福島原発事故: ずくなしの冷や水

2017年06月20日

東北南部で2017/6初め黄色い粉が降った

東北南部にお住まいの方が2017/6初めに降った黄色い粉を6/4に測定し、動画に記録して公開しておられます。

https://www.youtube.com/watch?v=xoMVI3AwQuo&feature=youtu.be

この動画によると
バックグラウンド α+β+γ計 26cpm
(ガンマ線だけによるものであれば、0.078μSv/h相当)

     最高  平均
γのみ  40cpm 34cpm
β+γ計 49cpm 40cpm
α+β+γ58cpm 45cpm

α:5cpm
β:6cpm
γ:8cpm(バックグラウンドに上乗せ分)

測定器の検出部分に比べて黄色い粉の量が少ないので測定器で検出した放射線量は多くありませんが、バックグラウンドに比べた放射線量増加分合計19cpmのうち4分の1がα線です。

黄色い粉が何グラムあるか測定されていませんが、α線源は半減期が長く放射線を出す間合いが長いこと、測定に使った器械のアルファ線検出効率が低いことを考えれば、この程度の量で5cpmも検出するのはすごいことです。



この黄色い粉の量が多ければ、少なくともα、βに関しては量が多くなるに応じて検出数も比例して増えます。10倍なら

α:50cpm
β:60cpm
γ:80cpm
ということもありうるわけで、黄色い粉がアルファ線源を含んでいるとの説は正しいことが分かります。



放出源は、福島第一原発と考えられます。福島第一原発からより遠隔の地点では、濃度、頻度ともに低くなるあるいは少なくなるでしょうが、福島第一原発は封じ込められていませんから、今でも黄色い粉を噴出していることには十分警戒が必要です。
posted by ZUKUNASHI at 11:58| Comment(0) | 福島原発事故

日本原子力研究開発機構・大洗被爆事故の作業員5人が再入院

日経2017/6/19 13:38
原子力機構事故 被曝した作業員5人が再入院
 量子科学技術研究開発機構は19日、日本原子力研究開発機構・大洗研究開発センター(茨城県大洗町)で起きた事故で被曝(ひばく)した作業員5人全員が18日に再入院したと発表した。5人は事故後に量子機構の放射線医学総合研究所に入院し、放射線量の検査や放射性物質を体外に出す治療などを受けたが、13日に退院していた。
 放医研の担当者は「深刻な状況ではない」と話している。再入院の経緯などについては19日夕方に説明する。

Yahoo News 6/19(月) 23:35配信
尿からプルトニウム 被ばく作業員再入院
作業員5人が再入院した。
日本原子力研究開発機構は、茨城・大洗町の研究施設で被ばくした作業員5人が、放射線医学総合研究所に再入院したと発表した。
5人は、放医研で内部被ばくを低減する治療などを受け、13日に退院していた。
そのあとの検査で、尿からプルトニウムとアメニシウムが検出され、内部被ばくしていたことがわかったことから、2回目の治療を受けるため、18日、再入院したという。
また、原子力機構は19日、法令に基づいた事故の報告を、原子力規制委員会に提出した。
児玉理事長は、東京都内で会見し、あらためて謝罪したうえで、原因究明や再発防止に全力を尽くすとして、現時点での辞任を否定した。

・・・引用終わり・・・

放医研は、被曝事故の際に印象操作をする役割も果たしています。「内部被ばくを低減する治療など」はキレート剤による排出促進のことでしょう。再入院を公表したのは治療によって確かな効果を生む自信があるためなのか、それとも隠しきれない事情があるためなのか。
posted by ZUKUNASHI at 10:43| Comment(0) | 福島原発事故

2017年06月19日

アルファ線源の多いところで人がフツーに長年暮すとどうなるか

2017/6/18の現地調査結果については、松戸市高塚十字路付近 α、β、γ計149cpmにポイントを書きましたが、実際にはほとんど100mおきに測定しています。

天候の都合で高塚十字路より北東部にあるより濃厚な汚染地帯には入りませんでしたが、いわば入り口に当たるこの十字路に近いところでは、すでに頻繁に警告音が鳴りました。警告音は0.4μSv/hを越えると鳴るようにセットしています。134cpmです。



管理人はまだごく狭い範囲しか測っていませんが、他県、例えば福島県ではどんな状況なのでしょう。

福島県北部での2014/8の測定結果を得ることができました。MAZURの同じ機種を使用しています。
道路脇裸地
α+β+γ計972cpm、β+γ計845cpm、α127cpm
マンホール蓋上
α+β+γ計86cpm、β+γ計75cpm、α11cpm
天然石の上部
α+β+γ計158cpm、β+γ計108cpm、α50cpm

マンホールの蓋上は関東の濃厚汚染地帯と比べて少し高いでしょうか。注目されるのは、上の三つの測定例でアルファ線量割合が高くなっています。道路脇裸地とマンホール蓋上でα+β+γ計の約13%。天然石の上部では約32%です。

上に引用した記事の測定箇所Aのアルファ線量の割合は約11%ですから13%は少し高く、天然石の上部の32%は突出しています。この天然石が固有の放射能を持っていたとしても高すぎます。

(管理人の現地調査結果で測定箇所Cは、レンガの上です。α+βの割合が高くなっていますが、これはウランレンガの可能性もあります。)

上の福島県の測定例は、2011/3/20のプルームによりアルファ線源、ベータ線源が相対的に多く降下したと見られている地域に属します。マンホールの蓋のような雨水が流出するところではそれほど高くありませんが、道路脇裸地ではα、β、γともに異様な高さになっています。福島第一原発事故から3年余経過した後の時点です。

関東のセシウム濃厚汚染地帯では、福島県下とあまり変わらないアルファ線源、ベータ線源汚染の地域があることが分かります。

福島県の上の測定例の地域に住む方が、放射性物質汚染をどれほど意識して生活しておられるかは分かりません。確かなのは、関東の濃厚汚染地帯に住む人は、多くがアルファ線源、ベータ線源汚染をほとんど意識せずに暮していることです。

管理人の測定例のような状況が東葛などの濃厚汚染地帯では一般的だとしたら、そのような地域に200万人、300万人にも上る人口が暮すわけで、統計を取る母集団の数としては十分な規模になります。

その健康状態の変化を捉えることができれば、これまで人類がまず経験したことのない被曝環境で暮し続けたらどんな影響が出るのか、が明らかになる、少なくともその一助にはなります。

このような環境に長年暮したらどんな影響が出るかは、率直に言って分かりません。言えるのは、がんの発生率が上がるだろうということですが、どのくらいの期間の経過でどんながんがどのくらいの割合にまで増えるのかはまったく分かりません。

そして、がん以外の疾病がいつ頃どれくらい増えるのかも、まったく分かりません。

それを推定するに資する情報は、セルビアやイラクでの疾患や奇形児発生の状況ですが、イラクはISISとの戦いでそのような情報は整備できていないでしょうし、セルビアもまだ確たるデータは示されていないようです。


posted by ZUKUNASHI at 12:47| Comment(1) | 福島原発事故

2017年06月18日

雨の降り始めはこんなふうに線量率が上がります

2017/6/18は怪しげな雲模様。肥満解消のため出かけました。

天気が良ければ現地調査の行程をもっと先まで伸ばすつもりでしたが、ポツポツ当たりそうな感じに調査を切り上げ、駅に向いました。

傘は用意してありましたので大きく濡れることは避けられました。

駅のホームで。線路の砕石はほとんど濡れて色が黒くなっています。


62cpm、その辺の地面を測るとき、少し低めかと感じる水準です。MAZURは、アルファ線もベータ線も検出します。

雨が降り出したときは、こんなふうに線量率が大きく上がっているのです。自宅内ではおおむね25cpmです。
posted by ZUKUNASHI at 21:30| Comment(0) | 福島原発事故

