2011/3 「東京にいた赤ん坊は、ほぼ全員に小さいのう胞が数多く出た」: ずくなしの冷や水

2013年02月26日

2011/3 「東京にいた赤ん坊は、ほぼ全員に小さいのう胞が数多く出た」

2013/2/25、竹野内真里氏(ツイッターネーム Mari Takenouchi ‏@mariscontact)が次のとおり述べている。

「重要!関西圏で高い割合でのう胞が確認されていると言いますが、私は関西と東京のエコー検査をし画像もくださる医師から、『事故時に関西にいた赤ん坊は全くのう胞がないが、東京にいた赤ん坊は、ほぼ全員に小さいのう胞が数多く出た』と聞いています。うちの息子も無数の小さいのう胞出ています。」

子供の甲状腺の異常「のう胞」の件だ。私はこれまで書くのを控えてきたが、この医師の「ほぼ全員に」との所見、観察は、信頼に足ると考える。

私は、医師ではないし、医学的な知識もないが、福島第一原発事故後の関東の被曝状況を調べた結果などから判断すると、「東京」に限らず初期のプルームが襲った地域では、現に少なからざる子供が甲状腺に異常を生じており、同様な被曝を受けた子供の甲状腺に異常が生ずるリスクは極めて高い。ほとんど確実と言ってよい。

理由をあげる。

@ 2012/7/6、保安院が発表した「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴うWSPEEDI-II による放射能拡散予測結果について」(平成23年3月17日(独)日本原子力研究開発機構)の参考として付されている「放出開始から昨日までのヨウ素の地上濃度分布(東日本域)」のうち、3/15、午前10時現在の地上濃度分布の図面。(地名記入の加工を加えている)

A 福島第一原子力発電所事故に伴うWSPEEDI-II による放射能拡散予測結果について(特定条件)(平成23年3月25日版)。(色相変換、地名記入の加工を加えている)

B 独立行政法人国立環境研究所 地域環境研究センターの研究者による『東京電力福島第一原子力発電所から放出された放射性物質の大気中での挙動に関するシミュレーションの結果について』(Geophysical Research Letters(アメリカ地球物理学連合発行)誌の学会員向け電子版に2011年8月11日付けで掲載) (もとデータを読み取りグラフ化した)

上に見るとおり、政府関係機関が行ったシミュレーションによると、いずれも3/15から3月いっぱいの関東での放射性ヨウ素の大気中濃度、沈着量は大きい。

C 衆議院チェルノブイリ原子力発電所事故等調査議員団報告書に添付されたDr. Olha V. Horishna著「チェルノブイリの長い影」には、「非確率的影響の第3グループには、ヨウ素の照射線量によって程度は異なるが、放射線による原発性甲状腺機能低下症(甲状腺の不活発)や、甲状腺の線維化および萎縮などを合わせた甲状腺病変が含まれる。」とある。

・発癌(さまざまな部位での悪性腫瘍の発生)、・奇形形成(胎児照射による胎児の欠損症)、・遺伝学的異常(突然変異、染色体異常)などが確率的影響、つまり、同じような被曝を受けた人でも発症するか否かは個人により差があり、相当数の母集団を対象として統計的にしか発症を測定できないのに対して、非確率的影響であれば、同じような被曝を受けた人は同じように発症することが確実ということになる

これまでの記事で繰り返し書いているが、2011/3の初期のプルームによる被曝はもう取り返しがつかない。健康被害が生じうるとの前提で、診察、治療を受けられるようにするしかない。

子供の甲状腺の異常は、楽観できない疾病だ。福島県立医科大学の副学長だった山下俊一は、「日本臨床内科医会会誌 第23巻第5号 2009年(平成21)年3月」に次のように書いていると低気温のエクスタシーbyはなゆー にある。
「大人と異なって小児甲状腺がんの約4割には、この小さい段階(1センチ以下や数ミリの結節)で結節が見つかっても、既に局所のリンパ節に転移がある

講演では、次のように述べているとnuclear allergyに書いてある。
「同時に、大人と異なり、小児甲状腺がんの約4割は、この小さい段階(超音波で甲状腺結節を見つけて、1センチ以下、数ミリの結節の事)でみつけてもすでに局所のリンパ節に転移があります。」

国や医療界が甲状腺異常に関して、診療診察を抑制するような措置を講じていることに強い怒りを感じているが、関東の母親たちは、なぜ怒りを当局にぶつけないのだろう。

私は、竹野内氏の怒りと焦燥は当然だと思う。子供の甲状腺障害が進行し、癌になるまで放置することに平気な母親が多いのか、それとも人の助言を聞く、情報を得ようと努めることが嫌いなのか。それではまるで犬や猫の親と同じではないか。

なお、甲状腺異常の問題については、2013/1にいくつか記事を書いている。こちらは、provocativeな書き方はしていない。

甲状腺病変は被曝量による非確率的影響 発症例をこのブログの記事から再掲
「チェルノブイリの長い影」から 甲状腺病変は非確率的影響
甲状腺病変は被曝量による非確率的影響 プルームの放射性ヨウ素
posted by ZUKUNASHI at 10:51| Comment(0) | 原発事故健康被害
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