農産物検査結果から見ると初期の内部被爆はやはり大きい: ずくなしの冷や水

2013年07月20日

農産物検査結果から見ると初期の内部被爆はやはり大きい

下水汚泥焼却灰セシウム濃度ピークのズレは体内を経由したため?我が子をまもりたいさんにお答えしますで農産物の汚染を示すデータが不足していたので、厚生労働省の「平成23年3月から平成24年3月までの検査結果」から測定データを月別核種別に並べてみた。

最初の出荷制限は、2011/3/21、福島県、栃木県、茨城県、群馬県に出されたホウレンソウとカキナの出荷自粛、福島県に出された原乳の出荷自粛要請の指示だ。

2011/3月の検査結果、ヨウ素131。NDは左側に置いた。

2011/3月の検査結果、セシウム137。

2011/3月の検査結果、セシウム134。

上の図の拡大図。20、30ベクレル/kgはざらだ。

福島第一原発事故直後は、検査機器も不足していて検査件数も限られた。セシウム134と137でこれだけの違いが生じており、検査は十分な精度を持つとは思えない。それでも、ヨウ素で5万ベクレル/kg、セシウムで各4万ベクレル/kgの値を示したものがある。

2011/4月の検査結果、ヨウ素131。

2011/4月の検査結果、セシウム134。


2011/5月の検査結果、セシウム134。ヨウ素の検出は少なくなっている。


セシウム134の最高値が4万、1万、3千と下がってきているが、これはヨウ素と異なり減衰によるものではない。2011/3の放射性物質の降下沈着のピーク時に畑にあったものが順次収穫され、新たに植え付けられたものに代わってきたと解するのが妥当だろうか。

ただ、自治体の農産物検査の検出下限値は高い。それを考えれば、左側のND部分でも検出限界を低くとれば、相当高い値を示したものがたくさんあるであろうことは疑いがない。

かくして、2011年の春に放射能を気にせず農畜産物を食していた人は、自らの排泄物として放射性物質を少なからず下水道に流し込んだだろうし、自ら体内にも溜め込んだだろう。

このブログでは、「個人ごとの初期被曝状況を推定する その1」などの記事で初期の呼吸による放射性物質の取り込みが、短期間で健康被害をもたらすと強調してきた。そして、今、福島第一原発事故後、飲食物に気をつけなかった人は、食物を通じた内部被曝の危険性が高いことを示せたと思う。

関東での健康被害はすさまじいものになる。これが私の得た結論だ。もう葛西臨海公園に行くのは止めよう。元気で走り回る子どもが近い将来、深刻な病気を避けられないということが分かっているのに、彼らの姿を眺めるのはつらい、つらすぎる。
posted by ZUKUNASHI at 16:47| Comment(0) | 原発事故健康被害
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