松戸市高塚十字路付近 α、β、γ計149cpm

測定箇所A
α、β、γ計149cpm


アルファ線 16cpm

空間線量率0.16μSv/h(SOEKS) 0.19μSv/hまであり。
MAZURでのガンマ線線量率0.16μSv/hは53cpm、0.19μSv/hは63cpm相当
α:16cpm
β:80〜70cpm
γ:53〜63cpm

測定箇所B
α、β、γ計142cpm


ガンマ線のみ49cpm、SOEKS 0.15μSv/h。大体見合っています。強いベータ線源はわずかです。

α+β:93cpm
γ:49cpm

測定箇所C
α、β、γ計168cpm


ガンマ線のみ49cpm

α+β:119cpm
γ:49cpm

確認のため隣のレンガに移してα、β、γ計154cpm


アルファ線16cpmはこれまでの最高です。管理人の自宅周辺、汚れが少ないインターロッキングブロック上でアルファ線 15cpmを検出したことがあります。

千葉県北西部では、ベータ線80cpm前後は珍しくないことが分かりました。そして東葛地域はベータ線が多いことに加え、アルファ線も多いところがあります。

今回は、当初、郵便ポストの屋根を測定して地域間比較を行おうかと思いつきましたが、郵便ポストが少ないこと、そして屋根に傾斜があることを発見し、断念しました。

上に上げた測定例は、いずれも公道と私有地の境界、塀や護岸があればその天端 (てんば) 、上面を測定しています。

これらの測定場所を人が素足で歩いたり、裸で寝そべるようなことはないでしょう。

ですが、これらの地域の福島第一原発事故前からあるコンクリートを打った上面、あるいはコンクリートブックの上にはアルファ線源やベータ線源が上の測定例と同じ程度に存在することもありえます。

屋外では裸足では歩かない、これを常識として身につけましょう。草むらは放射性物質が土中に浸透しており上のような高い事例はまれです。7、8割以下の場合が多いでしょうが、草むらに裸体で寝そべることは止めましょう。

MAZURの検出能力がよく分かりませんが、アルファ線については検出率25%という説もあります。MAZURの検出窓には金属製と見られるメッシュが張ってあり、この網でアルファ線は遮蔽されるものもあります。

仮にアルファ線検出率が25%、ベータ線検出率が80%だとすると、測定箇所Aの例で
α:16cpm
β:80〜70cpm
γ:53〜63cpm 

α:64cpm
β:100〜87cpm
γ:53〜63cpm となります。ウランの崩壊系列に沿って子孫核種が次々に崩壊しているとすれば、なかなか良い数字なのかもしれません。

posted by ZUKUNASHI at 15:50| Comment(3) | 福島原発事故

2017年06月17日

福島県須賀川市で糖尿病の子供多かったとあるがその後どうなんだろう

東京新聞2012年5月16日 夕刊(抜粋)
三浦院長によると、須賀川市内の仮設住宅で実施した健康診断では、小学生以下の子ども十人のうち六人が糖尿病だった。「異常事態。運動不足やストレスなどが原因ではないか」と懸念する。
注:三浦院長とは岩瀬病院の三浦純一院長のこと

・・・引用終わり・・・

福島県下の甲状腺異常に関する調査検討委員会がデータの隠蔽を図ったりしています。福島第一原発事故による健康被害について、関係者はまだ隠蔽してごまかして凌げると考えているようです。

しかし、出産適齢の者の健康状態を反映すると見られる出生数は急激に減少しており、さらに悪化を続けるでしょう。

管理人の現地調査結果によれば、懸念していた通りウランとその子孫核種の現存量は大きく、セルビアでは18年経過して劣化ウラン弾による健康被害が深刻化していることを考えれば、被害の発現はこれからです。

posted by ZUKUNASHI at 15:42| Comment(2) | 福島原発事故

日本原子力研究開発機構被爆事故続報 2017/6/15

※  sivad‏ @sivad 氏の2017/6/17のツイート

大洗研究開発センター燃料研究棟における汚染について
>今後の原因究明で核物質の総量を明確にすることになると、比率等で核物質防護上公開できない値が算出できてしまうことになる。従って、核不拡散上からも現状は公開を差し控えたい
https://www.jaea.go.jp/02/press2017/p17061501/

・・・資料・・・

平成29年6月15日
大洗研究開発センター燃料研究棟における汚染について(続報4)
国立研究開発法人
日本原子力研究開発機構

平成29年6月6日(火)に発生した燃料研究棟(PFRF)における汚染について、6月13日のプレス発表後の状況を以下のとおり報告します。(以下、新しい情報には下線を付記)

1 これまでの機構の主な対応
核燃料物質を収納した貯蔵容器(*)の点検作業中、貯蔵容器内にある核燃料物質が入った容器を封入した樹脂製の袋が破損し、作業員5名の汚染を確認した。身体汚染検査を実施した結果、鼻腔内に最大24Bq(α線)を確認した(6/6プレス発表)。(**)
核燃料サイクル工学研究所において、作業員5名の肺モニタ測定により、最大2.2×104Bq(Pu-239)が確認されたため、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所(以下、「量研 放医研」という。)に移送し、体表面の再除染、肺モニタ等を実施した。
一方、立ち入り制限区域を設定している燃料研究棟108号室内の汚染状況について、測定を行った(6/7プレス発表)。
本件については、原子力規制庁への面談を行った(6/12プレス発表)。

昨日(6/14)、現場からデジタルカメラ内のSDカード(作業者が6/6当時、作業状況を撮影したもの)を回収し、画像の確認を実施した(添付1参照)。
*当該貯蔵容器には、高速炉燃料の開発のための試験等に用いたPu酸化物、U酸化物、その他が貯蔵されている。貯蔵核燃料物質全量の金属重量換算で、Pu、Uがそれぞれ26.9%、73.1%であることは、確認できているが、酸化物以外に含まれている組成、成分等については、現在調査中である。なお、今後の原因究明で核物質の総量を明確にすることになると、比率等で核物質防護上公開できない値が算出できてしまうことになる。従って、核不拡散上からも現状は公開を差し控えたい。原因究明等で明らかにできるかどうか判断できるようになった際に説明できる範囲で説明する。
**作業員5名のうち3名が所持していたポケット線量計の読取値として、2μSv, 3μSv, 60μSv (放射線業務従事者の年間被ばく限度50mSvの2万5千分の1〜約800分の1)を確認した。

2 作業員の状況
作業員5名(50代1名、40代2名、30代1名、20代1名:計5名)が、一昨日(6/13)量研 放医研から退院した(6/13プレス発表)。
(1)健康状態:異常なし。作業員5名は産業医の指示に基づき療養中。今後、産業医、放医研の医師の診断に従っていく。
(2)退院後に行った作業者への聞き取り:作業者5人を3班に分け、所長、副所長をヘッドに、約1時間聞き取りを行った(6/13プレス発表)。今後も原因究明のため聞き取りを行う予定。

なお、各報道機関から作業員への取材については、本人への負担を避けるため、御遠慮いただきますようお願いします。

3 現場の状況
(1)フードの状況貯蔵容器は蓋をされた状態で、フード内に静置しており、TVカメラにより連続監視中。
(2)108号室内の状況等・汚染状況の調査として、6/7に14か所を測定し、最大55Bq/cm2(α線)、3.1Bq/cm2(β(γ)線)の値を計測した。(6/9プレス発表)・現在、飛散物回収、室内の除染方法及び調査方法等の検討を実施中。
(3)放射線モニタ等・108号室内のPuダストモニタNo2の指示値に変動はなく、空気中の放射性物質濃度は通常の指示範囲内で推移。・排気ダストモニタ及びエリアモニタは事故前の値と変動なく低い値で推移。(添付2 敷地境界及び燃料研究棟放射線モニタデータ)

