※ 日本政府は2013/5/6、H7N9型鳥インフルエンザを感染症法に基づく「指定感染症」とする政令を施行し、ウイルスの国内侵入が懸念される際の緊急措置として、最長2年間、患者に対して入院や休業の強制が可能となる。空港や港で検査や診察をしやすくするため、検疫法の政令も改正し、同日施行した。
※ 湖南省衛生庁は2013/4/27、同省でH7N9型鳥インフルエンザの発症者が「初めて確認された」と発表した。それとは別に江西省で発生した患者1人が同省内で治療を受けている。江西省衛生庁も25日と26日に、H7N9型鳥インフルエンザの患者発生が確認されたと発表した。中国新聞社が報じた。中国中央政府は24日をもって、それまで毎日行っていた同インフルエンザの全国における感染者など発生状況の報告を停止したが、それ以降も福建省、湖南省、江西省で患者が発生するなど、感染は徐々にではあるが広がっている。(サーチナ4月28日(日)10時28分配信 )
※ 読売新聞 4月24日(水)19時11分配信
台湾の衛生当局は4/24、中国から入境した53歳の台湾人男性が、鳥インフルエンザ(H7N9型)に感染したと発表した。衛生当局によると、男性は3月28日から仕事で中国江蘇省蘇州に滞在し、4月9日に上海経由で台湾に戻った。12日から発熱などの症状が出た。蘇州滞在中、鶏やアヒルなど家禽(かきん)類との接触はなかったという。
※ 国立感染症研究所は2013/4、「現時点でパンデミック(世界的大流行)を起こす可能性が否定できない」との評価を明らかにした。 (朝日2013年4月22日13時47分)
※ 【大紀元日本4月22日】中国保健当局の幹部がH7N9型の鳥インフルエンザウィルスについて、限定的な形で人から人への感染が可能であると初めて証言した。
※ 2013/04/21 20:39 【共同通信】
中国で鳥インフルエンザ感染者が新たに5人確認、うち1人が死亡。全体の感染者は計102人。
※ サーチナ 4月18日(木)6時48分配信
中国政府・衛生と計画出産委員会は4/17、同日午後5時時点の全国におけるH7N9型鳥インフルエンザ患者・死者数を発表した。患者は82人、死者は17人になった。依然として増加が止まらない。
※ 上海市は4/14、感染して治療していた2人が死亡したほか、新たに3人の感染が確認されたと発表した。浙江省でも4人、江蘇省でも2人の感染が新たに確認され、これまでの感染者は計60人、うち死者は13人となった。 (2013年4月14日20時33分朝日新聞)
※ 浙江省政府は、鳥インフルエンザウイルスの感染者を新たに4人確認と発表。中国の感染者は55人。(2013/04/14 17:36 【共同通信】)
※ 中国河南省の衛生当局は4/14、省内の34歳と65歳の男性2人が鳥インフルエンザ(H7N9型)に感染していることを確認したと発表した。河南省では初の感染ケース。
※ 中国上海市の衛生当局は4/13、市内の56歳男性が鳥インフルエンザ(H7N9型)に感染しているのを確認したと発表した。男性の妻はインフルエンザの症状を訴えて死亡し、4日に感染が確認されていた。家族内で複数の感染者が確認されたのは初。ウイルスがヒトからヒトに感染した可能性も否定できず、衛生当局が感染経路の解明を進めている。
江蘇、浙江両省で13日にそれぞれ2人の感染が確認され、感染者は2市3省で計49人、このうち死者は11人となった。(毎日新聞 2013年04月13日 20時40分(最終更新 04月14日 01時44分))
※ 中国中央テレビによると、北京市の衛生当局は13日、同市の7歳女児が鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)に感染したことが確認されたと発表した。同型については上海市と浙江、江蘇、安徽の3省で確認されているが、北京市での感染確認は初めて。女児の容体は安定している。両親は生きた鳥を売る仕事をしていたという。衛生当局は女児と密接に接触していた周囲の人に異常は見られないとしている。(2013/04/13 11:33 【共同通信】)
※ 上海市の衛生当局は4/11、新たに3人の感染が確認され、このうち74歳の男性が死亡したと発表した。また、江蘇省でも新たに2人の感染が判明。感染者は1市3省で計38人、このうち死者は計10人になった。接触者に症状は出ていないという。(毎日新聞 4月11日(木)20時9分配信)
※ 上海大学でも7日、池のハクチョウやハト、クジャクなどを隔離すると発表。大学によっては鳥を排除する動きを強めている。また、上海市は、公園に放していたハトを回収するなど、市民が鳥と触れ合う機会を減らそうとしている。
江蘇省南京市は8日、家庭で飼っているニワトリやハトのほか、豚や羊までも9日までに自主的に「処理」するよう市民に通達。10日以降に発覚した場合は当局が「処理」するとした。このため、ペットとしてニワトリを飼う市民が南京市以外に暮らす親戚に送って「逃亡」させるケースも出ている。(毎日新聞 2013年04月11日 東京朝刊)
※ WHOの報道担当者によると、家族の中で複数が感染した可能性のあるケースは、上海市内と江蘇省で1件ずつ見つかった。上海市の例では家族3人が同じような症状を訴え、うち1人はH7N9型の感染が確認された。この患者ともう1人はすでに死亡している。
