野菜だ。

まず、成田市と相模原市は、簡易水道を使っている地域がある。佐倉市は、印旛沼の水を水道に使っている。これらの市は、取水源を湖沼に依存している。

牛乳については、消費地域ごとの牛乳産地との結びつきが分からないが、上田市の放射性物質濃度が春に急激に高まっていることを見ると、牛乳がその要因の一つではないかと考えられる。上田市には菅平に牧場があるようだが、原乳の多くは他地域から搬入されているだろう。

また、各都市を通じて、野菜の地産地消の影響がありそうだ。セシウム吸収の激しかったタケノコ、タラノメ、セシウムの降下を受け止めた葉物野菜などの春の野菜の摂取は影響が大きかったであろう。

佐倉市や成田市は、し尿汚泥を肥料に仕向けているから。この地域のセシウムはリサイクルされており、地域産野菜に含まれるセシウムは減り方が少ない恐れがある。

以上のところから、私は、2011年秋までのし尿に含まれる放射性物質の濃度の違いは、吸引に加え水道水、牛乳乳製品、近郊野菜が主原因だとの結論に至った。もう少し、検討する必要があるが、基本線は間違っていない思う。

2011/秋以降は、し尿の放射性物質の濃度が都市により異なる動きを見せており、別の要因が強く働いている可能性がある。私は、福島県産米が本格的に外食で使用されているようだし、水産物の汚染も強まっているから、それらがどう影響するのか注目している。

水道水が原因の一つと考えなければならないことは、私には大きなショックだった。だが、1リットル中に0.5ベクレルのセシウムしかなくても、お茶やコーヒー、炊飯、料理に使われた水のセシウムが仮にすべて体外に排出されたとしても、一人1日2リットル分で1ベクレル、100人分なら100ベクレルになる。

内部被曝防止には、水道水使用の抑制はなお必要と思われるし、空間線量率の低い地域への避難は、経口摂取の放射性物質を減じる上で決定的な対策だと言える。
posted by ZUKUNASHI at 07:20| Comment(6) | 内部被曝防止

2012年03月24日

尿検査の結果 500Bq/kgとは!

ある方のツイートに次のようにあった。

「いわきで、放射能を全く気にしない生活をしていた人が尿検査をしたら500Bq/kgもでた。その、結果を見た人達は「牛の基準値と一緒だ」と笑っていた。言葉を失ってしまった…。」

まず、私が驚いたのは、尿検査値の高さだ。体内には尿に含まれるセシウムの100倍も溜まっているとされるから、検査を受けた方はカラダ全体で5万Bq/kg、体重70kgとして700Bq/kgのセシウムが蓄積している可能性がある。

バンダジェフスキー博士の研究結果に照らすと、この水準にあればいつ突然死してもおかしくないし、既になんらかの症状が出ているだろう。

そして、尿からこれだけ出ていれば、既に体内では摂取と排出が均衡した平衡状態に達している恐れがある。

いくつかの都市のし尿汚泥に含まれるセシウム量がピークを越えたもののまた上がるところも出ており、体内のセシウムが平衡状態に達した人が少なくないのではないかと危惧していたところだ。

私の自己流の計算によると、生物学的半減期70日なら約700日でほぼ減衰しきるから、毎日6ベクレルずつ摂取するとして累計値を出し、ここから日々の減衰分を差し引くと、416日目辺りで599ベクレル程度となり、後はほぼ横ばいとなる。416日は、1年と50日。2012/4月末までは体内にある放射能は増加していくこととなる。生物学的半減期150日なら平衡状態に達するのはもっと先だ。

体内に5万ベクレルのセシウムを蓄積して平衡状態にある方の場合、生物学的半減期70日として毎日500ベクレル摂取し、500ベクレル排出していることになる。水も食物も含めて1日2kgの摂取として食べ物1kg当たり250ベクレルとなる。

今時、こんなに強く汚染されたものがあるだろうか? 

