東海第ニの30km圏内から全員が逃げるのに丸2日もかかる 2: ずくなしの冷や水

2014年01月19日

東海第ニの30km圏内から全員が逃げるのに丸2日もかかる 2

「東海第ニの30km圏内から全員が逃げるのに丸2日もかかる 1」から続く

東海第二原発から半径30kmの円を描く。一部でも30km圏内に含まれるのは14市町村。





各市町村の人口合計は、2010年国勢調査で100万人強。水戸市、日立市、ひたちなか市の人口が大きい。



30km圏外で人口が多いのは、つくば市 214590人、土浦市 143839人、古河市 142995人、取手市 109651人、
筑西市 108527人。

例えば水戸市の住人は、風向きにもよるが南か西を目指すだろう。ところが南西40kmには土浦市、45kmにはつくば市がある。その手前には石岡市。

水戸市から住民が逃げ出すときに30km圏外の住人がそこにとどまってくれるとは思えない。常磐高速道路が使えたとしても、常磐高速道路は今でも週末の夕方には利根川を渡った辺りから渋滞が始まる。

まだ西がいいだろうか。西45kmには筑西市、その手前には笠間市。北関東自動車道は走れるだろうか。常磐高速道路とつながる友部JCTは大混雑だろう。

日立市や常陸太田市の人は、北または北西に逃げる手もあるが在来の国道はすぐにふさがってしまうだろう。

東海村に近い人ほど、避難が遅れるのではあるまいか。全員避難まで52時間どころか132時間以上かかるだろう。

比較のため福島第一原発事故の時の周辺市町村の人口分布。いわき市を除くと20万人を切る。それでも渋滞で避難は遅れた。







20万人でも学校の体育館などで寒さに震えた人が多い。100万人あるいは200万人が急いで避難したら、どこでそれだけの人数を収容できるだろう。

行政の災害時の支援にも限度がある。過大な期待は禁物だ。毎日新聞が書いたように、「すべての住民が被ばくを避けられる時間内に避難し終えることが不可能に近い」のが実態だ。

今、放射能安全説を主張している人たちも、いざ自らに火の粉が降りかかれば、すばやく回避行動を取る。東電の社員がそうだし、大学教授や研究者の多いつくば市では福島第一原発事故後児童の多くが欠席し、小学校の卒業式が取りやめになった例もある。
posted by ZUKUNASHI at 18:17| Comment(0) | 福島原発事故
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