4 今後の対応
19日までに原子力規制委員会へ状況及び処置を報告する。

5 自治体より以下の文書を受領
@ 茨城県:「日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター「燃料研究棟」における作業員の汚染、被ばく事故について」(6/8)
A 大洗町:「日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター内で発生した事故事象に関する緊急要請」(6/8)
B 水戸市:「大洗研究開発センター内で発生した事故事象に関する緊急要請」(6/8)
C 鉾田市:「日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター燃料研究棟における作業員の汚染、被ばく事故に関する緊急要請」(6/9)
D 茨城町:「日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター内で発生した事故に関する緊急要請」(6/9)
E 鉾田市議会:「要請書」(6/9)
  F 大洗町議会:「日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター燃料研究棟における作業員の汚染、被ばく事故に関する緊急要請」(6/9)
G 小美玉市:「日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター「燃料研究棟」における作業員の汚染、被ばく事故に関する緊急要請」(6/9)
H 茨城町議会:「日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター内で発生した事故に関する要請書」(6/13)

6 今回の作業について(保安規定等における位置づけ)
添付3参照。

7 現場指揮所立上げまでの時系列について
添付4参照。

【添付資料】
添付1 現場から回収したデジタルカメラ映像について(本文)
写真1写真2写真3写真4写真5

添付2 敷地境界及び燃料研究棟放射線モニタデータ
添付3 今回のフードでの点検作業の位置付けについて
添付4 大洗研究開発センター燃料研究棟における汚染について(時系列)

・・・資料引用終わり・・・

「健康状態:異常なし。作業員5名は産業医の指示に基づき療養中。今後、産業医、放医研の医師の診断に従っていく。」とあるが、プルトニウムは吸入していない、健康状態異常なしなのになぜ療養が必要なのか。

茨城新聞クロスアイ6/16(金) 7:00配信
除染テント訓練なし 大洗研被ばく、事故対応に遅れ
日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」(大洗町)の内部被ばく事故で、機構は15日、事故が起きた燃料研究棟では、これまで作業員を除染するためのテントの設置訓練を実施していなかったと明らかにした。事故対応の遅れにつながった可能性が高いとして、機構は作業手順の見直しを検討する。

事故は6日午前11時15分ごろ、核燃料物質が入る貯蔵容器の点検作業中に容器内の樹脂製の袋が破裂し、作業員5人と室内が放射性物質で汚染された。

5人を部屋から出すため、別の職員がドア外側に除染や汚染検査を行うテントを作ろうとしたが、資機材が同研究棟にはなく、作業を始めるまでに2時間を要した。5人は放射性物質で汚染された部屋に3時間以上とどまることになった。同日県庁で会見した荒邦章副所長は「今後の評価、検証のポイントにする」と語り、重要視した。

機構は同日、事前に作成した作業計画書を公開した。点検項目の中には「破裂や飛散の恐れ」が含まれていたが、「該当しない」と判断していた。機構担当者は「想定が甘かった」とした。 (戸島大樹)

同2017/6/14
原子力機構は、同センターで約1時間、5人の聞き取りを行った。貯蔵容器のボルトを緩めた際、気体が抜ける音がしたのに作業を続けた理由について、50代作業員は、室温が比較的高いときに同様の経験があったためと証言。樹脂製の袋が破裂した後は汚染拡大防止のため同じ位置に立ち続け、退出するまで半面マスクを外さなかったと話したという。

・・・引用終わり・・・

posted by ZUKUNASHI at 14:58| Comment(0) | 福島原発事故

ハンフォードからどれだけ放射性物質が飛散しているんだろう

管理人がハンフォードに関する情報を記録し始めたのは、この6年間ほどです。それだけの期間でも事故は数多くありました。

関連記事を新しいものから順にざっと上げると

2017年05月22日
ハンフォードで異例な高い放射能 古い兵器工場が崩壊しているというまた一つの兆候
2017年05月10日
ハンフォードで放射性物質を保管するトンネルに6mの穴が開く 2

2017年05月10日
ハンフォードで放射性物質を保管するトンネルに6mの穴が開く 1

2016年11月25日
ハンフォード関連情報

2016年11月03日
米国産食品のリスクは高い

2016年09月18日
米国はがん大国になる

2016年08月04日
ハンフォードが山火事の影響を受ける?

2016年07月29日
ハンフォード北東部の米軍基地で原因不明の刺激物 14人病院へ

2016年06月03日
米国の原子力施設の現状 日本もいずれこうなる

2016年05月30日
2016/4のシアトル出張者が帰国後右手の親指の周囲が腫れ上がった

2016年05月11日
ハンフォードは放射性廃棄物のタンクから出てくるものを管理していない

2016年05月10日
ハンフォードの放射能漏れは福島、チェルノブイリに匹敵する? その2

2016年05月09日
ハンフォードの放射能漏れは福島、チェルノブイリに匹敵する? その1

2016年05月09日
ハンフォードの放射性物質漏洩は深刻

2016年05月09日
ハンフォードでは2週間以上 莫大な放射能漏れ

2016年05月06日
ハンフォードで放射性廃棄物の出す化学物質の蒸気を吸った労働者42人に

2016年04月30日
ハンフォードで二重構造のタンクからタンクへ廃棄物を移送中に作業員が次々に倒れる

2016年01月23日
米国でこんなカードが出回っているらしい

このブログの中だけで1年半でこんなにあります。ハンフォード周辺で作られた農産物が日本に仕向けられているという説があります。



junglecity.comワシントン州の概要
りんごやチェリー、ホップなどの生産では全米1位、ワインの製造では全米2位を誇ります。それもそのはず、州の半分以上は農地で占められ、州東部では小麦・麦・果物・ナッツ類・じゃがいも・とうもろこし・ホップなどが栽培されているのです。

こちらにはワシントン州の農家を訪問してインタビューした記録があります。
雨知らずの土地の自由な農業経営者

ピボット式かんがい農地、5個で直径4kmですから1個の半径400mです。


ワシントン州の東はアイダホ州、南はオレゴン州

オレゴン州紹介のサイトから
オレゴン州を出港する貨物船はすでに1世紀以上も前から、米北西部のこの地方で収穫あるいは加工されたさまざまな農産物を広く世界中の港に輸出し続けています。新鮮で良質なオレゴン農産物に付加価値を付けた加工品に変えて世界各地に輸出する革新的な食品加工業者が存在し、その多くはここオレゴン州に拠点を置いています。オレゴン産イチゴはアイスクリームやスムージー用に冷凍ピューレに姿を変え、オレゴン産西洋ナシは真空パック後に輸送され、収穫時の新鮮な風味とサクサク感をそのままに数カ月間安全に保存されます。

ハンフォードへの資金削減で放射線事故が起こりやすくなる。
RT2017/6/16
More radiation accidents ‘likely’ if Hanford funding cut – Energy Dept official
The aging infrastructure at the largest US nuclear waste site at Hanford, Washington is breaking down, making incidents involving the release of radiation more likely, according to the senior Energy Department official at the site.

The Hanford site, located along the Columbia River near Richland, Washington, stores nuclear waste dating back to the early days of the US atomic program. Workers at the site have been repeatedly exposed to toxic fumes and “burps” of radiation, with crumbling structures posing a continued risk of radioactive release.

