西日本は福島第一原発由来放射能より地震が怖い?: ずくなしの冷や水

2013年08月27日

西日本は福島第一原発由来放射能より地震が怖い?

全国の空間線量率MPの動向に関する一連の記事に書いてあるが、2013/8/15以降、空間線量率の最大値を更新するMPが続いている。

福島県下は、8月中旬頃に福島第一原発から放出される放射性物質が増えており、その影響であることは疑いがないが、西日本、九州、沖縄まで最大値を更新するMPが相次いでいるのはなぜだろう。

以下は、山梨県以西、新潟県以南についてMP測定値の最大値更新日ごとのMPの分布状況を示す。

2013/8/26に最大値を更新したMP

2013/8/25に最大値を更新したMP

2013/8/15から8/24の間に最大値を更新したMP


西日本でこのところ最大値の更新が相次いでいる原因として考えられることをあげれば
@ 福島第一原発事故から放出された放射性物質が夏季の上昇気流で上空まで舞い上がり、時間の経過とともに広範囲で降下している。この放射性物質の降下は、特に雷雨のように上空からの降雨があると顕著になる。

A 西日本にある核施設から放出された放射性物質が降雨により地上に落ちてきた。

B 西にある隣国の原子炉からの放射能漏れが続いている。

C 地中から大気中に放出されたラドンとその壊変により生じたビスマスなどが降雨とともに地上に降下した。

などが思いつく。

福島県下では、空間線量率が上昇後、上昇前に復帰せず、空間線量率が底上げされる例が多いが、西日本に関しては今のところそうなっていない。となると、セシウムなどよりも段違いに半減期の短い核種が降下していると考えざるをえず、上の考えられる要因のうちのCの可能性が高くなる。

もちろん、@からBまでの要因も寄与度は異なっても影響していると考えられるが、Cの要因が最も大きく、そして決定的であると見ざるをえない。

地震予測に励む人たちは、温泉水や大気中のラドン濃度を測定しその変化を見ている。上のようにいったん大気中に放出され、それが降雨で地上に降りてきたものを測定しても、特定地点のラドン濃度の変化を示すことにはならないからおそらく予測の材料としては使えないだろう。

だが、上にあるような各地のMP観測値の広域にわたるサイマルテニアスな異変は、四国全域、九州全域の大気中のラドン濃度の変化を示していると見ていいだろう。

そこで、上のグラフで示された現象が何を示すか? これ以上言を要しないだろう。

残念ながら、過去のデータの蓄積が不足で、地震発生の危険を示すものか否か、そして予兆になるとしても、どのくらいのリードタイムを想定したらいいのか分からない。

ただ、これまでは、降雨に伴うラドンなどに起因する空間線量率の上昇はせいぜい0.03μSv/h程度と言われている。今回の上昇幅は0.03μSv/h程度のところが多いが、それを超えるところもある。

南海地震などの危険が高まっているとも言われている。上の現象がそんな災害と関係がないことを願うばかりだ。

・・・・・

地震予測研究者の観察によると、東京でラドン濃度が特に高くなっており、石川でも同様。静岡では2013/8/25に大気イオン濃度に異変があったとされている。

関連記事
2013/8/15長野県で降雨による空間線量率急上昇
不思議なこの夏の空間線量率最大値出現状況
posted by ZUKUNASHI at 10:09| Comment(0) | 東日本大震災
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。