航空機モニタリング結果は貴重な資料: ずくなしの冷や水

2011年10月04日

航空機モニタリング結果は貴重な資料

9/27、9/29に群馬県、埼玉県、千葉県の航空機モニタリングの測定結果が公表されている。

群馬県については、この調査の結果、沼田市北部〜川場村の他、桐生・みどり市北部等に、周囲より放射線量の高い可能性のある地域が存在することが判明、群馬県はこの地域周辺における空間放射線量をサーベイメータを用いて(地上1 m)緊急に測定したという。

その結果、沼田北部〜川場:0.18〜0.46 μSv/h(13カ所)、桐生〜みどり:0.13〜0.40 μSv/h (14カ所)としており、川場村についてはすでに0.5以上の空間線量率が測定されているが、桐生市・みどり市については、従来の自治体の測定値よりもかなり高い値だ。

私の調べた「自治体の測定した空間線量率の最高値の分布まだある隠れたホットスポット」では、次のようになっている。
群馬   川場村   0.558 _ 0.327
群馬   沼田市   0.413 _ 0.113
群馬   みどり市   0.285 _ 0.059
群馬   桐生市   0.152 _ 0.056
記事に書いたように隠れたホットスポットがあることが明らかとなった。

ちなみに、群馬県の結果を並べてみると、最初が地上高1mの空間線量率、二番目が私の作成した市町村別空間線量率の地図、三番目がセシウム134と137の沈着量。汚染度を見るにはこの沈着量の地図がよい。







千葉県の測定結果は興味深いものがある。次は、東葛飾地域のセシウム134とセシウム137の沈着量。柏市と流山市の南部と松戸市は、セシウム137に比べて134の沈着量が少ないところがあり、これらの場所は、137、134両方ともに沈着量が多いところに比して空間線量率が低めに出ている。

しかし、セシウム134の半減期は約2年だから、歳月の経過とともにセシウム137が主体のところは線量率の低下が遅く、逆にセシウム134も沈着していて今、線量率が相対的に高い地域の低下が相対的に大きくなるだろう。

次は、千葉県北西部。この図から、野田市の南部には空間線量率が高い地域があること、習志野市や船橋市、千葉市の海岸沿いは一様に空間線量率が低いこと、コメの予備検査でセシウムが検出された白井市は、周辺市町村に比べて空間線量率が特に高いわけではないこと、印西市と成田市の接する辺りに空間線量率が低い部分があることなどがわかる。千葉県東部は広く薄く汚染? JT公表の葉タバコ汚染状況で印西市はNDだった。


白井市の新米の放射性物質検査(予備調査)では、富塚(旧白井村)が検出せず 、谷田(旧永治村) が、22ベクレルと25ベクレルの検出となっている。A地点が富塚、B地点が谷田。二、三度通っただけだが、Bの方が、排水が良くないような印象を受けた記憶がある。


ツリーウォッチングでよく訪れていた柏市の柏の葉公園、松戸市の21世紀の森公園、船橋市の県民の森、印旛沼周辺、成田市の坂田ガ池公園・風土記の丘公園は、しばらく控えておこう。習志野市の粟津公園、千葉市の青葉の森公園はまだリスクが少なそうだ。

小出裕章氏は、10/3のたね蒔きジャーナルで、次のように述べている。

「1平方メートルあたり4万ベクレルを越えるような汚染物は、放射線管理区域の外にあってはいけません。ですから3万から6万という幅のまあほとんどですね、要するに4万を越えるようなものは、管理区域の外にあってはいけない。つまりそこは管理区域に指定しなければいけないという、そういう汚染が千葉県にも及んでいるということです」

「1平方メートルあたり4万ベクレルを超えてるところは、人が住んではいけないのです。そこに今現在皆さんが住んでいるわけですから、日本の法律を守ろうとするのであれば、除染する以外にありません」

「(4万ベクレルで、一般の方は立ち入っちゃいけない。なのに10万ベクレル、20万ベクレルのところに子供さんや妊婦さんも戻ってくださいと、戻っていいですよっていうのが今回の出来事なんですか?)緊急時避難準備区域に人々を戻したというのは、その出来事です」

セシウムの沈着蓄積量のマップは、3万ベクレルから6万ベクレルまでが階層区分の一つとなっており、茨城県南部と千葉県の北西部にこの階層に区分される汚染度の地域がある。
posted by ZUKUNASHI at 18:03| Comment(0) | 福島原発事故
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