ウクライナ情勢 2022/10/12: ずくなしの冷や水

2022年10月12日

ウクライナ情勢 2022/10/12

クリミヤとクラスノダールを結ぶケルチ橋の破壊行為にロシアが事前の警告通りに報復に出ました。
ケルチ橋の破壊には、ウクライナのほかにNATO、英、米などが関与していたとの証拠が出ており、西側が戦線拡大を狙ってやったものです。

米国の4つ星将軍ジャック キーンが「わずか 660 億ドルで、アメリカ人ではなくウクライナ人が死ぬロシアとの戦争を購入しました。お得ですね」とツイッターに書いており、これが米国の本音であり、ウクライナ戦争の本質です。

イラク、シリアでは、貧しい国の出稼ぎ労働者をテロリストとして集め、政府と戦わせました。ウクライナでは、ゼレンスキー政権の幹部が西側のカネで潤い、国民は徴用されています。政権にまとまった金を渡せば、兵士を集める手間がいらないのです。

イラク、シリアではレジムチェンジ、政権打倒。ウクライナでは、ロシア打倒です。

ロシアの報復攻撃でウクライナ全土にわたって主要都市の電気、水道などの供給が止まりました。キエフでは治安機関のビルの周辺が砲撃され、ゼレンスキーのオフィスも被害を受けたとされています。

死者負傷者も出ていますが、数は少なく、西側の非難もリビア、ユーゴでの無差別攻撃でどれだけの死者が出たかとの反論の前には勢いがつきません。

以下は、管理人の推測です。
@ ロシア側から核兵器を使うことはありません。NATO、米国の側がウクライナ内で戦術核兵器を使うことも考えにくいです。メリットがない。では、ロシア領内で使うか。これをやればロシア側から厳しい報復、反撃が欧州に加えられることになりますから、これもないでしょう。

要するに、米、NATO、欧州諸国は、カネや武器を渡すのはいいが、自分たちの命が脅かされるのはとんでもないということです。

ウクライナ領内には、すでにNATO軍の兵士が入っており、これまでにポーランド兵を中心に数千人あるいは万に近い兵士が死亡しています。欧州は、戦闘が拡大して自国民に犠牲者が出ることを恐れています。政権が持ちません。

A ウクライナが核兵器の製造に意欲を見せているとの報道がありますが、作ったとして放射性物質をばらまく汚い爆弾です。核反応を起こすような爆弾を作る余裕はないとみられます。

ザボリージェの原発構内には、使用済燃料などが防御が不十分な形で保管されていて、汚い爆弾の材料はあります。しかし、使用済燃料は放射能が強くこれを砲弾に詰め込むのは特殊な機械が必要です。

そもそもロシア軍が真っ先にザボリージェの原発を占領したのは、ここに核燃料などが大量に保管されており、ウクライナがかねてからいろいろな開発作業を行っていることをロシア側が把握していたためです。

ザボリージェ原発の管理者責任者が数人行方不明になっていますが、その後管理責任者の告白の様子がロシア側からビデオで流されています。

B 今回の攻撃で、ロシア軍は、弾道ミサイル、巡航ミサイル、自爆型ドローンを攻撃目標に応じて使用しています。イランが開発した自爆型ドローンが多用されているようですが、イランはロシアに輸出していないと繰り返し述べていますから完成品は渡していないと思います。ロシアが一部の部品の供給を受けて国内で製造している可能性が強く、そうだとすれば、これからさらに使用が増えるでしょう。

C ベラルーシはウクライナ戦争への関与を否定してきましたが、領内に入ったロシア軍がドローンやミサイを発射していることが疑えなくなっています。ウクライナ・ベラルーシ国境への兵士や軍事車両の輸送が増えています。ウクライナがベラルーシからの地上軍の侵攻を警戒して国境の橋を破壊しています。

何かのきっかけがあれば、ベラルーシがロシアと協調してウクライナに攻撃を仕掛けるでしょう。ベラルーシの軍幹部は、11月から来年2月までの間にウクライナ戦争の変曲点が来るとの予想を示していますが、それはもっと早いでしょう。ベラルーシはウクライナの西側半分の北側で国境を接しており、ここはウクライナ軍の空白箇所です。

D ウクライナ軍は、通信施設が整っていないようですが、ネットの切断でさらに通信事情が悪化です。マリウポルでアゾフのテロリストか使っていた通信衛星経由のルートもスターリンクがレザーによる破壊で機能を失ったとされています。通信が止まれば、指令部と現地とでの連絡が取れず軍の統率がとれません。ウクライナ軍の戦闘能力は大きく低下したとみられます。

E ゼレンスキー政権は、660憶ドルで米国に国を、国民の命を売りました。その米国が途中で戦争をやめることを許すはずがありません。米国の目的は、ロシアの政権変更、ロシアの国としての弱体化です。最後の一人まで戦わせます。

ですからここまで来たら、もう交渉による解決はありません。ウクライナがトコトンやられて戦闘能力を失うまで戦争は続くでしょう。米国で戦争をやめよという世論は高まっていません。バイデンは、息子ハンターの犯罪を隠す必要があります。

バイオラボの実態も米国はなんとしても隠さなければなりません。研究所の実験・研究に従事した職員らは、みな死んでくれたほうが都合がよいのです。

F ウクライナ戦争が続く限り、欧州はウクライナを支援し続けなければなりません。対ロ経済制裁も継続しなければなりません。政策の失敗を認めるのは現政策担当者にとって自殺行為です。ドイツは燃料不足で非工業化が進むとされています。ガスの供給が細り、石油価格が高水準で推移、石炭の調達も難しくなっている状況ですから、欧州経済が衰退します。

米国は地理的に離れていること、エネルギー調達も欧州と異なり自力で確保できる面がありますが、オペック+は公然と米国の要請と異なる決定をしています。資源エネルギー価格の上昇は、全般的なインフレーションの強まりとなり、財政金融の運営が困難を増しています。債務は天文学的な数値になっています。ドルの覇権を切り崩そうとする動きもあります。

世界の景気は先進国を中心に悪化が何か月、何年も続くでしょう。戦争が終わっても、ロシアの欧州に対する態度は冷え切った状態が続きます。

G ツイッターでウクライナ関係の情報を追っていると、フォローもしていないアカウントがタイムラインに次々と現れます。フォロワーが数十人という新しいアカウントです。日本で、福島原発事故、甲状腺異常、新コロナウィルスなどで見られた現象と同じです。邪魔で仕方ありません。フェイクの画像、動画も増えています。

・・・次は日本の防衛研究所の方のようですが、異次元の世界に住んでおられるのでしょうか。こんな言論が流布される日本おそるべし。
posted by ZUKUNASHI at 20:57| Comment(0) | ウクライナ
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