2011/7/14、二本松市が市民の内部被曝に関する独自調査の結果を発表している。最高は63歳男性の0.252ミリシーベルト、最低は子供で0.0257ミリシーベルトだった。これは、預託実効線量で、70 歳までに受ける被ばく線量の総和だ。

もし、上の尿の測定値が正しければ、いわき市で放射能を気にしないで暮らしている人は、ことごとくこの程度の汚染に達しているだろう。そして、健康被害が続出していると思う。

しかし、私はこの測定値は、少し違うのではないかと思う。

それに、もう一つ驚くのは、この結果を見た人が笑っていたということだ。検査を受けた方は、どんなきっかけで尿の放射能検査を受けたのだろう。いわき市がそんな施策を講じたような形跡はない。

なんらかの研究の一環だろうか? 誠実な医師や検査技師なら、数値に驚いて緊張するだろう。それとは逆に冗談を言う人たち。確かに、あきれて言葉がない。

いわき市内の医療機関や検査機関は、内部被曝問題にこんな態度で接しているのか? とても後味が悪い。
posted by ZUKUNASHI at 22:23| Comment(0) | 内部被曝防止

放射能回避日記 2012/3/18−3/24

放射線管理区域で死のマラソン大会を強行する構えの南相馬市は、101名の職員が退職予定だと。こういう殺人行政に携わっていたら、それこそ孫子の代まで祟ることは間違いない。こんな行事を進めている狂った市長は、市民殺戮の首謀者として世界の歴史に名を残す。Bansho氏は、中止を求めて3/19からの一週間、コース会場入り口でハンストに突入。

福島の海岸をまた大津波が襲う恐れが高まっているというのに・・・。

福島県の中通の都市の空間線量率が上がっている。融雪の影響のようだ。


*パートの同僚が膝が痛くて自転車に乗りにくいという。数年前から痛みが出ているとのことだが、昨年末ころから痛みが激しくなったらしい。この同僚は、すし屋をよく利用し、ヒラメの刺身が好物。私は、内部被曝による持病の悪化ではないかと見ているが、確たる根拠もなく言い出せないでいる。

*放射性物質による子供の健康被害を心配する若い母親のツイートを見ていると、食べ物による内部被曝の防止に穴があるように見える人もいる。夕食に子供に手巻きすし。大人は鯛の料理。生クリームたっぷりの手作りケーキに購入品のケーキと、私からすると、えっー!!。野菜は、九州産を買いに遠くまで買いに行くようだが、何度も書いている通り、牛乳乳製品と水産物は危険なものの上位ランクに入る。

ツイッターをやらない私は、もどかしさと懸念の入り混じった気持ちで見ている。ツイッター仲間は、みな気づいていないのだろうか? なぜ、注意喚起してやらないのだろうか。

*日曜に友人が家に寄ったので、1年近く食べていないというマグロの刺身を出すべく、スーパーに。インドマグロを探したが柵は見当たらず、台湾に水揚されたというインド洋産のマグロの屑のような刺身しかなかった。それでも1人前相当1皿500円で、残り2皿だった。量が少ないので、豪州近海で養殖されたというアトランティックサーモンも買った。

他の買物客は、刺身の盛り合わせなどを次々と買い求めていた。勇気あるね、というのが率直な感想。

*皇族が西へ避難する雰囲気作り始まる。

*独ZDFハーノ記者へのインタビューから
今回の災害は四つです
地震、津波、原発事故、そして信頼の喪失の四つです

*掲示板から
917 名前:地震雷火事名無し(関東・東海)
投稿日:2012/03/18(日) 09:22:45.26 ID:FkTFmqJ/O
2歳と0歳の時々出る鼻血や5歳の子の耳に溜まってた血が気になる。
先生は子供ならよくありますよ〜と言うけど、5歳の子が赤ちゃんだった頃そんなに血なんか出なかった…。

