町田、大和、綾瀬、海老名、藤沢は2011/3月に長時間空間線量率が高かった: ずくなしの冷や水

2013年04月26日

町田、大和、綾瀬、海老名、藤沢は2011/3月に長時間空間線量率が高かった

東京都町田市の人口動態が良くなく、被曝の影響が強いと疑われるが、その原因の推定には、データの不足がネックとなっていた。

米軍の測定資料は、町田市から神奈川県中央部にかけての人口動態の悪化の原因を示唆している。米国の測定データから北緯35.45、東経139.45の地点の測定データをグラフに落すと次のようになる。おおむね0.2マイクロシーベルトを上回って推移しているように見える。期間は、2011/3/22の8時8分から3/30の7時まで。日時は連続していない。


測定地点は、次のマーカーの点だ。町田市、大和市の南、綾瀬市に近く、南には藤沢市。藤沢市から少し西に行けば茅ヶ崎市で神奈川県の空間線量率はここで測定している。

次の表は、茅ヶ崎にある衛生研究所で測定した空間線量率を示す。2011/3/16までしか表示していないが、0.2マイクロシーベルトを超えた数値は見ていない。そもそも、都県が以前から測定している空間線量率は1時間平均しか公表されないこともあって低く出ている。

厚木基地のこの頻繁な測定は、グアムに避難した航空機の復帰のタイミングを計るためのものではなかろうか。だとすれば、信頼性は高いと考えてよい。


つまり、神奈川県中央部については、他に空間線量率の測定データがないが、この米軍の測定値を見ると、綾瀬市などの空間線量率は茅ヶ崎での測定値に比べてかなり高く、しかもそれが長期間続いた。

空間線量率の推移グラフで、2011/3/25の未明に0.71を記録しているが、3/24 18時の時点でプルームは東に抜けている。厚木に関しては、シミュレーション画面でプルームが抜けていても、高い空間線量率を示す例はほかにも見られ、神奈川県中央部では大気中の放射性物質が複雑な動きをしていたものと見られる。




そして、そのような複雑な動きを伴って放射性物質が空気中に長期間滞留したのであれば、2011/3のこの地域住民の内部被曝は極めて深刻なものがあっただろうと懸念される。

2011年の秋から藤沢市で死亡者数が急増した。藤沢は町田から大和、綾瀬を通る線の延長線上にある。やはり、初期の内部被曝の影響が疑われる。

神奈川県も死者が増えている 藤沢市で何が起きている?
posted by ZUKUNASHI at 16:04| Comment(3) | 原発事故健康被害
この記事へのコメント
http://blog.goo.ne.jp/adoi/e/ddfca92c5522111a3efad5e9cd4c7ea9

ずくなしさん、初めまして。
上記ブログに、3月13日頃の海老名市の被曝線量のことが書かれてあります。
(神奈川県の海老名で12μSv/hが測定されました。)参考になればと思い書き込ませて戴きます。自身は当時大和市北部在住でしたが、移住後も未だ体調がすぐれません。3月は殆ど自宅内で過ごしました。
Posted by yumiko at 2014年05月12日 05:51
http://blog.goo.ne.jp/adoi/e/855c4e6fe22bbbfe2e1a21bd04f1a66a

先ほど投稿したリンク先の、前記事のところです。
Posted by yumiko at 2014年05月12日 06:02
そのように書かれていますね。でも計測時刻とその場所の環境、前後の計測値がないと原因の推定が難しいです。
大和市、町田市、横浜市西部は初期被曝の影響が強いようです。体調の回復を願っています。
Posted by ずくなし at 2014年05月12日 08:29
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