The official deadline for cleanup at the site is 2060. Doug Shoop, who runs the Energy Department operations office at Hanford, told AP this week that some of the structures at Hanford could collapse before then.



posted by ZUKUNASHI at 13:55| Comment(0) | 福島原発事故

北摂地域は黄色い粉の降下地域です

※ 毎日新聞2017年6月16日 21時57分(最終更新 6月16日 21時57分)
大阪・中学校 体育祭で生徒18人が熱中症の症状
 16日午後4時20分ごろ、大阪府枚方市立長尾中学校のグラウンドで、体育祭に参加していた生徒18人が熱中症の症状を訴え、うち14人が病院に搬送された。枚方寝屋川消防組合によると、うち男女6人は意識がもうろうとするなどの重症だが、命に別条はないという。
 市教委や中学校によると、体育祭は午前9時から始まり、約610人の生徒が参加。競技が全て終わった午後4時ごろから頭痛や吐き気を訴える生徒が相次ぎ、男性教諭が119番した。学校は熱中症を予防するため、1時間に1回程度、給水を呼びかける校内放送を流していた。14人のうち13人は治療後に帰宅し、3年の女子生徒1人は検査入院しているという。
 大阪管区気象台によると、16日の近畿地方は晴れて気温が上がり、枚方市内では午後2時に28.6度の最高気温を観測した。【加藤佑輔、原田啓之】

posted by ZUKUNASHI at 09:39| Comment(0) | 福島原発事故

2017年06月16日

日本原子力研究開発機構被爆事故の作業員5名 放医研退院

毎日新聞2017年6月13日 20時50分(最終更新 6月13日 20時50分)
茨城被ばく
作業員5人全員が退院
 放射線医学総合研究所(千葉市)は13日、日本原子力研究開発機構の作業員5人全員が同日退院したと発表した。容体に変化はなく、全員が退院の意思を示したという。内部被ばくが懸念されるが、肺からプルトニウムは検出されなかった。
 通院は続け、尿などに含まれるプルトニウムの測定は続ける。プルトニウムの排出を促す薬剤の投与は10日終了したが、今後の測定結果を見て再開するか判断する。【酒造唯】

・・・引用終わり・・・

入院治療の必要がなくなり、喜ぶ。

だが、まだ分からない。日本原子力研究開発機構の事故状況の把握はなんだったのだろう。

理事長は、「機構の存続にも影響を及ぼす重大な、深刻な事態と認識して」と指示していた。

日本原子力研究開発機構は、放射性物質や施設の管理がずさん極まりない上に放射性物質汚染の測定も的確に行う能力がないことの証明になる。

※ おしどり♀マコリーヌ‏ @makomelo 氏の2017/6/16のツイート
ん?内部被ばくは無かった、などとJAEAは発表してませんよ?鼻スミアでもαが検出されてますし、何より、アメリシウムを吸っていて、プルトニウムを吸ってないということもありえません。肺モニタのプルトニウムの検出限界は高いですし、内部被ばく評価は今後も調査が続いていますよ?

※ 美澄博雅‏ @hiroma_misumi 氏の2017/6/16のツイート
普通の実験室用の排気フードで作業するような内容ではありません。作業者のことも考えていないが監督された方も問題ですね。

posted by ZUKUNASHI at 23:25| Comment(1) | 福島原発事故

新器材が私を悩ませる 劣化ウラン弾が使われたセルビアでは深刻な健康被害 日本は別などということはない

2017/4半ばに大枚はたいて新しい測定器を調達しましたが、これが次々に難問を突きつけます。

@ 千葉県北西部での測定例
3分間測定の平均値、155cpm、ガンマ線だけなら0.464μSv/h相当。
紙を挟んで5分測定148cpm。アルファ線7cpm。SOEKSはなにも遮蔽なしで0.16μSv/hと何食わぬ顔。
ガンマ線はSOEKSの脇からも入って検出されますから、ガンマ線はせいぜい0.18μSv/h、60cpmです。
アルファ線7cpm、ベータ線88cpm、ガンマ線60cpm
2017年06月11日
今なお色濃く残る福島第一原発事故の痕 千葉県北西部

A 成田市での測定例
裸で地表面直置き α、β、γ計 97〜95cpm
検出部に紙を当ててβ、γ計 99cpm
検出部にアルミ板を当てて 44cpm
ベータ線の遮蔽を徹底すれば、ガンマが相当分がさらに減りベータ分が増えるでしょう。
α:僅少
β:55cpm
γ:44cpm
2017年06月09日
成田市内で地表面α、β、γ計95cpmを検出の情報

B 管理人の自宅周辺
汚染が少ないインターロッキングブロック上で
アルファ線 15cpm
ベータ線 44cpm(一部周辺からのベータ線を含む)
ガンマ線 44cpm(弱いガンマ線遮蔽で28cpm)
2017年05月20日
アルファ線15cpmは何だろう?

C 管理人の自宅周辺
経年変化で汚れた地表面
α:8cpm
β:63cpm
γ:29cpm
 2017年05月07日
知らなかったよー こんなだとは

D 東葛南部での測定例 2017/6/16
α+β+γ:179cpm(瞬間的には210cpm前後)
SOEKS:0.28μSv/h(瞬間的には0.31μSv/h)
0.28μSv/hはMAZURでは94cpmです。(瞬間的には210cpm前後)


α:数cpm
β:80cpm前後
γ:90cpm前後 となりましょう。
SOEKSの測定値からすると、ガンマ線が多いことが分かります。@の事例ではα+β+γ:155cpmでガンマ線は60cpm程度、ベータ線は88cpmと推定されました。

Dと@の相違でDはセシウム濃厚汚染地帯で舗装のない駐車場、@はDほどのセシウム汚染はない地域で物入れの鉄製の蓋の上です。

セシウムは水に溶けやすいのでA:@では透水性がないため降雨によりセシウムが流出しウラン(とその子孫核種)と推定される放射性物質が残った。B:@はセシウムの降下、沈着はDより少なかったが、その他の放射性物質がより多く沈着していた。ことが原因として考えられますが、おそらくA、B二つの要因が重なっているものと見られます。

東葛の濃厚汚染地帯に行けば、α+β+γ合計で200cpmを大きく超える場所があるだろうと見ていましたが、周辺地域の測定でそれは確実になりました。

上の例でいずれもベータ線が多いです。@の測定例で隣に置いたSOEKSが低い値を示しています。SOEKSはベータ線も検知するとされていますが、おおむね0.5Mev以上のエネルギーの高いベータ線しか検知しないようです。一方、MAZURは0.15Mev程度以上のエネルギーのものは検知するとされています。

となると、@の事例におけるベータ線検出量の差は、0.15Mevから0.5Mev程度のエネルギー帯のものが圧倒的に多かったということになります。

このエネルギー帯に属するものはいくつもありますが、例えばキセノン133、エネルギー0.427Mevは四六時中流れているわけではありません。そんなふうに個別に現存量を考えてみると、このエネルギー帯に属するものは、多くがウランの子孫核種であることが分かります。

管理人は、福島第一原発事故によって大量のウランとその子孫核種が環境に放出されたと見ており、これらの測定結果は一面では推測の確からしさを補強してくれました。

管理人はSOEKSを使って地表5cmでの連続歩行測定を行い、地上高1mでの測定値との間で常に一定の差を認めています。SOEKSが検出しているベータ線源は何か? Cs-137のベータ線は0.514Mevですから、これをSOEKSが検出している可能性はあります。検出効率も低いために地上高1mでの測定値に若干数値を上乗せしているにとどまっていると考えることもできます。

ですが、管理人は我孫子市の現地調査で地域の集会所の前庭に測定器具をしばらく置いたままにしたら警告音が鳴ったことがあります。0.3μSv/hを越えていました。この線源は何でしょう? セシウムの大きな粒子があった? もう一つのSOEKSは地表近くに置くまで数値は上がりませんでした。

ということはエネルギーが相対的に高いベータ線源でそこらじゅうに落ちているもの、典型的にはストロンチウム??