*新井聡 氏のツイートから「日清製粉に小麦粉の問い合わせ。「カメリア」(パン焼くのにいつも常用)はカナダとUSAのミックスで安全。が「フラワー」は、カナダ、北海道、関東、九州のミックスだって・・・独自検査してるが基準は国の基準」
・・・カメリアは強力粉だから日本産の小麦は使えない。日本の小麦は、薄力粉に使われ、うどん、たいやき、天ぷら、餃子の皮、一部のパンなどに広く使われる。うどんの一大産地が宮城県にあり、水汚染の懸念も。小田原市産小麦の製粉からセシウムが67Bq/kg検出されている。

*被爆者の赤ちゃんに異常が出たかは広島(訂正)の産婆さん達が集まって確認した。多くなったが証明する術が無かった。2世には現れないけど3世4世に出る。今広島がそう。
福島の子供は逃がすべき。東京も安全とは言えない。子供や妊婦などは完全に放出が収まるまでは逃げていたほうが良いと思う。中高年はあまり気にせず生きていきなさい。 by 肥田舜太郎氏(低気温のエクスタシーbyはなゆーから )

α線と鉄板から
いわき市で福島第一原発由来のプルトニウムが検出された。「マンホール蓋や野ざらし鉄板からα線が出ているものがいくつもある」とのこと。

この情報を転載した「原発被災地の真実」が読みやすい。

どなたかが、「少なくても「塗料が剥がれている鉄製の物」は不用意に触らぬよう防護するしかない。」としているが、セシウムも鉄に結合して付着しているから屋外のさびた鉄は危険だ。

「低気温のエクスタシーbyはなゆー」 から掲示板の投稿
1 みんな、体毛薄くなってないか? 髪だけじゃなくて、脛毛とか、指毛とか。俺はあれほど毛むくじゃらだった脛毛がきれいさっぱり無くなってるんだが、これはいったいどうしたことだろう。なんでこんな現象が? 東京

2 先週後半ぐらいからリンパ節が痛い。アゴのとこは左右とも。あと右脇。原因不明の不正出血も止まらんし(病院には行って検査もした)集中力も低下中。東京

まめつぶ氏のブログから
「いわきで、放射能を全く気にしない生活をしていた人が尿検査をしたら500Bq/kgもでた。その、結果を見た人達は「牛の基準値と一緒だ」と笑っていた。」

アットホームの2012/3/23の発表によると、首都圏の2月の売買動向は、中古マンション1戸当たりの平均成約価格が2145万円(前年比1.4%下落)で、前月比も4%下落。東京23区(2410万円、同9.7%下落)で低額物件の成約が増え、1割近く下落したことが要因。埼玉県(1672万円、同0.8%下落)、千葉県(1679万円、同6.4%下落)もそれぞれ下落。平均成約価格は平均登録価格(2326万円、同1.6%上昇)を23カ月連続で下回った。
posted by ZUKUNASHI at 10:38| Comment(0) | 内部被曝防止

2012年03月21日

関東・南東北のセシウム沈着量階層別人口

1 対象都県 茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、岩手、宮城、福島。
山形、長野は、階層区分Uの都市が各1、新潟、神奈川はゼロなので集計除外。

2 セシウム沈着量階層区分
 T 10kBq/m^2以下
 U 10k超、30k以下
 V 30k超、60k以下
 W 60k超、100k以下
 X 100k超、300k以下
 Y 300k超、600k以下
 Z 600k超、1000k以下
 [ 1000k超、3000k以下
 \ 3000k超

3 文部科学省放射線量等分布マップの平成23年11月5日換算値の地図により、原則として、市町村役場の所在地のセシウム134とセシウム137の合計沈着量をその市町村の沈着量とした。なお、福島県については、沈着量の地図が複雑に入り組んでおり、この方法では市町村の沈着量の代表性に疑問のあるものもあるが、これよりも細かいメッシュ方式にすると人口が把握できない。

