欧州放射線リスク委員会ECRRのクリストファー・バズビー博士が、9/11付けのビデオニュースで福島の子供の心臓病が増加する危険性を警告している。
このビデオニュースは、カレイドスコープに日本語字幕つきで掲載されている。
放射性でないセシウムが、動物実験で不整脈誘発剤として使われていることは、高放射線量の荷物や車が行き交う日本で書いた。
バズビー氏は、「私の同僚、ユーリー・バンダジェフスキー、彼は、”ベラルーシにおけるチェルノブイリのセシウム137の子供への影響”の研究”で有名ですが、90年代後半に、セシウム137で、わずか20〜30ベクレル/kgの放射線の影響を受けた子供たちの心臓に、不整脈が起こっていることを発見しました」と述べている。
我が家の食品調達方針に基づく被曝量推計で推計した1日当たりの放射性セシウム摂取量は約13ベクレル/kg。1日飲食物2kg摂取で約26ベクレル。
バズビー氏は、「わずか20〜30ベクレル/kgの放射線の影響」でと述べており、中長期にわたる食物摂取で平均20〜30ベクレル/kgのものを食し続けた場合を指すのではないかと思われるが、この点は確認の必要がある。
「人体に入った放射性セシウムの医学的生物学的影響」バンダジェフスキー博士論文の内容要約から考えると、これは内部被曝を体重当たりで言っているようだから、体重70kgの人なら70日で経口摂取量の累積値が体重1kg当たり20〜30ベクレルに達する。ただ、生物学的半減期があるから、70日で「体重1kg当たり20〜30ベクレルの放射線の影響」にはならないだろうが、その後も同じペースでセシウムの摂取が続けば体内の残存量は増加してこの水準に近づいていく。
いずれにしても、500ベクレルなど、とんでもない数字だ。
既に成人男性の心臓麻痺や心筋梗塞による死亡例が伝えられており、子供にも影響があるとすれば深刻だ。バズビー氏は、心電図検査を勧めており、もし、子供たちの中の誰かの心臓に問題が出た場合は、すべての子供たちが疎開すべきとしている。
バズビー氏は、「これは、きわめて簡潔な計算で、すでに計算済みですので、報告書を先食いして、近々、インターネットで発表する予定です」としているから、まずはそれを待とう。
若い母親の皆さん! 「毎日言い知れぬ不安の中で、何とか生活しておりますが、押し潰されそうになります」と弱音を吐いているときではありませんぞ! 敵は、すぐそこにまで迫っているのです。決断の時も遠くないかもしれないのです。
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posted by ZUKUNASHI at 00:27| Comment(0)
| 原発事故健康被害
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