2013/5/23 日本原子力研究開発機構の原子力科学研究所で事故 福島第一原発日々放出量の1年分以上の放出量: ずくなしの冷や水

2013年05月27日

2013/5/23 日本原子力研究開発機構の原子力科学研究所で事故 福島第一原発日々放出量の1年分以上の放出量

J−PARC事故に関する報道のまとめ

1. 日本原子力研究開発機構原子力科学研究所(茨城県東海村)の原子核素粒子実験施設(ハドロン実験施設)で2013/5/23、11時55分事故があり、放射性物質が漏えい。

2.ハドロン施設は、原子力機構が高エネルギー加速器研究機構と共同で運営している大強度陽子加速器施設J−PARCに付属。J−PARCは地下の三つの加速器をつなぎ、陽子を光速の最大99.98%にまで加速する。ハドロン実験施設では、円形加速器を周回しながら加速される陽子のうち、実験施設への取り出し口に漏れ出る陽子線を利用。

3.5/23、午後1時半ごろ、施設内で放射線量が通常時の毎時約0.4マイクロシーベルトから同4マイクロシーベルトに上昇したが、機構は「管理区域内での想定範囲内の汚染」と判断。排気措置をとり、外部へ放射性物質を排出した。午後4時には一時低下した放射線量が同6マイクロシーベルトに上昇した。

核燃料サイクル工学研究所のモニタリングポスト(2箇所)及びモニタリングステーション(1箇所)に おいては、通常時の平均値(70〜130nGy/h)に対して約10nGy/hの一時的な上昇が確認された。

4.実験施設は約3000平方メートルで、施設内全体が汚染されたとみられる。建屋内の汚染の程度は建屋内の汚染程度は、約30Bq/p2。最大1平方センチあたり最大40ベクレル、40万Bq/m^2。

5.原子力機構は、おおむね南西方向に1000億ベクレルの放射性物質が放出されたとする推定値を明らかにした。福島第一原発の一時間当たり放出量1,000万ベクレルの1万倍。

6.事故当時、建物内で約30人の研究者が実験や作業をしていた。当日管理区域に入域し、かつ、装置付近に立ち入った人数は55名。

5/26、原子力規制庁は、新たに研究者ら24人の内部被ばくを確認した。内部被ばくが判明したのは30人となった。
 0.1ミリシーベルト  7名
 0.2ミリシーベルト  4名
 0.3ミリシーベルト  2名
 0.4ミリシーベルト  3名
 0.6ミリシーベルト  2名
 0.7ミリシーベルト  1名
 0.9ミリシーベルト  2名
 1.0ミリシーベルト  1名
 1.5ミリシーベルト  1名
 1.7ミリシーベルト  1名

7.事故当時、金に加速した陽子をぶつけて素粒子を発生させる実験を行っていた。ビーム取出装置の陽子の流れをコントロールする電磁石が突然作動しなくなり、短時間に想定以上のビームが標的に照射された。その結果、標的である金が高温となり、その一部が蒸発した。

標的の金が高温となり、細かな粒子状や別の放射性核種に変換された。一部が金属製のパイプや遮蔽(しゃへい)材を突き抜けて実験室内を汚染した。室内からは、ナトリウム24(半減期15時間)、ヨウ素123(半減期13時間)、金199(半減期3.1日)などの放射性物質が見つかった。

8.日本原子力研究開発機構は、2013/5/24夜、原子力規制庁に報告。同調は5/25未明に公表。

9.日本原子力研究開発機構は、5/23に事故を起こした施設が24日の時点でも「通常通り運転中」と虚偽の発表をしていた。

10.「おしどりマコ・ケンの脱ってみる?デイリー」から
J−PARCと、規制庁に電話取材しました。
@施設周辺のモニタリングポスト(MP)の上昇について。
Q:ハドロン実験施設の事象がMPの上昇に寄与している、と考えているか?
A:ハドロン実験施設の排風装置を動かした時刻とMPの上昇の時刻は相関しているのでそう考えている。
Q:どの放射性物質がどれくらい放出されたか、推定の評価を出しているのか?
A:今、推定している。今日明日中には、発表できると思う。
AINESによる暫定評価について。
Q:基準3により、レベル1ということで、レベル4の基準1「放射性物質の外部への軽微な放出」についてはどう評価しているのか
A:暫定の評価で基準3のみを評価したということ。
基準1、基準2についての評価はまだ。今までIAEA(JAEA?)から渡された情報によって評価した。これから渡される情報によって変わる。

・・・引用終わり・・・

J-PARCは、建設費に約1,500億円投じられ、現在、施設全体の運転・維持管理に年間およそ130億円が支出されているJ-PARCという。40Bq/cm^2=400,000Bq/m^2 これが土壌のセシウム汚染なら空間線量率1.45μSv/h相当だが、建物の内部だからもっと高いだろう。かなり深刻な事故ではないか。金の同位体は強いベータ線を発するとも言う。

今回の漏えいは1年間に許される量の100分の1だと言っているから、この施設は、ベクレル数で福島第一原発事故の日々放出量の100年分を1年間に放出することが認められていることになる。水戸市の辺りに住むのは被爆を覚悟でないととても無理だ。

研究者はいったん帰宅してから、被曝検査を希望したという。なんらかの症状が出たのではないか。そうでないことを願うが。





南西方向に1000億ベクレルの放射性物質が放出されたのなら、レベル5の事故となる可能性がある。

掲示板には、1.0と1.4ミリシーベルトは、ホールボディカウンタでは、1検体あたり30〜40万ベクレル以上出ていたはずとの指摘がある。

早野東大教授の本件関連のツイート ryugo hayano @hayano に疑問を投げかける指摘もある。
「早野東大教授の、このツイートは変だ。
早野教授は、何のために、誤った情報をツイートするのだろうか?」

次のツイートの主は、高エネルギー加速器研究機構の教授。
@Mihoko_Nojiri野尻美保子(あ、実写版だ。) 2011-03-15 14:11:23
「心配させないようにいっておくと、30kmより外の場所で、今外であそんで危険というわけではありません。気になったらごめんなさい。ニュースに注意してくださいね。RT@cotorijima: 午前中まったり2時間も公園で遊ばせちゃいましたよ…」

野尻美保子(ニャ!ニャ!) ‏@Mihoko_Nojiri 2011年4月12日
「いやそもそも、プルトニウムだのウランだのあの程度の爆発で20Kmも飛ばないから。」

関係資料
J-PARC ハドロン実験施設におけるトラブルについて
J-PARC ハドロン実験施設におけるトラブルについて(追加資料)

茨城県環境放射線監視センターの測定データから



柳沢局は、5/23に前日と異なる動きを見せて日中低下しており、15時ころからの測定値の上昇の原因が何かは分からない。

追記予定。
posted by ZUKUNASHI at 23:20| Comment(0) | 福島原発事故
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