4 人口は、2005年現在。

5 推計結果
実数 単位:千人

百分比 単位:%


以前から指摘しているが、千葉県のW階層の人口は多く、福島県の同階層に属する人口と肩を並べる。千葉県知事は、60歳を過ぎてもうろくし、将来のことを考える理性が失われているのなら、即刻辞任すべきだ。県民の命を救えなかった無能タレント知事として歴史に名を残すことになる。それによって、県民が知事選挙での誤りを繰り返さないようになっても、既に手遅れだ。

茨城県、栃木県も同様な問題がある。不安を煽るから事実を調べない、公表しないという姿勢は最悪だ。その間に県民の健康はどんどん損なわれていく。

茨城県と千葉県で、全国のV階層に属する人口の82%を占める。福島の陰に隠れているが、このクループの健康対策をおろそかにすると、日本人全体の被曝被害を左右することになる。

posted by ZUKUNASHI at 12:28| Comment(0) | 内部被曝防止

2012年03月20日

関東地方のセシウム沈着量階層別人口

1 対象都県 茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川

2 セシウム沈着量階層区分
 T 10kBq/m^2以下
 U 10k超、30k以下
 V 30k超、60k以下
 W 60k超、100k以下

3 文部科学省放射線量等分布マップの平成23年11月5日換算値の地図により、原則として、市町村役場の所在地のセシウム134とセシウム137の合計沈着量をその市町村の沈着量とした。

4 人口は、2005年現在。

5 推計結果 
T 45,617,456人、87.7%
U 3,942,418人、7.6%
V 1,662,094人、3.2%
W 786,656人、1.5%
人口合計 52,008,624人

参考
千葉県
T 3,167,498、52.3%
U 1,617,469、26.7%
V 737,891、12.2%
W 533,604、8.8%
合計 6,056,462人

茨城県
T 1,505,727、50.6%
U 602,992、20.3%
V 755,121、25.4%
W 111,327、3.7%
合計 2,975,167人

関東では、中期的に少なくとも78万人程度の人口流出又は減は避けられないのではないか。バンダジェフスキー博士が言うように、葬儀屋が繁盛する、という世の中は見たくない。

だが、その程度は序の口なのかもしれない。私が本当に恐れるのは、関東地域が今よりさらに強烈な放射能汚染に見舞われたり、火の海、水没都市になることだ。
posted by ZUKUNASHI at 23:44| Comment(0) | 内部被曝防止

2012年03月12日

隣接地域でも、し尿汚泥のセシウム濃度変化が違う理由は?

上田市のし尿処理施設(清浄園)汚泥焼却灰のセシウム濃度が下がっていない。

近くのし尿処理施設の汚泥セシウム濃度を比較するために東御市内の施設のデータを見る。隣接地域だから、もし、千曲川から取る水道水が汚染の主たる原因なら、変化の仕方は同じだろう。


川西保健衛生施設組合衛生センターのし尿脱水汚泥のセシウム濃度の変化を見ると、7月末にはピークの半分近くに落ちて、横ばいできたが、1月にはセシウム134は不検出となった。

放射性物質の降下沈着量に関しては、あまり差がない地域だ。となると、主因は水道水でも、地元産野菜でもないようだ。残るのは、牛乳ということになる。上田市の統計書を見ると、酪農家数は最近年のデータがない。

原乳は、広く移動する。どの地域でも牛乳と乳製品については、警戒が必要だ。どこでも汚染牛乳に当たる可能性がある。
posted by ZUKUNASHI at 23:57| Comment(0) | 内部被曝防止

2012年03月10日

水道水、牛乳乳製品、コメ、水産物

2012年の内部被曝防止の着目点・・水道水、牛乳乳製品、コメ、水産物」の続き(各紙報道から)

・牛乳乳製品
日本乳業協会は、2012/2/29、明治や森永乳業など大手を含むメーカー116社の牛乳131商品に、福島第一原発事故に伴う放射性セシウムが含まれていないか各社がそれぞれサンプル検査し、全てで検出されなかったと発表した。

