「ヨードグリセリン液」を飲んでみた: ずくなしの冷や水

2012年12月26日

「ヨードグリセリン液」を飲んでみた

この記事は、海外からの通販によらなければ安定ヨウ素剤が入手できなかった2012/12に書いたものだ。2014/7現在、国内でも通販などで安定ヨウ素剤が買えるようになつている。

・・・・・・

「今日の放射能 健康被害が広がっている!」の記事で、「ヨードグリセリン液」、ルゴール液の目的外用途使用について書いたが、このブログには特段の反応はなかったものの、ツイッターでは激しいやり取りがあったようだ。

私は、薬が好きでなく、降圧剤のディノバンも飲みたくないほうなのだが、「ヨードグリセリン液」については記事にした以上、責任があるので、自ら人体実験だ。

私の買ったルゴール液。何種類か市販されている。

まず100CCのミネラルウォーターをグラスに入れる。数滴垂らすのに清潔なストローを用いた。1回目の滴下。


2回目の滴下。最初の滴下分が底に沈んで黄色になっている。


2回目の滴下が終わったところ。こんな薄い色がついた。


これを飲むと、予想していたとおりの味、香りだが、薄すぎて扁桃腺に塗られたときのあの感じはない。

すでに飲んで1時間経過したが、特に気分的にも、体調にも変化はない。子供の頃に、風邪を引いて医者からもらった内服液に、こんなのがあったような気もする。

・・・・この実験は、老い先短い老人だからこそできること。真似しないでください・・・・・

以下は、大正製薬の「大正ルゴール ピゴン」の使用説明書による。

薬の使用説明書には、成分として100グラム中
ヨウ素 0.5g
ヨウ化カリウム 1.0g
濃グリセリン 45.5g
ハッカ油 0.02g
とある。残りの53gほどは水なのだろう。

用法・用量の注意事項として、患部に塗布するのが本来の使用法であり、「塗布用にのみ使用し、内服しないでください」と書いてある。

※次の人は、使用前に医師、薬剤師などに相談しろとある。
(1)医師または歯科医師の治療を受けている人
(2)妊婦または妊娠していると思われる人
(3)授乳中の人
(4)薬などによりアレルギー症状をおこしたことがある人
(5)口内のひどいただれのある人
(6)甲状腺機能障害の診断を受けた人

まれに重篤な症状、アナフィラキシー様症状(使用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ等)が起こることがあり、その場合はたたちに医師の診療を受けろと書いてある。

それ以外にも、皮膚、口、消化器、その他に(例えば皮膚なら発疹、発赤、かゆみなど)症状が出た場合は、副作用の可能性があるので使用を中止し、医師などに相談しろと書いてある。

・・・引用終わり・・・

薬の本来の使用法に従っていた場合でも、副作用が出ることがあるのだから、やむを得ず目的外に使用する場合にはリスクとメリットを十分比較勘案しなければならない。

甲状腺に障害のある人、ヨウ素にアレルギーのある人は、「ヨードグリセリン液」による患部殺菌だけでも副作用、害が出ることがあるのだから、飲用は決してやってはならない。

それ以外にも、上に※印を付けたところに掲げられた、本来の使用法でも使用前に医師に相談すべしとされる人は同じだ。

それにしても、扁桃腺に塗るだけでもこんな副作用が出かねないヨウ素を東北関東の人が一人の例外もなく吸わされ、呑み込まされたわけで、中にはそれによって上に書いた副作用に相当する症状が出た人も数え切れないほどにいるはずだ。妊婦は使用前に医師に相談しろにあるのが私には大変気になる。妊婦にはどんな副作用の恐れがあるのだろう。

・・・・

被験者の飲用前の食事、体調の状況
食事:海草などヨードを含む食品は、12/23午前に昆布巻きを少量食べている。
体調:睡眠は十分、日中、ゴーグル+マスクで3時間半のウォーキング。

飲用から24時間以上経過したが、今のところ特に体調の変化はない。さらに経過観察だ。(本番では2回目を飲む段階だ)

・・・・

下の参考情報に掲げた米国の安定ヨウ素剤通販会社の販売するものは、1錠がヨウ化カリウム130mgだという。

そして、「安定ヨウ素剤(ヨウ化カリウム)は、摂取ガイドラインに沿って摂取することで24時間甲状腺を保護します。大気中の放射性ヨウ素が環境にあることが懸念される場合、公的機関もしくは医療機関の指示に従い24時間ごとに摂取してください。」と書いてある。

24時間しか効かないとなると、毎日服用しなければならない。(飛んでくるのは放射性ヨウ素だけではないから、避難が先だろうが)