新華社は同担当者の話として、3人が全員感染していた場合も家族間の接触でうつったとは断定できず、同じ環境の中で別々に感染した可能性もあると説明。「現時点で人から人への持続的な感染を示す証拠はない」と伝えている。(CNN 2013.04.10 Wed posted at 19:08 JST)
※ 中国江蘇省政府は4/10、無錫市の70歳と74歳の男性2人がH7N9型鳥インフルエンザに感染していることを確認したと発表した。浙江省政府も同日、杭州市の65歳の男性1人の感染確認を発表。中国の感染者は、上海市と安徽省を含む1市3省で31人(うち9人死亡)になった。(時事2013/04/10-18:26)
※ 大紀元20130410
ヒトへの感染により、中国国内で相次ぎ死者を出しているH7N9型鳥インフルエンザ。当局の4月9日までの発表によると、上海市とその周辺地区で28人が感染し、うち9人が死亡した。匿名の専門家が大紀元に寄せた情報によれば、家畜や家禽への大規模感染は昨年末からすでに中国の一部地区で発生していたが、当局は公表していなかった。それが今回「ついにヒトへの感染に発展して、隠しきれなくなった」と述べる一方、当局が発表するデータは改ざんされており信用できないとも指摘した。
※ 政府は4/8、強毒性新型インフルエンザ対策を定めた特別措置法の施行を、当初予定していた5月から前倒しする方針を固めた。4/12にも閣議決定し、直ちに実施する方向で最終調整している。中国での鳥インフルエンザ(H7N9型)の感染拡大を踏まえた対応で、政府は施行に必要な行動計画などの策定を急ぐ。(時事2013/04/09-00:27)
※ サンケイ2013.4.9 13:55
ベトナム保健省当局者は9日、南部ドンタップ省の4歳の男児が鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染し、4日に死亡したことを明らかにした。ベトナムで同ウイルスによる死者が出たのは昨年1月28日以来。男児は3月23日に高熱やせきなどを発症。死亡後の5日に感染が確認された。WHOなどによると、ベトナムでの同ウイルス感染者は今回の男児を含めこれまでに124人、うち死者は62人となった。
※ 4/9は、上海、香港ともに株式は堅調。当局の防疫対策が市民の心理面の安定に効果があったようだ。
※ NHK4月8日 19時55分
中国の衛生当局責任者は、7日までに感染が確認された人と接触した621人も含めて、ヒトからヒトに感染した証拠はみられないとしたうえで、感染拡大の防止や感染源の特定に向けた調査に力を入れていることを強調。
一方、この責任者は「感染拡大を防止するうえでは不確定な要素もある」とし、WHOの中国事務所の代表も「将来は予測できない」と、さらなる感染拡大にそろって警戒感を示した。
※ 4/9の成田発着の上海に寄る日中共同運航便は飛んでいる。米国の航空会社の単独運航便も飛んでいるようだ。
※ 東海アマ氏の友人からの情報によると、4/8、17時前に上海空港が突如閉鎖、離発着完全禁止へ、鳥インフルエンザ対策のため上海の外国との路線を閉鎖の模様。日本人も帰国不能、陸路もダメらしいとのこと。
(東海アマ氏続報)
上海空港は再開、ただし外国人が外国に向かうことだけが許され、外国航空会社は飛行禁止、行き先別に外人だけ集められ中国旅客機で脱出とのこと。中国人は完全ストップ、上海はパニック状態
※ 東北大学大学院医学系研究科教授 押谷 仁氏のメッセージ「インフルエンザA(H7N9)のリスクをどう考えるべきか」から抜粋
インフルエンザA(H7N9)の正しいリスク評価をするために必要な情報がまだ十分に得られていない状況であるが、現時点で得られている情報からどんなことが考えられるか。
感染症のリスクの重要な2つの要素のひとつ病原性はウイルスに感染した人のうちどのくらいの人が重症化し、さらにどのくらいの人が亡くなるのかという重症化の指標である。
これまでに中国で確認された感染者のほとんどが重症化しており、そのうち5名が死亡している。この数字だけを見るとこのウイルスは人に対する病原性が強いように思われるかもしれないが、これだけで病原性を判断することはできない。なぜならこの数字の分母となる数がわからないからである。現時点で11 名しか感染者がいないということは考えにくくさらに多くの感染者がいると考えるべきである。まだ見つかっていない感染者も多くが重症化しているのであれば、病原性が高いと言えるが、それらの中には重症化していない例、すなわち軽症例が含まれている可能性もある。感染者の多くが軽症例であれば病原性はそれほど高くないということになる。中国の研究所が発表したウイルスの遺伝子の配列からもこのウイルスの病原性が非常に高いということを疑わせるような所見は得られておらず、感染者の中には軽症例も含まれている可能性はある。これまでは主に重症例について検査がされてきたと考えられるので、軽症例を含めた検査が今後行われると病原性についての実態が判明するものと思われる。
