そのメールをおしどりマコ氏のツイートから転載

1号機については、2021/2/21の午後5時28分時点の1.21キロパスカルから同日の午後5時58分時点の0.90キロパスカルに圧力が低下したとのことです。
注:この値は大気圧と格納容器内気圧との差分です。格納容器内は大気圧より圧力が高くなっています。
これは格納容器内の水位低下に伴い、漏洩箇所が露出した(つまりこれまでは水が満たされていて空気が逃げられなかったが水が下がり空気が通れるようになった)ことによるものと東電は推定しています。
F1ではメルトスルーが起きており、格納容器の下部から地中を通って水が海に流れていることは間違いないところです。F1沖で海底から高温の水蒸気が噴出してできたとみられるキノコ雲のようなものが発生したこともあります。
2018/2/7 13時57分

今回の水位低下、気圧低下で明らかになったことは、そのような地中に通じる水の流路が広がったのではないかということです。
水位の低下がいつ止まるか注目されます。
一方、気圧に関しては、2021/2/22の午前9時ころに格納容器内の気圧は大気圧と同じ水準になって低下は止まったとされています。
水位低下の原因であるはずの格納容器の損傷個所の拡大などについて東電がどのような対策を講じるのか、状況や方針などについては、まだ示されていません。
一般論でいえば
これまでの水位を維持するためには、従来以上の注水量が必要になる。これにより汚染水が増え、処理を要する汚染水の量が増えるか、あるいは土中を通じてどこかに流れていく。
格納容器が気密性を失った結果、格納容器内を大気圧以上に保つことができなくなる。水素爆発を回避するための窒素を送り込めば、格納容器内の放射性物質とともに外部に流出することになる。
そんな結果を招くだろうと現時点で考えています。
今でもキセノンが発生しており、核反応が起きているとされます。格納容器内の水位が低下していった場合に爆発的反応が生ずるのではないかとの懸念については、水がないと減速材がなく連鎖反応は生じにくくなるという説もあります。
しかし、水がなければ、底部にあるデブリから発せられる放射線は遮蔽がなくなり、格納容器の近くでは今より線量率が上がるでしょう。さらに近づけなくなります。
それと格納容器内の温度が上がれば、気体に含まれる放射性物質が多くなり、それが外に出てくることになります。
東京新聞2021年2月19日 21時17分
東京電力は19日、事故収束作業を続けている福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)の1、3号機で、原子炉格納容器内の水位が30センチ以上低下し、1日数センチのペースで続いていると発表した。
東電資料から
2号機のPCV圧力は、不活性雰囲気維持のための窒素封入と、放射性物質の放出抑制のためのガス管理設備の排気のバランスにより、現状は大気圧力+3.0kPa〜5.5kPaの範囲で運用している。
※ Moira_ドラッカーの教えと世界共和国@sugi_moira氏の2021/2/21のツイート
窒素ガス圧が0.3P下がったと言うことは、PV一定の原則からみて、水位低下で空間が33%増加したと言うことだろう、相当量の汚染水が流れ出ている。
※ ハッピー@Happy11311氏の2021/2/19のツイート
どこから漏れてるか探し出すの無理かも…。劣化した配管や機器が大きな地震で破損する可能性は高いと思ってたけど他の号機も心配だね。
※ ハッピー@Happy11311氏の2021/2/19のツイート
1〜3号機は大きな地震でPCV内(格納容器)の機器や配管に破損があっても簡単には調査出来ないんだよね。これから心配なのは漏洩が小さな亀裂配管だとしてその亀裂が大きくなり一気に漏洩量が増えた場合どのように対応するか決まってないと言うこと。暫くは24時間水位計から目を離せないね…。
※ 桑ちゃん@namiekuwabara氏の2021/2/20のツイート
ヤバイ福島第一、第二原発、更なる地震で壊れても逃げられない。常磐道のもろさ露呈したし、道路も岩盤弱ってるからすぐ壊れる。核シェルターなし、核爆発する可能性はゼロでない状態。しかも今回の地震で更に建物は劣化してる。ホウ酸水注入できず核分裂抑えられなければはいさようなら状態。
※ Myers's@myers206氏の2021/2/18のツイート
@namiekuwabara
17日に2号機水素が4%になっていました。;;
※ 桑ちゃん@namiekuwabara氏の2021/2/22のツイート
2021年2月22日13時30分現在の福島第一原発1号機のプラント関連パラメータ(6時間毎)データは2月21日11時現在で毎度のことながら更新されていない。不都合なデータは出さないぞという考えに見え、問題が起きた時住民は直ぐに避難する事ができない。6時間毎というのも?ですがhttps://tepco.co.jp/decommission/d
※ Mitsunori SATOMI@gravitino氏の2021/2/22のツイート
元のTEPCOのリリースから「格納容器の圧力」と書いてあるのが良くないのだが、格納容器ののゲージ圧(大気圧との差分)と正確に書かないと、余計な勘違いをする人が多発してしまふ..orz (1[atm]==101.3[kPa])
格納容器には、空調機が設置されており、PCV圧力を窒素の封入と排気のバランスで大気圧よりも少し高い水準で維持しています。空気の漏洩箇所が小さければ、逃げる気体を上回る量の窒素を送り込めば、格納容器内の窒素濃度を保つことはできそうに思われますが、漏洩箇所がどれくらいの断面積かはわかっていません。
当面、格納容器から漏洩した気体が流れてくる危険が最もありそうです。量的には大きくはないでしょうが、これもいろいろな条件次第です。
F1からのプルームの襲来は、2011/3だけでなくその後も繰り返して生じています。顕著な例の一つが次に書いたものです。
2013/5/16に関東を襲ったプルーム
2013/5/16 15:00から2013/5/17 3:00までを対象に2013/5/16 12:00の測定値を1として指数化し、変化を見たもの。これで見ると、那珂市、水戸市は他の都市より早く上昇が始まっているが、これに次ぐのが加須市、さいたま市で、八王子市や調布市も時間を置かずに上昇が始まっている。そして、富士吉田市や小田原市も八王子市や調布市に少し遅れるタイミングで上昇が始まっており、驚くほどに早い。遅いほうでは茅ヶ崎市や横須賀市久里浜。プルームは今回も茨城県北部から内陸に入り、一気に富士山の方向に流れて行ったと見られる。