内訳は、原子力災害対策本部指定地域(17都県)の110工場の117製品と原子力災害対策本部指定地域外の7道県14工場の14製品。2012/1と2012/2月に製造された商品を調べた。

検出下限値は、1kg当たり10ベクレル。2012/4月から新たに設けられる牛乳の基準値は1kg当たり50ベクレル。

Q&Aから

Q8:なぜ1カ月間の調査期間を設定したのか。
A:今回の検査は任意であり、検査機関の能力も考慮し、検査依頼、結果の入手などを含め1カ月は必要と判断しました。
Q9:17 都県に約170 工場あると聞いているが、それよりも少ない工場数なのは?
A:現在までに報告頂いた結果です。今後追加の報告があれば、追加公表致します。また、牛乳を製造している工場のみを対象としていますが、「約170 工場」には牛乳(種類別)を製造していない工場(成分調整牛乳や加工乳、乳製品は対象外)も含まれます。
Q4:新基準値案についてどう考えるか?
A:十分な基準と考えるとした上で、識者の見解を紹介。「食品に由来する放射線を防護する目的としては、現在の暫定規制値(牛乳・乳製品のセシウムであれば200 ベクレル/kg)で十分機能している。したがって、仮に新基準値である牛乳(50 ベクレル/kg)や食品を飲み続け、食べ続けたとしても、健康に対する影響はほとんど無視できる、あるいは無いに等しいと考えられる」

NPO法人TEAM二本松は、同チームの調査でメーカーによっては最大14ベクレルを検出した商品があるといい「今後も監視を続けていきたい」と話している。
・・・日本乳業協会のQ&Aは、苦渋が滲み出ている。やはり国産牛乳乳製品は控えたほうがよさそうだ。福島県産原乳を使っているのは福島県内のメーカーと茨城県の1社、栃木県産原乳を使っているのは栃木県のメーカーと神奈川の3社、茨城県の2社、埼玉、東京の1社。

2012/02/21 12:03 東洋経済オンラインから
2011年9月。明治が東京・町田市の学校給食に提供している牛乳から、セシウム134と同137が合計で6ベクレル/キログラム検出された。その後、12月6日に生後9カ月以降の乳児用粉ミルク「明治ステップ」(850グラム入り缶)からも、同30.8ベクレル/キログラムを検出。明治は、セシウムが検出された粉ミルクと同じ期間に生産した粉ミルク約40万缶を無償で交換することを決めた。

粉ミルクの汚染元調査でも、明治のずさんさが浮き彫りとなった。「粉ミルク回収発表の前日に、原材料で重大なトラブルがあったとの社内連絡があり、当日、係長以上は社内待機とのことだった」と、ある社員は打ち明ける。ところが、「翌日の発表では、『原材料』が『空気汚染』に変わっており、皆驚いた」と言う。たった1日での原因究明に「正確に確認せずに発表したのではないのか」(服部氏)との声も上がる。

空気汚染の可能性が高いならば、「空気を取り込むフィルターのセシウム汚染の状況を検査し、公開すべき」(同氏)だが、明治は検査すらしていない。実際にセシウム入りの粉ミルクが製造された埼玉工場は、所轄の春日部保健所が問題発生後に内部視察を行っているが、「法律違反ではないため、使用フィルターを明治が企業秘密としている以上、公開できない」としている。

・コメ
放射能で汚染された玄米を精米して水で研ぐと、放射性セシウムを7割以上除去できることが、放射線医学総合研究所の田上恵子さんの研究でわかった。

福島県内で採れた約200ベクレルのセシウムで汚染された玄米のセシウム濃度と、82〜98%に精製された米を水が透明になるまで研いだ後の米のセシウム濃度を比べた。その結果、一般の白米と同じく91%まで精製した後に米を研ぐと、73%のセシウムを除去することができた。精製割合を80%台にしても、除去率はほとんど変わらなかった。

