福島第一原発1号機配管で4%の可燃性ガス検出: ずくなしの冷や水

2011年09月27日

福島第一原発1号機配管で4%の可燃性ガス検出

東京電力は9/23、1号機の格納容器内の空気に含まれる放射性物質をフィルターで浄化する装置を接続するため、9/22、同容器上部につながるスプレー系配管の切断作業の準備を開始し、配管内の水素濃度を調べたところ、検出器の上限である1%を超える濃度の水素を検出したと発表した。

その後、東電は、9/23、可燃性ガス4%まで検出できる測定器で再測定し、上限4%の可燃性ガスを検出したとの情報が流れ、9/24、東電は可燃性ガスの濃度はほぼ100%だったと発表。

格納容器の中の容積のどの程度か不明だが、高濃度の水素があり、万一、酸素と混じれば爆発の恐れがあると言うことだ。東電にしては、珍しいアラームと受け取るべきだ。

この心配について、9/26の「たね蒔きジャーナル」で小出裕章氏は、「水素の元々の発生源は、燃料棒被覆管のジルコニウムというものが、水と反応してでたものだと、私は思って来ました。それが、未だに配管の中に残っていたという可能性が1つだと思います。それからもう1つは、水という物質は放射線を浴びると分解して水素と酸素に分かれるというそういう性質を持っていますので、そうやって今現在も水素が出来続けていて、それが配管の一部にたまったという原因の可能性があります。」

「ということは酸素も同時に出来ているわけですから、爆発の可能性ももちろんあるだろうと思います。ただその配管が水素爆発を、配管の何処かが水素爆発を起こしたとしても、格納容器というのがもう1つ外側にありますので。それが全て破壊されるというような情況には、私はただちにはならない。要するに危険の度合いとしては、私は水素爆発ということが(放射性物質が外に出てくるかどうかという点では)大きな危険ではないと思います。」と述べている。

よくわからないところもあるが、放射性物質の大量飛散という事態の原因にならないのであれば幸いだ。

爆発による放射性物質の飛散という事態は回避できたとしても、格納容器内の可燃性ガスは早急に排出しなければならない。格納容器のガス処理システムの工事に先立っての難題判明だから、ガスはそのまま外部に放出されるしかない。東電のアラームは、排気によって放射性物質が大気中に放出され、空間線量率が上がることへの布石の色合いも濃い。

9月は、茨城県、千葉県は北ないし東の風が優勢だ。また、マスコミは何かあっても伝えないだろうから、モニタリングスポットの空間線量率の変化から目が離せない。
福島原発から風の定期便
福島原発から放射能気団の定期便

福島第一原発周辺の環境放射線
比較のために2011年09月24日 10時40分現在の値を掲載しておこう。

posted by ZUKUNASHI at 08:53| Comment(0) | 福島原発事故
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