来日中の外国人の皆さん! 私たちと一緒に内部被曝の回避に努めましょう: ずくなしの冷や水

2014年05月31日

来日中の外国人の皆さん! 私たちと一緒に内部被曝の回避に努めましょう

来日中の外国人の皆さんは、福島第一原発事故の収束作業の状況や食品の汚染状況に関する情報が乏しく、不安に感じることも多いと思います。

脱被曝を願う日本人が日ごろ、どんな努力をしているか、率直に書きますので、皆さんの参考にしていただければ幸いです。

1.食品の汚染状況について
現在、日本で流通する食品の放射性能セシウム汚染に関する規制基準は、100ベクレル/kg以下であることとなっています。

福島第一原発事故後3年以上を経過し、事故直後より空間線量率も食品の汚染の度合いも低下していますが、今なお山菜から100ベクレル/kgを超える汚染が見つかっています。

どの地域のどんな食品の汚染が強いかは、米国の輸入規制が参考になります。

この規制は、海外諸国の規制の中でも最も詳しく規定されています。まず、県別に輸入停止品目を指定しています。そして、福島など3県の牛乳乳製品については米国の食品安全基準に違反していないことの証明書を要求し、これら以外の食品については米国がサンプリング検査を行うとなっています。



この図で理解してほしいのは、簡単に言うと、福島第一原発に近い地域ほど、そこで採れた農畜水産物に輸入停止品目が多くなっているということです。この輸入停止品目は、日本の流通規制の基準を上回ったものに他なりません。

2 地域別の輸入停止品目
具体的にどんなものが輸入停止になっているかを次の表にまとめました。クリックで拡大図が出ます。

きのこが多いことはすぐ分かりますが、米や牛肉、栽培された野菜、大豆なども入っていますし、水産物もいろいろあることに気づかれるでしょう。



3 きのこは、汚染が広範にわたっていることを証明
チェルノブイリ事故の後に、きのこが放射性物質を濃縮する現象が見られました。次の図は、県や市町村が調べたきのこに含まれるセシウム濃度の最高値を市町村ごとに拾い出して地図に色分けをしたものです。東日本の広い地域がセシウムによって汚染されていることが分かります。



農作物は畑を耕して栽培されますから、きのこのように地表に降下したセシウムを集中的に吸い上げるということはありません。ですが、汚染の強い地域では、やはり米や豆や野菜が強く汚染されている例が出ています。

4 すでに内部被曝による健康被害が出ている
放射性物質を食べ物と一緒に摂ると、体内で内部被曝が生じます。放射性物質の多くは重金属ですから放射能を出さなくてもほとんどのものが有害です。

内部被曝が健康をどれくらい損なうのかは、まだよく分かっていません。動物実験が出来ないし、健康被害の発生に何年もかかることが多いからです。

しかし、吸気により内部被曝した子どもたちの中には、甲状腺異常が多発し、すでにがんに進行した例も多くなっています。

福島第一原発事故時から日本に住んでいる私たちの中には、さまざまな体調悪化が生じ、突然死やがん発症に至った人も少なくありません。

今、日本人が食べている食品の中には、毒に近いものも含まれており、それを避けるべく懸命に努力している人もいれば、まったく気にしていない人もいます。

5 放射能が危なくないと言う日本人はまだ多いが、彼らは私達が健康を損なっても知らんぷりをするだろう

放射能が心配だというと、そんな心配は無用と答える日本人も多いのが現状です。そういう人は、そのうち体調を悪化させ、病に倒れるだろうと私は推測しています。

来日中の外国人のみなさんには、日本人で放射能を警戒しない人も多いからといって警戒を緩めることのないようお勧めします。

さもないと、日本での仕事を終えて母国に帰る頃にがんや心筋梗塞を発症しかねません。

できるだけ、汚染地で作られた農畜産物は避け、汚染の少ない地域の産物を食べることをお勧めします。私は、日本近海で採れた水産物は、もう食べなくなりました。

母国で食べておられたような汚染されていない食品を手に入れることは、日本では難しくなっているのです。母国から日本に輸入された穀物があれば、安心して食べられる料理ができるでしょう。

それと、バナナはカリが豊富です。植物は、カリとセシウムの両方があれば、カリを選んで吸収するとされています。バナナは、セシウムの摂取抑制に役に立つと思い、私は一日1本は食べるようにしています。