この事例を勘案すると、冒頭@の事例、一時212comも検出しましたが、そのベータ線源はどうやらストロンチウムやイットリウムではなさそうだということになります。

この検出場所は、鉄板製の蓋の上です。少し錆びており、わずかに凹み気味だったでしょうか。かといって、雨がたまって次々に乾燥蒸発し、放射性物質が濃縮されたという感じの場所ではありません。降雨は流出したはずです。

それなのになんで福島第一原発事故から6年も経ってこんなに高いベータ線値がある?

A この場所は小学校から至近距離です。管理人が遭遇したウラン系列の子孫核種はここに固着していて浮遊する心配はないのか?

B どのくらいの範囲でこのような高い値が検出されうるのか、あるいは沈着しているのか。

C 当然アルファ線源も含むはずのウランの子孫核種が地表面などに多いと、どんな被爆障害がありうるのか。

プルトニウムでも500ベクレルくらい肺の中にあっても特に心配いらないそうだから、取り越し苦労なのか。日本人は特別で。

D 当面の問題として、高線量率を検出した場所の管理者に検出の事実を伝えるべきか否か。「それがどうした?」と問われたときにどう答えるか。

E 地域、場所は開示しないことにしているが、さらに検出地点が増えたときにどうするか。

自分で悩みを作っている愚かな老人!

セルビアの劣化ウラン弾汚染による健康被害について、法律家の国際グループがNATOを相手取り提訴する運びです。現地ではかなり深刻な被害状況のようです。
posted by ZUKUNASHI at 15:28| Comment(0) | 福島原発事故

2017年06月15日

2015年の年齢調整県別死亡率

平成29年度人口動態統計特殊報告 
平成27年都道府県別年齢調整死亡率の概況から

「年齢調整死亡率」は、各県により大きく異なる年齢階層別の人口分布を一定のパターンにあわせて調整し、全年齢階層の合計で計算した死亡率のことと思われます。詳しくは資料に説明があります。

死因には地域性があります。それゆえ単純な県間の水準比較よりも各県について時系列で変化を見たほうが福島第一原発事故の影響はとらえやすいです。

大腸の悪性新生物による死亡率は、2015年、平成27年はおしなべて下がっていますが、福島、茨城、栃木、群馬は下がっておらず、上がっているところもあります。ほかには徳島、沖縄。


急性心筋梗塞は福島第一原発事故直後から急増し、4年経過した2015年にはかなり落ち着いたはずです。それでも福島は過去の水準と並ぶ高い死亡率を示しています。岡山も高くなっています。


腎不全では山形、栃木、福島も仲間に入れて良いでしょう。和歌山、山口、佐賀も下がっていないか上がっています。


他には汚染地域で特に目立って死亡率が高い、あるいは下がっていないという死亡原因は見当たりませんでした。

ですが、大腸の悪性新生物は、明らかに食品の汚染に原因があると見られます。沖縄で大きく上がっているのは福島産米の大消費地であることと関係があるのか不明ですが、気になるところです。
posted by ZUKUNASHI at 18:56| Comment(0) | 福島原発事故

ベータ線の多い場所での犬の屋外飼育は「虐待」になる

ベータ線の多い地域があることを知り、2017/6/15正午時点で「白内障」を含むツイートを拾ってみましたが、犬に関するものが大変多いです。

福島第一原発事故直後、犬が鼻血を出したという事例情報がありました。

管理人が調べたところでは、ベータ線源による汚染が強いところは、弱いところに比べてベータ線の数が2倍、3倍に達するところがあります。

このようなところでは、屋外で飼育されている犬の白内障など眼疾発症率が上がり、進行も速くなるでしょう。

地表に落ちているベータ線源は、これからは減り方が少なくなるでしょう。福島第一原発事故後に降下したものだけではなく、ウランなどが崩壊してできた子孫核種の発するベータ線が多いと見られるためです。

管理人が測定した結果から言うと、千葉県北西部で検出されるベータ線の多くはエネルギーの低いものが多く数10cmしか飛びません。

ですから飼い主が地上高1mで測定したベータ線量が少なくても、地上高15cmでは極めて多いという事態がありえますし、それが普通です。

特に小型犬は顔の位置が低いため目に入るベータ線は特に多くなります。

原発作業員は、ベータ線源の多い液体を流していたパイプの中は鏡に映して見ると言います。ベータ線は鏡では反射しないからです。

チェルノブイリの見学に行った方は、トラックやヘリコプターの残骸を置いてある場所に行って、近づきすぎないようにとの注意を受けています。ベータ線が強く、失明の恐れがあるからです。

※  ウクライナ政府報告書bot‏ @ukurainahoukoku 氏の2017/6/16のツイート
感覚器官と神経系の病気の中でもっとも一般的であったのは、網膜の血管障害であった。
小児期の被曝、とりわけ8−12歳の年齢での被曝は、網膜の血管障害のリスクが高かった。
posted by ZUKUNASHI at 13:07| Comment(0) | 福島原発事故

2017年06月14日

チェルノブイリ原発3号機で発煙

RT2017/6/14
Ukraine’s nuclear regulatory body reported smoke at one of the rooms at Unit 3 in Chernobyl, adding that it was briefly “liquidated” by the state emergency personnel and the radiological situation at the site has not changed following the incident.

“At 15:57 pm we’ve received information from Chernobyl nuclear power plant about smoke in room 509 of Power Unit Three. At 16:00 the smoke was liquidated by the State Emergency Service staff,” a statement issued by the State Nuclear Regulatory Inspectorate of Ukraine reads.

“The radiological situation in the third power unit and the station’s territory has not changed,” it added.

No further details were immediately available.

The Soviet-era Chernobyl nuclear power plant is known around the world for the accident, one of the worst ever, that took place there on April 26, 1986, when a failed safety experiment caused a catastrophic meltdown at the plant’s Reactor 4. An explosion followed, destroying the reactor and releasing large amounts of radiation into the atmosphere.
posted by ZUKUNASHI at 18:52| Comment(1) | 福島原発事故

死亡数急減の鎌ヶ谷市に学ぶことはあるか

鎌ヶ谷市が2017/6/14、人口動態の速報を発表しています。
それによると、出生数は前年同月比11人減、死亡数が9人減で出生死亡比率は低下したものの、死亡数の減が続いており注目されます。

過去6年余の出生率、死亡率の推移を見ると
@ 出生数は2011/4から減少、死亡数は2011/6から急増ですから、福島第一原発事故による影響ははっきりと出ていると言えるでしょう。



A そして出生数は2012/5から持ち直しましたが、2013年に入ってからは、ほぼ一貫して低下、減少傾向を辿っています。この6年間の月当たり出生数の減は約20人、2011/3の77.7人と比較すると25%減となります。

とても興味深いのですが、ブログの読者は出生数の減には関心がとても低いです。今生きている人が大事,後世を担う者が減っても自分の生活には関係ないと考えているかのようです。

年金財源の確保を心配するのなら、同時に出生数減も心配しなければならないに。

それに新生児が生まれてこなくなったら、ほどなく自分に生命の危機が忍び寄るのはチェルノブイリの先例から明らかなのに。

本題に戻りましょう。次に死亡数です。

B 死亡数は、福島第一原発事故間もなく60人程度から67人程度に水準を上げ、これが1年半ほど続いた後、2013年春から1年間増加が続きましたが、2014/3にピークをつけてその後約2年70人程度で推移、2016年の後半に増えましたが、2017年になると急減しています。

これらの死亡率の水準変化の要因はよく分かりません。単純出生率、単純死亡率で見ていますから人口の変化は織り込まれていますが、そもそも鎌ケ谷市の人口は10万人程度で変化が少ないのです。

C 鎌ケ谷市の月別社会増減です。2010年までは社会増が続き、出生数も増加していました。しかし、汚染状況が判明した2011年の半ば以降、転出超過の月が増えています。



