2013/8/15長野県で降雨による空間線量率急上昇: ずくなしの冷や水

2013年08月16日

2013/8/15長野県で降雨による空間線量率急上昇

2013/8/15の夜、長野県中信地方で空間線量率が大きく上昇している。



長野県の中でも諏訪市、松本市で強い降雨があり、それが影響していると見られる。

時間降雨量。単位mm。



激しい雨だが、雨が降るだけでこれだけ空間線量率が上がるということは、上空に滞留する放射性物質が極めて濃厚だということを示す。

雨が降らなければ放射性物質が降下して来ないというわけではない。長野県でこれだけ空間線量率が上がる。やはり東日本に住むのは危険ではないか。

・・・・

2013/8/15は、熊本県でも特異的な空間線量率の上昇が見られる。福島第一原発に近いほど、降雨による空間線量率上昇は大きくなると考えていたほうが良い。





熊本県荒尾市は福島第一原発から直線距離で1,000kmを超えている。周辺国でも同様な現象が起きているはずだと思う。自国の原発から放射能が漏れている国もあるので、今はまだ黙っているかもしれないが、いつ非難の声が上がるか。



放射性物質が放出され続けていると言う点から見れば、極東はチェルノブイリ事故を上回る影響を受けているのだろうし、秋になれば太平洋を越えて放射性物質が飛ぶだろう。

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posted by ZUKUNASHI at 10:29| Comment(3) | 内部被曝防止
この記事へのコメント
ずくなしの冷や水様
はじめまして。0.1μSv/hもの空間線量率の上昇のメカニズムについて少し私も考察してみました。
・岡谷市で117mmの豪雨。(事実)
これに、
・Bi-214やPb-214が300Bq/kg程度含まれている。
と仮定すると、ピーク後の半減期(約30分)や、空間線量上昇分の説明が付きます。
お時間あれば、blog記事にしましたので、ご覧下さい。
http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2013/08/2015-8-15-f0ef.html
http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2013/08/2013-8-15-2d95.html

次回、もし塩尻市で豪雨があれば、速攻でゲルマで計測して雨水中の放射性物質核種を検証する予定です。


Posted by 一ノ瀬 at 2013年08月25日 14:56
一ノ瀬さんこんにちは ブログ拝見しました。セシウム検出限界未満というのは意外です。でもラドンとその娘核種がなぜこんなに多いのでしょう。岐阜県中部や大町市の辺りは花崗岩が多くBGが高いとも言われますが、そんな影響でしょうか。ラドン濃度は地震予知にも使われていて別の観点から気になります。長野県内でラドン濃度を測定しているところがあれば、データを見てみたいですね。
ブログ多面的な考察があって勉強になります。信濃毎日の歪曲報道などおもしろいと思いました。
Posted by ずくなし at 2013年08月25日 16:07
ずくなし 様
お返事ありがとうございます。

私も自分で計算してみて、 276Bq/kgくらいの濃度の放射性物質が空から降ってくれば、0.1μSv/h程度は上がるはずと推測しながらも、まさかとは思っていました。
でも、データがありました。
http://www.chuden.co.jp/resource/corporate/news_99_N09913.pdf

降雨の平均濃度は、300Bq/kgだったとのこと。
この論文でも、検出された放射性物質は、Bi-214とPb-214のみだったと書いています。
観測された空間線量率のピークからの減衰を普段のバックグランド分引いてから、半減期を算出すると約30分でした。従って、放射性セシウムよりは、やはり娘核種達(半減期:20~30分)の可能性が非常に高いと思います。
Posted by 一ノ瀬 at 2013年08月26日 00:04
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