2011/3、神奈川県の広い地域でベータ線込みの線量率ピークが5μSv/hに達していた: ずくなしの冷や水

2013年12月20日

2011/3、神奈川県の広い地域でベータ線込みの線量率ピークが5μSv/hに達していた

町田、大和、綾瀬、海老名、藤沢は2011/3月に長時間空間線量率が高かった」の補足。

神奈川県には核関連施設があるため、福島第一原発事故前からMPが県の東部に配置されている。これらのMPは、一般に低めに数値が出ているのではないかと私は疑問を持っている。

神奈川県の中央部には、測定ポイントがないため、米国が公表したデータに依存するしかない。次は、冒頭の記事に掲げたもの。

米国の測定データから北緯35.45、東経139.45の地点の測定データをグラフに落すと次のようになる。おおむね0.2マイクロシーベルトを上回って推移しているように見える。期間は、2011/3/22の8時8分から3/30の7時まで。日時は連続していない。


線量率が最も高かったであろう2011/3/15、3/21のデータが見当たらず、残念な思いがしていたし、このグラフの数値の水準が茅ヶ崎市や他のMPの測定ポイントに比べて高いことを不思議に思っていた。

ネットで流れた2011/3/15厚木で観測された線量率は、0.5ミリレムとか0.05ミリレムとか錯綜している。元は星条旗新聞のようで捜したら0.5ミリレムとある。0.005ミリシーベルト、5μSv/hになる。

U.S. Navy: Low-level radiation detected at some Tokyo-area bases
A level of 0.5 millirems of radiation was detected at Atsugi with similar levels at Yokosuka, said Atsugi public affairs officer Tim McGough. The radiation was detected coming from winds blowing from the northeast, he said.

空間線量率5μSv/hは、他のMPの3/15のピークに比べて格段に高いから、これはベータ線も含んだ線量率だろう。沖縄県で個人がベータ線込みで測定した結果でも1μSv/h以上出ており、ガンマ線だけの場合に比して格段の差が付くことはある。

上の厚木基地の線量率グラフの左側にこのデータがあるとなれば、3/15に5μSv/hをつけ、下がってきたところを表していることになる。

3/21も3/15に劣らぬほどの高い線量率が観測されているはずだ。、3/21には、米原子力空母ジョージ・ワシントンが13:10頃米海軍横須賀基地から緊急出港している。

以上のところから、2011/3、神奈川県の広い地域でベータ線込みの線量率ピークが5μSv/h程度に達していたと見ていいだろう。

その影響がどうなるかは、言うまでもなかろう。米軍の家族が家に閉じこもり、換気を止めている間、厚木より風上に近い地域では普段と変わらず外出し、外で遊んでいたわけだ。

Pentagon preparing for a nuclear worst-case scenario at Fukushima
Even in its current state, Fukushima has released radiation measurable on U.S. bases. A measurement of 20 millirems of radiation exposure over 12 hours was made at Naval Base Yokosuka, not Naval Air Base Atsugi, although officials at the time recommended personnel at both locations take precautions.

ベータ線込みの線量率では、他の地域との比較がしづらいが、3/22頃に横須賀で0.2μSv/h(ガンマ線のみ)、茅ヶ崎で0.1μSv/h(ガンマ線のみ)だから厚木の0.25μSv/h(ベータ線も含むと見られるが大気中のベータ線源が地上に落ちればガンマ線のみと同様)との比準で考えれば、ベータ線込みの横須賀のピークは米軍の発表にあるようにほぼ厚木と同じで、茅ヶ崎では5μSv/hまでいかなくてもかなり高かったはずだと考える。

そして、神奈川よりも福島第一原発に近いところでは、同様にベータ線源による被曝が大きく、しかも大気中にベータ線源が大量に浮遊していたと見られるから内部被曝のリスクが大きいことは、大変懸念されるところだ。





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posted by ZUKUNASHI at 13:11| Comment(0) | 原発事故健康被害
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