建設会社にとって除染ほどおいしい仕事はない: ずくなしの冷や水

2012年10月11日

建設会社にとって除染ほどおいしい仕事はない

南相馬市 大山こういちのブログ」に掲載された、東大教授児玉龍彦がNHKの番組の中で桜井南相馬市長に渡した見積書のコピー。

「情報公開」の手続きにより正式に得たコピーとのこと。



消費税別途で一戸当たり560万円。除染工事費230万円はピンハネして下請けに。調査費、安全管理費、施工管理費、諸経費は、使い道に自由度がある。大学の研究室に調査委託もできる。

ゼネコンにとってこんなにおいしい仕事はない。

除染工事をやっても人の住める環境にはならなかった。これだけのカネを子供や若い女性の避難になぜ振り向けられなかったのか。

時間とカネを無駄に失ってしまったことが、返す返すも残念でならない。

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行方@先細namekata sensai ‏@sakurai100氏のツイートから
「南相馬市の除染作業員死亡について。死亡したのは男性の警備員。倒れている所を発見されるも心肺停止状態。天候は曇り時々雨な事から熱中症ではない。心筋梗塞か。除染での死亡者は伊達市、広野町に続き3人目」

「被曝とは関係ないとして隠蔽するつもりなのだろうか?死者が出た事は事実なので、どちらにしろ竹中工務店の管理能力が問われるだろうし竹中を選んだ南相馬市にも責任がある。市としても、やっと除染が始まり穏便に済ませたいのだろうが有耶無耶に出来るような事ではない。」

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桜井勝延南相馬市長は、2012/10/13、『さようなら原発・市川市民のつどい』で講演するらしい。

「福島原発事故の影響は? 放射能汚染の影響は? 内部被ばくの影響は? すべての原発を廃炉にするには?」がテーマの集いらしいが、主催者の気は確かか?

中下大樹のブログ」に掲載された「福島で必死に生きる人々の生の声」

南相馬市60代男性「自宅一軒、竹中工務店に560万円で除染を依頼し、現場の下請けはピンハネされまくって、70万円で作業をする。末端の作業員は日当約8千円。除染が終了したら仕事がなくなるから、皆、いい加減な仕事しかしない。それで雇用が確保され、経済が回る。それが除染ビジネスの実態」

(初出 2012/9/4 9/25 10/11追記)
posted by ZUKUNASHI at 22:30| Comment(0) | 福島原発事故
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