私の購入したルゴール液の成分は、100g当りヨウ化カリウム1.0gだから、1,000mg。ヨウ化カリウム以外のヨウ素は後で考慮するとして、このルゴール液1g当たりではヨウ化カリウム10mg。成人が1日130mg飲用するとなると、13g必要となる。

ヨウ化カリウムだけで計算すると、一瓶30g入りだから、2.3回分にしかならない。

なお、日本のヨウ化カリウム製剤「ヨウ化カリウム丸」は、1錠100mgとの記述が「院長の独り言」にある。

そして、「院長の独り言」では、13歳以上の者は1日当たり ヨウ素量76mg(ヨウ化カリウム量100mg)とあるからヨウ化カリウム量をヨウ素量に直すには0.76倍すればいいらしい。となると、上のルゴール液1gには、ヨウ素5mgとヨウ化カリウム10mgのヨウ素量換算7.6mg、ヨウ素量で計12.6mg含まれていることになる。

日本のヨウ化カリウム錠剤、1錠100mgのヨウ素量76mgに相当するルゴール液の量は、76÷12.6=6.03g。一瓶30g入りなら、大人5人分の1日の服用量がまかなえることになる。

600mlのペットボトルがあれば、これに1瓶の30gを溢れないようにすべて注ぎ込み、大人なら1人が120ccずつ飲めば良いことになる。500mlのペットボトルなら1人が100ccだ。

私の人体実験では、ルゴール液1gも飲んでいないと思う。かなり色が濃くなるだろうから、飲むには勇気がいるかもしれない。

私は、100ccをキッチンの料理用計量カップを使って計ったが金属製だ。薄めた100cc、120ccを計るには、合成樹脂かガラス製のものを使ったほうが良いのだろう。

上の計算は間違いないと思うが、何か気づきのことがあれば教えてほしい。

ルゴール液2、3滴どころではまったく足りないことを知って驚いている。国内の薬局では処方箋がないと安定ヨウ素剤は買えないとのこと。海外の通販で取り寄せる人もいるようだ。海外旅行の土産は、チョコレートより安定ヨウ素剤が喜ばれるということになるのかもしれない。

・・参考情報・・

院長の独り言
大飯再稼働とヨウ素剤内服非公式マニュアル(自己責任で)

米国安定ヨウ素剤通販会社

福島第一原発事故を受けて、ポーランドでは人々が薬局に殺到してルゴール液(複方ヨード・グリセリン)を競って買い求めた」との情報

なお、放射線医学総合研究所は、2011/3/14に「ヨウ素を含む消毒剤などを飲んではいけません」と発表している。この注意で疑問なのは、「放射性ヨウ素が大量に体の中に入った場合の健康への影響を低減するために、内服薬である『安定ヨウ素剤』を医師が処方する場合があります」としていることで、「放射性ヨウ素が大量に体の中に入った」後では、安定ヨウ素剤を飲んでも効果は少ないはずだが。
posted by ZUKUNASHI at 10:01| Comment(4) | 内部被曝防止
この記事へのコメント
ヨウ素剤はAmazonで一瓶60錠入り(15日分)が送料込み1200円で買えます
ここに書かれていることはそれこそ無駄な努力というものでしょう(笑)
素直に購入されることをお奨めします
Posted by 遠藤 盛志 at 2014年07月09日 08:07
私もヨード探しているけど、飲むためは見つかりません。これを飲んで見るかな。。。。ありがとう
Posted by 日笠 ジェルザ at 2015年12月30日 10:11
日笠さんこんにちは
AMAZONに GMP基準認可ヨウ素250mg錠剤 があります。
Now Foods ナウフーズ ヨウ素 60錠入り Potassium Iodide 60 Tablets (海外直送品)
というのもあります。
AMAZONで 安定ヨウ素剤 で探してみてください。

一般の薬局でも販売できるそうですが、買う人が少ないと置かないそうです。
Posted by ずくなし at 2015年12月30日 10:43
http://www.supmart.com/

ここがカリフォルニアの日本語サプリサイトで1万種以上のサプリを売っている大手「サプマート」です。アメリカはサプリ大国です。日本みたいに人におかしなこと言われません。もう15年ほどの付き合いです。ネット注文で日本のどこでも1週間から10日で届きます。Amazon経由よりも早いですよ。

2011年3月にすぐ、ヨウ化カリウムを2ボトル注文しました。
どのサプリもNOW社のが信頼性高いと思っています。

ヨウ化カリウムは、Potassium Iodide 120mg 60tablets. です。
価格は忘れるほど安かったです。
Posted by hiyaase at 2015年12月30日 12:55
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。