地震のたびに福島第一原発から放射性物質が飛ぶ: ずくなしの冷や水

2012年04月28日

地震のたびに福島第一原発から放射性物質が飛ぶ

3/1朝の地震以降、福島第一原発周辺と福島県内の空間線量率が高く推移している。原因が明らかでないが、3/1深夜は、5、6号機の方向から白煙が飛んできたとの観察もあり、とりあえずは4号機ではないのかもしれない。

福島県で空間線量率がこれだけ上がっているのに茨城県でほとんど変化がないのもおかしい。数値を操作しているとすれば、どこかでボロが出るはずだ。

3/5の夕刻、雨が上がるころに気温が上昇。福島県内では融雪とともに空間線量率が上がっている。茨城県、さいたま市、江戸川区、小平市などでは、雨が止んで空間線量率が下げている。

2/28から3/7午前0時までの可搬型モニタリングポストの記録の推移。値が大きく低下している時間帯は、降雪、積雪による。福島県浜通り、中通りの積雪は山間部を除いてほとんど消えているようだから、既に積雪の影響はなくなりつつあると見ていい。飯舘村のように積雪があっても空間線量率が上昇しているところもある。

これがさらに上げていくなら、福島第一からの放射性物質の放出が続いていることになる。

東京電力は2012/3/11午前10時ごろ、福島第1原発1号機のタービン建屋1階天井の配管から水が漏れているのを発見。漏れた水には1立方センチ当たり28ベクレルと比較的低濃度の放射性物質が含まれていた。漏れた量は調査中という。配管は雨水の排水用で、雨水に周辺の放射性物質が溶け込んだとみられる。東電は配管が損傷した原因を調べている。

2012/3/14夕刻から東日本の太平洋側で地震が相次いでいる。

2012/3/23 23時53分 楢葉町で震度3の福島沖地震。日付が変わって福島県の空間線量率が上がり始めた。降雨または降雪のため低下していたのだが、降雨は終わっていなのに空間線量率は上げてきた。いわき市の上昇が相対的に大きい。要警戒だ。

3/30、1週間前に比べてまちまちの動きだが、数値の操作があることに留意。福島市のあづま運動公園は3/6以来の最高値、葛尾村も同じ。前者は除染の影響、後者は融雪で放射性物質の移動があったことによるものだろう。

除染中の地域に防備なく立ち入ってはならない。離れたところでも除染作業があると放射性物質が飛んでくる。高圧洗浄で放射性物質を吹き飛ばしているのだから空中を飛ばないと考えたら大間違い。私は、自宅でGMサーベイメーターで測定して実体験している。

2012/4/12、20時20分ころ少し大きな地震。震源は福島県に近い茨城県沖。M5.5。
2012/4/12、23時50分頃少し大きな地震。震源は福島県沖。M5.9

福島第一原発でトラブルが深刻化している。東京電力は4/12、福島第1原発4号機の使用済み燃料プールの冷却装置で午後2時44分に警報が作動し、装置が停止したと発表。現場で水漏れの有無などを確認中。当時の水温は28度で、冷却停止中の上昇は毎時約0・5度とみられ、急激ではないとした。

その後2012/4/12夜には復旧近いとの情報もあったが、東電は4/13午前11時の記者会見で「4号機プール」について、冷却再開のメド(見通し)は立っていない。プールの温度は昨日午前4時ごろから上がりはじめ、夜8時から今朝未明3時までに49・9度に達した。冷却水の漏えい量は倍の40リットルに訂正、と発表。

谷岡郁子氏の4/12昼過ぎのツイートによると、「現在までに入っている情報では、原因特定に時間がかかっていて、冷却装置の故障ではないというようです」と。

4/12夕刻の東電会見
・4/12、14時44分ごろ、熱交換器ユニットの漏洩、流量大という警報が発生、システムが自動停止。一次系であるので、冷却が出来ない状況になったが、1時間当たりの温度上昇率は、約0.5℃とみており、保安規定で定める制限値65℃までに対しましては十分余裕がある。
・警報鳴動で現場を確認したところ、15時10分ごろに4号機の廃棄物処理建屋の1階で循環冷却システムのラインのフランジ部から2秒に1滴程度の水漏れを確認。漏えい部の下部に1m×2m×1p、約20リットルの水たまりを確認。その他の箇所については漏えいがないと確認。
・当該個所についてはフランジ部の増し締めを行い漏えいを15時55分に停止させた。
・この自動停止に伴い現場確認を行った際に、ヒドラジンの注入ラインにも異音があったという事で14時56分にいったんこのヒドラジンの注入操作を停止。点検を行ったところ、15時04分に注入ラインにある逆止弁から7秒に1滴程度のヒドラジンを含む水溶液が漏れていることを確認。量は約20cc。
・現在、循環冷却が止まった原因等については調査中。

結局、この水漏れが循環冷却停止の原因ではないということだ。冷却装置の故障でなければ、プールまたはタンクの水漏れか? 水位の変化については、触れられていない。警戒だ。

4号機燃料プールについては、4/13夕刻、冷却再開との情報。確認できないが、東電は放水車を準備したとの情報もある。スキマサージタンクなどからの漏水が激しくなっていなければいいが。データを見るとそうではなさそうだが。

2012年4月13日 19時10分頃 福島県沖を震源とするM5.9の地震発生。
2012年4月19日 12時33分頃 福島県沖を震源とするM5.1の地震発生。
4/19、夜、福島の空間線量率が上がっていたが、4/20朝には落ち着いたようだ。


posted by ZUKUNASHI at 09:45| Comment(0) | 福島原発事故
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。