千葉市誉田の土砂崩れ: ずくなしの冷や水

2020年05月07日

千葉市誉田の土砂崩れ

千葉市誉田の土砂崩れ現場に行ってきました。いくつか教訓がありました。


次の画像の上のほうにある白い屋根と黒い屋根の2棟がつぶされました。崩壊部分は、黄色の矢印のある柱から住宅までの部分です。


次の画像でアンテナの付いた柱が倒れて斜面の途中にとどまっています。上の画像の茶色の屋根の家の崖の側にある白いラインから下のほうが崩れ落ちています。


Google Mapのストリートビューから。正面にアンテナ付きの柱が見えます。そのわきにもう一つ電柱があり、これは残っています。


この路地の奥の部分。現状。この路地は奥に向かって急こう配で下がっています。


崖下のつぶされた家の隣接する家数軒には次の表示がありました。丘の上の家にも同じ表示の家が何軒か。 


市川市も高台が入り組んだ地形になっており、急傾斜地崩壊危険地域があります。次は、斜面を草が覆っていますが、コンクリートがむき出しのところもあります。


この場所の高低差約16m。



一方、今回の事故現場の辺りは高低差17mはあります。


バスが通っていた県道から入って一番低い地点まで道路に沿って行くと高低差が30mあります。400mで30mですから1000mでは75m。箱根登山鉄道の急こう配に近い傾斜となります。


この事故現場に寄ってから、いつもの徘徊コースを歩きましたが、あちこちに折損木が見られました。それに竹が折れています。崩壊・地すべりの箇所も見られました。次は、上の断面図の終のバルーンの近くで撮影しています。最後の写真の奥の山にも崩壊箇所があります。


管理人が歩く道は、車の通行の少ないところで、泥もなく概してきれいなのですが、今回は道路に泥の堆積が目立ちました。雨量はまさにすさまじかったのでしょう。

この地域の雨水は村田川に流入しますが、次の画像はごく細い河川をまたぐ県道の端のガードレールです。道路が冠水しそこを流れてきた枯草がガードレールの支柱の下部に絡みついています。


そしてその先では、その川をボックスカルバートで地面の下を通したところで表土が洗われて道路が陥没していました。


さらに下流の様子。村田川が増水して排水が困難になったはずです。ここから暗渠になって50mほど先で村田川に注ぎ込みます。


以前撮影した村田川の様子。人の立っている脇に上の排水路の合流部分があります。


近所で土砂崩れで人が死んだ後に、
「危険宅地」と標識を貼られてもね・・・。

地形による危険度合いは素人でも容易にわかります。危険な家は子供に残しても負の遺産。値が付くうちに処分するのが良いです。

白い屋根の家は、途中で持ち主が替わったそうです。

・・・・・

2020/5/7撮影




災害から半年、地元では仮工事のままに置いておくとまた土砂崩れが起きるという声が高まっているそうです。
千葉市長が現場に花を供えたと聞きました。千葉市の建築許可の運用に手落ちがあったのではないかとの声も聞きました。

この事故現場の近くには崖が続き、同じような危険があるのではと思わせられるところが多いです。千葉市はこの地域で全面的な崖崩れ防止対策を行うか、あるいは放置するか。前者の場合は膨大な費用が掛かります。後者の場合にはまた事故が起きる恐れがあります。大きな負の遺産。

千葉県や千葉市の行政に過大期待は禁物。新コロナウィルス関係でも千葉県の情報整理、開示が遅く、県下の市のサイトに県の事務の遅れを指摘する声が見られます。
posted by ZUKUNASHI at 21:09| Comment(0) | 日記
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