カラスはどこに消えた? その12: ずくなしの冷や水

2012年12月10日

カラスはどこに消えた? その12

民間地震前兆観測者の中に、早ければ数日中にM8を超える地震が日本の周辺で発生するとの見方が有力になっている。気象庁も、12/7の会見で「今回の震源の北や南でさらに大きいアウターライズ型地震が起きる可能性が残る」と注意を呼び掛けている。

私は、やはり東北から関東にかけての太平洋側、特に日本海溝の東側、アウターライズで大きな地震が起きる恐れが強いのではないかと警戒している。最小限の備えはしたつもりだが、そんな地震が生じた場合どんなことになるのだろう。

まず、ありうるとされる地震の震源等
@ 2012/12/7のM7.3の震源の近くでM8からM9の地震が発生し前回2011/3と同等程度以上の津波が襲来するケース。
A 日本海溝の東側、2012/12/7のM7.3の震源よりさらに東の、地図で300kmラインのある辺りでM8からM9の地震が発生し前回2011/3と同等程度以上の津波が襲来するケース。
B 300kmラインのある辺り、2012/12/7のM7.3の震源より北にずれたところ、例えば北方四島に近いところでM8からM9の地震が発生するケース
C 300kmラインのある辺り、2012/12/7のM7.3の震源より南にずれたところ、例えば銚子沖でM8からM9の地震が発生するケース
D 東海沖の地震
E 内陸でM7からM8の地震が起きるケース。特に首都直下型。


@ 2012/12/7のM7.3の震源の近くでM8からM9の地震が発生し前回2011/3と同等程度以上の津波が襲来するケース。

各地の津波の高さが問題だが、福島県の沿岸を前回と同程度の津波が襲った場合、福島第一原発の冷却・収束作業が止まる恐れがある。冷却が止まれば、再び放射能漏れが生ずることは避けられず、関東東北の多数の住民が避難を余儀なくされるだろう。

ただ、放射能漏れに関しては、劇的な進行はなく、放出までには一定の時間がかかるだろうから、状況を把握して(隠蔽されなければとの条件付だが)対応する。

避難が必要かどうかは、ネット上の情報を調べる必要がある。この種の情報が最も多く集まるのは、東海アマ氏のツイートだ。同氏のところには、いろいろな人からタイムリーにツイートが寄せられ、同氏が選択してリツートするので一箇所で重要情報が得られる。

木下黄太のブログも期待できそうだ。他にも参照に値するブログやツイートは多い。そのブログやツイートの過去の記事や発言を確認し、信頼度を判断しなければならない。

残念ながら小出裕章氏の見解をリアルタイムで伝えてくれるメディアがない。

大事なツイッターでの発信者を忘れていた。福島第一原発の作業員のハッピー ‏@Happy11311氏。 同氏の12/7のツイート
「オイラ達作業員は、時々みんなで飲み会があるんだけど、その時にオイラがみんなに質問する事があるんだ。それは「もし、3.11みたいな地震が作業中に来たらどうする?」って、そしたら約8割の人が「そのまま汚染車で正門突破して、ひたすら逃げる」って答えだったでし 」

現場の状況を知る人は、次なる地震による被害の怖さをしっかりと認識している。

地震動による陸上の被害も大きくなる。震源が浅いと長周期の揺れが強く高層ビルなどに被害が大きくなるとの指摘もある。避難者が増えた場合、道路が大渋滞となるから、時間差を置いて避難することも考えなければならないだろう。つまり、数日篭城せざるを得ない場合もある。ライフラインが止まることも覚悟だ。

A 日本海溝の東側、2012/12/7のM7.3の震源よりさらに東の、地図で300kmラインのある辺りでM8からM9の地震が発生し前回2011/3と同等程度以上の津波が襲来するケース。

このケースでは津波高が30mに達するという見方が示され恐れられた。津波による影響は@と同様だ。震源が遠くなる分、陸上の揺れは弱くなることが期待できるが。

C 300kmラインのある辺り、2012/12/7のM7.3の震源より南にずれたところ、例えば銚子沖でM8からM9の地震が発生するケース

2011年から2012年前半に話題になったのは、AとC。特に千葉県の南東沖での巨大地震による津波被害が恐れられた。最近はこのケースはあまり話題にならなくなっている。

このケースでは、関東沿岸に津波が押し寄せ、神奈川県も含めて大きな被害が生じる恐れがある。関東で、緊急に避難する人の群れが道路を埋め尽くす可能性が強く、西に向かう高速道路のひとつが閉鎖されているために、高速道だけでなく一般道も混雑し渋滞がひどくなるだろう。

D 東海沖の地震
東海、南海地震の可能性は変わっていないはずだが、最近の地震が関東東北の太平洋側に集中しているため、あまり話題になっていないだけだ。

E 内陸でM7からM8の地震が起きるケース。特に首都直下型。
このケースが生ずる危険性は高いと考えておかなければならない。地震前兆観測者の報告に、このケースの危険増大を示す報告が多くないだけだ。

このケースについては、東京湾の津波がどうなるか、地盤の沈下、火災の発生、インフラの被害など想定のしようがない。私の場合、住まいが持ちこたえられるかどうかで対応がまったく異なってくる。最悪の場合は、自転車で逃げなといけないだろう。住まいが使えれば、避難してきた知人を受け入れて、備蓄品が底を尽くまで静かに過ごすつもりだ。

このケースでは、原発の状況悪化は少ないのではないかと期待するが、茨城県下の核間連施設と、川崎市にある東芝の原子炉の状況に注意が必要だ。

・・・・・

やはり大きな津波に警戒すべしとの指摘が続いている。外洋に面したところで20mとか30mになった場合、東京湾内はどれだけ海面が上がるのだろう。7m上がると次の図のようになるらしい。東京湾岸のコンビナートは全滅に近い状態になるだろう。

湾岸に増えているコンビニや通販の商品配送センターや石油、鉄鋼関係の工場が止まる。ガソリンや灯油はすぐ品切れになり、何日も入荷しないし、スタンドも修理が必要になるだろう。多くの車が塩水に浸かり、使いものにならなくなる。ガスの圧送施設や変電所もやられる恐れがある。

うーん、やはり住み続けるのは無理だろうか。津波が引いた後は、ガラクタだらけで自転車なんか走れないかもしれない。しょうがない、徒歩で逃げるか? 猫を袋に入れて運ばなければならない。1日30kmは歩けるだろうが、友人の住む調布市まではあまりに遠い。



上はflood mapだが、住んでいる場所の標高を調べるにはこっちが良い。拡大して右クリック。私の街は標高3.5mだから、寝ている間に水が押し寄せてまさに「寝耳に水」となる。

東西線行徳駅の標高は1mにも満たないから、7mも水位が上がれば線路が水をかぶる。

(初出 2012/12/8 12/9、12/10改訂追記)
posted by ZUKUNASHI at 20:55| Comment(0) | 東日本大震災
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