甲状腺のガンとその転移はすさまじいものになるだろう: ずくなしの冷や水

2013年02月28日

甲状腺のガンとその転移はすさまじいものになるだろう

現時点での甲状腺の異常がどこの地域でどの程度増えているのか、情報が隠されていて実態が分からないが、私の収集した情報によると、甲状腺の結節等からのがん化、そしてそれの他の局部への転移は、すさまじいものになりそうだ。

1 最近の甲状腺がんに関する公式情報
東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べている福島県の県民健康管理調査の検討委員会が2013/2/13、福島市内で開かれ、18歳以下(震災当時)の2人が新たに甲状腺がんと確定したと報告された。昨年9月に判明の1人と合わせ、3人となった。(2013/02/13 13:45 共同通信)

2 このほかにも甲状腺がんの疑いのある者がいる。
甲状腺検査の平成23年度二次検査対象の186人の内、10人が甲状腺癌疑いで、その内の3人が手術済み。平成24年度の二次検査対象者549人はまだ検査中で、さらに郡山市と三春町から200人程度の二次検査対象者が出る見込み。(Yuri Hiranuma ‏@YuriHiranuma氏の2/19のツイート)

3 甲状腺腫瘍を発症した大人の摘出手術や死亡の情報もある。
平塚市の2012/10/12の発表によると、落合克宏平塚市長(55歳・男性)は、甲状腺腫瘍摘出手術のため10/15から10/19まで5日間公務を休んだ。

ぬまゆのブログ、2012/2/23の記事に20/12/5/31頃に甲状腺がんで手術をした人の例が2件記された。双葉町に住んでいた人と白河の人

福島市に住む方の情報では、60歳過ぎの方が、2012年12月に甲状腺の癌で死亡。半年前から体がだるく風邪が治らないと言っており、3ヶ月通った病院から福島医大に紹介されその時にはすでに末期だったとのこと。

世田谷で放射能の測定を行っていた男性は、2012/6に甲状腺がんが見つかり、同時に白内障、ちょっとたって緑内障。3.9mm大の肝嚢胞が9個。(木下黄太のブログ2012/12/29の記事)

4 この先の甲状腺がん発生見込みについての日本人専門家の見通しはほとんどない。

2013/2/24、東京新宿ロフトプラスワンで開催された「ラジオフォーラム」放送開始記念のイベントにおしどりマコ氏が出演し、「福島の子供の甲状腺がんどの程度増えると思うか」と問われ、慎重に次のように述べている。
「放射線防護の、チェルノブイリも全部研究されていた方に伺うとヨウ素131の東京電力が発表している放出量から計算すると、200人〜300人は子供の甲状腺がん出るんじゃないかという話を私はよく聞きます」(まっちゃんのブログに記事と動画あり)

これについて、私のニセモノに注意 ‏@tokaiama氏が「冗談じゃない! 200万人の間違いでしょ」と即座に異議を唱えた。

「みんなのカルテ」は、2012/8/20のツイートですでに次のように述べている。
「秋にははじまると思っていたことが、お盆明け早々にはじまりました。死亡は子供も含み、甲状腺癌、白血病の報告が次々に届いています。チェルノブイリで癌の発症は5年から10年かかりましたが、癌化のスピードはチェルノブイリの5倍です

「ふくしま集団疎開裁判」で2/19日付で原告側から出された北海道・深川市立総合病院内科部長の松崎道幸医師による意見書は、福島の県民健康管理調査の検討委員会が13日に公表した「18歳以下の甲状腺がんは3人」との報告を受け、チェルノブイリ原発周辺で行われた10歳以下の子どもの健康調査データと比較した結果、次のように述べているという。

チェルノブイリでは事故後5年経ってから、約1万4000人に1人の割合で甲状腺がんが見つかったのに対し、福島は3800人に1人(7人の疑いも含む)と極めて高く、しかも、発見された期間が短いことから、今の福島の子どもたちに「チェルノブイリ高汚染地域の子どもに匹敵する頻度で甲状腺がんが発生し、今後、激増する恐れがある。福島中通りとその周辺の放射線レベルの高い地域に居住を続けることは、医学的にまったく推奨できない」。

5 チェルノブイリ原発事故の健康被害を知る外国人研究者等の見解は次のようになっている。

(1)『チェルノブイリの長い影〜チェルノブイリ核事故後の健康被害』
汚染された村の子供たちに見られる甲状腺癌発症率が、通常の80倍のレベルにまで上昇したというベラルーシーやウクライナの現実

(2)「Canard Plus ♡ Tomos und Entelchens Blog」に日本語訳が載った、2011/3、デルテ・ジーデントプフ博士のインタビュー。
放射性ヨウ素は、子供の甲状腺に様々な影響を与えます。子供達は成長途上にありますから、甲状腺は大人よりも多くの放射性ヨウ素を取り込んでしまいます。チェルノブイリの経験から、子供達の甲状腺癌が飛躍的に増加することが予測されます。残念ながら日本の方々は覚悟をしていなければなりません。

(3)2011/10、IAEAの調査チームの一員として来日したミハイル・バロノフ(Mikhail Balonov )氏の福島県民に向けたメッセージ
1986 年以来25 年が過ぎました。私たちは、今、公衆衛生上のどのような損害がチェルノブイリ事故によって引き起こされたか知っています。損害のほとんどが、1986年5 月に、汚染された地域で生成された、放射性ヨウ素を含んだミルクを飲んだ子どもの高い甲状腺癌発生率に帰着しました

(4)「Canard Plus ♡ Tomos und Entelchens Blog」に掲載された、ドイツTAZ紙のデルテ・ジーデントプフ医学博士のインタビュー(2011/12/26頃)
チェルノブイリ事故後、被害を受けた妊婦を全員堕胎させる試みが行われました。しかし一部の妊婦達は身を隠してしまったのです。そしてその翌年生まれてきた子供達の間にも、甲状腺癌が現われたのでした。甲状腺癌はチェルノブイリ事故以前には子供にはまったく見られなかったのに、今では4,000人の子供の甲状腺癌がベラルーシーでは公的に認められています

(5)震災復興特別委のチェルノブイリ事故関連ウクライナ要人からのヒアリング(2011/10)
トロニコ氏(甲状腺医学の権威):甲状腺癌はウクライナ、ベラルーシにおいて深刻な問題。事故から4年後に増え出した。事故当時0-9歳、特に0-4歳 だった子どもに特異的。ウクライナ北部州における発症率は10倍に。人口の10%しかない汚染州が甲状腺癌手術6049症例の46%を占める。子どもの甲状腺癌、大人なら問題化しない1cmの腺腫があれば、3〜6ヵ月の間に転移を起こしてしまう可能性。取るべき処置は甲状腺の全摘手術。米国との共同研究で、事故当時の胎内被曝で甲状腺癌を発症した例がある。妊娠3ヵ月で胎児にヨウ素が取り込まれる。兆候を早期につかむため、超音波スクリーニングが必要。

6 甲状腺のがんは転移が早いと日本の医学者が論文に記載し、講演でも述べている。
「大人と異なって小児甲状腺がんの約4割には、この小さい段階(1センチ以下や数ミリの結節)で結節が見つかっても、既に局所のリンパ節に転移がある
(「日本臨床内科医会会誌 第23巻第5号 2009年(平成21)年3月」山下俊一)


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この記事は、すべてこのブログ内の記事からの引用だ。元記事を参照する場合は、「inventsolitude」と「検索ワード」の複合でGoogle検索が早い。
posted by ZUKUNASHI at 15:21| Comment(0) | 原発事故健康被害
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