難病が悪化する例が出ている 線維筋痛症、化学物質過敏症、腎疾患: ずくなしの冷や水

2013年02月05日

難病が悪化する例が出ている 線維筋痛症、化学物質過敏症、腎疾患

※ 木下黄太のブログ2013/2/4の記事から
木下黄太氏の聞き取った健康障害の事例がますます幅広くなっている。次の線維筋痛症の女性の手記は、こんな例もあると頭に入れておいたほうが良い。私は化学物質過敏症の方から直接話を伺ったことがある。要点を抜粋した。

・・抜粋引用開始・・

私は3,11以前から、線維筋痛症(英語名はFibromyalgia syndrome 略してFM。難病と言われる)を患っています。欧米では、この病気が下記のような経過をたどって発症すると研究者の間で定説になっています。

一般に、さまざまな微細な刺激を脳に加え続けると、脳が過敏になって、さまざまな症状が発現することがあります。もともと人間の脳は、普通なら苦痛と感じないようなわずかな刺激を繰り返し加え続けると、小さな刺激を大きく感じるようになる機能を持っています。

そして、脳を過敏にする刺激には、化学物質や電磁波、振動など、ありとあらゆるものが含まれます。

残念ながら日本の学会は、FMを研究するにあたってこの概念を採用せず、いまだに、まともな研究がなされていません。

3,11以前の私の状態と3.11以降の自分自身の観察結果は次のとおりです。

2001年4月にFMを発症、激痛で歩けなくなった。(痛みのほか、猛烈なめまいや尋常ではない疲労感、目の感覚異常や不眠、手足のしびれやこわばり、過敏性腸症候群など多種多様な症状が出た。これはFMの大きな特徴)、その後、さまざまな大学病院を回ったが、悪化の一途をたどった。

2006年に、ほぼ寝たきりになり、福岡で治療実績を上げているクリニックを知り、そこを頼って福岡に移住し、治療を受け始めた。2008年秋に劇的に回復し、埼玉に戻った。その後も順調に回復。

2011年3月、原発事故。半年経った9月ごろから、目に見えてFMが悪くなり始めた。その年の末ごろから、100メートルも歩けなくなった。そして、神奈川、山梨、豊橋や福岡に移動して、土壌中のセシウム値と自分の体調の変化を調べた。その結果、数値と体調が、正確に連動していることが分かった。

2012年4月、痛みのほかに熱っぽさやだるさで、福岡に移住した。埼玉では100メートルも歩けなかったのが、福岡に移住後、1週間で30分歩けるくらいに回復した。

FMは、潜在患者を入れると国内に二百万人いるという報告もあります。MRIやCTを撮っても、尿検査、血液検査でも、数字的な異常は発見されません。

私は化学物質過敏症(CS)の患者さんとも連絡を取っていますが、関東に住むCS患者さんのかなりの人が、症状が悪化し、西に疎開しているという話を聞きました。

CSについては、今のところ、国は[中毒]であるという見解を取っています。中毒は、一種類の化学物質を大量に浴びることで、その物質に特異的な不具合が発生するものです。しかし、CSを発症すると、患者は多種多様な、それもわずかな量の化学物質にいちいち反応し、痛みやだるさ、吐き気、不眠、関節痛など、多様な症状を訴えます。

今回、大量の放射能が拡散した結果、おそらくCS患者と、かなりのFM患者が、症状を悪化させているのではないかという懸念を抱きます。

この病気は、微細な刺激を浴び続けて症状が出ても、初期の段階で、刺激源から遠ざかれば、回復することが多いのです。でも、症状が出ても、長期に渡って刺激を受け続けていると、症状が次第に固定し、刺激源から離れても、回復しなくなっていきます。

CS患者も、2003年に京都大学教授が疫学調査をして、重症者だけで90万人という数字が出ています。FMもCSも、発症する人は、女性が圧倒的に多いです。成人した女性に患者が多いです。

私は、何とか関東圏で自分が住めるエリアがないかとかなり徹底的に、家族の車で移動しながら調べましたが、ついに、体調が良くなる場所を見つけることができませんでした。早くに放射能が原因ではないかと気がつき、とにかく福岡に逃げて回復することが出来ましたが、多くの人が、発症しても原因には気づかず、悪化させる恐れがあると思います。

関東に住む成人女性に、この手の体調不良が出てくる可能性があると思います。全身の痛み、目眩い、頭痛、耳鳴り、熱っぽさ、異常なだるさ、不眠、吐き気、ひん尿、下痢や便秘などの腸の不調、猛烈な生理痛(すべて、CS,FMの症状)などで、やっと仕事を続けられるかどうか、学校に行けるかどうか、という状態です。

そして3%から5%くらいに、ほぼ寝たきりの重症者が出ると思います。

保険医が、この疾患を知りませんから、患者が病院に行っても誤診がなされ、精神的なものとされて抗うつ剤や抗不安剤、睡眠剤などが処方されることになるでしょう。発症のメカニズムから言って、多くの患者が薬剤などの化学物質に過敏になっている可能性があり、これらの薬剤は、抜本的な解決にはなりません。ちなみに私は今も薬は副作用が強く、全く飲めません。発症を防ぐには、まず最初に、刺激源から遠ざかるしかないです。

・・引用終わり・・

公開しなかったが、2012/9に化学物質過敏症の方からコメントをいただいた。福島第一原発事故後、症状が悪化し、やはり避難して凌いでおられるということだったが、もともと食べ物には細心の注意を払わなければいけないのにさらに苦労が増えていると伺った。教えてもらったことの一部は記事に取り入れた。


上の木下氏の記事には、難病指定の腎疾患にかかったことのある人が一斉に再発したとの次の情報もある。

「友人の子供が難病指定の腎疾患を抱えていましたが、福一の事故以前は経過は良好で再発は抑えられていました。ところが残念ながら、5月頃再発致しました。

ある大学病院にかかっていましたが、不思議な事に『ほぼ同時期にほぼすべての患者が再発した、普通はあり得ない』と医師が首をかしげていたそうです。」
・・・明記はされていないが、2011/5頃のことだと考えられる。
posted by ZUKUNASHI at 19:51| Comment(0) | 原発事故健康被害
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。