放射性ヨウ素の体内取り込み・蓄積を抑えるためヨード剤が使われる。ということは、呼吸によって体内に入るものが多いということだろう。
だが、一時水道水に含まれていた放射性ヨウ素の方が、よりカラダに取り込まれやすいだろう。
2011/3/23、東京都水道局は江戸川から取水する金町浄水場の3/22午前9時の採水分から1キロ当たり210ベクレルの放射性ヨウ素を検出したと発表した。同じ江戸川の水を使う千葉県でも遅れてヨウ素検出と発表。東京都は、乳児向けにペットボトルの水を配布した。
江戸川は、利根川と分かれてから埼玉県の東縁、東葛飾地域の西側部分を流れている。埼玉県の水道水も、汚染されていた。この浄水場の水を3/24から3/31まで毎日1L飲むと、200ベクレルを越える。
飯舘村の水道水からは、事故直後に965Bq/kgの放射性ヨウ素が検出されたというから、呼吸で吸うし、飲み物にも入っているということでどれだけ被曝したか想像がつかない。
「木下黄太のブログ」の1/20、1/21の記事によると、埼玉県で甲状腺の腫瘍マーカーとして使われるサイログロブリンの値が基準値を越えるお子さんの例が出ており、血液検査で経過観察が必要との診断を受けているとのことだ。
「甲状腺専門の病院に行った時は相手にされず、たいして診察もしてもらえずに「気にしすぎ」で済まされてしまったこともあ」ったとされており、医院により対応がまったく異なるようだから、受診の際には医院の選び方が難しい。