介護における持ち家リスク ((8)) : ずくなしの冷や水

2025年07月26日

介護における持ち家リスク ((8))

blindmoonさんから寄せられたコメントの2通目。取り上げようと思っていたことがいくつも言及されています。

ずくなしさんが介護における持ち家リスクを指摘されてましたが、確かにそれはあります。相続でもめて、よりも今は、施設入所のため塩漬けの空き家が増えているかも?
放火や侵入のリスクもありますし、庭木の管理がほんとうに大変。簡単にジャングル化しますし、ネズミも入り込みます。

義父が亡くなったあと、その四年前に亡くなった義母の分も一緒に二人分の遺品整理をして、家のなかを空っぽにするまでおよそ一年かかりました。費用削減のため、紙類、古布、金属と分別して、できる限り自分で捨てたり寄付したり、知人に少し謝礼して軽トラで直接ヤードに持ち込んだり。古いピアノは二社見積りをとってなんとか無料で引き取ってもらえましたが、これがマンションや二階にあったりしたらむしろお金を 払わなくてはならなかった←ピアノのメーカーさんのほうは実際に有料でした。
時節柄、業者さん選びにも気をつかいました。安くても山中に不法投棄したり押し込み強盗に変じるような方には頼めません。
これでどうだっと最終的に業者さんにお願いして何だかんだ50万弱かかりました。捨てようのない庭の植木鉢群も処分してくださったし、お金になるものはその分、費用から引いてくれて良心的だったと思います。
ノーブランドの食器や民芸品とか、こういうものはコンテナ買いで中国に渡るそうです。でもちょうどコロナ期で荷が港でだぶついているため、以前ほど高い値がつけられないとのことでした。(ラジカセとか昭和レトロなものは逆に高値がつくそう)

実はちょうど隣家も家仕舞いされて… こちらはまだ70代とお若いのですが、ふたりとも認知の兆候が出て、海外で働いていた息子さんが急遽、帰国しておふたりを施設に入れ、その費用捻出のため実家を売りに出されたのですが、中のものがそのままで解体屋さんが来て、二日で更地になりました。
そういうやり方もあるのだなあ、と。でもちょっともの哀しい眺めであったし、私がむきになって家仕舞いしたのも、それを見たからかもしれません…
ところで家は重荷ではありますが、隣家のように最終的な費用捻出源にもなるし、なにより帰るところがなければ退院できません!
また家があっても介護が可能な部屋が必要です。最近は「生前整理」ではなく「福祉整理」という言い方になってきました。
政府のもくろみは施設入所より自宅介護を増やすこと。たしかに自宅診療してくださるお医者さんや、薬を届けてくれる薬剤師さんは増えてきましたが、肝心のヘルパーさんの圧倒的人手不足がすでに出てきているのだからもう無理筋なのでは…?
思えば志をもって介護職に入られた方々、その熟練した技のケアを施してもらえた世代の親たちとその子どもである私たちは 大変幸運だったのかも… 今後は果たして?

長くなりましたが、看取りまでやっていただける施設と、終末期は退所しなければならない施設があります。義両親 はともに最後まで看ていただける施設だったため、病院から安心して退院して、施設で穏やかに旅立ちました。お高い施設だったから、ではなく、たまたまそういう志でやってこられた施設に出会えました。


・・・・・

私が見聞きしたところでは、知人の隣家の夫婦が施設に入居したらすぐにその家が売却され、模様替えで長く大工さんが入っていました。

a 施設入所のため塩漬けの空き家が増えている。これはありますね。私の身内の家も空き屋です。早く売ったらとはとても言い出せない。

b 放火や侵入のリスク。これはありますね。

c 樹木の管理。大きくなった庭園樹の伐採は金がかかります。私の郊外歩行の際、家の周りの杉木が一斉に枯れているのを見ましたので、ちょうど帰宅したその家の方に聞いたら枯葉剤を樹木に注入したのだそうです。すでに大きかったのですが、さらに大きくなって手に負えなくなる前に枯木にすることを選んだようです。ヤマアジサイの盆栽がきれいなお宅でした。

d 紙類、古布、金属と分別して、できる限り自分で捨てる。これが基本ですね。今は大型家電製品などの処分にカネがかかります。

e ピアノ  これは難物です。

f 植木鉢群は意外と厄介です。土を処分し、さらに鉢を捨てないといけません。(陶器のものは適当に砕いて海に捨てる手があるかなと思います。何か法律に触れるかもしれません。プラスチックのものは燃えるごみ?)

g ノーブランドの食器や民芸品。民芸品は好きそうな人にあげる。食器は誰かにあげて使ってもらう。派手に割ってもいいからと。

私は、ワイングラスやコーヒーカップセット、ぐい飲みに銚子が少し手元にあり、誰かに押し付けようと思います。外国で買った1客1万円のコーヒーカップ。使い道はありませんでした。

h 居ぬきで中古マンションを買い取るリフォームを手掛ける不動産業者もあります。最後はこれだなと見当をつけており、このような業者に売るにはマンションがあまり古くならないうちが良い。

i 介護施設の選定では、看取りまでやってくれるところが必須ですね。死にかけた老人を連れ回すようなことはしたくない。
posted by ZUKUNASHI at 11:59| Comment(0) | 社会・経済
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