福島第一原発事故による日本の成人の健康障害は1500万人に達する可能性 続き: ずくなしの冷や水

2012年11月21日

福島第一原発事故による日本の成人の健康障害は1500万人に達する可能性 続き


この記事をご覧いただく際には、シミュレーションの前提数字の試算方法を書いた福島第一原発事故による日本の成人の健康障害は1500万人に達する可能性の記事を必ずご参照いただきたい。

「福島第一原発事故による日本の成人の健康障害は1500万人に達する可能性」の試算をイメージで捉えるために表計算でシミュレーションをした結果だ。

前提等
1 全国47都道府県の月当たり死亡者数合計実績:92,000人〜125,000人
2 全国47都道府県の月当たり出生者数合計実績:80,000人〜95,000人
3 ガンのほか心臓病、脳血管障害など致死性の高い疾病により今後4年以内に死亡する恐れのある人数の試算数:157万人
4 出生数の減少:過去2年間の出生数のトレンドラインに沿った減少傾向が続くと想定し、理論値と各月別実績値との平均値に若干調整を加えた。
5 上乗せ分の死亡者数の月別配分は、月を追って逓増すると想定し、合計1,565,411人を見込んだ。
6 計算期間は、2012/9から2016/8までの48ヶ月。最終月の死亡上乗せ数は、51,379人、2012/8実績値98,239人の52.3%に相当。
7 死亡実績値には20歳未満の者を含むが、死亡上乗せ数157万人には20歳未満の者を含まない。したがって、20歳未満の者の死亡増を加えれば、黄色のラインがさらに大きく上方にシフトする。



計算をしながら寒気がしてきたが、前の記事に書いたように、これは控えめな見積もりだと考えるし、こうならないために、被爆防止の努力を強めなければならないと訴えたい。 ヘレン・カルディコット博士は、11中旬の講演で避難は今からでも遅くないと述べている。

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事態の深刻さを理解するためには、福島第一原発事故による放射能汚染が強い地域についてシミュレートするのが適当だろう。次は、「福島第一原発事故による日本の成人の健康障害は1500万人に達する可能性」に掲げた試算対象の16都県で死亡数の増加が生ずるとの前提で作成したものだ。

前提等
1 16都県の月当たり死亡者数合計実績:41,000人〜57,000人
2 16都県の月当たり出生者数合計実績:35,000人〜43,000人
3 ガンのほか心臓病、脳血管障害など致死性の高い疾病により今後4年以内に死亡する恐れのある人数の試算数:157万人
4 出生数の減少:過去2年間の出生数のトレンドラインに沿った減少傾向が続くと想定し、理論値を採用した。
5 上乗せ分の死亡者数の月別配分は、月を追って逓増すると想定し、合計1,565,411人を見込んだ。
6 計算期間は、2012/9から2016/8までの48ヶ月。最終月の死亡上乗せ数は、51,379人、2012/8実績値43,450人の118%に相当。
7 死亡実績値には20歳未満の者を含むが、死亡上乗せ数157万人には20歳未満の者を含まない。したがって、20歳未満の者の死亡増を加えれば、推定死亡者数の桃色のラインがさらに大きく上方にシフトする。
8 推定自然減は、推定死亡数と推定出生数の差。48ヶ月間の推定自然減合計約203万人。2011/10の成人人口4,929万人の4.1%になる。


このシミュレーションで出生数の減少度合いは小さすぎると考えている。20歳未満の者の死亡増に加え、社会減も大きくなるだろうから、これら16都県の人口減はさらに大きくなる可能性が強い。

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上のシミュレーションをさらに16都県の各県別に行うことも可能だが、「成人の健康障害は1500万人」の試算で用いた「リスク人口割合」の数値が多分に私の個人的な印象に基づいており、16都県全体の合計数としては3人に1人弱であり、そう大きな誤りはないと考えるが、さらに細分化して計算することは誤差も大きくなるので控えることにした。

福島県下ですでに地域社会が崩壊しているところが出ているが、関東の一部では、死亡数の増加とともに同様な地域社会の崩壊現象が出始め、あるとき一気にそれが進むことが懸念される。死亡者が増えて地域人口が急減する、出生数が急減する事態となったとき、たとえば産婦人科医院が、コンビニが、タクシー会社が閉鎖され、住宅建設が落ち込んでいくと、生活の利便性が落ち、就業の場も減っていくからだ。

これまで人口増を保ってきた地域ほど、不採算に陥る施設が急増するはずで、埼玉県や千葉県の人口増加地帯での経済への打撃が大きくなるのではないかと懸念している。

人口自然増変化指数が悪化を続ける地域は、経済活動への影響も大きいことに注意しないといけないだろう。
posted by ZUKUNASHI at 11:59| Comment(0) | 原発事故健康被害
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