柏市や我孫子市の人口動態を監視しているが、極端な悪化は見られない。柏市については、むしろ社会増が見られるようになっている。放射能の危険はなくなったのだろうか?

常総生協の土壌調査結果では、汚染が激しい。

時間の経過とともに放射能は低下するが、まだ高いはずだ。次は柏市のサイトにある空間線量率測定結果。0.1μSv/h以上のところが多い。
柏市内空間線量率車載測定結果(柏エリア)
柏市の人口増加は、一部の地域に限られ、既成市街地の多くでは人口が減っている。大字町丁別に2012/8末と2013/8末を比較するとつくばエキスプレス沿線などの新開地で人口が増加していることがはっきりする。次は、出張所別の年間増減人数。田中出張所には柏たなか駅の近傍が入る。本所管内では、流山おおたかの森に近い豊四季の増加が大きい。

柏市内で中古住宅が売れないというのは本当なのだろう。柏たなかの近くはアパートが多い。
我孫子市は、一時、月別の人口動態の公表を止めたが、再開している。赤い線が示す死亡数が乱高下しており、なんらかの条件変化で体力や免疫力の低下した方がバタバタと死んで、その後は小康状態ということを示し決して良いことではない。

社会増減は、2011/4以降、転出超過が続いており、転入超過となったのは2012/11と2013/7だけだ。
屋外スポーツ施設における空間放射線量の測定結果(平成25年9月分)を見ても多くが0.1μSv/h以上だ。
福島県のほぼ全域で住民はなんらかの疾病を発症するだろうに書いたことは、柏市や我孫子市にも当てはまる。
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