空間線量率グラフ集: ずくなしの冷や水

2013年05月15日

空間線量率グラフ集

プルームの到来時間を場所別に知るため、各地の空間線量率の測定結果をグラフにしたものを掲げる。独自作成のものと他の機関作成のグラフとがある。空間線量率は大気中のヨウ素濃度を示すものではないが、少なくとも福島第一原発事故直後においては、相関は高いと考える。セシウムも甲状腺障害の原因になるとの説がある。

空間線量率のピークを拾うと次のように書くこともできるが、前後がわからないとリスクを推定しにくいだろう。

@ 3/15 4:30 日立市久慈・大沼 3,586nGy/h
  3/15 4:40 常陸太田市真弓 3,734nGy/h
  3/15 4:50 常陸太田市磯部 5,081nGy/h(=5.081μSv/h)
A 3/15 8:00前後 つくばKEK 約1.06μSv/h
B 3/15 12:00 横浜市磯子区 0.125μSv/h
C 3/15 13:00 高崎量子応用研究所 0.6μSv/h
D 3/15 14:00 前橋 0.57 μSv/h 
E 3/15 16:00 千葉市稲毛区 0.73μSv/h
F 3/15 19:00 南魚沼市 0.527μSv/h
G 3/15 19:00 川崎市 0.175μSv/h
H 3/16日平均 山武市 0.337μSv/h

大体の様子を知っておこう。次の図は、ヨウ素沈着量の累積値を割合で示したもの。茨城が早く、千葉が遅いと見えるが、3/19以前のデータがないため、あまり利用価値はない。


次の図は、横軸に時刻を取り、縦軸に線量率(μGy/h=μSv/h)を表示。時刻表示「31221」は2011/3/12 21時を意味する。元のデータは、すべて公的機関が測定公表しているもの。さまざまの機関、団体のデータが混在しており、中には信頼性が疑わしいものもあるが、それは不問に付した。空間線量率の測定機器の特性、その設置場所等の違いも捨象している。

場所により5倍、10倍の開きがある。

以下は、個別地点の空間線量率のグラフ。

宮城県
宮城県女川町(女川原発MP)2011/3/13の午前0時頃がピークとなっている。宮城県内のデータが見当たらないので、福島市、山形市などのグラフとシミュレーション図を参考にするしかない。

山形県
山形市山形市は、2011/3/16の午前3時と3/20の午後8時との二つのピークがあるが、水準としてはそれほど高くはない。
3/20午後から3/21午後までの拡大図。

福島県
総合
福島市福島市単独図。3/15、19時30分にピーク。
福島市、郡山市、白河市
郡山市郡山市単独図
白河市、会津若松市
会津若松市、南会津町、南相馬市、いわき市
南会津町単独図
南相馬市、いわき市
福島第二原発MP
MP4単独図
いわき市。いわき市は、事故直後の空間線量率を隠蔽改ざんし、2011/3/16のピークを表示していなかった。この図は修正を加えたもの。この図では、3/16、11時前の19μSy/hがピークだが、他の図には、3/15、午前4時のピークがあり、こちらの方が高い。

茨城県
北茨城市、高萩市、大子町茨城県作成分
北茨城市上の図より期間が短いが、ピーク時線量を記入。
日立市、常陸太田市、常陸大宮市
東海村東海第二発電所MP2011/3/15 15:10現在の測定値は、421.3(nGy/H) だが、3/15、午前7時ころのピークがグラフの上限を突き破っている。
上のグラフの上部を推定したもの。
モニタリングポスト(A)の測定値が、3/21未明から早朝にかけて上がっている。2011年03月21日 08時40分現在。
東海村核燃料サイクル工学研究所
つくば市北部(KEKのサイトから)
つくば市南部(気象研究所、大気中の放射能濃度)

東京都
横田基地(大気中のヨウ素131濃度、3/15のデータはない)
2011/3/15早朝の空間線量率
新宿区百人町
東京都立産業技術研究センター(世田谷区大気浮遊塵濃度、2011/3/15のみ)

神奈川県
厚木基地2011/3/15のデータがない。
横浜市磯子区
川崎市、横須賀市。青が川崎市。

千葉県
千葉市稲毛区(日本分析センターの測定値)3/11〜3/25
3/20〜3/21
3/21〜3/22
3/22〜3/23
千葉県山武市日平均値、3/12〜6月末
日平均値、3/12〜4/1
市原市(千葉県環境研究センター)日平均値、3/12〜4/17

群馬県
群馬県前橋市
高崎市(高崎量子応用研究所の空間線量率の測定値)
CTBT高崎観測所日平均

新潟県
新潟市、長岡市、阿賀町、南魚沼市、新発田市、上越市3/12〜3/23

三重県
三重県四日市市

関東各地の空間線量率の変化数値表
気象研究所の作成によるプルームの動きのシミュレーション切り取り画像は、「2011/3のプルーム襲来とそれへの曝露状況推定の参考に」にある。

次は、気象研究所のシミュレーション画面から関東と周辺の主要都市をプルームがどのくらいの時間、覆っていたかを目の子で計算した結果だ。2011/3/15、午前0時から3/16午前8時まで。

プルームに含まれる放射性物質の濃度は、場所、時刻、高度によって異なるので長時間プルームに覆われていたからといって、それに比例して内部被曝が多くなるわけではない。

posted by ZUKUNASHI at 22:32| Comment(0) | 原発事故健康被害
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