横浜市立小中学校の雨水利用施設の汚泥汚染: ずくなしの冷や水

2013年03月20日

横浜市立小中学校の雨水利用施設の汚泥汚染

横浜市立小中学校の雨水利用施設の沈砂汚泥から高い放射能が検出されている。当然のことだし、屋上に降下した放射性物質がろ過沈砂施設に集められて再浮遊していなければ、学童の被曝はそれだけ減っていることになる。

この件に関する横浜市の発表資料を使って、地域分布などを見てみたがよく分からない。雨水利用をしている学校としていない学校とあるようだし、各学校の集水面積、降雨量などが不明なのでなんとも判断できない。

とりあえず、資料としてまとめた。沈砂汚泥の高濃度汚染は、2012/3に判明したようだ。その後横浜市は、夏休みの間にトイレ洗浄水の水道水への切り替えを行っている。

2012/10/5の資料で経緯を説明している。

・・・引用開始・・・

トイレの洗浄水等に雨水を利用している市立学校は44校あり、学校環境衛生基準に基づく水質検査を年2回行い、水質を維持するために年1回清掃を行っています。清掃に先立ち沈砂の放射能濃度を測定したところ、多くの学校で8,000Bq/kgを超える値が計測されました。(最高値は16,800Bq/kg)
そこで、児童生徒への直接的な影響を調べるため、洗浄水の放射能濃度と便器の直近空間線量を測りましたが、洗浄水の放射能濃度についてはすべて検出下限値未満、直近の空間線量は基準値以下でした。(検査結果の詳細は以下の表のとおり)
沈砂は、地下でコンクリートと水に覆われている状態です。

・・・次は、2013/3/15発表分・・・

平成25年3月15日
横浜市放射線対策本部
放射性物質汚染対処特措法に基づく指定廃棄物の申請について

市立学校雨水利用施設の汚泥
(一覧は別紙1のとおり)
学校の雨水利用施設(44校)の雨水貯留槽内に堆積している汚泥のうち、平成23年度の調査で1キログラムあたり8,000ベクレルを超える放射能濃度が検出された18校について、指定廃棄物申請のため、汚泥の総量を把握するとともに、再度核種分析を行いました。その結果、18校中9校で放射能濃度が1キログラムあたり8,000ベクレルを超えていました。なお、測定値が
平成23年度の測定値より増加した学校もあったため、前回、1キログラムあたり8,000ベクレル以下であった残る26校についても順次再測定を実施していきます。

・・・引用終わり・・・

2012/3に判明した学校別のろ過沈砂汚泥のセシウム濃度。東海道新幹線より東側が高くなっているようで、私の予想とは異なった。

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2013/3の発表による学校別の高濃度汚泥。丸印は、1年前より濃度が上昇しているもの。

濃度が上昇しているところは、この1年間にさらにセシウムが降ったところということになるだろう。濃度が低下しているところは、トイレ洗浄水に溶けて流れたのか、前年に一部汚泥を取り出したために平均濃度が下がったのか、まったく不明だ。

横浜市内の放射性物質の降下沈着を推定するよすがになるかと思ったが、その目的には役立たなかった。
posted by ZUKUNASHI at 10:00| Comment(1) | 福島原発事故
この記事へのコメント
私は横浜の京急線と市営地下鉄線沿線に住んでいますが、横浜は川と地下鉄や線路のあるとこが低く、その両脇は直ぐ坂。丘陵地に住宅が密集し坂ばかりの、勾配の激しい地域です。新幹線より東側が、特に勾配が激しいように思います。

行きつ戻りつし滞留し、雨で沈着したという分析が的を得ていると思います。
Posted by Calia at 2013年03月20日 12:38
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