ストロンチウムなどα線、β線核種の健康影響: ずくなしの冷や水

2012年01月29日

ストロンチウムなどα線、β線核種の健康影響

以下は、このブログの既出記事からα線源β線源による健康被害の現状と危険性について識者の指摘の要点を抜き出したものだ。

1 最も多い放射線障害は知能障害
放射線障害は、癌と白血病だけではない。むしろ、癌は最も少ない障害。被曝であらゆる障害が起きるが、最も多いのは程度の差こそあれ、知能障害。中枢障害では、原爆の時も、誤字脱字、奇妙な当て字が増えたことが判っている。

成人なら、知能低下と性格崩壊、意欲の減退が生ずる。被曝は、細胞死とDNAの変異をもたらし、これは被曝量と直線的比例関係がある。中枢神経系は再生しないので、当然、脳の機能は低下する。

脳は思考だけでなく、下垂体のようにホルモンも作り出す。甲状腺癌には至らなくても、被曝で甲状腺機能が低下する。そして、TSH(甲状腺刺激ホルモン)の出も悪くなれば、ぶらぶら病になる。いずれ治る人もいるが、完全には治らない。

東京圏は、キエフ以上の空間線量率が出ているし、食品基準も甘いので、既になんらかの障害を受けた者が過半数に達したと考えられる。初期の大放出後、放射性物質の摂取をしなかった人には、一部、一過性の機能低下が見られた。既に、西日本でも該当する症状があると考えられ、知能の低下がありうる。成長期の子供なら、この影響はもっと顕著に出る。

花粉症が治ったというケースでは、放射性粒子の体内取り込み量が多いと考えられる。

2 α線β線核種による被害
ヨウ素131単独では、これほど早く甲状腺炎にならない。セシウムがあってもこれほど早くないはずで、なにか血管から短距離で組織を被曝させ破壊する核種β線源がないと説明がつかない。

脳内の血管の太い、もしくは血管密度が高い部分の機能障害が起きていること、粘膜の炎症、全てがγ線量での要求被曝量よりはるかに小さい線量で起きている。

γ線源による内部被爆だと、離れた細胞まで、点々と少しずつ電離するので、遠くと近くとで大きな差が生じにくく、特定の臓器に症状が明確におきないということになる。

β線源だと、体内では原子核から数mm以内で電離してエネルギーを失う。特定の臓器にβ線源が集まれば、その臓器を選択的に破壊する。特定の臓器障害が多ければ、放射線障害を疑うことになる。

α線β線核種による内部被曝が進行すると、血管の内側の炎症が発生する。通常痛みがあるが、内部被曝が進むと痛みを感じにくくなる。手足に長く連続しないシビレを感じる場合、要注意。血液の流れが悪くなっている恐れ。

血圧が上昇し、または、手足・顔がむくむという症状があり、軟便もしくは下痢があれば、血中のβ線核種の量が多いと推定できる。α線では血管内壁の破壊は少々考えにくい。このような場合、可及的速やかに、血中の放射性物質濃度を下げる必要がある。続くと、腎障害、肺、網膜はく離・出血を起こす可能性がある。当然、甲状腺機能低下症をおこす。

血管内膜炎に関しては、心筋梗塞だけがクローズアップされているが、現実に起こることは、毛細血管の血流抵抗の増加と血流量の減少が多い。

粘膜炎を起こし、皮膚に赤い発赤と強い痛みを生じる粒子は、β線源。

3 日本の症状の進行は早い
チェルノブイリの被害者より、症状の進行がずっと早く、組織破壊性が明瞭。一つの証拠は、15%以上増えたと考えられる膀胱炎。

関東は、空間線量が低くても、重篤な障害が増加している。一つは、3/14〜3/24までに多大な被曝を蒙ったことで炎症を起こしやすくなっていること。一つは、浮遊している粒子が、β線に加えα線を出している可能性が高いことで、これらの核種が食品に含まれ、内部被曝を起こし、または付着して激烈な反応を起こしている。

4 β線源に対する警戒
β線も測定できる測定器(例えばInspector EXP)で、β線とγ線を測るとγ線だけの時の約4倍の放射線数になる。β線は、γ線よりはるかに組織破壊性が高く、臓器を選択的に破壊する。当局は、被曝障害を否定するために、β線の測定結果が出ないよう誘導している。危険なβ線を測れない放射能測定器は意味がない。

β線が測定できる測定器(例えばSOEKS 01M)で警戒音の設定を0.3μSv/hにしてみる。頻繁にピーピー鳴るようなら、逃げ、その粒子が侵入する経路を厳密に閉じる必要がある。β線が主の粒子でも、長時間の接触で出血する。
posted by ZUKUNASHI at 10:20| Comment(3) | 原発事故健康被害
この記事へのコメント
ぶらぶら病を検索していましたら、貴ブログにたどり着きました。
びっくりするくらい専門的で、たいへん参考になる内容でした。ありがとうございました。
そこでお尋ねしたいのですが、鼻血はベータ線核種による損傷ではないかと言われる方がおられますが、どのようにお考えでしょうか。
Posted by locom2 at 2012年03月26日 21:46
locom2さん こんにちは
鼻血は、毛細血管が壊れて出血するわけですから、体内組織の破壊性が強いベータ線核種が最も大きく影響するのではないでしょうか。ベータ線核種が皮膚について穴があくこともあるそうですから、鼻腔内はごく少量付着してもダメージが大きいと思います。
ただ、ガンマ線核種もアルファ線核種も粘膜に付着すればやはり組織を破壊しますから鼻血の原因になるのだろうと考えます。鼻血は、比較的早い段階で報告例が多かったのですが、最近は少し減ってきたのかなと見ています。鼻血の原因が主にベータ線核種だとすると、鼻血の症状のあった方は、次は内部被曝によるさらに重大な症状を警戒したほうが良いように思っています。
Posted by ずくなし at 2012年03月27日 01:18
血管内膜炎起こすと、そこで引っ掛かりが出来たり、濁流起したりしてアテロームをつくり出します。

それが飛ぶんですよ。
血管内を流れて、肺で詰まれば肺梗塞
脳で詰まれば脳梗塞、心臓なら心筋梗塞。

炎症の起こり方も、そこら中がいたるところが荒れる感じ。
普通の疾患だと、特定の1ヶ所が裂けたり出血したりする。そこが大きな違い。
毛細血管なんか観察できる部位だと、被曝したかそれですぐわかる。
Posted by KAT at 2014年05月21日 03:31
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