幽霊も放射能が怖い?: ずくなしの冷や水

2012年01月19日

幽霊も放射能が怖い?

1/19、パートの客先を訪ねたら、ご主人が昨年末に亡くなったと告げられた。パートをしていて客先でご不幸があったのは4回目だ。

いずれも亡くなった方は高齢者で、持病をお持ちだった。子息もすでに自立しているから遺族が悲嘆に暮れているということもない。

今日は、お参りしてから、故人と二人だけで暮らしてきた80歳近い奥様と少し話をした。

「ご主人が亡くなられてさびしいとお感じになるでしょうが、気を落とさないようになさってください」

「一人でいるとね、ふっと、近くに誰か来ているように感じることもあってね」

「ご主人が出てくることはありませんよ。最後までよくお世話をされていたんだから、ご主人は感謝していると思いますよ。幽霊は、恨めしく思う人のところに現れるんですから」

「まじめで堅い一方の人だったから。60過ぎてもずっと働いていたし」

「私にはあまり話をされませんでしたが、本当にまじめな方だと私も思いました。働き続けたのは、奥様のことを考えておられたからでしょう。今も奥様のことを想っておられるでしょうが、いたずらにその辺に現れて、奥様をびっくりさせるようなことはしないと思います」

「こんなこと、親戚などには言えないんだけど、主人のことは時たま、姿が見えないが、どうしたんだろうと思ったりするくらいなんですよ」

「ええ、分かります。奥様は、長年二人で仲良く暮らし、十分ご主人の面倒を見てあげたんですからね。精一杯、舅や姑の面倒を見た人でも、見送った後は、気持ちの切り替えが早いです」

「もともと、幽霊なんか怖くないんですよ。幽霊が刃物振り回したり、暴力を振るったり、カネを巻き上げたりしたという話、聞いたことないでしょう? 怖いのは、生きた人間です。私は、幽霊や化け物に会えたら、話を聞かせてくれと頼むつもりで待っているんですけど、まだチャンスがありません」

「ご主人が夢枕に立たれることはあるかもしれませんが、そんなときは、むこうで元気にやっているかお尋ねになったらいいです。奥様から、こっちは放射能の汚染が強いし、地震も怖いと相談すれば、何か私たちが知らないことも教えてくれるかもしれません」

「ご主人の望みは、奥様と子供さんのご家族が健康で仲良く暮らしていくことでしょうから、そちらでご主人の期待に沿うようにするのが一番の供養だと思います」

驚いたような表情で私の話を聞いていた奥様は、帰り際に今日は良い話を聞いたと言ってくれた。

福島第一原発事故で突然死したりする中高年が増えている。50歳の方であれば、子供は10歳から25歳くらいだろう。自立のためにまだまだカネがかかる年代だ。補償を値切る政府と東電は決して許せない。

幽霊に呪い殺す力があるのであれば、いずれ私はやってみたい。
posted by ZUKUNASHI at 23:34| Comment(0) | 日記
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