2014年03月25日
次の原発事故に備える 距離と到達時間
2013年05月17日
プルームは関東をかく襲う 2011/3に、2013/5も、そしてこれからも
2013年05月17日
今も福島第一原発からプルームが流れてくる
こんな風に流れてきますので、お住いの地域とF1との間にあるモニタリングポストの値が上がっていないか、常に注意が必要です。
ただいまの空間線量率 変動状況は、1年少し前に規制庁が発表する空間線量率の変化度合いを一覧できるようにグラフにまとめたものです。
今回、全ポストの数値引用を見直し、必要な調整を加えました。平均値との差分を表示するもので、平均値の取り方が難しいですが、平常時はせいぜい0.03μSv/hとか0.04μSv/hの差しか出ませんので、これがさらに大きくなっている、その地域でまとまって平均よりも高くなっている、という場合は異変があった可能性がありますので、規制庁のサイトに当たり確認します。
さらに降雨の状況も調べます。降雨があると特に特別な事象がなくても空間線量率が上がります。
※ おしどりマコ@脱被ばく。知りたがりの怒りんぼで半径5mを変えていく。@makomelo氏の2021/2/24のツイート
厚労省のADBレク中ですが
気になってる福島第一の原子炉の水位低下、
24日の日報出ました。
これは3号の水位ですが、継続して水位は下がり続けています。
※ おしどりマコ@脱被ばく。知りたがりの怒りんぼで半径5mを変えていく。@makomelo氏の2021/2/26のツイート
福島第一、地震による原子炉水位低下の続報
接触式の水位計しかない1号機は細かい挙動が分からないんだけど
やはり、はっきりと水位低下が継続
原子炉内がどういう状況か分からないので
東電はギリギリまで注水量を増やさず、
様子を見て観察する方針のよう。
・・・水位が最も確実な内部の状況を教えてくれますね。
共同2021年3月5日 3時49分
福島第一原発1号機 格納容器の水位低下で注水量増へ
廃炉作業が行われている福島第一原子力発電所の1号機では、先月13日の地震のあと、原子炉を収めた格納容器の水位の低下傾向が続いていることから、東京電力は早ければ5日にも注水量を増やす計画です。
福島第一原発では、溶け落ちた核燃料を冷却するため注水していますが、先月13日の地震のあと、1号機では格納容器の水位の低下傾向が続いているため、東京電力は監視を強めていました。
そして4日の会見で、格納容器の底の部分から1メートル90センチほどあった水位が、70センチから1メートルほど下がったことを明らかにしました。
そしてこれ以上、下がり続けた場合、監視ができなくなるおそれがあるとして、早ければ5日にも注水量を増やす計画です。