ウクライナ戦争 こんな状況です: ずくなしの冷や水

2022年06月04日

ウクライナ戦争 こんな状況です

EU諸国
経済制裁の跳ね返りで経済混乱
ガスの支払いについて過半の国でルーブル支払いに同意。
ロシアからの石油禁輸については反対がありまとまらず。パイプラインで送られるものは禁止なし。
ウクライナへの武器供給は、旧式な武器の処分とみられる部分にとどまる模様。重火器の供与は戦争当事国となる恐れ(米国が止める側に回った模様)
欧州諸国は、それぞれにウクライナからの穀物の搬出を開始(米国はリトアニアからの船積みを図ったが実現せず)。資金回収の目的もある模様。EUはロシアがEU以外に売らないように制裁を科すという話も出ています。
経済制裁は、ユーロ圏の市民の生活に重荷。経済制裁がロシアよりも欧米の市民に経済敵打撃を与えているという認識が大手メディアにも広まっている。

米国
400憶ドルの資金供与は貸付。穀物を抑えようとしたが欧州が先行
キエフの政権を含めコントロール不能な状況。
コロナで緩和した金融の引き締め、物資供給網の障害、エネルギー価格上昇で経済混乱
新式の重火器を届ける姿勢を示していますが、時間がかかります。ロシアがブルガリア、ルーマニア、ハンガリー方面からの鉄道輸送のメインルートをなすベスキディトンネルを爆撃、このルートが使えなくなりました。
参謀総長のミリーは、停戦交渉はキエフとモスクワの間で決めることと述べていて、米国がキエフの動きを指図しているとの印象を与えていません。

ウクライナ
アゾフがゼレンスキーに対する不満を書いた紙をキエフで張り出し。クーデターの可能性もあるとの観測。
軍の兵士の消耗が激しい、徴兵しても訓練もなくまともには戦えないだろうとの観測
欧米による武器の補給は、現場での武器の損耗に比べて大幅に少ない。
東部戦線での敗退が続いており、キエフの政権が認めざるを得なくなっている。
ウクライナのGDPは今年は半減、1,000億ドル減少の見込み。戦争継続に1日約10億ドルを要するとされている。
セベロドネツクが解放された。各地で多人数の部隊丸ごと連絡が取れなくなる例が続いています。前線のウクライナ軍は、戦意を喪失している部隊が多い。
キエフで厳しいガソリン不足。戦車などに使うディーゼル油も当然ひっ迫しているとみられます。
降伏必至との見方が強まっていますが、アゾフの強硬姿勢をゼレンスキーが抑え込めるか疑問も。

ロシア
マリウポリでアゾフの大隊を降伏させた。ドネツクの守りを固めつつ、ヘルソンとザポロジエ地域を占領。これらの地域では、本格的な民軍政権の創設、ルーブル支払いへの切り替え、ロシアのテレビとインターネットの接続、携帯電話の接続先をロシア企業に切り替え。ロシアの車のナンバープレートが発行され、ロシアのパスポートを発行する手順が採用されている。
ウクライナ国外からの武器搬入については、鉄道施設の破壊、貯蔵庫の高精度ミサイルによる破壊で対抗。
徴兵については考えていないとしているが志願兵については年齢上限を引き上げた。
エネルギー、食糧価格の上昇でロシアの輸出代金は大幅に増加。
ルーブルは急激に戻し、ウクライナ侵攻前よりも高い5年ほど前の水準に戻りました。ロシアは為替変動が行き過ぎと見たようでいったん上げた公定歩合を引き下げ。
世界の食糧危機を引き起こすとの懸念には、制裁が解除されれば問題は解決するとの立場で対抗。アフリカ諸国などには穀物を輸出しています。
ロシア上院議長マトビエンコが、ウクライナとロシアは調印直前まで行ったが、キエフを操る外部の勢力が調印を阻んだとしています。客観的な戦況からしてもウクライナは戦力を失いつつあります。

ポーランド
ウクライナに軍を送る構えで国境に集結させているが、ベラルーシがウクライナに入ったポーランド軍を攻撃すると言明。ウクライナで100人程度の部隊がロシア軍の攻撃で連絡が取れなくなっている。

トルコ
エルドアンが2022/5/30、プーチン、ゼレンスキーとそれぞれ電話会談。ゼレンスキーとの会談結果は伝えられていない。

独仏の大統領らは、事態の改善を模索し、5/27プーチンと電話会談
ゼレンスキーと交渉を ⇔ ロシアは用意があるがウクライナがその気がない。
食糧危機の回避を ⇔ 経済制裁が主因、制裁をやめれば改善する。船の安全な航路も確保した。
停戦を早く(停戦、軍撤退でないと制裁は撤回できない面子がある) ⇔ ウクライナがロシアの要求を呑むことが必要。

独仏の首脳は、EU域内の結束の乱れや経済困難で、厳しい立場に置かれている。米国にも事態の改善を求めているはずだが、米国も動きが取れない。

各国の軍事関係者からウクライナは客観的に敗北しており、交渉の席に着くべきとの意見が増えている。欧米のマスメディアにもそのような論調が始めた。
posted by ZUKUNASHI at 09:18| Comment(2) | ウクライナ
この記事へのコメント
記事の日付が、2022年6月14日になっていますが、これはどういう意味ですか?
Posted by 滝山善一 at 2022年06月02日 15:16
こんにちは
このブログは先頭に記事を固定する仕組みかないのです。新しい記事を書くと最新の日付時刻になり先頭に来ますので、それより前に置くためには毎回日付を変えないといけないのです。
6/14の日付の記事は、まとめ記事なので、前に出しておいて随時書き加えていくことにしています。
最近は出来事が多くて、コロナ、ウクライナ、サル痘と自分でも記事を探し出すのに手間がかかるようになったので、このようにしてあります。
Posted by ZUKUNASHI at 2022年06月02日 15:27
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