自宅の除染を試みる: ずくなしの冷や水

2011年12月27日

自宅の除染を試みる

以下の記事は、2011/7/2に書いたものだが、2011/12になってツイッターなどに住宅の屋内の除染は、なかなか効果が出ないとの記述をよく見かけるようになった。多くの方が、自宅の除染を試みていることを表していると思う。効果が薄くても、やらないわけにはいかない。

私のGMサーベイメーターが壊れてしまったので、最近は測定ができないが、近いうちに簡易測定器で計測してみようと思う。時間の経過とともに外から放射性物質が入り込み、空間線量が上がってきているのではないかと懸念している。

・・・・・・

7/2、屋内外の除染の効果のほどを試してみた。

午前10時過ぎのGMサーベイメーターの数値は、ベータ線込みで20CPM前後。これがすべてガンマ線だとすれば、0.17μSv/h、年間で1.5mSv/yほどになる。福島の強く汚染された地域の方から見れば、どうっていうことのないレベルだろうが、このレベルで終わる保証もない。

この先、さらに放射性物質の大量放出がありうると考える私は、そのときに備えた対策を考えておきたい。

結論を最初に書いておこう。
普通の掃除機に延長ホースをつなげ、掃除機の本体(排気の出る部分)を室外に出して念入りにホコリを吸い取り、追い出すのが有効。この方法は、花粉症対策、ハウスダスト対策として知られている。延長ホースは、正規品を購入しても良いし、安いばら売り品を購入し、既存のホースの途中をカットして延長ホースを間につなぐ。つないだ個所は、電気工事に使うテープで固定する。なお、手元にスイッチがついている機種は、途中を切断できないので、よく確認する。

壁の掃除は、同じように掃除機を使い、吸い込み口全体を排水口などに使うネットで包み込む。これにより壁が汚れるのを回避できる。

床の雑巾かけも有効。いずれにしても、屋内「清掃」を丁寧にやることに尽きる。


6月中旬にやったこと
@ ベランダに水を撒き、デッキブラシで洗った。窓ガラスの外側を簡単に洗った。
A 玄関の掃除をした。フローリングはモップで拭いた。
なお、衣類は、パートやウォーキングから帰ったら速やかに洗濯し、ベランダで干している。

6/29〜6/30にやったこと
B ブラウン管式テレビの前面を拭いた。
C 熱交換式の換気扇のフィルターを洗った。花粉流入防止用の市販のフィルターをつけた。(そのせいか、上蓋がうまくしまらなくなっている)

7/2は、まずGMサーベイメーターの検知器部分をビニールの袋で包んで数値を継続的にチェックした。何もしなくても、計数は18〜25CPM程度で動いている。
D 窓ガラスの内外を清掃した。網戸も洗った。→ほとんど変化はないが、数値が上がっているということはない。

E 掃除機をかけてみた。→計数が38前後に上昇。
F 禁断の掃除用具「ハタキ」を使ってみた。→計数が30前後に上昇。

やはり、チリが舞い上がって、計数が上がるようだ。となれば、チリを除去する努力をするしかない。モップでは効果が少ないとネットで読んだから、ホームセンターにひとっ走り、マイクロファイバーの雑巾を買ってきた。5枚入り298円。

汗をだらだら流しながら雑巾がけ。居間の隅を拭いたらすぐ黒くなる。最初にモップで拭いてからマイクロファイバー雑巾を使ったほうがいいようだ。2枚使用して、ビニール袋に入れて測定器の脇に置く。すぐには計数が上がらなかったが、じわりと上がり、30前後。

私が側に行くと値が上がる。シャワーを浴びて裸で測定器に近づいてもやはり値が上がった。なんでだろう。窓を開けているからか? それにしても、私の体がそんなに高い? 測定器の側でじっとしていると値は20前後にまで下がるのだが・・・。よく分からない。

私が動いて居間の測定器の側まで行くと、空気が動き、ホコリが動く。測定器は、それを感知して計数が上がるのではないか。

そこで床に置いた扇風機をつけてみた。あっという間に30cpmを越える。やはりそうなんだ。打つ手がなく、自分の部屋に帰り、窓を開けるとちょうど北風が強く、涼しく感じた。

