「茨城県産水産物では、精度の高い検査機器を使って、定期的に放射性物質検査が行われている」・・・嘘ではないが正しくもない: ずくなしの冷や水

2014年05月05日

「茨城県産水産物では、精度の高い検査機器を使って、定期的に放射性物質検査が行われている」・・・嘘ではないが正しくもない

東京江戸川放射線2014/5/5の記事に東京新聞の同日付けの記事「買い控え1割前後 県産水産物、放射性物質の影響で」が紹介されていて知ったが、茨城県漁政課が「茨城県産水産物に対する意識調査結果報告書」を公表している。インターネット調査会社に依頼してやったものらしい。

私は太平洋北西部の海産物は原則として食べないことにしているから関心はないが、健康被害に影響する世の中の動きとしてとらえれば、なかなか興味深い。

この報告書では、「福島第一原発事故による放射性物質の影響を考えて、「茨城県産水産物(生鮮魚介類と水産加工品を含む)の購入を今も控えている人」は9.6〜12.4%みられた。
一方、これまでに「買い控えたことがある(今は買い控えていない)人」は12.8〜18.4%みられた」としている。

「買い控えたことはない」人がどれだけいたのかは、数値で示されていないが、「買い控えている人」と「かつて買い控えたことがあり今は買い控えていない人」の合計を総数から差し引けば、「買い控えたことはない」人になるだろう。



私の計算によれば、東京都と関東の内陸県及び茨城県で7割以上の人が「買い控えたことはない」ことになる。

「かつて買い控えたことがあり今は買い控えていない人」の割合が最も高いのは、茨城県の18.4%。埼玉、栃木、群馬に比べ地元の茨城県の警戒心が強いことが分かる。

生鮮食料品は、1割需要が落ち込んでも価格は大幅に下がるから、茨城県産水産物の値崩れは激しいのだろう。

私のブログにケチをつけてくる友人ですら、常陸沖の魚は警戒しているというのだから、どこで知ったのか不明だが、茨城の魚は危険という評価は流布しているのだろう。

だが、茨城沖で漁獲されても波崎港ではなく銚子に水揚げすれば千葉県産だ。利根川河口の橋一本トラックが余計に走らなければならないだけなのだが、千葉県の港で茨城県の漁船が水揚げすることが歓迎されなくなっているとの情報もある。

茨城県のこの調査は、「風評払拭に向けた茨城県産水産物の安全性PRのための基礎資料」にするためだという。

そして「かつて買い控えたことがあり今は買い控えていない人」の買い控えを止めた理由が詳しく述べられている。以下がその理由だが、読者はどう見られるだろう。私は、ウォーと叫んでしまうが。



極めつけは、この「アンケートを通じた知識伝達の効果」。嘘だと決め付けることも難しいが、正しくもないこと、不正確なことが並んでいる。



この調査は、平成26年2月15〜16日に行われている。

私の結論:茨城県下の健康被害は長期にわたり深刻化するという私の見通しは、さらに補強された。
posted by ZUKUNASHI at 20:13| Comment(0) | 原発事故健康被害
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