放射性物質が再拡散: ずくなしの冷や水

2011年09月17日

放射性物質が再拡散

千葉県野田市の広域農道を自動車で走行中、放射能測定器が0.78マイクロシーベルトを検出したとの情報がある。稲刈りの後の稲わらを田んぼで焼却中の煙の中を走行したためと見られるとのこと。

土壌からイネへ移行したセシウムは、茎や葉により多く集まるとされている。

柏市の自動車輸出業者のブログが輸出向け中古車の放射能検査の実態や東葛地域の放射能汚染の状況を語っていて興味深い。

「事前に手持ちの放射線測定器で、室内や車の近辺を測定して、0.2μSv程度でしたので、大丈夫と思い港に搬入したのだが、なんとワイパーの根本で 3.3μSvが検出されたので、受け入れできないとのこと。港搬入前に洗車したため、汚れがワイパー根本のカウル付近に溜まったのだろうか。すぐ除染の依頼をした。が、全然除染が終わったと連絡がない。多くの車が放射線検査で落ちたため、作業が追い付かないという。やむなく、いちかばちかで、ガソリンスタンドでの洗車に回したが、0.3μSvという基準はクリアーできなかった。柏市から出たことのない車なのになんで???」

室内や車の近辺で0.2μSv・・・柏市の空間線量率や土壌の放射性物質の含有量からすればこの程度の値はおかしくない。私の調べた柏市の空間線量率の最大は 0.479、最低が 0.245。

ワイパーの根本で 3.3μSvが検出・・・ワイパーの根本は、もともとホコリが溜まりやすい構造だと思うが、それにしても高い。

「最初の測定では、2か所基準オーバーで、ラジエータグリル部で、0.7μSv」とされているが、柏市の空間線量率から見て、これもおかしな数字ではない。

関東のホットスポットの自動車は、この程度の汚染状態のものが多いのではないか。多くの人がガソリンスタンドで洗車しているから、汚泥を検査すればかなり高い値が出てくる可能性がある。野田ナンバーになるだろう。

私の家の車も放射能を撒き散らしているかもしれない。前輪、後輪付近30CPM程度。ワイパーの根本は20CPM以下、ラジエーターグリル20CPM程度。車内25CPM程度、運転席のフロアマット30CPM程度。先日大枚はたいてディーラー車検を受けたところできれいになって帰ってきたから少しは汚染が落ちているのかもしれない。なお、駐車場の排水取り入れ口は60CPMと高い。

上の情報は、「EX-SKF-JP」のサイトで知った。次は、「木下黄太のブログ」のコメント欄から。

「先日、一泊で信州方面へ温泉旅行へ行きました。泊まった翌朝、ホテルで6歳の子どもが起きた途端、ポタポタと鼻血を出し始めました。止めようと、濡れタオルを当てましたら、フェイスタオル一面が血だらけになってしまいました。その頃、たまたま持っていた測定器で室内を測ると毎時0.3マイクロシーベルト、と出ました。普段、生活している環境は およそ毎時0.03マイクロシーベルト」

長野県の空間線量率は関東各県に比べて低いのに、測定器の精度の問題はあろうがホテル内で0.3μSvは異常な高さだ。足立区、板橋区の屋外の空間線量率が 0.22〜 0.09だ。室内の空間線量率が上がるような特別な事情があったのかもしれないし、ホテル側が汚染に気づいていないこともありそうだ。

週刊東洋経済 2011年8月27号に「食品企業の放射能対策、主要35社アンケート」結果が掲載されているとのことだ。記事によると、味の素、森永製菓、モンテローザの3社が非回答。

25社が「検査を実施している」と答えたが、内容には大きなバラツキ。小売業界は取扱品目が多いという事情もあり、「実施している」と答えた3社2団体のうち、セブン&アイ・ホールディングスとイオンが測定している品目は、牛肉だけ。

放射線測定検査を実施していないのは、ローソンなど6社。主な理由は「農畜産物、水道水、環境放射線量については行政が公表しているため新たな対応はなし」(江崎グリコ)、というもの。

まあ、無理もないと思う。検査には時間もかかるし、費用もかかる。食品企業は利幅が薄いからそんなコストはかけられないだろう。

暑い日のパート帰りにいつも食べていた百円アイス。これはもう一定の放射性物質が入っているはずと覚悟していた。涼しくなったら、加工食品は極力止めておこう。手間がかかっても産地が分かる素材を買って作るしかない。特に水産練り製品は怖い。

ネット上の情報で、経済産業省前の植え込みの土壌から、セシウム134が 4423.3Bq /kg、セシウム137が5589.7 Bq /kg、セシウム計10,013 Bq /kg。これは再拡散の結果としか思えない。霞ヶ関、日比谷公園、内幸町など全体的に高いかもしれない。要注意だ。

政府の原子力災害現地対策本部は9/16、福島第1原発の半径20キロ圏内の警戒区域から持ち出す物品などのスクリーニングについて、除染が必要になる基準を10万CPMから1万3000CPMに変更した。9/19から避難住民の一時帰宅の2巡目が始まる予定で、基準をより厳格にした。

このスクリーニングレベルは、2011/3/20、原子力安全委員会が除染のためのスクリーニングレベルを10,000cpmから、100,000cpmに引き上げ。これを受けて保健所などでの住民に対する対応で除染が必要となるレベルも13,000cpmから100,000cpmに引き上げていた。保健所などでのスクリーニングレベルも変更されるのかは、確認できない。

2011/9/14の環境省の発表によると東日本の産廃焼却場の灰から高いセシウム濃度が検出されている。


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posted by ZUKUNASHI at 11:28| Comment(0) | 内部被曝防止
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