低線量被曝症状は継続中: ずくなしの冷や水

2011年10月24日

低線量被曝症状は継続中

9月始めにかけて、建設関係業務に従事する友人知人から今年は腹部の汗疹(あせも)が強いと聞いた。一人は、セメントの粉を被ったせいではないかと言うが、この夏は不景気や体調不良でろくに仕事をしていないはず。もう一人は、仕事が忙しくろくに休みも取れなかったのだが、セメントや粉塵を浴びるような作業は少なかったはず。

私は、暑い日が続き、発汗で毛穴が開ききったところに細かい放射性物質が付着して「あせも」というか発疹が出たのではないかと見ている。

私自身は、皮膚の異常はないが、全体的に元気が出ない。薬で血圧を下げているせいもあるのだろう。

自宅の放射能測定器の値の変化を見ていて感じるのだが、除染をしても窓を開けて空気が流れるようにしてあると、すぐに空間線量率が上がる。CTBT高崎観測所の検出値は下がっているが、地面に降下した、あるいは樹木や建物に付着している放射性物質が気候条件などで局所的に浮遊したり、移動しているのではなかろうか。

次は山武市の空間線量率の推移。7/1〜9/15。8/20以降、0.106から大きく動かない。


柏市内で自宅の除染を図った方のデータがネットに掲載されていた。この方の測定器の設置場所は、2階の南側ベランダに面した窓の端。機械の方向別の感度特性が分からないが、屋内の放射線量の測定と言うよりも、屋外、特に手すりの立ち上がり部分に隙間がないベランダの放射線量を測っている感じだ。


6/25のバルコニー洗浄で測定値は24.33から21.73CPMへ大きく低下。その後、このバルコニーの下にあるのであろう庭の芝を剥がし、表土の搬出と、砕石の敷き詰めで、さらに19.67CPMまで低下。この方は、さらに庭にコンクリートを打っており、18.13CPMまで低下した。空間線量率は0.151μSV/h。地上高3mでの屋外空間線量率がこの水準なら、柏市内ではかなり低い方に属すると見られる。

この方の除染対策は成功したのだが、その後の経過を見ると7/24には21.11μSV/hに上昇し、再度バルコニーを洗浄して18.53まで下がったが、9/13には21.2にまで戻した。この方は、「降雨後の塵などの影響で平均線量が上昇するようです」と述べている。

同じ柏市のがん研究センター東病院の屋外測定値の推移は次のとおりだ。1日で0.05μSV/hも動くときがあるから、それに比べれば、常磐線を挟んでがん研究センター東病院とは反対側の市南部にあるこの方の自宅での測定値の変化は小幅だ。


少し残念なことに、この方の測定データは、屋内の放射線量とは言い難いだろう。リアルタイムで放射線測定値を公開している人の多くは、屋外の放射線量の変化を観察する目的で機械を窓際に屋外に向けて設置している。

高空間線量率地域では、なによりも屋外の高線量率が脅威だからおのずとそうなると思う。

この方のデータから次のことが言えるだろう。
@ 屋内の放射線量率は、屋外から屋内に差し込む放射線の影響が大きいこと。とすると、北ヨーロッパと異なり、窓が多く開放的な関東周辺の個人の木造住宅では、屋内の空間線量率が屋外の空間線量率の4割にはとても留まらないこと。

A 屋外の放射線量率については、少なくとも9月中旬まで放射性物質の追加的な降下があったことが確実なこと。だとすると、その一部は屋内にも入り込んできていると見るべきこと。

B 庭の草木や芝の除去による空間線量率低下の効果は、この方のデータからは測定場所が離れすぎていて良く分からないこと。個人的には、子供が遊ぶ庭の表土を剥ぎ取ったことは分かるが、コンクリートに置き換えたことの意味がよく分からない。次なる大規模放出があったときには、表土の入れ替えが難しくなりはしまいか。

10/24、この方のサイトで、ご家族が10/1から段階的に中部地方へ移住することにしたと知った。東葛飾の住民は、みな被曝回避に懸命だ。この方も移住決断までにずいぶん迷ったという。その経緯が綴られている。

9/21、「放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ」に九月に入ってから出産の異常が増えているという東京・多摩地域の産科クリニックの情報が載っている。この夏、幼児の体重減少が見られたとの情報もある。

(初出9/22、1024追記改訂)
posted by ZUKUNASHI at 18:42| Comment(0) | 原発事故健康被害
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