データが膨大で整理に時間がかかるが、とりあえず、ギフト商品の検査結果から抜き出すと次のようになる。ここに掲げた品目は、関東でも入手機会があるという観点から拾っている。検出限界が1ベクレル/kgから1.8ベクレル/kgで検出限界未満が多い。例外は大分県産の干シイタケだ。

この測定例からは、北海道のジャガイモ、タマネギ、小麦はセシウム計でせいぜい1.5ベクレル/kg程度、魚沼と山形県東置賜郡の白米は1.5ベクレル/kg程度と推定できる。
そして輸入物のコーヒーは2.5ベクレル/kg程度、強力粉の製品は1.5から1.7ベクレル/kgと推定できる。コーヒーの粉や豆が意外と高いが、木の実は全般に高いことの一環かもしれない。
これらから、北海道産品、輸入小麦製品は、概して1ベクレル/kg程度はありうると考えておかなくてはならないだろう。福島第一原発起源のセシウムのほかに起源はいろいろある。
比較のために柏市の持ち込み品検査結果の一部を掲げる。

これだけの差がある。汚染地域から避難するだけで汚染食品を食べるリスクが大きく減ることは明らかだ。
「食事に含まれるベクレル数を試算してみよう」からいくつか記事を書いてきたが、東日本では、食材の選択に気をつけてもなかなか食事に含まれるセシウムを減らすことは容易ではないことが分かった。
ここを突破するためには、使用する食材の構成、バスケットを根本的に改めるしかないのだが、難しいと考える方が多いのだろう。これまでの記事について「我が家は2.2ベクレル/人日強に留められてます」などというコメントは寄せられていない。・・・ちょっと薬が効き過ぎただろうか?
まあ、そうかもしれない。ではどうするか、次が私の妥協的努力目標だ。
@ 無理なく産地を変更できる食材は、すべて非汚染地産のものに切り替える。
A 汚染地産の汚染が強いと見られる食材を使わないと出来ない料理はできるだけ作らない。家族に気づかれないようにメニューをシフトする。例えば、酢レンコン、たらの芽のてんぷら、きのこ料理。
B 食材の変更に合わせて新しいメニューを導入する。輸入牛肉でミートパイ。調味料も洋風調味料にシフトする。(コンソメ、ブイヨンなどのリスクを調べているがまだ情報がない)
C カリの含有量の多い食品を多用する。バナナ、きび砂糖など。
植物は、カリとセシウムともに吸収可能な状態であればカリを選好することが分かっている。人間の腸がどうかデータを見ているわけではないが、おそらく同じだろう。
ならば、食事に含まれるカリの量を増やせば、セシウムの吸収量は相対的に下がる。ストロンチウムについては、植物がカルシウムを選好するということでもないらしい。それでも、食事中のカルシウムを増やせば、相対的にストロンチウムの吸収量は減る。
口に入ったセシウムはすべて吸収されるという説もあるが、私はこれは違うと思う。人糞の中に含まれるセシウムは、福島第一原発事故後早い段階で極めて高い値を示し、その後漸減している。人糞の中には、栄養素が豊富に含まれている。だから肥料になる。
まとめると、何よりも汚染の強い食材を排除することが重要。そのためには避難が何よりも有効。もし、直ちに避難が出来ないなら、汚染の強い食材を使ってしまうリスクの軽減策を取る。併せて、セシウムの体内吸収を妨害するために食事に含まれるカリ、カリウムの量を増やす。カリは、余剰分は速やかに対外に排出される。
昔、ブラジルの地方都市で昼食をとった時に、プランテンバナナ、料理用バナナの水煮が出てきた。太いバナナをいくつかに切って皮ごと煮てあり、少し甘かった。ほとんど芋の食感だったが、私はうまいと思った。あんなものがあれば、毎日食卓に供してもいいし、応用も可能なのだが。
まあ、後は各人の工夫次第だ。読者の健闘を祈る!!
ただし、上のように努力しても、呼吸によって取り込む放射性物質は防ぎようがないことは、忘れないでほしい。
コーヒーはチェリーのようになっています。「実のある果実は数値が高い」と聞いたことありますので、そのせいかもしれません。
知人の焙煎機の煙突掃除を手伝い、発熱したことがあります。
焙煎機に付着したカスを取る作業でかなり吸ってしまいました。