新コロナウィルス都道府県別致死率の推移: ずくなしの冷や水

2021年09月29日

新コロナウィルス都道府県別致死率の推移





都道府県別に北から順に見ていきます。
北海道は今年の4月ころまで致死率が0.35を超えていました。世界的に見ても低くはない水準。感染者の発生が早かったという面はありますが、北海道の新コロナウィルス関連の医療体制に不備があったものとみられます。感染者が急増すると一時的に致死率が下がりますが、また上がっています。今少し下がっていますが、この先に警戒が怠れません。


福島県は次の埼玉から神奈川のパターンと似ています。東京との人的交流が大きいことがうかがわれます。致死率水準も他県より相対的に高くなっています。一時は0.045と突出していました。


首都圏は、7月下旬からの感染者の急増で逆に致死率が下がりました。ですが、東京都では致死率が上がり始めています。


東京のみ2021/9/28まで




石川県は、知事の発言などで県民が経済優先に走った面がありそうです。金沢大学の医学部は、新コロナウィルスへの対処について県内の医療機関への指導性を発揮できなかったようです。


大阪は、6月から7月に致死率のピークが来ています。この間の感染者の増加は緩やかでした。8月の感染者急増の後死亡数が増加する恐れがあります。


和歌山県は新コロナウィルス対策では検査や治療に手を尽くしたと評価されています。パターンから判断して大阪の影響が強く出ています。和歌山の推移から逆に考えれば、大阪の感染者数や死亡者数はかなり実態に近いのかもしれません。


和歌山や徳島の致死率が小刻みに動いているのは、感染者数が低位にとどまっていた時期です。徳島については、管理人はその医療態勢に若干の懸念を持っています。2021年は7か月近く致死率0.03を維持。改善が見られなかったのはなぜでしょう。


広島と福岡は首都圏のパターンに類似しています。広島県の致死率は下がっていくでしょう。




沖縄は、北海道ほどではありませんが、石川に似た経済優先パターンになっています。感染者数は多いのに致死率は相対的に低く推移しており、その要因が何なのかよくわかりません。



この夏に感染した方は、治癒したからと言ってリスクがなくなったと甘く見ないでください。感染者の発生が落ち着いたころに死亡者が増えています。

感染の後遺症としての血栓による障害は、アスピリンで防ぐこともできるといわれています。どうぞ、気を付けていただくようお願いします。

posted by ZUKUNASHI at 21:50| Comment(0) | 社会・経済
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