田上さんは「国の検査は玄米で測っており、たとえ数十ベクレルの値が出ていても白米を研げば、3分の1以下になる。安心して食べて欲しい」と話している。
・・・99ベクレルのセシウム汚染玄米をよく研いで炊けば、水分も加わり33ベクレル/kg以下になる。私は安心だとは思わないが。 

2012/3/7、2012年のコメの作付けを巡り1kg当たり100〜500ベクレルの放射性物質が検出された地域でも国が市町村の判断で作付けを一部認める方針を示したことについて、対象となる福島県内の7つの市と町のうち6つの自治体が作付けを行うことを決めた。

・水
南相馬市のHCR_OPCOMで活動するBansho氏が3/1に次のツイート。
「青く発光する水道水。南相馬市民の緊急通報により聞き取り調査したところ、浴槽に貯めた水道水の下層部が青く変色し発光しているという情報を入手。市民が心配し水道部に問い合わせしたが検査しないという。」
・・・チェレンコフ光を連想させる。圧力容器内に燃料を入れてある場合、上から眺めると青い光が見えるという。南相馬の水道水にどれだけの放射性物質が含まれているのか! (荷電粒子が物質中を運動する時、荷電粒子の速度がその物質中の光速度よりも速い場合に光が出る現象)

同じくBansho氏の3/9のツイート
「南相馬市原町区の地下水からヨウ素131検出。《I-131:9.90Bq/kg》 妊娠中の、乳幼児、幼児、子供も大人もとにかく絶対に口にしてはいけない。」
・・・まだヨウ素が検出されている。水道水は、セシウムのほかにもトリチウムの汚染もある。医師の方のツイートで「紫斑が脚にいっぱいの方診ました。採血では異常なく、飲料水をミネラルウォーターにかえたら治ったと報告うけました。」とある。地域は不明。

飯舘村は簡易水道だという。

埼玉県営浄水場の浄水発生土のセシウム濃度の推移。行田だけ上昇している。これから雪解け水が増えるとどう変化するか。群馬県山間部の汚染は強い。

行田は利根川本流、大久保と吉見は荒川、庄和と新三郷は利根川支流の江戸川から取水しているようだ。利根川本流のセシウム濃度が下がっていない恐れあり。

・水産物
1μSvを超える魚たち
こんな魚が売られていることが信じがたいが。
posted by ZUKUNASHI at 11:01| Comment(0) | 内部被曝防止

2012年03月02日

低線量内部被曝による健康障害は見えない恐怖

岐阜環境医学研究所 松井英介氏による著書『見えない恐怖 放射線内部被爆』が、主にα線とβ線による内部被曝の怖さをわかりやすく説明している。2011/6刊。

市民のためのがん治療の会が同氏による内部被曝問題の解説を掲載している。

専門用語も多くじっくり読まないと理解できないが、図表などが工夫されている。

次は、上のサイトに掲載されている「実効線量」とリスクの関係を示したグラフ。とてもよく分かる。


(注)には、次のように書かれている。
ICRP:国際放射線防護委員会。
ECRR:ヨーロッパ放射線リスク委員会。
ICRP「線量限度」:ICRPが定めている線量限度。実効線量はこの値を越えるべきではないとしている。
ICRPの斜め直線とECRRの曲線との間:ICRPが無視したリスク。
日本政府の斜め直線とECRR曲線との間:日本政府が無視したリスク。
ECRRモデルに比べICRPモデルは、とくに低線量領域のリスクを過小評価している。日本政府は、低線量内部被曝のリスクをさらに過小評価している。


このグラフからだけでも、空間線量率が低い地域、放射性物質の降下が相対的に少ない地域でも、健康リスクは高いことが分かる。

福島から聞こえてくる以上に神奈川や東京、千葉から健康被害の報告が相次いでいるのは、そのためだ。

関東の一部の地域に住む人を除き、放射能の怖さを侮っている人が多いから、健康被害は予想を越えるものになるはずだ。
posted by ZUKUNASHI at 21:19| Comment(0) | 内部被曝防止

