結局国民が各自でどこまで気を付けるか: ずくなしの冷や水

2020年09月28日

結局国民が各自でどこまで気を付けるか

厚生労働省がインフルエンザの流行期に向かうことを口実に新コロナウィルス対策を緩和しようとしています。

でも、インフルエンザも、新コロナウィルスも空気感染ですから感染防止の対策は同じ。感染防止策を徹底するのが何よりも重要なはず。新コロナウィルスの感染防止が図られれば、インフルエンザの感染防止にもなります。

これまでの経過を見ると@新コロナウィルスを甘く見る風潮、A感染拡大、B強制的入院、濃厚接触者調べで誰が誰に移したかある程度わかる、C新コロナウィルスは風邪より少しきつい程度ではなく死亡率が高いことが次第に浸透、D感染防止に気を遣う人が増加。

この経過が一番はっきりと現れているのが北海道です。中国人観光客の来訪で地域経済は大きく潤っていた。一時的に観光客が減ってもすぐ回復するさと商売や娯楽に励んでいたら、全道で新コロナウィルス蔓延ということになりました。



北海道は札幌一極集中ですから道内各地と札幌との人的往来によって新コロナウィルスが伝染するという典型的な拡散過程が見られました。

当初は、新コロナウィルスに関する情報も少なく、誤った情報も流布されていましたので、この程度の山で終わったことは幸いといえるのかもしれません。それは道民が聡明であったということもありましょうが、何よりも内外からの観光客の激減によってこれは大変だと気持ちを引き締めた効果が大きかったのではないかと見ています。

その後8月に新規感染者数は増えていますが、大きな山を形成せず、現在患者数、新規患者数ともに兵庫県並みにとどまっています。



感染者の多くは、衛生当局が適切な対策を講じなかったこと、当局が是認しているらしい楽観的な情報が流布したことにより、警戒が十分でなかった人達だということになりましょう。

東京などの大都市部で感染者が減らないのは、基本的に住民の警戒感が不足しているためだと思います。ロシアや中国の防疫職員らがイタリアに行って「あなた方は何をやっているんだ」と驚きの声を上げたという話があります。現地ではバタバタ人が死んでいるのに無警戒な人的な接触が多かったからです。

イタリアでは、ロシアの防疫部隊や医師団を受け入れることについて批判的な声が出ましたが、首相が「EU各国に頼んだがどこも協力してくれなかった」と応じ批判は止みました。そしてそういう大胆な措置が事の重大性を国民に知らしめたのでしょう、その後スペインでは感染者がフルスピードで増加し続けましたが、イタリアの感染者の増大は抑制され、今ではイタリアの感染者はスペインの半分にとどまっています。

日本では、新コロナウィルスに関して放送事故に当たると見られるようなでたらめを述べるテレビ番組が多かったりして、感染拡大防止に役立つどころかむしろ楽観ムードを広げる結果となったりしています。

情報源としてテレビしか見ない人が主体的に適切な感染防止策を講じるのは期待できないと思います。それに社会全体の雰囲気がまだまだ甘いですから勤務先で換気の悪い休憩室の利用を強いられそこで感染するような事例が出ています。

そのような注意不足で従業員の集団感染を引き起こしたような企業には一定の社会的な制裁が必要なのかもしれません。企業が対策を徹底することにより個人も目が覚める面があります。

新コロナウィルス蔓延開始から半年。まだ楽観的な見方で注意が足りない人は、感染してもやむなしの面がありましょう。ただ、そういう人が次の感染源になりますから、どうぞご勝手にともいきません。

子供のおられる家庭では、学校の休校などで事態の深刻さを知った家も多いでしょう。その点では、松戸市のように即学校名を公表し要すれば休校措置を講じるのは、啓発、注意喚起という面でも効果があると見られます。

ここまで感染が拡大し、どこにも感染者という状況になってもカラオケで歌ったり、バーで大人の社交的な時間を過ごすという人たちは、もう啓発では効果がないでしょう。痛い思いをしてもらうしかない。

世の中がいまだそんな状況であれば、感染を防ごうとする個人は、できるだけ人と接する機会を減らす、マスクをする、食事はできるだけ他の人のいない空間で摂る、などの努力が必要です。

ワクチンの効果も限定的、特効薬はない。いったん蔓延した国がロックダウンして防御策を徹底しようとしたら半年ものロックダウンが必要になることもあるとの説もあります。

もうそう簡単には、新コロナウィルス流行前の社会には戻らない。

新コロナウィルスの抑制に成功したとみられる韓国や中国も海外からの再侵入の恐れを抱えています。

新幹線や空の国内便でも感染例があるということですと国内移動も容易ではない。世界は様変わりです。

Yahoo!ニュース@YahooNewsTopics 午後2:20 ・ 2020年9月28日
【コロナ入院 10月から対象限定】
政府が新型コロナに感染した軽症者や無症状者について、入院対象を高齢者と基礎疾患を持つ人に限定する措置を10月中下旬から実施する方針を固めた。軽症者や無症状者は、宿泊施設や自宅での療養を徹底する方針。
posted by ZUKUNASHI at 20:27| Comment(0) | Covid19
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