上の死亡数の減とここ数ヶ月の転入超過とは時期的に重なっています。とても不思議に思っているのですが、転入超過の時期に死亡数が減る現象はよく見られます。転入者は年寄りの世話、病気になった家族の世話をするために家に帰ってきた人だけではありませんが、どうもそう人も含まれていてそれが体調不良者の延命につながっている・・・? 希望的観測として、そのくらいしか思いつきません。

すみません、現時点では早めに避難した人達がかなりいるということしか学ぶべき点は分かりませんでした。
posted by ZUKUNASHI at 14:21| Comment(0) | 福島原発事故

2017年06月13日

先の冬の死亡数はどうなっていたか

全国人口動態速報値から
2005/1〜2008/12までの月平均死亡数=1とした指数

静岡県は福島第一原発事故前にすでに死亡数の伸びが関東各県を上回っていた。その後しばらく相対的に下がっていたが、ここに来て再び上昇。2011/3の一位は茨城県、ついで山形県。


関東全体としては、2017/1の冬はピークは2015/1の冬と変わらず、年明け後の死亡数の水準低下が鈍い。個別の都市を見ていると、2017/1の冬はピークが低かったとの印象があったが、これは間違いだ。


単月のグラフ表示では重なりが多く見にくいので3ヶ月移動平均で見る。静岡県の死亡数の伸びが大きいのは、ここでも明らか。埼玉県、神奈川県、千葉県が三つ巴。千葉県、神奈川県は3月時点の低下が少ない。神奈川はさらに上がっている。3月時点の群馬の水準が特に高くなっている。平場地域での死亡数の増が主因と見られる。茨城県、栃木県も同様な傾向。


次は、川崎市の単月死亡数。1月、5月が前年より格段に高くなっている。


これまで出生数の減に目を奪われていたが、死亡数の増もこれまでとは別のステージに入ったと判断できる。
posted by ZUKUNASHI at 14:15| Comment(0) | 福島原発事故

2017年06月12日

日本原子力研究開発機構被爆事故 体表面の汚染を内部被曝と間違えた?? そんなことはありえない

次の記事が気になります。

毎日新聞2017/6/9
茨城被ばく 過大評価か 肺測定でプルトニウム検出されず
日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター(茨城県)の被ばく事故で、原子力機構は9日、放射線医学総合研究所(放医研、千葉市)で被ばくした作業員5人の肺の放射性物質を再測定した結果、プルトニウムが検出されなかったと発表した。体の表面に付着した放射性物質を誤検出し、内部被ばく量を大幅に過大評価していた可能性があるという。
 この事故では、原子力機構が事故直後、体から出てくる放射線を計測し、肺の内部の放射性物質の量を推計した結果、50代の男性作業員から2万2000ベクレルのプルトニウム239が、この男性を含む4人の作業員からは8・5〜220ベクレルのアメリシウム241が検出されたと発表した。
 しかし原子力機構によると、この測定は体の表面の除染が不十分なまま行われ、体に付着した放射性物質から出る放射線を検出していた可能性があるという。一方、放医研は入念に除染をした後に肺を測定している。
 5人のうち3人は鼻の穴から放射性物質が検出されており、内部被ばくの恐れは依然として残るが、同機構は9日の記者会見で「最初のような大きな値の内部被ばくはないのではないか」と話した。
 放医研は今後、肺の再測定や排せつ物に含まれる放射性物質の調査などを基に、被ばく量を精査する。

・・・引用終わり・・・

「大きな値の内部被ばくはない」ことを切に願いますが、この記事に盛り込まれている明らかな矛盾から、管理人は逆に戦慄しました。

@ プルトニウムのようなアルファ線源は、それが発する放射線は基本的にアルファ線であり、紙一枚で遮蔽されます。それゆえ体内のアルファ線源の所在を体外から把握することは出来ません。ただ、プルトニウム239はLX線も出しますからそれを肺モニターという器械で測定すればプルトニウム239の体内の所在量を体外から推定できるということです。

A 体表面の汚染は、アルファ線もとらえられるGMサーベイメーターを使えば、比較的容易に分かります。アルファ線は空気中を多くても数cmしか飛ばないため検出部を測定対象から離せば検出できなくなりますが、ベータ線やガンマ線、X線は数cm離しても影響は少ないので検出値の変化でアルファ線源の所在を把握できます。

放射能測定器の中にはアルファ線専用の検出器もありこれを使えばアルファ線だけを検出することも可能です。

B 肺モニターまで備えている原子力研究開発機構が、体表面のアルファ線源汚染を見落とすとは考えられません。そんな測定しかできないようなら核利用に関する研究機関の看板を即刻下して解散すべきです。

体表面の汚染でも皮膚に有害ですから急いで除染しなければなりません。仮に体表面に汚染が残っていたとしてもその量は把握できますから肺モニターの測定結果と照らし合わせれば、体表面と体内の汚染を別途に推定することは可能です。

C 放射線医学総合研究所は、「作業員5人の肺の放射性物質を再測定した結果、プルトニウムが検出されなかった」と述べています。この記述を読んで管理人は戦慄を覚えました。

これまでの例から、被曝事故にあった作業員などは放射線医学総合研究所に運ばれた後、得てして被曝は「当初考えられたほど大きくない、深刻でない」とされる場合が多く、ほとんどの場合、患者のその後の消息が消えるからです。

D JCO事故の際に被曝した作業員の方の治療は、東大付属病院に移して行われました。放射線医学総合研究所は放射線を使った医療では先端的なものがあるようですが、被爆した人の治療についての目覚しい成果にはまだ接したことがありません。

核関連の事業を担う機関は、発生した事故の被害者のその後の経過について一定の報告義務を負いますが、その方が医療機関などに移されれば、個人情報保護のためにその後の経過などはほとんど開示されません。

今回もそのような経過を辿るのではないかと考えています。重苦しい週末です。

・・・・・

読売新聞2017年06月12日 21時17分
作業員5人の肺から、プルトニウム検出されず
茨城県大洗町の日本原子力研究開発機構で起きた被曝事故で、放射線医学総合研究所(千葉市)は12日、作業員5人の肺をそれぞれ3〜4回調べたところ、一度もプルトニウムが検出されなかったと発表した。
 原子力機構は事故直後の検査で、50歳代の男性職員の肺から2万2000ベクレルのプルトニウムを検出したと発表していた。しかし、放医研が7日に入院した5人の肺を複数回検査したところ、いずれも検出限界値(5000〜1万ベクレル)以下だった。
 5人のうち4人は放医研に搬送された際、顔や首などに放射性物質が付着していた。体外から肺に吸い込んだプルトニウムを調べる過程で、皮膚のしわなどにわずかに残ったプルトニウムを検出した可能性があり、原子力機構は12日、「(肺に吸い込んだプルトニウムを)過大に評価した可能性がある」と釈明した。

読売新聞2017年06月12日 18時07分
 茨城県大洗町の日本原子力研究開発機構で起きた被曝事故で、放射線医学総合研究所による作業員の肺の再検査では、プルトニウムが検出されない状態が複数回、続いていることが関係者への取材で分かった。
原子力機構の最初の検査の際に除染が不十分で、体外に付着したプルトニウムも測定してしまい、内部被曝の評価が過大になった可能性が強まっている。
 原子力機構は事故当日の6日、現場にいた5人のうち50歳代の男性職員の肺から2万2000ベクレルのプルトニウムを検出、今後50年間の被曝線量が12シーベルトに達する恐れがあると7日に発表した。しかし、入院先の放医研の7日以降の複数回の再検査では、原子力機構と同じ測定方法にもかかわらず、いずれも検出限界値を下回っているという。