ここで思い出したのが、CTBT高崎観測所のデータだ。セシウム134が674μBq/m3、セシウム137が831μBq/m3、テルル129が79μBq/m3、テルル129mが141μBq/m3とのことだから、合計で1725μBq/m3=0.001725Bq/m3。これだと0.000017cpmに相当するようだ。屋内の影響する空間が30m3、屋外が100m3としても外気中の放射能の方がよほど低い。(この計算が正しいか自信がないが、とにかく低いということさえ確認できればいい)

北側と南側の窓を開け放ち、風が通り抜けるようにする。掃除機の本体部分を風下に置き、始動、扇風機は家の中ほどにおいて風の通り抜けを助けるようにした。

ハタキもかけたし、椅子のマットも叩いた。そして床の上に掃除機の吸い込み口を滑らせた。風が強く吹き抜けているときには、10cpmまで下がった。

原発事故以降、汚染を警戒して極力窓を開けないようにしていたら、汚染物質が屋内に溜まっていたようだ。

10分程度そうしておいて窓を閉めたら計数は20cpmを少し下回る程度に落ち着いた。だが、私が近づくと少し上がるから、私の皮膚などに放射性物質が付着しているらしい。よく洗わないといけない。これでは、クソジジイではなくベクレルジジイだ。

測定器を窓際に持って行くと、30近い値を示すから、外部、特にベランダの汚染が影響しているようだ。降雨の日にブラシであちこち洗浄してみよう。

屋内については、拭き掃除も必要だろうが、それほど顕著な効果はなかった。普通の掃除機を使い、風下のベランダや窓際に本体を置き、吸い込み口とつなげるホースを長くして排気が家に入らないようにして使えば効果がありそうだ。

7/28、毎朝、GMサーベイメーターの値を見ているが、少しずつ上がってきたような気がする。30cpm前後を示すことが多くなった。そこで、玄関を開放し、掃除機を使ってゴミを吸う。そして、モップで拭き掃除。やはり、ホコリが溜まっていたらしく、モップが黒くなったので、ベランダの手すりや壁を拭いた。真っ黒。廃棄しよう。

GMサーベイメーターの値が20cpm前後に落ちた。明らかに効果ありだ。床掃除は、マイクロファイバーの雑巾を使う必要もない。

窓を開けている時間が長いので、大気中を漂う放射性物質が家の中に入り込んでいる。ジャブジャブ洗えるもの以外は、今は買うべき時期ではない。家人の物品調達の提案は、ことごとくはねつけよう。放射能がなくなってから買おうよと。その頃には、自分の金で買え、と言えるようになっているはずと期待しているのだが。

(2011/7/02初出、7/28 12/27追記)
posted by ZUKUNASHI at 10:08| Comment(2) | 除染
この記事へのコメント
大変ですね私なんかバセドウ病でアイソントープ放射線治療しました370メガベクレル投与放射線ヨウ素飲んだんです投与した明く日に私が触ってた鍵 孫1歳鍵を取り上げて触ってたのが孫に放射線の影響ないか毎日気になってます物全て家の中まで汚染 放射線付着するんですね
Posted by なか at 2014年10月22日 18:10
結論から言えば、お気になさる必要はまずないと思います。
アイソントープ放射線治療で放射性物質としてのヨウ素を飲まれたわけですが、それは体内にとどまり、身体の中からガンマ線を発するとともに、排泄物や体液に含まれて身体の外に出ます。
治療のあと、ペットや子どもを抱いたりしないよう注意があったと思いますが、これは身体の中から発せられるガンマ線でペットや子供が被曝するのを防ぐためです。飲んだヨウ素は、尿や便などに出てくることになりますが、場合によっては環境を汚染しないよう尿を特別に管理する場合があるようです。ヨウ素は、汗などにも含まれますが、手から出た汗に含まれていた放射性物質としてのヨウ素が鍵に付着していたとしてもごく微量でしょうから、それを舐めたりでもしていなければ、影響はまずないと思います。
貴殿の身体から放射されたガンマ線によって家の中のものが放射化することはありません。
この記事は、原発事故により大気中にヨウ素が濃厚に含まれ、屋内に侵入して物質としてのヨウ素が家の中のものに付着した場合のことを書いています。
Posted by ずくなし at 2014年10月22日 18:49
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