横浜市産の乾シイタケから2011/11月、セシウム計 2,770ベクレル/kg検出された事例については、正直驚いた。生換算すれば、277ベクレル/kg程度あったことになり、栽培地の土壌セシウム濃度は3万ベクレル/m2程度あっただろう。
3万ベクレル/m2は、文部科学省の空中測定マップで第二階層と第三階層の区切りに当り、4万ベクレル/m2で放射線管理区域だ。
横浜市南部は、「測ってガイガー」のデータを見ると、0.14μSv/h程度の検出例は少なくないから、この空間線量率からも、放射線管理区域に相当する汚染度のところもあると見られ、ウクライナでの研究成果からすると、ほぼすべての人になんらかの健康障害が出かねない汚染水準ということになる。
次は、2010/1以降の横浜市の出生数の推移。2013年は前年を若干下回って推移している。

横浜市の1月から10月までの出生数合計。2011年に大きく減り、2012年は少し回復したが、2013年は前年より減少している。

横浜市の月別出生死亡比率の推移。年を追ってこの曲線が滑らかになって次第に下方へシフトしている。

横浜市は、千葉県の東葛飾地域に匹敵する汚染度の場所もあるから、比較対象として東葛飾地域を取り上げる。柏市、流山市、船橋市、松戸市、市川市、鎌ヶ谷市の合計。2012年と2013年の出生数死亡数。

出生死亡比率。東葛飾地域の都市は、都市開発が継続中のところに加え、在来住民の流出で不動産価格が低落した地域もあり、新住民の流入が見られ、横浜市より出生死亡比率は高い。

2012年1〜10月の出生数合計と2013年の同期間の出生数はほとんど変わらない。
2013年の出生数が頭打ちになったことが、初期被曝、低線量被曝による子作り活動への刺激が一巡したことによるものだと仮定すれば、この先、出生数は漸減していくだろう。東葛飾地域への流入人口も一部外国人を除けば相応の被曝を受けているはずで、いったん「人生における優先順位を」達成すれば、ただちに二回目に挑戦し、成功するか疑問もある。
横浜市の月別出生死亡比率が滑らかになってきたことの原因がどこにあるかは不明だが、指数のブレが少ないことは、なんらかの要因が確実に効いてきていることの現われとも受け止められる。
福島第一原発事故から2年8ヶ月、間もなく3年になる。「最近は、心筋梗塞脳梗塞より癌の話が多く聞こえてくる」との医師の述懐も見られる。
放射能による健康被害問題について首都住民の警戒感、緊張度合いが緩んできているのではないかとの懸念を示す人もいる。脳神経障害が広がれば、そういうことにもなるだろう。
私も、セシウムたっぷりのキノコ汁をお代わりしてまで食べてしまった。もう一回ネジを締め直さないといけない。健康被害の顕在化はこの冬が本番になるだろう。
汚染が強いのではと懸念されている横浜市南部、根岸線周辺と言えば、金沢区の南部汚泥資源化センターがあります。
横浜市一帯の汚泥終着地点で、高い煙突から何が出ているのか、気になっています。
南区の自宅は、資源化センターから北西の位置であまり風が来る位置ではないように思いますが、朝、6:00-7:00の間で8-10cpmの高い値が1分ほど出て、ほどなく0-1cpmに下がることが、よくあります。
(見逃しているだけで、ほぼ毎日そうなのではないかと思ってます。)
海岸から6キロほどなので、海風陸風のぶつかりが、ほぼ同じ時刻に汚染された空気団を運んでくるのかも知れません。
それとも、定期的に近距離から放出されているものがあるのでしょうか。
初期の沈着だけなら、0cpmから10cpmに毎日のように急上昇しないはずと思ってます。
より面積の大きいものだと、もっと入ってくると思います。
平均では3-4cpm,0.12マイクロシーベルトです。
スイッチをいれてすぐの値ではなく、時に30分から1時間後だったりもしますし、多い日は1日に3回くらい、8-10cpmを見ます。
原因はわかりませんが、窓を開けるときは必ず確認が欠かせませんね(^-^;
取り急ぎの返信になってしまいましたので、追記です。
温度や気圧の変化は気にしてませんでしたが、日の出日の入りの寒暖の差で生じる何か(上空の大気が降りてくること、花粉、海風陸風)が当てはまる気もしますので、それらを含め、なるべく記録してみます。
根岸線南部は、東葛飾地域から東京湾に流れたプルームが三浦半島にぶつかって滞留したことも考えられますね。