posted by ZUKUNASHI at 14:45| Comment(6) | 原発事故健康被害
この記事へのコメント
アメリカ西海岸に在住の者です。3年間から毎年数ヶ月単位で東京に滞在していたのですが、最近の健康診断でTSH値が30近くになり即薬の服用決定しました。思い返せば去年真夏の日本で一人だけ寒くてたまらず冬服を借りて過ごしたのが始まりだったと思います。食事もほぼ日系スーパーからの調達です。今このブログを読み、内部被曝が関係している可能性もあるのかなと思いコメントさせていただきました。貴重な情報をありがとうございます
Posted by T.M. at 2014年05月31日 23:36
T.M.さん こんにちは
2011/3の中下旬はどこにおられたでしょうか。米国西海岸も福島第一原発事故後4、5日でプルームが到達しています。米国ではヨウ素によって乳児に健康被害が出たとの見方もあります。シミュレーションの結果から見ると、場所によってはセシウムの降下量が西日本よりも多かった可能性のあるところもあります。
ヨウ素だけでなくセシウムもその吸気被曝で甲状腺の異状を引き起こすとの見解も見られます。
日本からの輸入食品の使用は、再考されることをお勧めします。加工食品は汚染が検出されていますし、調味料なども汚染が始まっていると見られます。
汚染食品を排除しないと、セシウムの経口摂取が継続し、甲状腺の機能にさらに悪影響が生ずる危険があります。
私は日本産食品を警戒して海外産食品のウエイトを高めていますが、米国産農産物、酪農品、畜産物にも懸念を強め、米国内の汚染状況に関する情報を探しています。断片的な情報では汚染が確認されていますが、土壌の汚染濃度などの数値情報は乏しく、状況がよくないので数値情報などが伏せられているのではないかとの疑念をもっています。
Posted by ずくなし at 2014年06月01日 08:22
ずくなし様
いつも拝読させていただいております。
読みやすい文章と貴重な情報の共有を、ありがとうございます。
オーストラリア在住ですが、震災時は娘と共に新潟に帰省しており、14日に富山県に避難、17日にはオーストラリアに緊急帰国しました。
その後、私単独で二度、それぞれ10日ほどの日程で日本に帰りましたが、一度目は目の痛みと違和感、二度目の滞在の直後は強烈な寒気(T.Mさんと同じですね)と鉄欠乏症になりました。
鉄欠乏症は服薬で治りましたが、寒気と目の違和感、視力の低下は止まりません。
食事は、こちらで手に入らない調味料(めんつゆ、味噌、コンソメなど)のみが日本産です。
ずくなし様は、以上の症状が、被爆が原因と考えられますでしょうか?
また、幼児を連れての帰国はどう思われますか?
日本に一時帰国すると、多くの人が全く放射能を懸念していないように感じ、自分が考えすぎなのかと思ってしまいます。
Posted by おもち at 2014年06月02日 18:29
おもちさん こんにちは
2011/3/14 新潟から富山へ移動したところまではすばやい退避行動で、大きな被曝は避けられたでしょう。
ですが、ご質問の中には肝心な点が抜けています。
3/17の出国は、関西空港からでしょうか、成田からでしょうか。前者の場合は、吸気被曝が少なくて済んだと思います。後者の場合は、前者の場合に比べて吸気被曝が格段に大きくなるでしょう。
そして、二度の来日はいつで、どこに滞在し、食事はどうされましたか。
健康被害は、初期の呼吸によるものと飲食物の経口摂取によるものとの二つの内部被曝が大きな要因だと考えます。
豪州で日本産の調味料を食べ続けたからといって甲状腺の異常が出るとは考えにくいです。症状の発生時期からしても日本での被曝を疑います。
幼児を連れて日本のどこに帰国しますか? 西日本ならまだしも、汚染地域に立ち入るのであれば、健康に影響が出ることを覚悟しておく必要があります。
日本では、「多くの人が全く放射能を懸念していないように感じ」るかもしれません。でも、気をつけない人は次々に倒れていく、そのプロセスがすでに始まっていると私は考えています。
Posted by ずくなし at 2014年06月02日 19:58
ご丁寧なお返事、ありがとうございました。
異国にいる見も知らぬ他人に、親切にしていただいて感謝です。

7日に出国したのは成田でした(ああ・・・)。
お昼に富山から羽田に着き、バスで成田空港まで移動しました。
娘には一応マスクを二重にさせておりましたが、震災の影響で出発時間が遅れ、離陸までの夜9時ころまで成田空港におりました。
プルームの時間を避けていられればいいのですが・・・。

成田空港は通常と比べ、非常に混雑しており、会話した方々は海外に急きょ避難という方も多くおられました。
人の出入りが多く、戸外にいるのとそんなにかわらないほど外気を吸っていたと思います。
オーストラリアに帰国後、滅多になかった生理不順、そして抜け毛に悩まされましたが、ストレスのせいかと思っておりました。

こちらに在住の日本人の友人たちが帰国すると、きまって体調を崩すのも被爆の影響かと思っています。
心臓が痛い、発熱する、目がおかしい、などよく耳にします。

長々と書いてしまい失礼いたしました。
末筆ながら、どうぞお体を大切になさってください。
遠くにおりますが、非力でもこれからの日本のためにできることは何かを考えていきたいと思います。
今後もブログを拝見するのを楽しみにしております。


Posted by おもち at 2014年06月03日 11:33
3/17の朝富山から羽田、バスで成田、夜遅くに離陸ですね。
この間は、季節風で福島第一原発からのプルームは太平洋上に流れています。成田のある千葉県北東部は3/16の午後には滞留していたプルームも流出したと見られています。
タイミングとしてはこれも幸いでした。
富山には、3/17朝までに強いプルームが流れ込んだと見られる材料は今のところありません。
ですから、地表の大気の汚染濃度という面では、3/15以降ずっと関東に居続けた場合に比べて格段に低かったと言えるでしょう。
食材関係では、関東の野菜などが強く汚染されたのは3/21からです。3/17の移動中と機内の食事に汚染食材が使われていた可能性はないではありませんが、それほど汚染度は高くなかっただろうと思います。
後は、成田のターミナル内の空気に汚染が残っていたか、さらには地表の放射性物質は吹き払われても上空の大気中の放射性物質がどうだったかという点が残りますが、その辺は判断材料がなく分かりません。
私が考えたところでは、おもちさんの場合、2011/3に健康障害が出るほど日本で強く被曝したとは考えにくいと思います。
ただ、症状の出方は人によって大きく異なります。なんらかの変調があれば、被曝を疑い体調の変化に気をつけることをお勧めします。
いったん被曝症状が出ると、汚染地に足を踏み入れたり、汚染食材を食べたりすると、体調変化の出方が早くなります。ご友人の例はそのように傾向の現われの可能性が大です。
Posted by ずくなし at 2014年06月03日 13:31
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