親は子供が自分の理解を超えるほどに成長してほしいとは思っていない: ずくなしの冷や水

2020年09月29日

親は子供が自分の理解を超えるほどに成長してほしいとは思っていない

Angama氏は、この9年で日本の若い人に他に例がないほどにたくましく成長した若者だと思います。福島第一原発事故後しばらく原発問題で世界に発信していましたが、2011年末に欧州に出て、生活のためにいろいろなことをやっておられたようです。

でも、さすがだと思ったのは、数年前にAngama氏がラトビアに移ったクリス・バズビーを訪ねて日本の放射性物質汚染で一番の問題物質は何かと問い、ウランだとの返答を得てくれたことです。私は、燃料棒が溶けて放出されたのであれば燃料ウランが大量に飛散したはずと考え、実態把握を試みていましたので大変意を強くしたところでした。

Angama氏のこの10年の軌跡は、おそらく並みの親では理解を超えるでしょう。でも、私は彼のたくましい成長ぶりに賛辞を送ります。そしてそれを受け入れてくれたであろう彼の親も同じくたたえたいです。

※ Angama@Angama_Market氏の2020/9/26のツイート
親は子供の成長を願っているというのはよくある思い違いで、ほとんどの親は子供の成長を願ってはいるものの、自分の理解を超える範囲で成長してほしいとは思っていない。せいぜい自分と同じレベルで留まってほしいと思っているだけである。

※ Angama@Angama_Market氏の2020/9/26のツイート
それは子供が小さいうちは子供を手放したくないと言う不安から。子供が大きくなってからは子供に逆に脅かされたくないと言う恐怖からである。学校システムがいつまでも改善しない背景にもこれがある。徒弟制度などと言っていつまでも新入りに新しい技術を体系的に教えなかったり、上にあげなかったりする文化の背景にもこれがある。コアになっているのは、成長を願ったり教育を与えたりする側の人間そのものが子供のままで幼児性をとどめているという現実である。

・・・・

でも、私は今は少し違ってきているのではないかと思う。親からほどほどに生活できる基盤を譲ってもらえるのなら別だが、普通の家の子供は自分で稼得能力を身に着けるのが大変な時代。

何でもいいから自分で食べて行けるようになってほしいというのが親の一番の願いのはず。そして自分の歩んだコースを同じように歩んでほしいと思う親がどれほどいるだろうか。世襲の仕事を押し付けられる子供が幸せだとは思えない。政治家、医師。

今は捉え方によるが、親と同じように、親の範囲でやって、それで子供が満足できるか、ハッピーか、私は疑問だと思う。今は、子供がその気になれば無限の可能性がある時代だと思う。

こう書くと、特に女性の読者から「へーん 無限の可能性ね〜」との感想をもらうことが多い。

大坂なおみさんのご両親は、彼女の成長をどんな目で見守っていたのでしょう。彼女の社会的な行動などを見ると、本人も立派だが、親御さんも立派な方のはずと私には思える。

※ Asuka Tagamiイタリア国旗タイ国旗日本国旗アジアとオーストラリア@bluecactus555氏の2020/9/29のツイート
もう一つ、やめる勇気、グループから抜ける勇気について以前書きました。アドラー心理学、嫌われる勇気に書かれている「課題の分離」は多くの日本人に知ってほしい概念です。私はこれで他者の目や人から嫌われることを恐れなくなりました。多分誰かを救えると思います。

Asuka Tagami氏のこの記事もためになるだろう。
海外住み女の頭の中
2020-03-04
選択をする人、止める人
posted by ZUKUNASHI at 19:16| Comment(3) | 社会・経済
この記事へのコメント
今回のお題は、この春「母親卒業式」をした自身を振り返るきっかけとなる重いものでした。

>ほとんどの親は子供の成長を願ってはいるものの、自分の理解を超える範囲で成長してほしいとは思っていない。せいぜい自分と同じレベルで留まってほしいと思っているだけである。
この言葉は彼の親御さんとの相克から出たものではないのか?と感じました。国内に留まることを求められたのでは…見送られた親御さんの度量は大したものです。また、海外で一人暮らしている彼の根性も。
大坂なおみさんのご両親は国際結婚で、人種差別に否応なく向き合われたと思います。なおみさんご自身も。その中から本当の人間愛を考え、実践できるよう成長された。心から敬意を表します。

>子供がその気になれば無限の可能性がある時代

その無限の可能性を潰してきたのがいわゆる大人です。自分の経験を基に「無理だから、やめとけ」
TEDで知った 植松努さん、苦境を乗り越えて大人に提言されています。「”どーせむり”という言葉は、人間の自信と可能性を奪う最悪の言葉だ」
「だったら、こうしてみたら?」を代わりに言ってください。
https://www.tedxtokyo.com/news/talkstowatch_tsutomuuematsu/?lang=ja

迎合しない勇気と覚悟、このブログ愛読者諸氏は恐らく実践者だと思います。自分には「あまあま」なもので(汗)せめてネガティブな言葉を出さないようにまた、かつて背負った子に教えられ これから生きていこうと思います。有難うございます。
Posted by たぐちゃん at 2020年10月02日 16:11
いつもありがとうございます。
Angama氏の考察;親と子の関係から教育、成長に関してのご意見と理解しています。

先の投稿で引用させて頂いた、植松努氏 は最近社会的な視点から教育についてご意見を書いておられます。この冷や水ブログで度々指摘されている加速する少子化と関係づけておられます。自分に欠けている視点でしたので反省の意味を込めて一部引用の投稿をします。

植松努のブログ  https://ameblo.jp/nyg1t10/

日本の「算数」は、「教えられたことをおぼえる」学問です。

基本的なことは、2年生くらいまででおぼえてしまいます。

そのあとの「数学」は、論理的な思考力を育てるための学問です。
しかし、今の日本の教育では、「数学」さえも、「教えられたことをおぼえる」学問に

してしまっています。

でもそれでは、進化も発展もありません。


今までの日本では、人口が増えていましたから、

大人が子どもを自分以下にしてしまうことのマイナスが目立ちませんでした。
しかし、人口が減る社会でそれをやったら、
社会は急速に衰退していくのです。

もうそろそろ、大人が子ども達の上に立ち、

自分に都合のよい、自分以下をつくる教育をやめなければいけません。
大人は、子ども達を自分以上に押し上げる教育をしなければいけないのです。


Posted by たぐちゃん at 2020年10月24日 15:59
一言で言えば自律ですね。教育されている状態では自律とは言えない。
都合よく親や社会に甘えているのに、可能性を抑圧されていると言う女性?は、自律していない典型です。

これは自我の成長の問題で、人口が増える減るはあまり関係ないと思います。
教育は(場合によっては社会も)一種の抑圧ですから、そこから距離をとってどう生きるか、誰もが試されています。
Posted by SY at 2020年10月25日 11:10
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