@ 2011/4〜7死亡数÷2010/4〜7死亡数
事故直後4ヶ月の死亡数の前年同期比は、神奈川県の方が高い。
A 2011/4〜7出生数÷2010/4〜7出生数
事故直後4ヶ月の出生数の前年同期比は、神奈川県の方が低い。上の死亡数変化率とこの出生数変化率を用いて人口自然増変化指数を弾けば、神奈川県の指数が悪くなる。
B 2012/4〜7死亡数÷2011/4〜7死亡数
事故直後の4ヶ月と1年経過後の4ヶ月での死亡数の比較。神奈川県の死亡数の伸びが千葉県より低い。
C 2012/4〜7出生数÷2011/4〜7出生数
事故直後の4ヶ月と1年経過後の4ヶ月での出生数の比較。神奈川県の出生数の伸びが千葉県より高い。
D (2012/4〜7死亡数+2011/4〜7死亡数)÷2÷2010/4〜7死亡数で計算した死亡数伸び率
神奈川県の一部に伸び率の高いものがある。
E (2012/4〜7出生数+2011/4〜7出生数)÷2÷2010/4〜7出生数で計算した出生数伸び率
千葉県の一部に相対的に伸び率の高いところがある。
F(2012/4〜7死亡数+2011/4〜7死亡数)÷2÷2010/4〜7死亡数と(2012/4〜7出生数+2011/4〜7出生数)÷2÷2010/4〜7出生数で計算した人口自然増変化指数。
DとEの数値の1.0からの乖離具合によるが、神奈川で一部相対的に高いものがある。
神奈川県の小選挙区別の人口自然増変化指数の数値が千葉県に比較して悪いのは、地震直後の4ヶ月間の死亡数の増加と出生数の減少が千葉県より相対的に大きかったからだと分かる。
その原因の究明は難しいが、2011/3/15以降のプルームの来襲に加え、神奈川県の水道水源の特徴にあるのではないかというのが、私の仮説だ。

単位:Bq/L
神奈川県下の水道企業者の初期の検出限界値は高く、検出限界値を超える値は数日しか出ていないが、ダム等の集水域全域をプルームが何度も覆ったこと、平野部に降下した放射性物質も河川に流入して下流の堰で取水された可能性があると思われる。
私が集めた健康被害の情報などからすると、神奈川県下は突然死の事例も早く、重篤な健康障害の例も少なくないようだから、土壌調査の結果セシウムの沈着量が相対的に少ないからといって油断は禁物ではなかろうか。
津久井クリーンセンターのし尿汚泥に含まれるセシウム濃度は顕著には低下していない。2012/3以前は乾燥汚泥、2012/4以降は処理方式の変更により脱水汚泥となったために水準が下がっているが、約5倍すれば、従来の水準と変わらないことが分かる。