2012年02月29日

し尿のセシウムが高い自治体は原因究明と対策を

「2011年秋までの内部被曝は、吸引に加え水道水、牛乳乳製品、近郊野菜が主原因」で書いた私の見解をさらに検証する。

まず、上田市の例。7月中旬に濃度が急上昇し、8月中旬まで持続した後9月中旬から急激に低下し、12月中旬にはピーク時の3分の1強まで下がっている。私の推測は、水道水の汚染度合いは高くなかったが、市販牛乳と近郊野菜の汚染度合いが高く、気温が上がった夏にかけてセシウム濃度が上がったというものだ。

水道水と、近郊野菜、牛乳の汚染度合いの変化をイメージで示すと次のようになる。目盛りはその品目の相対的な汚染度合いを示し、品目間の絶対的、相対的な比較は意味が無い。

上のグラフのように想定して、3品目の汚染度合いを便宜的に合計した値を示すと次のようになる。し尿汚泥のセシウムの測定は、し尿排泄時点より20日から25日後れると見られ、下のグラフの日付は20日程度遅らせて読む必要がある。

一応、7月中旬にピークが来て、12月始めにはピークの3分の1くらいに落ちている。上田市の場合、5月中旬のし尿中のセシウム濃度がかなり低いので、水道水の汚染はスタート時点から50くらいだったのかもしれない。いずれにしても、水道水に代わるかなり強烈に汚染された飲食物があったはずだ。

次は相模原市のケース。こちらは9月にピークが来て10月以降も低下が少ない。

このようなパターンをとるためには、安定的なセシウム摂取源があるはずで、水道水と近郊野菜から摂取している疑いが捨てきれない。成田市も高原状態が続いており、両市については、簡易水道が使われているし、一般の水道も水質を疑うべきかもしれない。相模原市については、加えて地元産の日本茶の消費もある。

次のグラフでは、水道水の汚染を高く見積もり、近郊野菜と牛乳の汚染の減少度合いが少ないという想定だが、これでやっと3品目の合計が高止まりする。


私の推定がどこまで正しいか分からないが、し尿に含まれるセシウムの量が安定しているということは、し尿にセシウムが含まれない市町村の住民に比較すれば、間違いなく被曝が多いということになる。近郊野菜は、個人責任だとしても、水道水がその原因の一つなら、市町村の怠慢は許されない。

セシウムの経口体内取り込みは、汚染の強い地域ほど深刻な問題だ。次の表は、福島県が2011/7始めに公表したし尿処理場のし尿汚泥や焼却灰のセシウム濃度を処理施設別に表したものだ。福島県の測定日は、2011/6月下旬。

このようなデータは、この後は公表されていないようで、経時的な変化が分からない。

し尿処理施設によって生し尿と浄化槽汚泥の割合も異なるし、処理の過程で流出する放射性物質の割合も異なるだろうから、その絶対値を比較してもあまり意味は無いが、桁が異なるほどの違いがあれば、やはり口に入った放射性物質の量はそれなりに異なると見ていいだろう。

関東甲信の市町村、上田市、相模原市、佐倉市、成田市のデータをこの表に加えてみた。黄色のハッチ部分がそれだ。上田市は、2011/7/14がピークとなっているが、相模原市は7/5以降さらに値が上昇する。

西部環境衛生組合は只見町と南会津町、田島下郷町衛生組合は南会津町と下郷町がエリアだ。関東甲信でも福島県下の地域を上回る放射性物質濃度のところがあること、福島県下では極端に高いところもあり、内部被曝の面からは関東地域の10倍に達するところもあるのではないかと懸念される。

最近時点の福島県下でのし尿の放射性物質濃度の水準が不明だが、浜松市のようにし尿中の放射性物質濃度が不検出になっているところもあることを考慮して被曝回避策を講じられることを切に願う。
posted by ZUKUNASHI at 20:32| Comment(0) | 内部被曝防止