ハーシス効果を抑え込む感染者増加: ずくなしの冷や水

2022年08月19日

ハーシス効果を抑え込む感染者増加

千葉県のハーシス入力支援作業をやれないかと調べていて、このシステムを使って陽性者の登録ができるのは65歳未満に限られることを知りました。私の知り合いは、みな年配者ですからパソコン入力などの支援は有用なはずですが、そもそも使えない。

千葉県では感染したかなと思われる人は次の流れで手順を踏むこととされています。

青色の枠の部分は、
2022年08月19日
ハーシス入力支援の準備 千葉県の場合 で手続きを見ました。

右側のピンクの枠から始まる流れは、「重症化リスクのある方(高い方)」が対象で次の方が該当します。
・ 65歳以上の方
・ 40歳以上65歳未満の方のうち、重症化リスク因子となる疾病等(ワクチン未接種(ワクチン接種が1回のみの方も含む)、悪性腫瘍、慢性呼吸器疾患(COPD等)、慢性腎臓病、心血管 疾患、脳血管疾患、喫煙歴、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満(BMI30以上)、臓器の移植、免疫抑制剤、抗がん剤等の使用その他の事由による免疫機能の低下)を複数持つ方
・ 妊娠している方

です。

65歳以上の人はどうするのか。65歳以上は、一律、重症化リスクのある方とされ、発熱外来やかかりつけ医を受診することになります。

そこで陽性が出れば、その医師から保健所に届け出がなされ、保健所での選別に基づいて入院になったり、自宅待機になるものとみられます。自宅待機になった場合は、おそらくハーシスへの入力を求められるものとみられます。

ここで、ハーシス入力支援の余地が出てきて、画像添付などの必要がないですから、電話で聞き取りながら入力ができます。お安い御用です。

しかし、問題は、どうやって発熱外来で診察を受けられるようにするかです。予約しようとしても満杯で断られることが当たり前と聞きますが、65歳以上の者であれば優先的に受け付けてくれる? そんなことはないですよね。

そもそも発熱外来は自分で探さなけれはならないのです。かかりつけ医が発熱外来をやっていることは期待しないほうがよい。

知人は、消防署にがんがん言って救急車を呼び入院させたと聞いていますが、今はそのころと比較にならないほどに感染者が増えています。

重症化リスクのある人、年配者の受診チャンスが増えたということでもないのではないでしょうか。

次は千葉県の新規感染者数、7日平均で最近は6500人ほど。なお、ハーシスの導入に伴い、このシステムで陽性が確認された感染者が東京都内の保健所に計上され、千葉県の感染者数が大幅に少なくなっています。統計的に信頼性が損なわれていますが、千葉県のサイトには、その点についての注書きは見当たりません。

新規感染者の年代別割合。70歳代以上で11.6%、60代が7.5%ですから、その半分3.5%を加えて約15%。一日当たり6500人の新規感染者のうち約1000人が65歳以上ということになります。65歳未満は5500人。

これまで発熱外来に殺到していた65歳未満の人が検査キット検査に移行すれば発熱外来の負担は大きく減ります。保健所はどうもその方向にかなり意図的に誘導しています。

検査キットを取り寄せて自宅で検査する方式が若い方を中心に普及すれば、発熱外来の混雑は緩和されそうです。

ただ、発熱などの症状が出てしんどい中で、検査キットの送付依頼、検査実施、妖精の場合の陽性者登録の手続きをすることは容易ではないのではないでしょうか。

最近時点の入院者は、総数2086人、70歳以上が1489人、60代の半分を加えて1610人ですから、入院者に占める65歳以上の者の割合は77%です。

新規感染者に占める65歳以上の者の割合は、約15%。入院者に占める65歳以上の者の割合は77%。

感染拡大により60歳代以上の者の感染者割合が増えています。入院はさせてもらえるとは思わないほうがよいでしょう。

一つ心配なことがあります。自宅検査キットは抗原検査です。抗原検査は、陰性の証明にはならない。本当は陰性ではないのに、自宅検査キットの陰性結果に気をよくして出歩き、感染者を増やしている人たちが少なからずいるでしょう。
posted by ZUKUNASHI at 19:30| Comment(1) | Covid19
この記事へのコメント
コロナ傷病手当についてもう少し驚く事が。
この傷病手当は、労働者がコロナに感染して休業した際に賃金を得られなかった場合、支給されるものです。窓口は各保険組合で100%国の補助から給付です。

6波までは保健所の通知(就労制限と制限解除)が来るのを待って添付して申請でしたが6波の途中からマイハーシス添付が可となりました。

発症して判定までに時間がかかりますね。

@就労制限は発症日を0日として翌日から10日間(無症状は7日)
Aマイハーシス添付で給付対象になる傷病手当は判定日から10日間

ここに落とし穴。
制限は発症から11日後に解除されるので皆さん申請時にいつからいつまでの欄は当然発症日から解除日までで記載してきます。

ですが添付の証明書は判定日が記載されており、それは大抵3日後くらいの日にちです。

そうすると、いくら発症日からと申請しても、判定日から解除日の7日後分が対象期間になり、更に待機期間として3日削られて4日分の給付となるわけです。

発症日がハーシスIDから追えるのか解りませんが、誤魔化せないとしたらひどい仕組みです。

全数把握の簡略化はこういうところにも響いてくるでしょう。

【例として】
7月1日発症(就労制限開始)
7月4日陽性判定日
7月11日就労制限解除

@休業期間:1〜11日
A給付対象期間:4〜13日
B本人申請:1〜11日
C待機期間:4〜6日

結果:7〜11日の5日分の給付。

ね?半額です。ゼロよりはマシですが。

民間の保険はキチンと出ますけど。



Posted by ビッケ at 2022年08月19日 22:13
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