台風15号による除染: ずくなしの冷や水

2011年09月22日

台風15号による除染

2011/9/21の台風15号は、関東を縦断し、福島第一原発事故による放射能汚染地帯に強い雨と風を浴びせた。汚染地帯では風雨が強くなるとともに空間線量率が上昇。茨城県のモニタリングデータが空間線量率の変化を詳しく捉えている。

9/21、午後4時半頃に自宅の地域の暴風雨はピークを迎えた。放射能対策でベランダのガラクタをきれいにしたから今回は安心。で、放射能値を見ると、少し高い。雨と風で放射性物質が飛んでいるのだろう。

茨城県のモニタリングポストは、午後2時頃から上昇に転じ、どの地点も大きく上げている。常陸那珂は177、朝より27nGy/hも上昇。北関東も軒並み上がっている。市川の個人計測のガイガーカウンターも高目の値を示している。


次は、2011/9/21/19:00時点のアメダス、風向風速。特に福島第一原発から風が吹いてこなくても空間線量率は大きく上がるということになる。


翌朝は台風一過の晴天。常陸那珂をはじめ茨城県下のモニタリングポストの数値は下がっている。

強い雨で地上に水が溜まると、遮蔽効果が出て空間線量率が下がる現象が見られるが、日立市大沼では、遮蔽効果よりも、雨と強風による放射性物質の飛散が空間線量率を押し上げる効果のほうが大きかった。

今回の台風15号で、樹木や建物に付着した放射性物質が洗われ、大気中に飛散するという大規模な除染が行われたことになる。

9/21の夜に雨水を貯めて放射能値を測定しようと思ったが、バケツに水が溜まらなかった。雨量50mmでも5cmにしかならない。朝、ベランダの手すりを拭いて測定器の前にかざすと20CPMが30CPMまで上がったが、手すりの泥混じりの汚れのせいなのか今ひとつはっきりしない。

自然の除染で放射性物質が移動したことは間違いないが、どう動いたかを把握するのは容易ではない。ただ、河川水に放射性物質が流入したことは間違いない。一両日の水道水は特に子供のいる家庭では飲用注意だろう。

なお、金町浄水場の9/22と9/23の午前6時採水分の放射性物質検出状況は、ヨウ素、セシウムともに不検出となっている。

9/23近所の空間線量率を調べたら、市内の高空間線量率地域に匹敵する場所が随所に見られる。放射性物質が地上に落ちた影響だろう。かつて高かったところが少し低くなったりしており、平均化の方向にあるように見える。

以下は、強風を伴わない降雨時の空間線量率の変化。これまでは、感雨ないし降雨とともに空間線量率が上がっていた。


posted by ZUKUNASHI at 05:22| Comment(0) | 除染
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