個人ごとの初期被曝状況を推定する その2: ずくなしの冷や水

2012年12月11日

個人ごとの初期被曝状況を推定する その2

具体的な推定方法を示すため、栃木県小山市の小山運動公園の近くに住んでいる場合を設例とする。小山市は、米国防総省が9/5、ウェブサイトで公表した被ばく線量の推定値で高い値を示している。

@ まず、調べようとする地点を地図で確認し、気象研究所のシミュレーション画面に落とす。



シミュレーション画面には、県境と陸海境が載っているからそれを手がかりにする。同心円は、50km単位。設例の場所は福島第一原発から150kmを少し越えたところだから、この同心円も手がかりになる。


こんなところだろう。

A 気象研究所のシミュレーション動画でだいたいの時刻ごとのプルームの襲来状況をつかむ。

3/15の午前4時ころにはプルームが到来し、7時には濃度が高くなっている。正午もプルームが覆っているがその後は濃度が下がる。3/20の14時にはまた少し濃度の高いプルームが襲来するが北西に流れていく。

3/21の15時ころまた濃度の高いプルームが襲来、3/22の午後まで濃度を変化させつつ滞留する。滞留時間は、関東の中でも長い。

続いてスクリーンショットで確認する。

2011/3/15




2011/3/20

2011/3/21




2011/3/22





ただ、このスクリーンショットを見る上で、その1に書いたように色で示される濃度は、福島第一原発付近での濃度に対する比率(%)を示しており、現実の濃度の絶対値を示すものではないことに注意が必要だ。

濃度1万の0.1%と濃度50の10%では、後者は前者の半分だ。

では、実際の被曝度合いをどうやって判断するか、次の記事に書く。
posted by ZUKUNASHI at 12:41| Comment(0) | 原発事故健康被害
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