朝日2017年6月12日23時42分
被曝の作業員、プルトニウムとは別の放射性物質を検出
 茨城県大洗町の日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターで作業員5人が被曝(ひばく)した事故で、5人が搬送された放射線医学総合研究所(千葉市)は12日、これまでに3〜4回の検査をした結果、5人の肺からプルトニウムは検出できなかったと発表した。ただ、別の放射性物質「アメリシウム」が検出された人がいるとして、1カ月ほどかけて内部被曝の状況を調べていくことを明らかにした。
 放医研によると、5人は事故後、放射性物質の排出を促す薬での治療を受け、現在も入院中。この間の肺の検査で、5人はプルトニウムを吸い込んでいなかったか、吸い込んでいたとしても検出できないほど少量だったとの結果が出た。
 アメリシウムは検出しやすく、プルトニウムより少量でも存在を確認できる。放医研が所属する量子科学技術研究開発機構の明石真言執行役は「プルトニウムによる汚染の可能性もあるだろう。だが症状が出るような健康影響があるとは思えない」と説明した。アメリシウムが検出された人数や数値は「個人情報のため答えられない」とした。
 放医研によると、事故翌日の7日に5人が搬送された時、4人の体の表面に汚染が確認された。原子力機構内の施設で除染を受けていたが、体の表面の放射性物質を取り切れていなかったという。原子力機構は事故当日の検査結果として、50代の男性の肺から2万2千ベクレルのプルトニウムが検出されたと説明していた。明石執行役は原子力機構が当初発表した数値について、「皮膚に付着した放射性物質も測っていたのだろう。過小評価であれば問題だが、過大評価は問題ない」との見解を示した。

・・・引用終わり・・・

上の報道で検出限界値は、5000〜1万ベクレルとあります。これは肺モニターの検出限界値でしょう。ATOMICAには、最大許容身体負荷量が1500Bqとあります。これまでの事故例ではこの限界目一杯の例は少なく50%以下のものが多くなっています。

事故のあった108号室の床の汚染状況です。一番近いところで55ベクレル/cm2となっています。5千ベクレルなら90cm^2分、10cm×9cm分です。

体内被爆量5千ベクレルでも世界が驚く被爆事故です。なんとかプレイダウンしたいという意図を管理人は感じますが。



美浜の会
六ヶ所再処理工場でプルトニウム体内被ばく事故
あまりにもずさんな原燃の被ばく管理
頻発する事故−アクティブ試験全体をただちに中止せよ


ATOMICA
プルトニウムの毒性と取扱い (09-03-01-05)
<プルトニウムを摂取した例>
 米国における1974年までの経験として、最大許容身体負荷量(1500Bq)の10〜50%摂取した例が1155例、同50%以上が158例あったようである。これらの中で第2次世界大戦中に、ロスアラモス国立研究所における原爆製造マンハッタンプロジェクト(1944〜1945)で硝酸プルトニウム蒸気の吸入により、26人が最大許容身体負荷量の1/10〜10倍の摂取があったことが知られている。被ばく後32年経過後の報告によれば、プルトニウムに由来すると考えられるガンの発生はなかったとのこと。最近の42年目の報告では、肺ガン2例と骨肉腫1例があったが、潜伏期が40〜50年と長いことなどからプルトニウムを原因と断定することは難しいようである。
 また、1965年10月ロッキーフラッツ兵器工場での大規模な火災事故でプルトニウムを含む煙を吸入して、25人が肺の許容量(約600Bq)以上の吸入被ばくした例があった。24年経過後、事故被ばく者を含む(約70Bq)以上の被ばくをした人で、現在までに死んだ67名について死因を調べたところ、肺ガンは1名で正常人より低い割合に留まっているとのこと。以上のように、明らかにプルトニウム被ばくに由来すると断定された人の発ガン例はないようである。
posted by ZUKUNASHI at 12:25| Comment(3) | 福島原発事故

ベルギー ティハンジェ・ドエル原発に新たなひび割れ

RT2017/6/11
Dozens of new cracks discovered at Belgian nuclear reactors
The latest ultrasonic inspections have detected a substantial number of new micro cracks in nuclear reactors at the Tihange and Doel power plants in Belgium since the last study conducted three years ago, Belgian and German media report.

At least 70 additional cracks were uncovered at the Tihange 2 nuclear reactor during an ultrasonic inspection in April of this year, Belga news agency reports. Some 300 new flaws have also allegedly been discovered at the Doel 3 reactor tank during a check last November, according to tagesschau.de.

Belgian Interior Minister, Jan Jambon, confirmed the micro fissures at Tihange 2 following a parliamentary inquiry posed by Green Group leader Jean-Marc Nollet, DW reports. The reported new cracks at Doel 3 have not yet been confirmed.

The cracks do not pose any danger to operations at the nuclear plants, says operator Engie-Electrabel, which carried out the inspections under instructions from the Belgian Atomic Regulatory Authority (FANC).

The operator said the new flaws were discovered due to a “different positioning of the ultrasound device.” Engie-Electrabel maintains that as long as cracks do not expand, they do not pose a danger to the reactor’s operations.

Branding Engie-Electrabel “irresponsible,” environmentalist group, Nucléaire Stop, has criticized the operator for still running Tihange 2 reactor despite a 2.22 percent increase in faults.

In February 2015, FANC said 3,149 cracks had been found at Tihange, while 13,047 were discovered at Doel. The operator must now submit additional analyzes of the situation by September.

Tihange lies only 60 kilometers (about 37 miles) from the German border, while Doel is 150 kilometers away, near Antwerp. Germans living in the area close to this border have been exerting pressure on the government to force Belgium to shut down the aging reactors.

Both of the reactors have experienced leaks and cracks for some time now. Doel 3 has a capacity of 1,006 megawatts, while Tihange 2 a capacity of 1,008 megawatts. The reactors are almost 35-years-old but are still generating about 14 percent of the nation’s power capacity.


ベルギー ティハンジェ原発の原子炉が緊急停止
RT2016/6/10
Reactor at Belgian nuclear power plant shuts down after incident

A reactor at Belgium's Tihange nuclear power plant has shut down automatically following an abnormality on Friday, the plant operator said. The causes behind the incident are being investigated.

There has been no radiation leak, according to the operator.

A safety mechanism installed at the reactor No.2 had shut it down automatically, said Anne-Sophie Huge, a spokeswoman for energy company Electrabel.

The mechanism is designed to force the reactor to shut down "when an abnormality is detected," she added, saying the causes of Friday’s interruption are now being assessed by specialists.

The operator said it was "certain" the problem was somewhere "in the secondary part of the plant," such as an engine room, and not in the nuclear zone.

“The incident shows that the safety system works. The plant is in total safety because the Tihange 2 unit is stopped," she said, as cited by RTBF.

The Tihange plant is one of Belgium's two large-scale nuclear power stations, and is located some 100km (62 miles) from the capital city of Brussels.