もうひとつの要素感染性については、通常鳥インフルエンザウイルスは人に感染しにくいウイルスであるが、インフルエンザウイルスが人への感染性を獲得するということはこれまでも起きてきている。人への十分な感染性を獲得すると、そのウイルスは新型インフルエンザとなってパンデミック(世界規模の流行)を起こすということになる。
これまで人での感染が確認されてこなかったH7N9というウイルスによる人での感染が相次いで報告されている理由としては、ウイルスの側に何らかの変化が最近起きたのではないかと考えられる。実際、ウイルスの遺伝子の解析の結果、今回人で見つかったウイルスは3つの異なる鳥インフルエンザのウイルスが混ざりあって生じたものであることがわかっている。このようなウイルスの変化が人での感染性が高まった理由である可能性は十分にある。また人での感染例が短期間に相次いで報告されていることから、人への感染性はある程度高いということが考えられる。今回のウイルスとは別の鳥インフルエンザであるA(H5N1)というウイルスも人での感染が2003年から継続的に確認されているが、このウイルスは人には感染しにくい、すなわち人への感染性が低いことがわかっている。このH5N1に比べて今回のH7N9は人への感染性がより高く、そのことが短期間に感染者が多く見つかっている理由であるかもしれない。ウイルスの遺伝子解析でも人での感染性を示すような変化が一部に見られている。このウイルスの人への感染源としては鳥やブタなどが考えらえるが、現時点では感染源が何なのかはよくわかっていない。
次に問題になるのは人から人への感染が起きているかどうかである。これまで発表されているデータからは人から人への感染が起きていることを証明するようなデータは得られていない。少なくても季節性インフルエンザのように効率よくしかも持続的に人から人への感染が起きていることはないと考えられる。したがって、このウイルスがすぐに新型インフルエンザ(パンデミック)に移行するものではない。しかし一部で限定的な人から人への感染が起きている可能性はあり、今後人から人への感染の有無についてのきちんとした調査が必要である。すでにこのウイルスは人への感染性をある程度獲得していると考えられることからも、今後ウイルスにさらなる変化が起き、人から人に効率よく感染を起こすようなウイルスへと変化する可能性は否定できない。
※ 時事通信 4月7日(日)19時39分配信
【上海時事】中国・上海市政府は7日、H7N9型鳥インフルエンザに感染した男性2人を新たに確認したと発表した。上海の感染者はこれで10人(うち4人死亡)。中国では安徽、江蘇、浙江の3省を含め計20人(うち6人死亡)となった。
※ レコードチャイナの2013年4月7日 19時40分配信記事
2013年4月6日、先日中国のマイクロブログに「南京市のとある住宅地で、道の両脇にある街路樹からスズメの死骸が次から次に落ちてきている」との投稿があり、大きな話題となった。龍虎網が伝えた。
これを受け、市の関係部門はスズメに死因について調査を開始したと発表。地元メディアによると、確かに5日午後5時ごろ、十数羽のスズメが死んだ状態で木から落ちてきたという。現在、現場では消毒作業が行われている。
※ 新華社電によると、浙江省杭州市の当局は6日、市内の商店で売られていたウズラから鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)が検出されたと明らかにした。同市で確認された感染者が発症前、この商店で買ったウズラを食べていた。商店はウズラを生きた状態で売っていた。当局は生きた鳥の販売をやめさせ、残りの鳥を殺処分とした。一方、江蘇省南京市は6日、市内の複数の市場で生きた鳥の販売を当面取りやめると発表した。上海市も同日、生きた鳥の売買市場を当面閉鎖する措置を市内全域で始めている。(2013/04/06 20:53 共同通信)
※ Record China 4月5日(金)8時54分配信によると、 2013年4月4日、中国・上海市国家衛生・計画生育委員会が、H7N9型鳥インフルエンザ感染の死亡者と頻繁に接触していた人に発熱や鼻水、喉の不調などの症状が現れ、現在同市公共衛生臨床センターで隔離治療を行っていると発表。
同市では同日午後11時現在(現地時間)、6人がH7N9型に感染し、うち4人が死亡している。6人の間に関連性は見つかっていない。今回明らかになった、感染が疑われている人は、今月3日にH7N9型の感染により死亡した人と接触していたという。このほか、31人が頻繁に犠牲者と接触していたが、今のところ不調を訴える接触者は新たに出ていない。
また、4日には国家鳥インフルエンザ参考実験室が、上海市松江区にある農産品市場のハトからH7N9型ウイルスを検出したと明らかにした。上海市はすでに同市場を閉鎖し、市場内の鳥類を全て殺処分にするなどの措置を取っている。
・・引用終わり。事態は深刻なようだ。人から人への感染がありうるとすると、大流行の恐れがある。日本に上陸すると、全般的に免疫力が落ちているから、犠牲者が続出するだろう。
2013年05月06日
鳥インフルエンザ情報
posted by ZUKUNASHI at 12:20| Comment(0)
| 社会・経済
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