神奈川県下の読者の方々へ きのこの汚染情報: ずくなしの冷や水

2013年11月10日

神奈川県下の読者の方々へ きのこの汚染情報

2013/11/10、きのこのデータ発掘作業を続けていて、横浜市の衛生研究所の検査で、2011/11/2、その年の3月下旬に原木栽培で収穫されたシイタケの乾燥品(乾しいたけ)からセシウム134が 1,230ベクレル/kg、セシウム137が 1,540ベクレル/kg検出されたという情報に接しました。

しいたけは、乾燥させると重量が10分の1程度に減りますから、生の状態では、セシウム134が123ベクレル/kg程度、セシウム137が154ベクレル/kg程度あったのではないかと推定されます。合計で277ベクレル/kg程度です。

横浜市内のどこで栽培されていたものかは不明ですが、乾しいたけの状態での汚染度を他の産地と比較すると、岩手県一関市の乾シイタケで2012/06/07、1,400ベクレル/kg、岩手県奥州市の乾シイタケで同じ日に 1,200ベクレル/kg検出とあり、横浜市の2,770ベクレル/kgは、これらの汚染度をはるかに超えています。

横浜市では、10月中旬収穫、10月下旬加工分からセシウム合計955ベクレル/kg検出されており、この水準でも岩手県産乾シイタケの汚染度の強いものと並びます。

横浜市の1例目は、3月下旬の収穫ですから、初期プルームの到来に伴うフォールアウトの影響を強く受けたものと見られます。

神奈川県下では、福島第一原発事故後、早い時点から深刻な健康被害が伝えられ、私は、特に関心をもって調べてきましたが、これまで局部的に発見されていた土壌の強い汚染は、それをもたらしうる放射性物質の降下、沈着があったことをこの事例が裏付けることになります。

ここでお断りしておきたいのは、神奈川県下全域で横浜市のシイタケ汚染を生じさせたほどの多量のセシウムの降下があったと私が判断しているわけではありません。あくまでも局部的な降下沈着になっている可能性も大きいです。乾式沈着であること、神奈川県下は丘陵も多く気流の流れも複雑だろうと思います。

ですが、もう一つ、私の懸念材料をあげれば、神奈川県下の多くの地域できのこの汚染が検出されていることです。県中央部でのきのこの汚染は、注目されます。県西部に空白が多くなっていますが、山北町にはきのこ園があります。私は、いまだデータに接していませんが、汚染がないということは考えられません。



神奈川県下では住民の意識も高く、セシウム以外の放射性物質の調査なども行われているようです。横浜市のシイタケ汚染事例は、千葉県の濃厚汚染地帯の原木シイタケ汚染の中位に相当します。

神奈川県下の放射能汚染の実態は、わからないことが多いのですが、汚染が強いという前提で防御されたほうが良いと考えます。

今日の発見を改めて公表すべきか迷いましたが、材料を提供して読者の判断にゆだねるというこのブログの基本原則に則りました。

今日は次のツイートも見ました。土壌が200ベクレル/kgあればきのこもその程度の汚染がありえます。

Fibrodysplasia ‏@Fibrodysplasia 氏の2013/11/9のツイート
同位体科学研究所の人が言っていたが、富裕層が住んでいる鎌倉山はやられている(落ち葉とか燃やすべきではないという)。3百Bq近いところもあるだろう。鎌倉八幡宮周辺の小学校は50前後か。鎌倉の向こう側、つまり本郷台・洋光台・港南台は200弱あるだろう。小学校の校庭でも茂みはもっと高い

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posted by ZUKUNASHI at 20:28| Comment(2) | 原発事故健康被害
この記事へのコメント
金沢区並木の住人です。孫達を富岡八幡宮、総合公園等にて遊ばせております。
「わ〜内部被曝させてしまった…か…」
情報ありがとうございます。
「さて…何処が線量高いのかな…」
Posted by 土山純一 at 2014年01月14日 10:19
安いものでいいですから簡易測定器用意されていたほうがいいでしょう。ゴミ焼却場の排煙が流れてきたときも線量率が上がります。地域の汚染場所の傾向は空中測定マップでは分かりません。計ってガイガーで大体の見当は付きます。
http://hakatte.jp/map/
Posted by ずくなし at 2014年01月14日 10:33
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