もうすぐ福島第一原発事故から丸2年: ずくなしの冷や水

2013年03月08日

もうすぐ福島第一原発事故から丸2年

3月11日で福島第一原発事故から丸2年になる。手探りで過ごした2年間、福島第一原発の安定はまだ遠い先のことだし、放射性物質は今も放出が続いている。

時間の経過とともに明らかになったことは、福島第一原発事故により放出された放射性物質により日本にとどまらず、世界中の人々が被曝し、地球全体が汚染されたこと。そして日本では、被曝した人に健康被害が生じていることだ。

どんな病気や障害が全体としてどの程度生じているか把握することは、政府の情報隠しによって困難だが、究極の健康被害、出生数の減少と死亡数の増加は人口統計にはっきりと表れている。

早い都市から2013/2分の人口動態が発表されているが、1月は死亡数が急増、2月は出生数が急減しており、出生死亡比率は2013/1分までよりもさらに悪化している。

横浜市は、2013/2分まで人口動態が発表されており、次の図は月別出生死亡比率の推移を見たものだ。この3年の1、2月を見ると毎年悪化している。赤は2011/3。人口自然増が続いてきた神奈川県でこんなに悪くなっている。


このデータを見た友人が、日本は少子高齢化が進んでいるからそれが次第により強くなっているだけのことではないかとコメントしたが、そのとおりだ。放射能による若年老化現象の極致が早死で、産みたくても産めない、産まれなくなっているのだ。

死亡増、出生減の数字だけ示して、少子高齢化現象そのものと説明するのかもしれないが、死亡者の年齢別分布の変化を調べれば、異変が起きていることは一目瞭然になる。隠しきれるものではない。

すでに、放射能による健康被害の有無を論じている段階ではない。この先も安全論を唱える人には、汚染された物を飲食してもらえばいい。そこまで口を挟もうとは思わない。

みんな楽しくHappy♡がいい♪の2013/3/5の記事大勢の友達を見殺しにした夜は、内部被曝に対する人の意識の差がよく分かる。

私は、自分の接する人から世間の人たちの消息情報を得ようと努めているが、情報を集められる範囲が狭く、数例の突然死の話だけしか入っていない。事故以来、ずっと屋外の現場作業に従事する人の健康を心配していたが、そちらの関係者の話でも特に異変はないと言う。

私が、芸能人などの体調不良が頻発している話をすると、その関係者いわく「彼らは高いおいしいものを食べているからだよ」。一理ある。コンビに弁当に福島県産米が使われていても、精米してあるし、ご飯の量もそれほど多くはない。惣菜の原料も輸入品が多いだろう。近海魚類が安いといってもロットがまとまるのは輸入ものだ。

それに比して、国産和牛、近海魚類、関東産野菜、国産牛乳を原料とする乳製品などには汚染濃度の高いものがあるから常にそれらの高級食材を食した場合の危険のほうが大きい可能性はおおありだ。

最近は、キノコやイノシシ肉、川魚などにセシウム濃度のごく高いものが出ているが、市販品の農産物からは100ベクレルを越すような高い値が検出されることは少なくなっている。しかし、セシウムは薄まりながらあらゆる物の中に含まれていると見なければならないだろう。エントロピーの法則によればそうなる。

放射性廃棄物の仕分け基準である100ベクレル/kgの食品規制基準は高すぎる。セシウム濃度が低ければ、測定器で検出が難しくなるだけのことで、飲食物にまんべんなくセシウムがわずかずつでも含まれれば、総量としては無視できない数字になりうる。

キーコ氏は、上の記事で
「こんな自分が頭が変なんじゃないか?と一瞬思ったほどでした。
だけど、私はもう食べられない。
きっと死ぬまで食べないと思います。
どんなに新鮮な刺し身でも、もう美味しいとは思えなくなってしまったから。」
と書いている。

老い先短い老人は別として、若い方がここまで決心するのは難しいだろう。特に、大企業に勤めていたり、芸能関係者であれば、おいしいものの誘惑は避けがたい。

そんな現状を見ると、やはり福島第一原発事故による死者は毎年逓増していくのだろう。それも仕方がないことだ。少なくとも、安全フードが高値で売られ、カネのない家族は汚染食品を食べざるを得ないという状況にだけは絶対になってほしくないし、してはならない。

3年目、4年目と年を追って健康被害は増えてくる。これだけは間違いない。しかも想像を絶するほどになる。家族のために避難せず汚染地にとどまりがんばった結果が突然死やがん発症とならないよう願うばかりだ。
posted by ZUKUNASHI at 23:30| Comment(0) | 原発事故健康被害
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