2016年04月28日
独がベルギーに老朽原子炉の停止を促す 独原発にマルウェア ベルギーが実質全国民にヨード剤
posted by ZUKUNASHI at 00:15| Comment(0) | 福島原発事故

2017年06月10日

空間線量率のブレが大きくしばしば高い値が見られるときは 線量率を揺るがすなんらかの要因がある

管理人の自宅、2017/6/10の夕方室内の空間線量率、1分値のグラフ、単位cpm


説明の都合で平均が1になるように数値を調整しました。平均は1.0、標準偏差0.195です。統計では、この標準偏差の大きさでブレ具合を測ります。標準偏差一つ分までのブレは通常の変動の範囲、二つ分に届くとブレが大きいと分かります。そして標準偏差三つ分に届くことはめったにないのが通常です。

ここでも、+2σを越えたのが7回ほどですが、+3σに届いたのはありません。

放射線モニタリング @東京都練馬区 (光が丘近辺)からグラフを転載させてもらっています。

こちらでは、Meanが平均、Std Devが標準偏差=σ、Minが最小、Maxが最大です。3σは0.2μSv/hになりますが、このグラフでは出ていません。

ブレの大きさを規定する要因は
@ 屋内か屋外か
A 風上に焼却施設などがあるか
B 基本的ないわば自然放射能がどれだけあるか(これが大きいとブレは相対的に小さくなる)
C 測定器がとらえられる放射線の種類など
D 測定の区切り時間(この時間が短いほどブレが大きくなります。10分値、1時間値と区切りが長くなるに従いブレは小さくなっていきます)
測定器の性能の良し悪しはあまり影響がないようです。

なお、エステーが出しているエアーカウンターSの初期の機種は電磁波の影響が大きいようです。これをお持ちでブレが大きい方は、その影響も考慮してください。

ご自分の測定したデータのブレが大きいかどうかは、測定場所を変えてみるか、他の方のデータと比較することで判断するしかありません。

ブレが大きいと感じるようであれば、十分な時間をかけて風向きや降雨量を含めた詳しいデータを用意する必要があります。

練馬区光が丘では、焼却場の煙突解体が始まったそうです。線量率を上げる要因には事欠きません。有機物を含む汚染土壌の焼却もやるでしょう。除染事業や収束作業で使った防護服など放射性廃棄物も溜る一方です。
posted by ZUKUNASHI at 20:39| Comment(0) | 福島原発事故

日本原子力研究開発機構被爆事故 室内の汚染状況

平成29年6月9日
大洗研究開発センター燃料研究棟における汚染について(続報)
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
核燃料物質を収納した貯蔵容器の点検作業中(添付2)、貯蔵容器内にある核燃料物質が入った容器を封入した樹脂製の袋が破損し、作業員5名の汚染を確認した。身体汚染検査を実施した結果、鼻腔内に最大24Bq(α線)(添付3)を確認した。

核燃料サイクル工学研究所において、作業員5名の肺モニタ測定により、最大2.2×104Bq(Pu-239)(添付3)が確認されたため、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所(以下、「放医研」という。)に移送し、体表面の再除染、肺モニタ等を実施している。

一方、立ち入り制限区域を設定している燃料研究棟108号室内の汚染状況について、測定を行った。

本汚染事象については、理事長より最優先課題として機構大で対応をするよう指示(6/8) (添付4)

被ばく作業員の状況
作業者5名(50代1名、40代2名、30代1名、20代1名:計5名)が6月7日12時頃に放医研に到着し、同研究所にて処置継続中
(1)健康状態:異常なし
(2)処置等の状況
体表面の再除染、肺モニタ等実施中との情報を同研究所より受けている。なお、Puについては、現時点(1回目の肺モニタ)では、ピークは検出されていないとの情報である。

(以下略)
・・・引用終わり・・・

以下はこのブログ管理人が上の資料から関心事項を抜き出してまとめたもの。正確には原資料参照。

次の画像からは108号室がかなり大きいことが分かる。それでもフードのある壁から反対側の壁までアルファ線源の汚染の強いところが連なっており、破裂による気体の放出の勢いの強さが分かる。



@の辺りからフードを見たところのようだ。

経過抜粋
【 6 / 6 (火)】
II:15頃 燃料研究棟の108室(管理区域内)において、核燃料物質を収納した貯蔵容器の点検作業中(フード内作業)、貯蔵容器内の樹脂製の袋の破裂を確認し、作業員5名に身体汚染の可能性を確認した。作業員5名は半面マスクを着用していた。
11:48頃 現場指揮所の立ち上げ
12:00 大洗現地対策本部設置
12:52 放管員1名、施設側1名、管理区域に立ち入り。作業員、健康状態異常なしを確認
13:05 108号室の壁非常口等のすき間(外側境界)の汚染なし、目張りを実施。
13:15 108号室入ログリーンハウス設置開始
14:29 108号室入ログリーンハウス設置完了
この間1時間
14:30〜作業者の退出開始(身体の汚染検査)
16:27 108 号室を立入制限区域に設定
18:52 作業員5名全員の除染が完了 除染完了まで4時間
18:55 作業員5名全員退域
19:05 作業員5名が核燃料サイクルエ学研究所に向けて出発
19:41 作業員が核燃料サイクルエ学研究所に到着
19:59 肺モニタにて作業員Eの測定を開始
22:05 作業員にキレート剤の投与を開始
23:35 作業員5名の肺モニタによる測定が終了。測定の結果、 PU-239 と Am-241 について最大でそれぞれ2.2×10^4Bq、 2.2×10^2Bqを確認
【 6 / 8 (木)】
1:05 作業員全員のキレート剤投与を終了
10:00〜放射線医学総合研究所に向けて大洗センターを出発(作業員5名)、11:55到着
身体汚染検査、除染後肺モニタによる測定を開始

毎日新聞2017/6/9
茨城被ばく 過大評価か 肺測定でプルトニウム検出されず
日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター(茨城県)の被ばく事故で、原子力機構は9日、放射線医学総合研究所(放医研、千葉市)で被ばくした作業員5人の肺の放射性物質を再測定した結果、プルトニウムが検出されなかったと発表した。体の表面に付着した放射性物質を誤検出し、内部被ばく量を大幅に過大評価していた可能性があるという。
 この事故では、原子力機構が事故直後、体から出てくる放射線を計測し、肺の内部の放射性物質の量を推計した結果、50代の男性作業員から2万2000ベクレルのプルトニウム239が、この男性を含む4人の作業員からは8・5〜220ベクレルのアメリシウム241が検出されたと発表した。
 しかし原子力機構によると、この測定は体の表面の除染が不十分なまま行われ、体に付着した放射性物質から出る放射線を検出していた可能性があるという。一方、放医研は入念に除染をした後に肺を測定している。
 5人のうち3人は鼻の穴から放射性物質が検出されており、内部被ばくの恐れは依然として残るが、同機構は9日の記者会見で「最初のような大きな値の内部被ばくはないのではないか」と話した。
 放医研は今後、肺の再測定や排せつ物に含まれる放射性物質の調査などを基に、被ばく量を精査する。
 原子力機構は同日、作業をしていた室内の床に多くの黒い粒子が飛び散っていることも明らかにした。黒い粒子は放射性物質である可能性が高いという。【酒造唯、鈴木理之】

毎日新聞2017/6/8
原子力機構 放射性物質、管理ずさん 35年以上も放置も
規制委員会から改善要求
 4拠点12施設で核燃料に使う放射性物質を不適切な場所に置いているとして、日本原子力研究開発機構(本部・茨城県東海村)が原子力規制委員会から改善を求められていたことが8日分かった。定められた保管庫に置くべきところ、作業場に35年以上も放置した例もあるなど、ずさんな実態が浮き彫りになった。大洗研究開発センター燃料研究棟(茨城県大洗町)で6日に起きた作業員の被ばく事故は、これを整理する過程で発生した。
 保管場所は関係法令に基づいて事業者の社内規定で定めている。不適切な管理は規制委による昨年の保安検査で判明。指摘を受けた12施設は▽同センター3施設▽核燃料サイクル工学研究所(同県東海村)4施設▽原子力科学研究所(同)3施設▽人形峠環境技術センター(岡山県鏡野町)2施設−−だった。
 事故が起きた研究棟でも、作業用の箱「グローブボックス」に、使う予定がない放射性物質101点が最長25年以上も置いたままだった。原子力機構は昨年11月に規制委から改善を求められたが、同棟では保管庫が放射性物質の入ったステンレス製容器80個で満杯。中身をまとめて空きを確保しようと計画し、内容量の確認のため今年2月から開封している中で事故が起きた。
 この容器は1991年から26年間、一度も点検のため開封していなかった。【鈴木理之、岡田英】
posted by ZUKUNASHI at 14:50| Comment(0) | 福島原発事故